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  勇者「魔王倒したし今日も平和だなー」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
最初からなんというほのぼの。実際のところ、勇者の冒険は魔王倒したら試合終了だから
あとは隠居生活とかになっちゃうのかな?刺激のある生活を心掛けたいものです乙!


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:00:21.99 ID:P6SlL/fu0

勇者「うーん……今日はもうやる事ないしなぁ」

母「全くこの子ったらそんなところで日向ぼっこだなんて……」

勇者「えーだって薪割りとかやれる事もう終わっちゃったんだもん」

勇者「お父さんの仕事の手伝いって言っても、簡単な調合と薬草採集くらいだけど」

勇者「これ以上摘んでくるな、て言われちゃったし」

母「ここら辺で採れる薬草、少なくとも一ヶ月はいらないものね……」

母「ああ、そうだ。それなら倉庫の片付けをして頂戴」

母「と・く・に、あなたがもう要らない物を中心に、ね」

勇者「うへぇーあそこかぁ」






4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:03:28.18 ID:P6SlL/fu0

勇者「うわーちょっと漁っただけで懐かしいものがじゃんじゃん出てくる」

母「そりゃあそうよ。あなたが捨てられずにいた物ばかりが積みあがっているのだもの」

母「それじゃあ私は夕飯の買い物に行って来るからね」

勇者「あ、あたしが行こーか?」

母「ここの片付け」

勇者「うー……はーい」





6:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:06:32.63 ID:P6SlL/fu0

勇者「うわっこの童話懐かしいなぁ……」ペラ

勇者「そうそう……最後は魔王と相打ちになっちゃうんだよねぇ」ペラ パタン

勇者「あたしは……ちゃんと倒してここに帰ってきたんだよね」

勇者「お、こっちにも童話が……あーこれこれ、子供の頃よく分からなかったけど今だったら理解できるかなぁ」

勇者「最終決戦の時に魔王が勇者に、剣になってしまう呪いをかけたけども……」

勇者「それを聖剣とし、後の勇者が振るって魔王を倒す……」

勇者「うーん、そのままの内容しか分からないなー」

勇者「結局剣になった勇者はそのままだし、なんか微妙に後味の悪い話なんだよなー」





8:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:09:36.55 ID:P6SlL/fu0

勇者「お、これは強さの限界が無制限の男装勇者かー。あたしもこんな勇者になりたかったなー」

勇者「こっちは女神様の僕が人間界に降りて頑張る話だったっけ。どれも懐かしいなー」

勇者「あ、これ……おっと」ドサドサドサ

勇者「あーあー……崩しちゃった、あれ?」

勇者「なんだろうこの箱、あたしの持ち物じゃないよね?」バカ

勇者「……剣? なにこれ」シャー

勇者「うわっ凄い業物! 何これ! こんなのあったの?!」





9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:12:39.27 ID:P6SlL/fu0

勇者「お父さん?!」ズイ

父「珍しく凄い剣幕じゃないか……何があったんだ?」

勇者「これだよこれ! こんなんあるんだったら旅立つ時に渡してくれたっていいじゃない!」スラァー

父「……え?」

勇者「……お父さんのじゃない?」

父「いや……それは確かに私のだが、それは誰にも抜けない剣で古物商が叩き売りしていたものなんだ」

父「鞘と柄の装飾が立派だったからなぁ……見栄えだけで買ったのだよ」

勇者「だって普通に抜けるよ、ほら」チンシャーチンシャーチン

父「どれ貸してみなさい……うぐぐぐ抜けないではないか」ググググ

勇者「ええー?! もう一回貸して……ほら!」スラァー





10:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:15:38.57 ID:P6SlL/fu0

父「うーん……どういう仕組みなのだろう。勇者の啓示を受けたから、なのだろうか?」

勇者「勇者しか抜けない剣!」

勇者「うわー……家の倉庫で眠っていたとか有り難味が無いよ」

父「もう魔王討伐とかないしね」

勇者「でも綺麗だから腰に下げとこうかな……あ、貰ってもいい?」

父「気に入ったのなら持って行っておくれ。その方が剣も喜ぶだろうし」

勇者「やったっ。まさかの掘り出し物!」

父「それはいいけど片付けはするんだよ」

勇者「……はっ!」





12:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:18:55.36 ID:P6SlL/fu0

勇者「ふーこんなもんか」スッキリ

勇者「ゴミは町の焼却場に持って行って、と」ドザッ

「あらー勇者ちゃん、凄い量じゃないの」

勇者「そうなんですよー。おっと、焼却場もゴミが溜まってきたなぁ」

「あ、ついでに俺も出しておこう」
「あたしも!」

勇者「……」キョロキョロ

勇者「もうゴミを出す人いないかな?」

勇者「火炎魔法・強!!」ゴォォォ





13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:21:34.34 ID:P6SlL/fu0

勇者「明日はどうしようかなぁ……あ、久々に川に釣りをしにいこうかな!」

母「あら、晩御飯のおかずを捕ってきてくれるのかしら? 助かるわ~」

父「川魚かぁ久々にいいな」

勇者「いやー釣れる前提で話されても困る」

母「えー? 何時だって必ず釣り上げてくるじゃない」

勇者「いやー釣れてない時もあるよ? おかずにするって言われた時は何とか釣れてるだけだよ」

父「ジンクス、かな?」

母「じゃあ大丈夫じゃない」

勇者「お父さーん?」





15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:24:51.82 ID:P6SlL/fu0

……
勇者「さーて……ここら辺でいいかな?」

勇者「とりゃっ」ヒュン

勇者「まーすぐにはかからないだろうし……」スラァ

勇者「うーん……立派な剣だなぁ」

勇者「お城で飾られてても遜色ないだろうなぁ」

勇者「黒塗りの刀身とか痺れるっ。日差しにかざしたら尚の事かっこ」

「うおっまぶしっ!」





16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:27:53.86 ID:P6SlL/fu0

勇者「……」

「目があああ! 目があああああああ!」

「くそ、誰だ! いきなり光にかざしたのは!」

勇者(えええぇぇぇぇぇぇ! 剣? 剣が喋ってる?!)

「寝ているやつにそういう事するとか非常識じゃねーの?!」

「何処の馬鹿だ! バーカ! バーカ!」

勇者「」イラッ


「ごめんなさい! ごめんなさい! 言い過ぎましたぁ!」ミシミシミシ





17:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:30:29.56 ID:P6SlL/fu0

勇者「で、君はなんなのさ」

「へっ聞いて驚け! 俺は魔剣だ!」

勇者「へー」

魔剣「俺を抜く事が出来るのは神々より勇者の啓示を受けた者だけだ!」

勇者「そー」

魔剣「お前のような小娘が勇者とは信じられんが現状が全てを物語っているな!」

魔剣「何処までもついてってやるぜ相棒! 魔獣か? ドラゴンか? それとも魔王か?! 全て切り伏せてやるぜ!」

勇者「終わったよ」

魔剣「うん?」

勇者「終わったよ魔王討伐。今は平和だよ」

魔剣「……。うん?」





18:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:33:41.59 ID:P6SlL/fu0

魔剣「えーとそれはそのー」バシャバシャ

勇者「あ、かかった!」ポイ

魔剣「え、ちょ待」ボチョン

勇者「とりゃーーー! 一本釣り!!」バシャン

勇者「一匹目キターーーー!」ビチビチ

勇者「こっちにいれて、と」ポチョン

勇者「お待たせ~」ザバァ

魔剣「なんだこの扱い」ポタポタ





20:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:36:37.58 ID:P6SlL/fu0

……
勇者「ふーん今まで寝てたねぇ」

魔剣「だって誰も抜けないんだぜ。そんな状態で喋ってもみっともねーだろ」

勇者「本体は剣なんだ」

魔剣「鞘が本体だったら泣けるだろ。まー刀身が生身で柄が服、鞘が防具みたいなもんかな」

勇者「目って何処にあるの? 鍔の飾り?」

魔剣「いんや刀身全部みたいなもんかな。ほぼほぼ全方位見えるぜっ」

魔剣「抜きっぱで装備しとけば死角の敵も察知してやるぜっ!」

勇者「ただの視認じゃん。だいたいよほどの敵じゃない限り背後の敵なんて」ブゥゥンスパ

魔剣「振り向き様に両断……見事だが、俺で蜂を切るとはどういう」

勇者「うん、振りやすくていい剣だ!」

魔剣「だろー!」





21:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:39:45.70 ID:P6SlL/fu0

勇者「喋る魔剣って何だろうね……古代の魔術とかかな」

魔剣「さーな。正直何も覚えてねーよ」

勇者「かなり希少だよなぁ……見つかると盗まれたりするよなぁ面倒だなぁ」

魔剣「お、おいおい……抜けるのはお前だけだし、今はお前が待ち主だから頼むぜ」

勇者「まー手放さないよ。気に入っているし」

魔剣「だろ!」

勇者(装飾が、だけど)

勇者「とりあえず人前では喋らないでね」

魔剣「そりゃあ喋っていたら今でも貴族の館で飾られてるか宝物庫に放り込まれたままだろうな」

勇者「それもそっか」





22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:42:29.27 ID:P6SlL/fu0

勇者「それにしても君は生きているのか何なのか……」

魔剣「食事した事は無いな」

勇者「さっき水の中に落ちても平気だったね……呼吸もしてないのかな」

魔剣「落ちたんじゃなくてお前が投げ捨てたんだろ」

勇者「視覚聴覚……味覚はなしかな? 臭いは分かる?」

魔剣「分からん。加えて言えば、触覚は物に触れているかどうかくらいしか感知できないぞ」

勇者「へー触覚微妙なのか」

魔剣「というか万全だったら生き物切った時がトラウマ過ぎるだろ」





25:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:45:38.56 ID:P6SlL/fu0

魔剣「冷たさも暖かさも感じられんな」

勇者「さっき水に落ちた時?」

魔剣「ああ。と言っても冷温をしっかり感知できても困るがな」

勇者「何でさ?」

魔剣「お前……もし刀身を鍛え直すとなったら拷問じゃないか」

勇者「あー……なるほど」





27:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:48:29.75 ID:P6SlL/fu0

……
勇者「いやあ……お腹いっぱい」

魔剣「随分と釣りが達者な勇者だな」

勇者「小さい頃からやってたからねぇ」

勇者「にしても明日っからどうしようかなぁ」

魔剣「なんだ、魔王を倒してニートか? 見たところ戦士職にでも就けるのではないのか?」

勇者「対人剣術はそんなにだからさー……正直、そこら辺の一般兵と変わらないんだよねぇ」

魔剣「難儀な奴だな……何か討伐するような依頼とかも無いのか?」

勇者「あたしは神様の啓示で勇者になった訳で、魔物に対してのみよりダメージを与えられるだけだからね」

勇者「魔物意外だと残念な子なのさー」ハァ

魔剣「本当に難儀な奴だな」





28:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:51:32.42 ID:P6SlL/fu0

勇者「うーん……知り合いに見てもらうか」

魔剣「おいおい……平気なのか?」

勇者「同じく魔王討伐に参加した人だよ。魔法使いでさ、色んな事を研究しているから君も何か分かるかも」

魔剣「別に何も困っていないぞ」

勇者「いや君が謎過ぎて怖い……これで世界を滅ぼす剣とかだったら困る」

魔剣「待て待て待て……マジ止めろって!」ミシミシミシ

魔剣「素手で刀身を折ろうとするとか前代未聞の女だな!」

勇者「痛覚もろくにないのになんでそんななのさ」

魔剣「聞くだけでぞっとするような音鳴らされて落ち着いていられるか」





29:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:54:28.53 ID:P6SlL/fu0

勇者「さて……やってきました魔法使いちゃん宅」

魔剣「結構な造りだな……英雄であるお前の家は、何故ああも普通の民家なのだ?」

勇者「うちはあれで十分だし倹約しているの」

魔剣「世界を救った英雄が普通の民家と同じ水準を維持しているとは……」

勇者「なんか王様から色々と心配されているけどなんでだろうねー」

魔剣「無自覚か……案外自分で職を蹴ってしまっているのでは?」





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 21:57:29.74 ID:P6SlL/fu0

魔法使い「ほー……喋る剣ねぇ」

勇者「どう思う?」

魔法使い「聞いた事も無いから摩訶不思議としか言いようがないね」

魔剣「ふっそれだけ俺が希少だという事だ」

魔法使い「そもそもこれを作る事が狂気の沙汰だ」

魔法使い「剣に意識を埋め込む……とんでもない大規模な作業だな」

勇者「確かに聞くだけで物凄い偉業に聞こえる」

魔法使い「一世一代の見せ場だね。しかし一代でこなせるものにも思えない」

魔剣「お前達の知る限りでそんな事ができそうな者はいるのか?」

魔法使い「魔王にだって無理じゃないかしら?」





35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:00:36.42 ID:P6SlL/fu0

魔法使い「次に剣に何者かの意識を乗り移らせる」

勇者「ちょっと現実的っぽい」

魔法使い「理論上、成功するかしないかは一切不明とされている」

魔剣「ほーそれは何故だ」

魔法使い「意識の抜けた肉体がどうなるか予測がつかない事。脳死や植物人間化etc……」

魔法使い「仮に睡眠状態だとして栄養補給にも限界がある……ではそれを過ぎた際、要は肉体が死んだ場合の意識はどうなるか」

魔法使い「そもそも意識とは抜き出せるモノなのか? 精神と魂は別モノなのか? 仮定こそあれど、証明しえる、または有力説がいまだ無い以上」

魔法使い「何とも言えない話だね」

勇者「……??」チンプンカンプン

魔剣「だとしたら俺はなんなんだ?」





37:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:03:30.01 ID:P6SlL/fu0

魔法使い「……現存する人物を無機物に封じる」

魔法使い「モノに意識を生めたり意識を分離させるのより、遥かに現実的だが幻想的な話だ」

勇者「可能なの?」

魔法使い「単純計算で想定される代償は酷いものさ。人が何人死ぬのやら」

勇者「そんなに?!」

魔法使い「条件次第だけども……無機物の体に封じ、どれだけ生きさせるかによるね」

魔法使い「ただ封じるだけだと、封印が解けない限りは意識も無いわけだし」

魔法使い「こうして知覚し思考し喋る……それは封じられてこそあれど生きているという事」

魔法使い「恐らく生命の活動時間そのものは停止……超高度な魔法に超莫大な魔力……魔王? 一人では無理だがもしくは……」ブツブツ

勇者「あーはじまちゃった」





38:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:06:37.81 ID:P6SlL/fu0

魔剣「どうするんだ?」

勇者「うーん……こうなっちゃうとしばらく戻らないからなぁ」

勇者「僧侶ちゃんとか戦士ちゃんはあまり興味なさそうだからなぁ」

魔剣「戦士もか?」

勇者「いかついのとか好きだろうけど、こう装飾とかはねー。あ、魔力で凄いこと出来ないの?」

勇者「振るうと炎が噴出すとか」

魔剣「そんな力ねーよ」





39:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:09:44.75 ID:P6SlL/fu0

勇者「うーん、あ、あそこなら書物いっぱいあるし何か分かるかも」

魔剣「ほーそんな場所があるのか」

勇者「まあ魔王城なんだけどね」

魔剣「なるほどな。じゃあ次の目的地はそこか」

勇者「かな?」





41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:13:04.97 ID:P6SlL/fu0

勇者「ふんふーん♪」

魔剣「随分と念入りに手入れをしてくれるんだな。ありがたいから構わんが」

勇者「えー? 結構普通の手入れだと思うけどなー」

魔剣「そうだ、こう刀身を抱きかかえてもらってもいいか?」

勇者「いきなり何さ。んーとこう?」ギュ

魔剣「ふぉー! ふぉー!」クンカクンカスーハースーハ


魔剣「冗談! マイケル冗談!」ミシミシビシ





43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:15:59.16 ID:P6SlL/fu0

勇者「だいだいなんだよくんかくんかって! 呼吸していないだろう!」

魔剣「何となくだ。ビービービー 危険物察知」

魔剣「サーチ開始。いいちっ●いだな!!」

勇者「」イラァッ


魔剣「すんません。もうしません。すんません」ビキビキビキ





44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:19:42.04 ID:P6SlL/fu0

勇者「この山を越えたらすぐだよ」

魔剣「……む? ちょっと俺を抜いてくれないか?」

勇者「どうかしたの?」スラン

魔剣「ここいら一体は魔族と人間とのすみわけを明確化の為に防壁が続いていたはずだが……」

勇者「何処かと勘違いしているんじゃないの? 近くに壁なんて造られていなかったと思うし」

魔剣「ふーむ?」





45:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:21:58.98 ID:P6SlL/fu0

勇者「さーて魔王城に着いたし」

魔剣「書物庫は何処にあるんだ?」

勇者「その前に直接聞いてみるか?」

魔剣「え?」


魔王「ほう、喋る剣とな」

后「まあ、とても珍しいですわね」

魔剣「え?」





47:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:24:31.44 ID:P6SlL/fu0

魔剣「魔王は倒したんじゃないのか?」

勇者「倒したよ。側近がクーデター起こして、魔王の座を奪っていただけなんだけどね」

魔王「全く……これだから童●の嫉妬は醜悪で困る」

后「ねー」ギュ

勇者「うちの国の、人間のお姫様を娶った事が原因だったんだよ」

魔剣「リア充爆ぜろ」

勇者「お前もか」

魔剣「お前も独り身なんだろう?」


魔剣「ごめんなさいごめんなさい憶測で本当の事を言っぎゃああああ」ベキベキベキ





48:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:27:32.40 ID:P6SlL/fu0

魔王「さて話を戻すとだな」

魔王「恐らくその魔剣は私のご先祖が施したものだろう」

勇者「え、本当に?!」

魔王「確か過去に、あまりにも勇者が強すぎたから、魔王が命と引き換えに勇者を剣に封じたという事があったはず」

魔王「その剣は勇者しか抜けない剣となったそうだが……それはどうだ?」

勇者「確かにあたししか抜けないなぁ」

魔剣「それって何時の事だ?」

魔王「千年以上前だ。それ以上は私も知らんな」





50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:30:53.08 ID:P6SlL/fu0

魔王「それで勇者殿はその魔剣をどうしたいのだ?」

勇者「いやあこれがそもそも危険な代物なのかどうかを判断したくて」

勇者「でもそんな話を聞くと……人間に戻してあげたいなぁ」

魔剣「おいおい、冗談じゃないぞ」

魔剣「今の俺には人間の記憶はないし千年以上前だぁ?」

魔剣「人間に戻されて以前通りだなんて信じられるか」

魔剣「だいたい、人間になった俺がこの世界でどうやって生きろっていうんだよ」

勇者「物凄い強いんだから兵士になれば飛び級で上いけるでしょ」

魔剣「千年前と全く同じ言語だとも思えないんだがな!」





52:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:33:46.02 ID:P6SlL/fu0

魔王「まあ……人間の時の記憶が無いという事は、人間に戻ったら魔剣としての記憶が無くなる可能性はあるな」

魔剣「これで言語が全く違ったらどうするんだ!」

勇者「う……」

勇者「でも……それでも、人間の君ならきっと、人間に戻りたいはずだよ」

魔剣「想像の絵空事を言われてもなぁ」

后「ところで魔王様はこの魔剣を元に戻して差し上げる事はできるのでしょうか?」

魔王「現状を言えば無理だな」

勇者「えー?!」





54:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:36:53.27 ID:P6SlL/fu0

魔王「戻すための術式に必要な物が圧倒的に足りないのだよ」

勇者「あ、それがあれば戻せるんですね」

魔剣「おいこら俺の話を聞いているのか」

勇者「あーもーいざとなったらあたしが養ってあげるから!」

魔剣「自信満々に言っているが嫌過ぎる提案だぞ?!」

魔剣「意思疎通が出来ないぐらいなら俺は魔剣のままでいいんだよ!」





56:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:39:37.03 ID:P6SlL/fu0

魔王「因みに必要な物はこれだ」ペラ

魔剣「なんだそのリスト。そんなに要るのか? 止めだ止め」

勇者「……? え、なにこれ黒魔術?」

魔剣「は? ……ドラゴンの心臓にロック鳥の肝、サンダーバードの卵?」

勇者「ヒュドラの舌にフェニックスの嘴にバシリスクの毒腺かぁ」

魔王「貴重ではあるが幻級というものでもない。が、一から集めるとなると骨が折れるな」

勇者「無いのはサンダーバードの卵だけかぁ」





59:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:42:33.98 ID:P6SlL/fu0

魔剣「ちょっと待て今なんて言った」

勇者「卵以外はあるよ」

魔剣「ドラゴンの心臓なんて持ち歩くな! というかフェニックスの嘴を所持しているのかよ!?」

魔剣「謝れ! 不死鳥に謝れ! というか勘弁してやれよ!!」

勇者「えー貴重な品なのに。蘇るからいいじゃん」

魔王「もしもやるのであれば卵は、部下に取りに行かせるぞ」

魔剣「止めてくれ」

勇者「お願いします」ペコ

魔剣「止めろって」





61:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:45:35.58 ID:P6SlL/fu0

勇者「まー抵抗できないんだよね」シャーチン

魔剣「あ、こら! 本気でやるつもりか! 止めろ!」

魔王「因みに本人にその意思が無いと成功しないからな」

魔剣「早く言えよ……焦ったじゃないか」

勇者「どうにかできないんですか?」

魔王「うむ、実は催眠術を施せば成功してしまうんだなこれが」

勇者「お願いします」

魔剣「おいこら」





62:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:47:22.29 ID:M7gmyFpu0

何気に勇者も魔王も酷ぇwww





65:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:48:42.19 ID:P6SlL/fu0

魔剣「...zzZ」

魔王「一つ言っておくと、根本的に成功するかは不明だ」

魔王「あまりにも年月が経ちすぎている」

勇者「……はい」

魔王「もう一つ……その勇者の性格は分からない」

勇者「はい?」

魔王「もしかしたら、勇者だが荒くれ者かもしれない。破壊神のような男かもしれない」

魔王「その矛先が我々に向いていただけなのかもしれない……明確な敵がいなくなった時、その彼がどう行動に出るのか分からない」

勇者「……」

魔王「できれば本人、この魔剣としっかりと話し合った上で決めて欲しいのだが」

勇者「……それでもお願いします」

魔王「一つ聞いて良いだろうか? 何故君はそこまでその魔剣に執着するんだ?」





67:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:51:36.92 ID:P6SlL/fu0

勇者「人間側には魔王の呪いで剣にされてしまう勇者の話があるんです」

勇者「その話でも勇者は剣から戻る事が無くて……もしかしたらその話は」

勇者「あの魔剣をモチーフにしたものじゃないかって」

勇者「その話の勇者は……本当に英雄で」

勇者「もしも本当にあの物語の勇者であるなら、彼が人に戻りたくないだなんて思えないんです!」

魔王「……分かった」

魔王「それならば私も全力をもって臨もう」





69:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 22:57:42.02 ID:P6SlL/fu0

魔王「――――」ブツブツブツ

勇者「……」ゴクリ

魔王「――――」ブツブツ

后「せ、成功するのでしょうか?」ヒソヒソ

勇者「ふ、不吉な事言わないで下さいよっ」ヒソヒソ

魔王「―――― はっ!」カッ

魔剣「」フッ

勇后「……」ゴクリ

魔王「何時まで押し黙っている。終わったぞ」

勇者「え、魔剣消えただけじゃん」

魔王「うむ……だが成功はしたようだ」

勇者「え?」





72:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:00:33.08 ID:P6SlL/fu0

魔王「恐らく剣にされた時の、魔剣とされた勇者が戦っていた場所に人として復活したのだろう」

勇者「魔王の間じゃないの?」

魔王「そもそもこの城はまだ、建設して二百年あまりといったところだからな」

后「例えばその当時の勇者様が戦っていた場所が今、瓦礫の山だとしたらどうなるのでしょうか?」

魔王「想像したくはないな……」

勇者「はああああ?!」

勇者「なんでそんな大事な事を言ってくれないの?!」

魔王「いや……私もてっきりこの場で復活させられると思っていたのだ。すまん」

勇者「ああぁもおぉぉ!! 地図! 何処?! 千年前の魔王城は!」

魔王「しょ、少々待っておれ」





74:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:03:41.76 ID:P6SlL/fu0

勇者「うん……? ここの線は?」

魔王「壁だ。この印が扉のあるところだ」

魔王「かつて我々と人間の領地を明確化する為に作られたものだ」

魔王「が、互いの侵略でなし崩しになり、一部は崩壊しているのだがな」

勇者「……魔剣」

勇者「地図、ありがとう。借りて行くね」

魔王「なに、大したものでもあるまい。差し上げよう」

后「魔剣さん、見つかると良いですわね」

勇者「うん、絶対見つけてくるね!」





75:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:06:35.06 ID:P6SlL/fu0

勇者「魔王城跡……流石に三日もかかってたら追いつけるわけが無いか」

勇者「当時の町の位置はどうだったんだろう……聞いておけば良かった」

勇者「近くの町からあたってみるか?」


勇者「宿屋に旅人は来ていない……ここには来ていないのかな?」

勇者「次は……一日じゃ着けない距離だなぁ」


勇者「ここも一週間は旅人が来ていないのか……」

勇者「魔剣……何処に行っちゃったの?」





77:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:09:29.99 ID:P6SlL/fu0

「旅人? あーなんか変な人がいたな」
「こんな所で魔王は何処だ、って騒いでいる人だよな」


男「……」

勇者「はぁ……はぁ……」

男「……?」

勇者(魔剣と同じ剣を……! じゃあこの人がっ)ゼェハァ

男「俺に何か用か?」

勇者「あ……」





78:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:12:34.63 ID:P6SlL/fu0

男(なんだこの子は……? 立派な鎧だな。何処かの騎士か?)

勇者「あなたは……あなたは、勇者、様ですか?」

男「……っ」ビク

男「……俺は、ただの旅人だ……」

男(俺は違うんだ……魔王に敗れ人々の記憶からも消え……誰一人俺を知る者はいないし俺も誰一人知らない)

男(名無しの勇者など……)

勇者「……っ」グッ





79:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:15:28.75 ID:P6SlL/fu0

勇者(どうしたらいいんだ……あたしは……するべきじゃなかったのかな)

勇者(せめて思い出して欲しい……だけど、どうしたら)

男「君は一体誰?」

勇者「あたしは……あたしはっ」ギリ

勇者「あの……膝立ちになってもらっていいですか!」

男「はぁ?! ま、まあそのくらい構わないが……」

勇者「……」ガチャガチャ

男(え、いきなり鎧脱ぎだしたなにこの子怖い)





82:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:18:39.68 ID:P6SlL/fu0

勇者「……」ギュッ

男「え……」

勇者「……思い、だせませんか?」

男(なんだこの状況……いきなり女の子に頭を抱きしめられた)

男「すまないが君が誰なのかは……」

勇者「……そうですか」ギュゥ

男「……ちっぱ●」ボソリ


ゴキュッ





84:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:21:39.12 ID:P6SlL/fu0

男「……何か凄い懐かしさを感じた」ズキズキ

勇者「そうですか」

男「決して悲しむ事は無い。需要ならある。いいちっぱいではないか」

勇者「」スラン

男「ま、待て、話し合いで事を収めようではないかっ」

勇者「話し合いはするけど今のは到底許せないっ」





85:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:24:40.25 ID:P6SlL/fu0

……
男「そうか……あれからもうそれだけの時間が。しかもこんな子が勇者とは」

勇者「思い出せはしないんだね……」

男「ああ。言語は何とか引き継げたみたいだからまだいいが」

男「君には辛い思いをさせたな」

勇者「……どうなんでしょう」

勇者「こうしてみると、あなたと魔剣は全く同じという訳でもないし」

勇者「記憶を共有していないから、その……魔剣の人格を一方的に、あたしは」フルフル

男「……」ナデナデ

勇者「……え?」





87:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:27:31.46 ID:P6SlL/fu0

男「俺は臆病な奴だよ。どれだけ力を得ようといつも不安ばかりだ」

男「確かに記憶を共有していない以上、俺とは別の人格だったのだろう」

男「だけど魔剣の思いは、あまりにも先の見えない未来を不安に思ったからだ」

男「今の俺が……千年前の魔王できっと魔王の時記憶があれば、魔王に戻りたがるはずだ、なんて言われても納得はしないさ」

男「だから君が負い目を感じる必要は無いんだ」

勇者「……ありがとうございます」

男「俺からもありがとう。君のお陰で俺はこうしていられるんだな」

男「だが惜しむらくは……全力でくんかした記憶がないという事かっ」

勇者「」スラン





89:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:30:33.70 ID:P6SlL/fu0

勇者「これからどうするの?」

男「世の中平和になっちまってるしなぁ」

男「ぶらぶら旅をしながら仕事でも探すか……」

男「ふ、ふふ……三十路手前で果たして職に就ける時代か否か……」

勇者「えっ?! 20ちょっとぐらいかと思った」

男「なんだ、嬉しい事言ってくれるな。だけど意外と年だよ」

男「まあ、魔剣であった時代の年月をノーカウントできたみたいだしましな方だな」





90:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:33:35.14 ID:P6SlL/fu0

勇者「良かったら……うちに来ない?」

男「……君は何歳だ? いやどう考えても捕ま、今の時代はそこら辺の法は緩いのか?」

勇者「そ、そういう意味じゃなくって!」

勇者「その……魔剣のあなたにいざとなれば養うって言ったし」

男「……いやヒモにはなりたくないな」

勇者「い、一時的! 仕事が見つかるまで!」

男「うーむ、有り難い話だがやはり旅をするよ」

男「俺が守ろうとした世界が今どうなっているのかを見てみたいんだ」





93:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:36:34.55 ID:P6SlL/fu0

勇者「それならあたしもついて行っていい? 旅にだってお金はかかるし」

男「君は何故そこまでしてくれるんだ?」

勇者「……魔剣と過ごした時間なんて一ヶ月もなかったけど楽しかったよ」

勇者「それに……魔剣になった勇者のお話があって、多分あなたの事だと思うし」

勇者「その、あたしにしてみたら、憧れだから」カァ

男「……そうか」ギュ

勇者「ちょちょっと!」

男「俺はこの世界で孤独なんだと絶望していた……だが、君はずっと俺の事を見ていてくれてたんだな」

勇者「……」ギュ





95:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:39:48.91 ID:P6SlL/fu0

……
勇者「次の町はあたしの暮らしている町だなー」

男「そうなのか? お前にとっては里帰りか……」

男「ってこんなに長く家を出てて大丈夫か?」

勇者「討伐の旅に比べたら短い方だよ」

男「いや、そういう問題でも……そうだな、そろそろこの旅も終わりにするか」

勇者「そっか。何処で働くとか決めてたりするの?」

男「さっきの国で兵士にでもなるかな」

勇者「……それじゃあ向こうに暮らす事になるね」





97:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:42:17.71 ID:P6SlL/fu0

男「これでも剣には自身があるからな。あっという間に偉くなってやるよ」

勇者「じゃーそのうちすぐにパレードとかで見るようになるのかなぁ」

男「かもな……だけどその前にはお前のところに行くよ」

男「お前を向かいに行くよ。それまで待っててくれるか?」

勇者「……うん。じゃあ一年以内に来てくれなかったら浮気しようかなぁ」

男「え、ちょ」


それからしばらく後、異例の速さで昇格していく無名の兵士が話題になったが
何よりもその兵士が勇者と婚姻を結んだ事で一時騒然となった
が、それもまた別の話

          勇者「魔王倒したし今日も平和だなー」 完





98:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:43:16.81 ID:1J5FCbbV0







101:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:44:32.43 ID:2Z/EP1ZY0







103:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/06/24(日) 23:54:11.83 ID:3nasJCgY0

おわっちゃったか






元スレ:勇者「魔王倒したし今日も平和だなー」

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340539221





  

【 関 連 記 事 】


うむ面白かった
クリア後のイベント的な
[ 2012/06/26 22:50 ] [ 編集 ]
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