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  死神「貴方の命、頂きに来ました」男「誰だお前」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
さてさて・・・一体何からお話ししてよいものか。とりあえずちょっとラストが急かな?
設定は管理人が好きなタイプ。だからこそもうちょっと続いていいんだよホント。お願い乙。


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 22:49:25.23 ID:RXrpb6qr0

男「そもそも何処から入ってきた」

死神「私は死神です。見るからにそのような風体でしょう?」

男「はぁん?そんなボロボロな真っ黒なフードかぶって大鎌を持って?」

死神「そうですよ」

男「・・・・・・ただのコスプレしてる女の子にしか見えないね」

死神「信じてませんか?」

男「生憎、幽霊とか信じない質でね」

死神「仕方ないですね・・・早速ですが、死んでもらいますよ」

男「おいおい・・・冗談は止せよ・・・・」






2:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 22:54:40.14 ID:RXrpb6qr0

死神「冗談じゃないですよ。すみませんが、これも仕事のうちなので」

男「困るなぁ・・・明日の予定だって有るのに」

死神「これも地獄の決定事項です」

男「決定事項・・・ねぇ」

死神「というわけで」

男「いや待て待て、ほら、お茶でも飲まないか? 焦り過ぎじゃないかね」

死神「命乞いですか」

男「そんなとこだ」

死神「・・・・・・・・・・・」

男「な?大体死神様に抵抗できるわけ無いんだ。だったら死神さんよ、ちょっとくらい猶予をくれてもいいんじゃないかい?」

死神「・・・・・仕方ないですね」

男「ふう。じゃあ茶を入れてくるよ。待っててくれ」

死神「早くして下さいね」





9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 22:59:11.87 ID:RXrpb6qr0

男「あっついあっつい。ふう、持ってきたぞー」

死神「・・・・・・・・・・・・・・」

男「フードを上げて顔を見せてくれよ?正面で話しあおうじゃないか」

死神「いえ・・・・これは」

男「どうせ殺されるんだ。いいじゃないか、冥土の土産にさ?」

死神「・・・・・・・・・・・・・・」

男「ほう、普通に女の子じゃないか」

死神「死神です」

男「でも女の子だろう」

死神「関係有りません」

男「お固いことで」

死神「・・・・・・・・・・・・」

男「なーんだい黙っちゃって。俺ばっかりテンション高くて滑稽じゃないか」

死神「仕事を早く済ませたいんです」

男「そーか。仕事、ね」





13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:05:19.26 ID:RXrpb6qr0

男「仕事ってやっぱり、人殺しかい?」

死神「はい」

男「ふぅん・・・・・」

死神「この大鎌・・・・っ!?」

男「ああ、この鎌か?」

死神「いつの間に・・・・取ったんですか」

男「さっき」

死神「さっきって・・・・・」

男「いやぁ、この鎌だけは離さないようにしてたからね。よっぽど大事なモノなんだろうと思って」

死神「返して下さい」

男「駄目だ。没収。危ないね」

死神「・・・・実力で奪い取りますよ」

男「・・・たかが女の子に負けるとも思えないけど?」

死神「痛い目見ますよ」

男「死なない程度にお願いしたいね?」





16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:10:32.52 ID:RXrpb6qr0

男「ふむ・・・・・想像以上だ」

死神「この部屋にあるありとあらゆる家具が今空中にあります。そして次の瞬間貴方に襲いかかる予定です」

男「そりゃあ・・・死ぬなぁ」

死神「降参、ですか?」

男「降参降参。降参だよ。この鎌は返してあげよう」

死神「・・・・・・・・・・どうも」

男「と、思ったけど辞めておこうかな」

死神「なっ」

男「今何で俺をそのまま殺さなかったんだい?」

死神「それは・・・貴方が鎌を持ってるからで」

男「それは違うんじゃないか? もしかして、だ。この鎌じゃないと俺を殺せない・・・そうじゃないかね?」

死神「・・・・・・・・・」

男「図星かな」

死神「・・・・・・・・・」

男「そう嫌そうな顔をしないでくれよ。俺だって生きるのに精一杯なんだ」





19:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:16:03.07 ID:RXrpb6qr0

男「そして尚、俺から強制的に鎌を取り上げないことを見ると、この鎌でしか俺を傷つけることを許されてない・・・・そんなところかな」

死神「・・・・・・・・・・・」

男「だから嫌そうな顔をしないでくれって、な。君は愚直だ。だから尚更そう思ったんだよ」

死神「その鎌を・・・・どうするつもりですか」

男「そうだなぁ・・・俺が死神になるかな?」

死神「・・・・・・・・・・」

男「嘘だ、嘘。俺にはそんな器もないししたくもない。人の命を奪うなんて御免だね」

死神「じゃあ・・・・」

男「だからといって、殺されるためにおいそれと鎌を渡すほど馬鹿じゃないさ」

死神「・・・・・・・・・・・」

男「そうだな、俺が生きることに満足したら返してあげるよ」

死神「・・・・・・・・・・・・私に、どうしろと?」

男「なぁ君、なんで死神なんかしてるんだ?」

死神「っ・・・・・・・」





22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:23:24.33 ID:RXrpb6qr0

男「君の性格を今、俺なりに分析・・・・というほど高度なものじゃないが、ちょっと考えてみた。君はルールを破るような人間じゃない。それほど悪いことをする人間だったように見えない」

死神「・・・・・・・・・・・」

男「俺の読んだ文献とかでは、死神は悪人の死者の魂が従属する・・・なんて書いてあった。妄想の産物だろうって思ってたけど」

死神「・・・・・・・・・・・」

男「今さっきの力を見たら、君が本物のなんだろうなって思う。それで文献も信じてみようという気になったわけだ。それが事実だと仮定して、君は死神では異例だ。」

死神「・・・・・・・・・・・・・で?結局何が言いたいんです」

男「何か理由があって死神をしてるんじゃないか?ってことだよ」

死神「だったら、どうだって言うんですか」

男「力になりたいなって思ってな」

死神「・・・・・・・・・・・・」

男「そして、それは生前の問題だったりしないかね?力になれると思うんだけど」

死神「なんで・・・・・・なんで分かるんですか」

男「此れに関してはまぁ、全くの勘」

死神「そう・・・・ですか」

男「さて、話してくれる気になったかな?」





23:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:28:51.53 ID:RXrpb6qr0

死神「・・・・・・・・・・・・・・・・私は多分、生前殺されたんです」

男「ほう」

死神「復讐心だけが、今私が覚えている唯一の事。どうしても・・・どうしても私を殺した相手に復讐したい」

男「だから、死神に志願したと?」

死神「ええ、ずっと人を地獄に送り続ければ・・・・いつか、私を殺した相手に出会える、と思って」

男「そっか」

死神「そうです」

男「・・・・・・・・その相手探すのを、手伝うよ」

死神「・・・・・本当ですか?」

男「ああ。犯罪記録とか調べてみれば分かるんじゃないかな」

死神「・・・・お願いします」

男「見つけたら、殺すのか?」

死神「あってみないと解りません」

男「・・・・・・・・・・殺せたら、いいな」

死神「? ・・・・・はい、そうですね」





25:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:34:01.71 ID:RXrpb6qr0

男「先ずは新聞から探してみようか」

死神「犯罪記録というのからではダメなんですか?」

男「そんなの何処にあるんだ」

死神「知らなかったんですか?」

男「ああ」

死神「騙しましたね」

男「悪いな」

死神「・・・・・・・・・・」

男「君の歳ぐらいの子が殺害された事件・・・・これ、かな」

死神「なんですか、すぐに見つかるなんて。しかも・・・こんなに新しい新聞」

男「結構新しい方だな」

死神「・・・・・・・・・・」

男「どうだ、お前っぽいか?」

死神「わかりません・・・」

男「ま、そうだよな」





28:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:39:17.07 ID:RXrpb6qr0

男「でも、俺はこの事件だと思う」

死神「勘・・・・ですか?」

男「勘・・・・かな」

死神「貴方の勘は、当たるようですし・・・・まあ、信じてみましょう」

男「そうか、有難う」

死神「では、どうするんです?この事件を調べるんですか?」

男「ああ、そうだ」

死神「どうやって」

男「・・・・・・・・・・まぁ、実は調べてあるんだけどな」

死神「どういうことですか・・・?」

男「・・・・・なぁ、お前さ」

死神「はい」

男「いや、いい。何でもない」

死神「・・・・・・・・・」

男「さて、準備をするか」





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:42:56.22 ID:RXrpb6qr0

死神「準備?準備って何のことです?」

男「まずはこの鎌を隠す準備だな」

死神「・・・・・・・持って行くんですか」

男「当然だ。じゃないと俺が死んでしまう」

死神「・・・・・・・・」

男「まぁ待てよ、ちゃんと俺が生きるのに満足したら、返すから」

死神「・・・・・・・・・・・・・・・」

男「あとは・・・・まぁこの鎌一つで事足りるかな」

死神「どういうことです」

男「・・・・・・・・・・・・」

死神「貴方は何処へ行こうとしてるんです」

男「ちゃんと鎌は返すから、心配しなくていい」

死神「そういうことを言ってるんじゃないんです」

男「どういうことを言ってるのかな?」

死神「はぐらかさないで下さい。貴方は・・・・貴方は私を知ってるんじゃないんですか?」





31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:49:10.80 ID:RXrpb6qr0

男「まぁ、知ってる部類に入るのかな」

死神「事件のことを既に調べている・・・・おかしいですよね?」

男「さすがに気づくか」

死神「馬鹿にしすぎです」

男「悪かったよ、黙ってて」

死神「・・・・・・・話してくださいよ、私のこと」

男「言いたくない、な」

死神「何でですか・・・・何で、ですか」

男「そう怒るなよ・・・・。思い出したくないんだ」

死神「・・・・・私は私のことを話しました。貴方も、貴方のことを喋るのがフェアでしょう?」

男「・・・・・・・・・・・分かったよ、話すよ」

死神「教えてください。私はどんな人間で・・・・どうやって死んだのか、を」

男「お前は・・・・そうだ、一言で言えば天真爛漫。純粋で可愛いやつだったよ」

死神「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「まぁ、あるとき事件が起こるわけだ。それも酷い、あまりにも酷い事件が、な」





33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/02(月) 23:53:35.06 ID:RXrpb6qr0

死神「・・・・・・・・・・それは、どういう」

男「バラバラ」

死神「バラバラ・・・・・」

男「全身を8つに分けられ、お前は殺された」

死神「・・・・・・・・・・・」

男「死体検案の結果、薬は使われていないことが分かった」

死神「・・・・・・・じゃあ」

男「お前は生きたまま、八つ裂きにされたんだ」

死神「・・・・・・・・・・・・」

男「犯人はまだ捕まっていない」

男「でも俺は、必死になって探した。聴きこみもした、警察に直接聞きに行った」

男「そして俺は犯人を見つけた。探し当てた」

男「おかしいと気づくべきだったんだよ、そこで」

男「・・・・・・・・・・・俺でも見つけれる人間なんだからな」





35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/03(火) 00:00:12.07 ID:lezJx79n0

男「・・・・・犯人は、お偉いさんだった。警察は動かない」

男「そして俺は決心したわけだ。じゃあ俺の手で直接殺すしか無い・・・ってな」

死神「・・・・・・・・・どうして、そこまで」

男「どうしてもこうしても」


男「好きだった人間が殺されたら、憎いだろ?」


死神「っ・・・・・・」

男「俺とお前の関係を言ってなかったな」

死神「・・・・何なんですか?」

男「兄弟だ。お前は、俺の、妹だった」

死神「・・・・・・・・・・・・・」

男「人目で分かったよ。ああ、俺の妹だってな」

死神「・・・・・・・・・最初から・・・っ」

男「わかってた、ああ、わかってたよ。お前が妹だってな。」





37:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/03(火) 00:07:38.48 ID:lezJx79n0

男「今日、俺はお前を殺した犯人を殺しに行く予定だった」

死神「・・・・・・・・・・」

男「そしたらお前が来たんだ。・・・・・罰が当たったのかなとも思ったよ」

死神「でも」

男「でも、だ。俺は彼奴を殺していない。死ねないんだ」

死神「・・・・・・・・・・」

男「鎌は・・・・・借りてくぞ。あいつを地獄に落としたら、返すよ」

死神「・・・・・・・・・・・・・・っ」

男「強制的に俺から鎌を奪うことなんてできない。ルールがあるんだろう?それを破ったら・・・・お前は恐らく死神じゃなくなる」

死神「・・・・・・・・・・そんなこと」

男「いいんだ。いいから、俺の邪魔は・・・・俺の邪魔はしないでくれ」

死神「・・・・・・・・・・・・・・っ」

男「ついてきたいなら、ついてきてもいい」

死神「ついて行き・・・ます」

男「くれぐれも・・・・手は出すなよ」





40:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/03(火) 00:13:08.45 ID:lezJx79n0

男「ここが・・・・彼奴の・・・お前を殺した奴の家だ」

死神「・・・・・・・・・・・」

男「もう既に鎌のお陰で見られてる。逃げるなんてことは出来ない」

死神「やめて・・・・下さい」

男「ここまで来て止めろってか?」

死神「でも・・・・・・」

男「俺は、お前を殺したやつを生かしでは置けない」

死神「・・・・・・・・・・・」

男「お前も一緒だろ?」

死神「・・・・・・・・・・・・・・っ」

男「ダメなんだよ。生かしておいちゃ、な」

男「・・・・・・・・・・・さて、突撃するとしますか」


死神「やめて・・・・やめてよお兄ちゃんっ・・・・・!」


男「なっ!?」





43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/03(火) 00:18:00.73 ID:lezJx79n0

男「体が・・・動かないっ・・・・」

死神「ごめんね、お兄ちゃん」

男「思い出し・・・・・・」

死神「・・・そういうわけじゃないけど。貴方のことをお兄ちゃん、っいぇ呼んでた気がして」

男「・・・・・・・・・・・・・っ」

死神「鎌は、返してもらいます」

男「っ・・・・・・・・やめ・・・・ろ」

死神「仕事ですので」

死神「・・・・・・・・・・でも、その仕事も今日で終わりになりますね」

男「どうする・・・つもりだ」

死神「死神の力で、この家ごと殺します」

男「そんなことしたら・・・・・お前が!」

死神「・・・・・・・・・良いんですよ、願いが叶うわけですし」

男「っ・・・・・・!」

死神「まぁ、結局貴方は無力なんです」





46:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/03(火) 00:21:32.40 ID:lezJx79n0

男「・・・・・・・・・・・・」

死神「私から鎌を奪っておきながら、私の願いを叶えると言いながら」

死神「私のために勝手に事件を調べて」

死神「勝手に復讐しようとして」

死神「勝手に悲しんで」

死神「勝手に・・・・・っ」

男「なんで泣いてるんだよ・・・・・」

死神「知りません、なんで泣いてるのか・・・・わかりません」

死神「でも・・・・貴方と離れるのが、寂しい」

死神「その気持だけが・・・・今・・・・込み上げてくるんです」

男「じゃあ・・・・・・っ」

死神「ダメです。貴方を犯罪者には出来ません」

男「やめてくれ・・・お願いだ。俺はいいんだ、犯罪者で、お前のために・・・刑を受けるなら!」

死神「私が・・・・私が許しません」


死神「さよなら、お兄ちゃん」





47:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/03(火) 00:25:12.34 ID:lezJx79n0

__________________________________
___________________________
____________________



アナウンサー「今日未明、大規模な局地地震があり―――――――」

アナウンサー「―――――この地震によって亡くなった〇〇〇〇さんは・・・・・」





男「俺は・・・・・・・俺は・・・・・・・・・・またあいつを助けられなかった・・・・・・・・・・・っ!!!」

男「助けられなかったんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

男「畜生・・・・畜生おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」






~END~





49:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/03(火) 00:26:41.83 ID:xHzotN3B0

え?





50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/03(火) 00:28:05.85 ID:EMo7MU6t0

いやいやいやいや





52:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/03(火) 00:29:11.58 ID:on/Xnchui

?????









  

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