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  さやか「恭介って、好きな人いるの?」 恭介「な、なにお」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
いいね!実に中学生らしい青春というか葛藤というか。口調は淡々とした印象だけど
内心がよくわかるよ。はぁ、あのころに戻りたいタイムリーープ!!乙!


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 21:52:56.28 ID:h7RFa75f0

さやか「ふふん、いるんだね」

恭介「知らない」

さやか「うちのクラスの子?」

恭介「まぁね」

さやか(もしかして恭介、あたしのこと//////)

恭介(鹿目さん//////)

さやか「うふふ/////」

恭介「あーもー/////」






3:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 21:55:29.29 ID:h7RFa75f0

さやか「今日は帰るよ。また明日来るねん♪」

恭介「無理しなくていいんだよ」

さやか「無理だったら来ないよ。でも日課みたいなものだし、多分行くよ」

恭介「来るもの拒まず。ありがとう」

さやか「へへっ」





5:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 22:01:32.11 ID:h7RFa75f0

まどか「ふーん、昨日そんな話してたんだ」

さやか「まどかはどう思う。恭介の好きな人ってやっぱり」

仁美「私です^o^」

さやか「仁美ェ」

さやか「あんたは恭介とほとんど接点ないでしょ」

仁美「接点はありませんが、私ほどの女のこと。遠目で見た上条君が惚れてしまったとしても不思議ではありませんわ」

仁美「ああ、なんて罪作りな女なんでしょう」

さやか「ぐぬぬ」

仁美「冗談ですわ。そんな顔なさらないでください」





6:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 22:10:11.16 ID:h7RFa75f0

仁美「今日も上条君のお見舞いに行きますの?」

さやか「もちろん行くよ」

仁美「今日はお稽古もありませんし、私も行っていいですか?」

さやか「え、ああ、もちろんだよ。恭介も喜ぶんじゃないかな。あははははは」

まどか「えと、あの」

さやか「せっかくだし、まどかも来なよ。3人でお見舞い行こう」

まどか「あ、うん」





10:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 22:20:55.08 ID:h7RFa75f0

コンコン


恭介「看護士さんかい?」

さやか「残念、さやかちゃんでした」

恭介「うん、知ってた」

仁美「こんにちは、上条君」

まどか「お邪魔します。上条君」

恭介「あっ」

恭介「うん、ゆっくりしていってね」カァ

さやか「え」

さやか(あれ、なにこの反応。まさか、本当に)





13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 22:30:51.78 ID:h7RFa75f0

恭介「今日はどうしたんだい。こんなに大勢、しかも女の子ばかりのお見舞いなんて」

恭介「ふふ、クラスの男子にバレたらリンチされるな」

さやか「良かった。恭介はちゃんと私のことも女の子扱いしてくれるんだね」

恭介「いや、まあ、そりゃそうだよ。小学生の頃とは違うしね」

さやか「そうだよね/////」

恭介「中学生って色々大変だよ。なんていうか、小学校の頃と色々価値観が変わって」

恭介「戸惑うし、いろんなことが分からなくなる」

さやか「そう・・・だね」

まどか「あの、お邪魔だったら私達帰ったほうが」

恭介「ストップ、待って。大丈夫だからお気遣いなく。ごめんね、鹿目さん」

まどか「あ、うん。上条君がいいならいいよ」





15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 22:39:17.56 ID:h7RFa75f0

恭介「今日はどうしたのかな? さやかに連れてこられたの?」

仁美「いいえ、一度上条君のお見舞いに行かせていただきたいと常々思っておりましたの」

仁美「けれど予定が合わず今までこれませんでした」

仁美「今日はなんとか予定に空白が出来ましたので、お伺いさせていただきましたの」

恭介「そうなんだ。わざわざごめんね。鹿目さんは?」

まどか「あ、あたしはー・・・・・・あの・・・なりゆき?」

恭介「う、そ、そうなんだ」





20:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:02:07.50 ID:h7RFa75f0

恭介「とにかく、二人ともありがとう」

さやか「あたしは?」

恭介「さやかもいつもありがとう。事故のことは不幸だったけど、お見舞いに来てくれる人がいることは喜ばないとね」

まどか「経過はどう?」

恭介「っ」

恭介「もう、治らないって言われたよ。ははっ、参ったね。とんだヤブ医者に当たってしまった」

さやか「まどか、あんたっ」

まどか「ご、ごごごめんんなさい」

恭介「気にしないで。鹿目さんが悪いわけじゃない」

恭介「これも運命なのかもね」





23:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:14:08.39 ID:h7RFa75f0

さやか「そんな運命、認めない!」

恭介「さやかが認めなくても、実際にそうなってしまったんだ。どうしようもない」

まどか「上条君、諦めないで」

恭介「僕の心情程度じゃどうにもならない」

恭介「それよりも、新しい道を探さないとね。鹿目さん、こんな僕に出来ることって何があるだろう」

まどか「ええー、そんなの急に聞かれても」

まどか「私自身、自分が何が出来るのか分からないのに他人のことなんてなおさら分からないよ」

恭介「ごめんね。つい口が滑っただけだから忘れて」

仁美「ヴァイオリンが弾けなくても、作詞作曲は出来ますわ。それから」

恭介「そうだね。音楽塾の先生という手段も残されてる」

恭介「大丈夫。道は変わるかもしれないけど、僕は諦めない」





26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:16:32.29 ID:h7RFa75f0

さやか「面会終了時間だね。今日はこれでおしまいかぁ」

恭介「今日はありがとう。元気付けられたよ」

さやか「恭介のお役に立てたのならなによりだよ。それじゃ、またね」

まどか「バイバイ、上条君」

仁美「ごきげんよう、上条君」

恭介「バイバイ、3人とも」





28:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:20:16.66 ID:h7RFa75f0

さやか「なんか、今日の恭介機嫌良かったな。うーん、やっぱり」

仁美「あら、熱い視線を感じますわ」

まどか「いつもと違う刺激を受けたからじゃないかな。ほら、この3人でお見舞いするの初めてだし」

さやか「なるほど、目新しさか」

仁美「ふふ。すみません、ちょっと寄るところがございまして」

仁美「お二人はお先にお帰りください」

さやか「そうなの。じゃあ、まどかいこっか」

まどか「またね、仁美ちゃん」

仁美「さようなら、まどかさん。さやかさん」





29:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:23:22.85 ID:h7RFa75f0

コンコン



恭介「ん、さやか?」

仁美「残念、志筑仁美ちゃんですわ」

恭介「志筑さんがそんな冗談を言うなんて意外だな」

仁美「私、さやかさんのお友達なのですわよ」

恭介「変なイメージ抱かないで、か」

仁美「その通り。私だって一人の女の子なんですのよ」





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:25:24.45 ID:h7RFa75f0

仁美「だから、人並みに恋だってしますの」

恭介「志筑さんに思われる男は幸せ者だな」

仁美「上条君なら、無条件で私を受け入れてくれますか?」

恭介「志筑さんほどの相手だと尻込みしちゃうな」

仁美「嘘ばっかり」





31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:27:23.74 ID:h7RFa75f0

仁美「私、上条君のことお慕い申し上げておりますの」

恭介「突然だね」

仁美「ケジメですわ」

仁美「こういうのはハッキリさせないと、尾を引きますの」

恭介「志筑さんは僕のイメージよりも何倍もしっかりしているんだね」

恭介「ごめんなさい」





32:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:28:08.56 ID:Md2qFmNV0

ほう





33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:32:40.21 ID:fq02XneL0

まどっち一筋か
見直したぞ上条





34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:34:07.26 ID:h7RFa75f0

仁美「振られてしまいましたわ。今晩は朝まで泣きはらすことになりますわね」

仁美「今ならまだ、私を救えますわよ」

恭介「そこで救えるほど女の人になれておりません。申し訳ありませんお嬢様」

仁美「その毅然とした態度をさやかさんにも示してあげたらいかがです?」

仁美「今のままじゃ傷が深まるばかり」

恭介「僕にどうしろって言うのさ。さやかが僕に思いを寄せているのは知っているけど応えられないとでも言えば良いのかい?」

恭介「痛い子だな。そこまでは出来ないよ」

仁美「でしょうね」





38:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:39:45.08 ID:h7RFa75f0

仁美「上条君はどなたか好きな人はいらっしゃらないのですか」

恭介「秘密」

仁美「あら、想い人がいないのなら私がとってしまいましょうか」

仁美「まどかさんほど優しい人は他人の彼氏を絶対に奪えないでしょうね」

恭介「なんでそこで鹿目さんが出てくるんだい?」

仁美「私はお子様ではありませんわ。気付かないのはさやかさんやまどかさんくらい純粋な方たちだけ」

恭介「誤解だよ・・・・・・・いいや、嘘だ」

恭介「志筑さんは何が言いたいんだい?」





39:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:43:45.80 ID:h7RFa75f0

仁美「私は上条君の背中を押したつもりです」

仁美「私が恥をかく事で結果的に大切なお友達を守れると思ったから」

仁美「親友を傷つける人を、私は無条件に許せる自信がありません」

恭介「こんなに酷い脅迫は初めてだよ」

仁美「アメも差し上げますわ。アメリカの方に、神経系の権威の先生がいらっしゃいます」

仁美「確率は0ではありません」

恭介「志筑さん、さっきの告白は嘘だったのかい?」

仁美「本心ですわ」





40:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:45:22.59 ID:h7RFa75f0

さやか「恭介、お見舞いに来たよ」

まどか「こんにちは、上条君」

恭介「来てくれてありがとう」





41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:51:20.39 ID:h7RFa75f0

さやか「あ・・・もう面会終了時間だね」

恭介「うん、そうだね。今日も来てくれてありがとう」

さやか「いいってことよ」

まどか「上条君、お大事に」

恭介「うん。頑張るよ」

恭介「あ、そうだ。鹿目さん、話したいことがあるんだ。少し時間いいかな?」

まどか「え、うん」

恭介「ありがとう。さやかは先に玄関に行っててくれるかな」

さやか「なっ、さやかちゃんを除け者にするつもりですか」

恭介「ちょっとしたことでね。さやかよりも、関係の薄い鹿目さんに聞いてもらいたい話なんだ」





43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:55:59.24 ID:h7RFa75f0

まどか「私に聞いて欲しい話ってなにかな?」

恭介「突然で申し訳ないんだけど、僕は鹿目さんのことが好きなんだ」

まどか「」

まどか「え?」

恭介「僕は鹿目まどかさんが好きです」

恭介「最初はさやかの友達その1程度の認識だったけど、ちょっとづつ会う機会があって、気付いたら鹿目さんを好きになってた」

恭介「突然で驚いたよね。ごめんね」

まどか「いや、あの、私、その・・・」





44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/09(水) 23:58:29.79 ID:h7RFa75f0

まどか「ごめんなさい」

恭介「・・・・・・・そっか」

恭介「理由を聞いていいかな」

まどか「突然のことで驚いて、それで」

まどか「それに、私、上条君のことを好きな女の子を知っているから」

恭介「さやかと志筑さんのこと?」

まどか「そう、さやか・・・え、仁美ちゃん?」

恭介「なんでもないよ。気にしないで」





45:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/10(木) 00:01:02.90 ID:IMvp2uaW0

恭介「鹿目さんはその女の子に遠慮して、断ったの?」

まどか「えーと、それは」

恭介「突然こんなこと言われて戸惑ったよね。返事はすぐじゃなくて良い」

恭介「一度ゆっくり考えて欲しいんだ」

まどか「ごめんなさい」





47:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/10(木) 00:04:12.76 ID:IMvp2uaW0

恭介「考えてもくれないんだ」

まどか「好きかどうかは分からないけど、気になる人っていうのかな。がいるんです」

まどか「だから、上条君の彼女にはなれません」

まどか「きっと変なことになるから」

恭介「どんなことになっても、僕は君を鹿目さんを助ける」

まどか「ごめんなさい」

恭介「分かった。引き止めてごめんね」

まどか「ううん、こちらこそはっきりしない返事でごめんね」





50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/10(木) 00:07:17.53 ID:IMvp2uaW0

恭介「振られちゃったな」

恭介「いいよ、時間はある。もう諦めない」

恭介「神様、僕は貴方が大嫌いだ。だから絶望しない」

恭介「鹿目さん、それでも僕は」





51:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/10(木) 00:09:27.58 ID:IMvp2uaW0

さやか「まどか、やっほ」

まどか「さやかちゃん」

さやか「恭介となに話してたの?」

まどか「秘密だよ」

さやか「なにー、嫁が旦那に隠し事とな」

まどか「さやかちゃん、抱きつかないで」

さやか「じゃあ、何を話していたのか白状しろー」





53:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/10(木) 00:17:08.71 ID:IMvp2uaW0

まどか「仕方ないなぁ。上条君に浮気しようとしたけどお断りされました」

さやか「なにー、不貞行為を白状したなー。そんな奴にはこうだー」

まどか「きゃはははははは、やめてさやかちゃん。わき腹は弱いのあはっ」

さやか「浮気はくすぐり死刑じゃーーー。こしょこしょこしょー」

まどか「あはははははははははははははははははは」





54:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/10(木) 00:17:31.25 ID:IMvp2uaW0

まどか(さやかちゃん。私の一番の友達)

まどか(私、さやかちゃんのこと大好きだよ)

まどか(今はまだ、人を好きになるってよく分からないけど)

まどか(私は今のままがいい。さやかちゃんと友達で、仁美ちゃんとも仲良くして)

まどか(ずっと一緒にいたいと思う)

まどか(私は、ズルイ子なのかな)

さやか「どうだー、まいったかー」

まどか「あはははははははは。降参。降参ー」

まどか「もう離してよーーーー」

おわり





58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/10(木) 00:22:18.69 ID:/d+mSvym0







55:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/05/10(木) 00:18:57.83 ID:VzhPPa7i0


まどっちかわいい!








  

【 関 連 記 事 】


これは良いワカメ
[ 2012/05/30 01:40 ] [ 編集 ]
Aなのかな?Bなのかな?
[ 2013/10/29 07:43 ] [ 編集 ]
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