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  アナウンス「次は挽肉~挽肉です~」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
元ネタとなった怪談は有名な「猿夢」。あの話は身の毛もよだつほど恐ろしかった。
これは・・・何かが違うような。書き方?方向性?上手く言えないけど、何かが・・・乙・・・


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:01:49.52 ID:/E3pO/wS0

「猿夢」

 ある日、ある女性が夢を見る。遊園地のお猿さん電車。
後ろから三番目に乗る。後ろには他に二人の乗客。


「次は活けづくり~活けづくりです。」
というアナウンスがされ、一番後ろの乗客が4人の小人によって切り刻まれる。


 続いて、「 次はえぐり出し~えぐり出しです。」
というアナウンスが流れると、すぐ後ろの乗客の目がえぐり出されてしまう。


 さらに「次は挽肉~挽肉です~」とアナウンスが流れる。
次は自分の番だとさとった女性は必死に目を覚まそうとし、
「ウイーン」というミンチにする機械の音が迫ってくる中、
なんとかギリギリで目を覚ます。






3:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:02:55.59 ID:/E3pO/wS0

 4年後、大学生になった女性が再び同じ夢を見る。
「 次はえぐり出し~えぐり出しです。」の場面からだった。


「次は挽肉~挽肉です~」のアナウンスとともに、
「 ウイーン 」と機械が近づいてくる中、必死に
目を覚まそうとし、なんとか成功する。


が、目を開けようとしたとき、

「 また逃げるんですか~次に来た時は最後ですよ~」

と、アナウンスの声が聞こえる。


くわしくは検索しておくれ。

さて、三度目はどうなるでしょー?
勝手に妄想してみました。
では始めまーす。

あ 八尺ちゃん「ポ///」とか書いた人です





5:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:03:59.34 ID:/E3pO/wS0

アナウンス「次は挽肉~挽肉です~」

女(来た・・・!あの夢の続き・・・!!)

ウイーン ガリガリガリ

女(小人達は4人・・・挽肉にする機械を持って近づいてくる・・・!)

女(ふ・・・ふふ。こわい・・・けどこの夢も3回目)

女(この私がなんの対策もなくここに来たとでも?)

女(よし、いくぞー!!)





7:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:04:52.43 ID:/E3pO/wS0

女「小人さんたち、かわいい」ボソッ

小人1・2・3・4「!!!」

女「一生懸命動いて・・・クスッ」

女「こんな小人さんたち、うちの部屋に飾りたいわー」

小人1・2・3「///」

女「クスッ、赤くなっちゃって・・・」

小人1・2・3「///」

小人4「///・・・はっ!お、おい、待て、お前たち!!」

小人4「騙されるな!!こいつが俺たちのことかわいいなんて、思うはずないだろ!!」





9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:05:48.30 ID:/E3pO/wS0

女「はぁ・・・こんな人たちと一緒に寝れたら気持ちいいだろうな・・・」

小人4「え・・・///」

女「ギュってハグして一緒に寝たいな・・・」

小人4「///」

女「ほら・・・そんな物騒なものは置いて、こっち来て?」

小人4「///」

女「ほんとはこんな・・・人殺しみたいなこと、したいわけじゃないんでしょ?」





11:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:06:56.04 ID:/E3pO/wS0

小人1「え・・・あ・・・うん」

小人2「ぼ、僕たち、本当はこんなことしたいわけじゃないんだ」

小人3「あいつに命令されて、仕方なく・・・」

小人4「ま、待て!待てって!俺も・・・確かに命令されたけど」

小人4「でも、みんなで決めただろ?俺たちみんなで・・・」

小人4「みんなでこの女をひき肉にするって!!」





13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:07:55.76 ID:/E3pO/wS0

小人1・2・3「・・・うん」

小人4「だろ?こんなところで裏切るなよ!!ほら!お前らもこの機械もってくr」

女 ギュゥゥゥ

小人(おあぁ!女にハグされた!!う・・・あ・・・気持ちええ・・・!)

小人4「あ・・・///」

女「そんな・・・無理しなくていいんだよ?」

女「ほんとはこんなこと、したくないんでしょ?」

小人4「あ・・・う、うん・・・///」





15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:08:56.19 ID:/E3pO/wS0

小人4「あの、その・・・」

小人4「め、命令されたんだ、うん」

小人4「だから、その・・・」

女「んふふ・・いいのよ。」ナデナデ

小人4「///」

女「ほんとはいい子だってわかってるから」ナデナデ

小人4「あ・・・うん///」





17:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:09:28.80 ID:/E3pO/wS0

女「あ、でも」

小人4「え?」

女「私の前にあなたたちが・・・ころした二人は現実でも本当にしんだの?」

小人4「ああ・・・あの二人は女に恐怖心を与えるためのダミーだ」

女「ああ、なるほど・・・だから、なんの抵抗もなしにやられちゃったのね・・・」ナデナデ

小人4「ああ」





19:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:10:27.41 ID:/E3pO/wS0

小人1・2・3「・・・」

女「あっ、ほら、あなたたちもこっちに来て?」

小人1・2・3「///」

女 ギュッ

小人1・2・3・4「///」

女「ふふ、みんな、元々はぬいぐるみなのね」ナデナデ

女「もふもふして気持ちいいわー」ナデナデ

小人1・2・3・4「///」





20:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:11:11.47 ID:/E3pO/wS0

女(ふふ、やったわ!!!)

女(大人になった私の最大の武器、色気!!!)

女(こうもうまくいくとは思わなかった・・・ふふふ)

女(! 待って!この子達さっき『命令された』って言ってたわね)

女(一体、誰に?)

女「・・・みんな?さっき言ってた、あなたたちに命令してた人って・・・誰なの?」





22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:12:09.77 ID:/E3pO/wS0

小人1・2・3・4「!」

小人1「あ・・・」

小人2「その・・・」

小人3「僕たちの・・・」

小人4「・・・『トモダチ』だよ・・・」

女「・・・『トモダチ』・・・・?」

アナウンス「くぅおらあぁぁ!!!お前たち!!!」

女・小人1・2・3・4「!!!」

アナウンス「全部聞こえてたぞ!!!」





23:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:12:50.70 ID:/E3pO/wS0

アナウンス「なに簡単に女の味方になっとるんじゃヴォケー!」

アナウンス「お前たちは、その女にされたこともう忘れてしまったのかー!」

小人1・2・3・4「あ・・・!」

女「・・・え?」

女(あ、あたしがこの子達に、何かした?)

女(あ・・・この子達の体・・・ところどころ破れて綿がはみ出してる)

女(はさみで切り裂いたような跡・・・いったいどうして・・・?)

女「う゛ぁ」





25:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:13:47.53 ID:/E3pO/wS0

女 幼少期



女『わぁぁぁああ!おかあしゃん!これ、ぜんぶあたしのなの?』

女『かわいい!』ナデナデ

女『きもちいい!べっどでいっしょにねるー!』ギュッ

・・・・・・・・・・


女『うごかないからたいくつー』

女『ぱんちー』ボスッ バキッ

女『きっくー』ドスッ ゲシッ

女『あははははー』

・・・・・・・・・・





26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:14:29.97 ID:/E3pO/wS0

女『おなかのなかってなにがはいってるのかなー』

女『はさみー』チョキチョキチョキ

女『ぶええー?わたー?』

女『こっちのも、あっちのもわたー?』チョキチョキチョキ

女『おもしろくないー』

母『! 女ちゃん! なんてことしてるの!』ゴツン

女『ふぐぅ・・・いたい・・・ぶえええぇぇん』

・・・・・・・・・・





28:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:15:07.74 ID:/E3pO/wS0

現在 


女(思い出したー!!!)

女(うぁぁぁーー!この子達の傷の原因全部・・・あたしだー!!!)

小人1・2・3・4「・・・」

女(や ば い!この子達どうしようか迷い始めた・・・!)

女(くっ、ここは・・・第二の武器、発動!!!)





29:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:15:48.50 ID:/E3pO/wS0

女「ぐすっ」

小人1・2・3・4「?」

女「ご、ごめんね?」ポロポロ

小人1・2・3・4「!」

女「ううぅ・・・全部、ちゃんと覚えてるよ・・・」

女「あ、あたしのせいで、あなたたちこんな姿になっちゃったんだもんね」

女「う、うらんで当たり前だよね・・・ぐすっひくっ」

女「ほんとに・・・ごめんなさい・・!!」ポロポロ





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:16:23.14 ID:/E3pO/wS0

小人1「え・・・あ・・・うん」

小人2「いや・・・もう僕たちはうらんでないよ」

小人3「うん、今謝ってもらったし」

小人4「ああ・・・だからもうそんな泣くなよ」

女「ほんと・・・?許してくれるの」ギュウゥゥゥ

小人1・2・3・4「///」

女(いよっしゃー!第二の武器泣き落とし、成功!!!)





31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:17:00.52 ID:/E3pO/wS0

アナウンス「おいぃぃぃ!こらー!おまえらー!」

アナウンス「なに簡単にだまされとるんじゃー!」

女(フフフ、慌ててるわね)

女(アナウンス・・・あなたがどこにいるか私にはわかってるわ)

女(ここは遊園地。そして今乗ってるのはお猿さん電車)

女(アナウンスする場所といえば・・・改札!!)

女(そして遊園地の電車なんて所要時間はせいぜい15分~20分程度!!)

女(つまり、もうすぐ改札に着くはず!!!)





32:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:17:39.40 ID:/E3pO/wS0

アナウンス「次は改札~改札です~」

アナウンス「って、つい仕事しちまったー!!おい!お前たち!早くその女を何とかしろー!」

女「ふっ、もう遅いわ!!」ダダダッ

女「駅員室・・・!ここかー!」ガチャッ

小人5「!!! うわぁぁぁ!やめて・・・」ブルブル

女「えっ」

小人5「やめて・・・やめてください」ガタガタッ

女(この子・・・右手と左足が・・・)

女「う゛ぁあ」





33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:18:14.65 ID:/E3pO/wS0

再び 女 幼少期



女『ふんぎー!!』グググッ

女『ふんぐぅううう』グググーッ

ブチッ

女『足もー!!!』

ブチブチッ

母『!! 女ちゃん、また・・・!!』バシン

女『びえええぇぇぇーん』

・・・・・・・・・・





34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:18:52.93 ID:/E3pO/wS0

現在 改札 駅員室


女(はぁぁぁぁーーー!!これもあたしのせいだー!!)

女(そうだ・・・腕や足の縫い目・・・はさみで傷をついてたところを)

女(おもっくそ引っ張ったー!)

女(昔のあたし ひでー!)

小人5「ふ・・・ぐ・・・や、やめ」ウルウル

女(そりゃー怯えるわな・・・)

女「・・・・」ナデナデ

小人5「!」

女「ごめんね・・・目が覚めたら・・・ちゃんと直してあげるから・・・」

小人5「ほ、ほんとに・・・?」





35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:19:26.06 ID:/E3pO/wS0

女「うん・・・え・・・?あれ?あなたたちは今も、うちにあるの?」

小人5「うん・・・押し入れの奥のダンボール・・・ぎゅうぎゅう詰めにされて」

女「え」

女(おかしい・・・あんまりその辺のこと覚えてない)

女(あたしがやった?・・・思い出せない)

女「・・・あなたが他の4人に命令した『トモダチ』?」





36:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:20:00.47 ID:/E3pO/wS0

小人5「違う・・・ぼくは一番弱いからアナウンスをしてたんだ」

小人5「ぼくじゃない」

女「じゃあ、『トモダチ』は・・・?」


ガチャン ズズズー


女「?」


ガチャン ズズズー ガチャン


小人5「この足音!!あ・・・あいつだ・・・!」ブルブルブル





37:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:20:47.86 ID:/E3pO/wS0

ズズズーガチャン ズズズーガチャン 


女「ど、どこ?」キョロキョロ

小人1「あ・・・ああ・・・」ガタガタ

小人2「お、女さん」

小人3「逃げてください!」

女「え?」

小人4「女・・・逃げろ!あいつは力だけなら最強だ」

小人4「お前の勝てる相手じゃないぞ!!」





39:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:21:26.77 ID:/E3pO/wS0

ズズズーガチャン ズズズーガチャン 

小人4「来た・・・!見ろ、駅の外だ!隠れろ!」

女「え?・・・あ」

女(何・・・あれ?見た目は他の子と変わらないけど妙にゴツゴツしてる)


ズズズーガチャン 





40:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:22:07.49 ID:/E3pO/wS0

ズズズーガチャン

ビュン バシッ

女「痛っ・・・何?」

ビュン バシッ ドカッ

女「うあ!痛っ!!・・・何を投げつけてるの?」

小人4「こっちだ、女!早く隠れろ!!」

女 ダダダッ「なんなの?あいつ?」

小人4「あいつの名前は・・・『ブロック』」

小人4「今投げつけてるのは、あいつの体の中のブロックだ!!」

女「はああ?」





41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:22:46.81 ID:/E3pO/wS0

小人4「ほら、こっちだ、しっかり隠れろ!」

小人4「あいつは怪力だ・・・周りにあるもの手当たり次第に投げ始めるぞ!」

ブロック「・・・」そのへんのベンチ ビュン ガシャーン

女「ひっ!」

ブロック「・・・」そのへんの子供が乗って100円入れたら動く動物のやつ ビュン ドガッシャーーーン

女「っっっ!!」


ズズズーガチャン ズズズーガチャン


女(!!ちょっとづつこっちに近づいてくる!)

女(それにしても、体の中がブロックって・・・一体どうして・・・?)

女「・・・う゛ぁああ!!」





42:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:23:19.82 ID:/E3pO/wS0

もう予想つくと思いますが 女 幼少期



女『はあ・・・ワタぜんぶとっちゃった・・・』

女『あ!かわりにレ○ブロック入れてあげよう!!』ギュウギュウ

女『あははーゴツゴツしてるー』

母『お ん な ちゃーん??』ぐりぐりぐり

女『ふぐぅ・・ぶええええええ』

・・・・・・・・・・





44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:23:53.51 ID:/E3pO/wS0

現在 改札付近の物陰


女「ああ・・・もう」

女「昔のあたしを蹴っ飛ばしたい」

女「とりあえず説得・・・かな」

女「ブロック・・・さん?ごめんね?もう物投げつけるのやめて?」

ブロック「・・・!! ゆ る さ ん・・・!」ブンッ ガチャーン

女「だーよねー・・・」

女「あたしが同じ立場だったら絶対許さんわ・・・」





45:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:25:19.47 ID:/E3pO/wS0

女「はぁぁ・・・このまま隠れててもどうしようもないし」

女「あいつと戦うしかないか」

女「よし・・・ここから出て、一気にあいつに近づいて・・・!」

小人4「お、女?よせ!!」

ブロック「??」

女「・・・」ダダダッ

女「第三の武器発動!!!」ヒュッ パッシーーーーーン!!





46:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:26:20.06 ID:/E3pO/wS0

ブロック「!? 痛っ・・・ぐううぅ」

女「ふふ・・・効いてるわね。どんどんいくわよー!」 ヒュッ バシッ

ブロック「!!! うがぁぁああ」

女「あはは、両腕いったわねー♪次は足!!」ヒュッ ビシッ バシッ バッシーーーンッ

ブロック「ぐっ!!ふぐっ!!があっ!!」ドサッ

女「あは・・・四つん這い いい格好ねー♪」ピシッ

ブロック「うぐあっ、お、お前、なんで夢の中でそんな武器を持てる・・・?」





47:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:26:54.19 ID:/E3pO/wS0

女「ん?ああ・・・普通の人間が夢の中に持ち込める物ってどんなものだと思う?」

ブロック「?」

女「それは・・・『いつも身につけてるもの』!!」

女「例えば眼鏡をいつもかけてる人なら夢の中でも眼鏡かけてるはず」

女「いつも携帯持ってる人なら夢の中でも携帯持ってる確率は高いはずよ」

女「そこで、武器になるものをいつも持ち歩こうと考えたんだけど」

女「ナイフとか身につけて寝るのは自分に刺さりそうで怖いし」

女「考えた末にたどり着いた武器がこれよ」パシッ

女「む  ち  アハハハハー」ビュン バシーーーン





50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:28:00.27 ID:/E3pO/wS0

ブロック「ぐおっ、ゆ・・・ゆるさん」

女「んんんんー?そんな四つん這いの格好で凄まれてもねー?」

女「あ!そんな情けない格好のあなたにぴったりのものがあるわー」ゴソゴソ

女「はい♪」

ブロック「?! なんだ、その卓球のラケットを細長くしたようなのは・・・?」

女「ぐふっ♪尻叩き専用本革スパンキンググッズー」

女「パンパカパッパ パンパカパッパ パー」

ブロック「え そんな ちょ・・」

パシッッッ!!





51:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:28:26.61 ID:L7jqto3d0

現実でひどいことしたうえ夢のなかでもこの仕打ち





52:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:28:31.59 ID:/E3pO/wS0

ブロック「ふぐっ!!ちょ・・・やめt」

ビシッ!

ブロック「はあっ!!おい、お、おま」

バシッ!

ブロック「はあうっ!やめ・・やめろ!!」

女「んんー?そこは『やめてください』でしょー?」

ブロック「だ、だれがそんn」

パシーン!!

ブロック「ふぐおぉお!!や・・・やめてくだしゃい」ウルウル





53:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:29:08.73 ID:/E3pO/wS0

女「ふふ・・・んんー?どうしよっかなー?」パシッ

ブロック「そ、そんな・・・ちょっもうやめて」ウルウル

女「じゃあちゃんと謝ってもらおうかなー?」ピシッ

女「『物投げつけてごめんなさい、もうしません』って」バシン

ブロック「う・・・ご、ごめんなさい、もうしません」

女「うん♪いい子ねー。じゃ、とどめの一発ー!」


パッシーーーーーーン!!!


ブロック「ふあぁぁぁーっ!!!」ドサッ ピクピク





55:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:29:40.19 ID:/E3pO/wS0

女「ふぅ・・・満足。」

ブロック「・・・・」ピクピク

小人1・2・3「女さん、怖い・・・」ガクガク

小人4「えげつねーな」

小人5「・・・///」

女「はぁーこれでようやく終わりね・・・」





57:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:30:47.98 ID:/E3pO/wS0

女「・・・?」

女(違う・・・終わりじゃない・・・!!!)

女(そうよ・・・今戦った奴は『ブロック』と呼ばれてた)

女(この子達に命令したのは『トモダチ』と呼ばれている奴・・・!)

女(そもそも、この小人たちはもともとあの童話のキャラのぬいぐるみ)

女(全部で・・・・・7人!)

女(『トモダチ』は別にいる・・・!!!)





58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:31:32.23 ID:/E3pO/wS0

女「ねえ、あなたたち、『トモダチ』はどこ?」

女「もう一人いるはずよ、あなたたちに命令した奴が・・・!」

小人1・2・3「・・・」

小人4「ああ・・・だが俺たちも奴がどこにいるのかわからない」

小人4「この遊園地のどこかにいるとは思うが・・・」

女「え・・・」

女(と、ともかく、そいつを倒さないとこの夢は終わらない)

女(探さなきゃ・・・!)ダダダダッ





62:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:32:14.37 ID:/E3pO/wS0

女「どこにいるの・・・?」キョロキョロ 

女「無人の遊園地・・・やっぱりちょっとこわいわ」キョロキョロ

女「どこ・・・?」キョロキョロ


トモダチ(はは・・・あいつ、駅から出てきやがった)プラーン

トモダチ(あいつには俺は探せないだろう・・・だが俺は全部見えている)プラーン

トモダチ(早くこっちまで来い・・・その時がお前の最期だ)プラーン プラーン





63:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:33:05.83 ID:/E3pO/wS0

女「はぁ・・・いない」

女(そもそも『トモダチ』ってどんな奴なの?)

女(思い出せない・・・あたしがそんな名前をつけたの?)

女(7人目の小人、あたしは何をした?)

女(思い出せ、あたし)

女(幼少期・・・あたしが何かしたはず・・・思い出せ)

女(・・・)

女「う゛ぁ・・・う゛ぁ!」





65:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:33:56.31 ID:/E3pO/wS0

もう一回 女 幼少期



女『でんきのひもにーぬいぐるみをぎゅっと』プラーン

女『・・・』

女『くびつりしてるみたいでこわいーぶえええーー』

女『ふぐぅ、ほどけないー』

女『! そうだ!!てるてるぼうずみたいに、ぬのをかぶせて』

女『さらにぎゅっとひもでむすんで』

女『・・・』

女『もっとこわいーびえええええーん』

女『! そうだ!!かっかおをかけばいいんだ!まじっくー』

キュキュキュッ

女『はあぁぁっ、目・・・おっきくかきすぎたー!!こわいー!!!ぶええええーん』

・・・・・・・・・・





67:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:35:29.97 ID:/E3pO/wS0

現在  遊園地



女「はあぁっ!思い出したー!吊るしたわ・・・電気のひもに・・・変な落書きもした」

トモダチ(来た・・・よし、もう少しこっちに・・・!)プラーンプラーン

女「遊園地・・・背の高いアトラクションはいくらでもある」

トモダチ(来い・・・来い・・・!!!)プラーンプラーン

女「・・・ってことは今もどっかに吊るされてる??」

トモダチ(よし、今だ!!はさみでこのひもを)プチッ

女「探すのは地上じゃない・・・!?上・・・?」チラッ

トモダチ「!!気づいたか・・・だがもう遅い!このはさみを・・・突き刺す!!!」ヒューーン

女「いた!!こっちに向かって飛んでくr」


グサッ





68:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:36:08.00 ID:/E3pO/wS0

女「はぐぅっ!あ・・・ぐ・・・」ドサッ

トモダチ「!!はははっ!やった・・・やったぞ!!」

ザクッ グサッ グチャッ 

女「うっ・・・あ・・・」

トモダチ「ははっ!血ぃ吹き出してやがる!!俺の・・・俺たちの勝ちだ!」

女「がはっ・・・ぐっ・・・」

トモダチ「おい・・・女、お前はもうしぬぞ?」

トモダチ「現実世界では今頃心臓麻痺だ!!なんか言っとくことあるか?」





69:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:37:20.54 ID:/E3pO/wS0

女「う・・・あ・・・」

女「と・・・ともだ・・・ち」ギュッ

トモダチ「!? なんで・・・なんで俺のことを抱きしめる!?」

女「あたしの・・・とも・・・だち・・・ぶ・・・ぶえええ・・」ギュウウウッ

トモダチ「?・・・なんで・・なんで泣く・・・お、おい!!」

女「ぶえぇぇ・・・ともだ・・・・」ガクッ

トモダチ「しんだ・・・?この泣き方・・・どこかで・・・ともだち・・・?」

トモダチ「う゛ぁ」





71:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:38:12.84 ID:/E3pO/wS0

女 幼少期 (トモダチ視点)


トモダチ(おぃぃぃ!!電気に吊るすってどんだけドSな幼女だよ)

トモダチ(早く降ろしてくれよ・・・ったく、変な布までかぶせやがって)

女『ふぐぅっ、あたしのともだち・・・おろさなきゃ・・・でもほどけない』

女『ぐすっ、でんきのひも、きっちゃったら、おかあしゃんにおこられるかな』

女『でも、はやくおろさなきゃ』

トモダチ(おい・・・!はやく降ろして欲しいがそれはやめとけ)

トモダチ(あの母、こええからな・・・しぬほどおこられるのが目にみえてるぞ)





72:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:39:25.56 ID:/E3pO/wS0

女 チョキ ドサッ

トモダチ(切りやがった・・・まずい・・・まずいぞ!)

母『女ちゃん・・・』ピキピキ

女『ふぇぇ?』

母『なんてことしてるの!!!』パッシーン

女『ふぐぅ・・・ぶえええええーん』

母『もう我慢できないわ!!こんなにぼろぼろにして!全部片付けるからね!』

女『そんな・・・やめて!!この子たちはあたしのともだち・・・!!』

母『こんなにぼろぼろにして友達もくそもないでしょ!!』

母『全部ダンボールに詰めて、ガムテープ貼って』ビーッ ペタッ

母『押し入れに・・・!女ちゃん、二度と出しちゃだめよ!!!』

女『うぇぇーん ごめんなさい もうひどいことしないからだしてーぶええええーん』





73:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:40:17.15 ID:/E3pO/wS0

現在 遊園地


トモダチ「お・・・思い出した・・・」

トモダチ(そうだ・・・あの後、一週間くらいずっとあいつは)

トモダチ(『あたしのともだちー』って言いながらあの変な泣き声で泣き続けてた・・・)

トモダチ(なんで・・・なんで忘れてたんだ?)

トモダチ(あいつは・・・俺たちのこと好きだったんだ)

トモダチ(あいつが俺たちのこと忘れてしまったから、俺たちはあいつのこと憎み始めたのか?)

トモダチ「お、女?」

女「・・・」





74:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:40:59.20 ID:/E3pO/wS0

小人1「あ・・・う・・・」

小人2「お・・・」

小人3「女さん?」

女「・・・」

小人4「無駄だ・・・もうしんでる」

トモダチ「おい・・・おい、女!!」

トモダチ「俺たちは何のためにこんなに長い間憎み続けてきたんだよ・・・」

トモダチ「悪かった・・・俺が間違ってたよ・・・だから、目、覚ましてくれよ!!」





77:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:42:04.16 ID:/E3pO/wS0

女「・・・」

小人5「・・・」ウルウル

ブロック「お・・・んな・・・」

トモダチ「おい・・・女ぁぁぁあああ!!!」





78:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:42:56.03 ID:/E3pO/wS0

女「う゛っ・・ごほっ」

小人1・2・3・4・5・ブロック・トモダチ「え」

女「ごほっ・・・かはっ すぅうううーーはーーーー」

小人3「女さん!!?」

小人4「女ぁ!!」

トモダチ「お・・んな?い、生きてたのか?」





81:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:43:42.91 ID:/E3pO/wS0

女「はぁ・・・ん?いや・・・多分一回しんだわ」

女「お花畑見てきたわーあははー」

小人4「はぁあ?一体どうやって戻ってきたんだ?」

女「ん?ああ、最後の保険がうまくいったみたいねー」

トモダチ「保険?」

女「うん。あたしが生き返れたってことは、今頃現実のあたしは救急車の中かな・・・」





83:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:44:42.46 ID:/E3pO/wS0

ちょっとだけ時間を遡って 現実世界


女「がはっ!・・・ぐっ・・・!」バタバタ

男「!! な、なんだ?」

女「う・・・あ・・・」ピクピク

男「?? お、女様?」

女「ぐ・・・」バタッ

男「! え・・・こ、これは心停止?女様!!」





84:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:45:24.53 ID:/E3pO/wS0

男「な、なんで突然?い、いや、あわてるな」

男「女様!あなたの第一の奴隷、どМ変態医者のこの私が!!」

男「今助けます!」

男「気道確保ー!!」グィッ

男「次は・・・女様の口・・・ぐふふ」

男「い、いや違う!!人工呼吸ー!!」フーッフーッ

男「続いて・・・女様のオ●ーイ・・・ぐふふ」

男「ちっがーーーう!!!胸骨圧迫30回ー!!」グッグッグッ





85:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:46:14.39 ID:/E3pO/wS0

男「これを繰り返して・・・・」

男「あ!そうだ!女様に持ち歩くよう命じられていたAED!!」

男「この時のためだったのか・・・よし!AED装着!」

男「電気ショックーーー!!!」

女「う゛っ・・ごほっ」

男「よっしゃー戻ったー!!」

男「今すぐ救急車呼んでうちの病院に連れていきます!女様!」

・・・・・・・・・・





86:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:47:12.95 ID:/E3pO/wS0

遊園地


女「はぁ・・・これでやっと終わりかな・・・もう戦う気はない・・・よね?」

トモダチ「あ、ああすまなかった女、俺のせいで」

女 ギュウウウ

トモダチ「!」

女「いいのよ・・・むしろ、ひどいことしたのはあたしの方だし」

女「多分ちょっとの間入院だろうけど、退院したら必ず」

女「押し入れの奥からあなたたちを出すから・・・それまで待っててね?」

トモダチ「ああ・・・!」

女「ほら、あなたたちもこっち来て?」

小人1・2・3・4・5・ブロック「///」

ギュウウウウ





88:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:47:58.53 ID:/E3pO/wS0

女「はぁ・・・これでようやくこの夢も終わりね・・・」


・・・・・・・・・・

・・・・・・


・・・・

・・








89:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:49:05.58 ID:/E3pO/wS0

病院 朝


女「ん・・・」

男「! 女様!目覚めましたか!良かった!」

女「男・・・助けてくれたのね・・・ありがとう」

男「い、いえ・・・すぐに気づいて良かったです///」

女「うん・・・助かったわ」

女「・・・・?」

女「・・・男?ここ、あなたの働いてる病院よね?」





90:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:49:55.17 ID:/E3pO/wS0

男「はい、そうですが・・・救急車でお連れしました」

女「ああ・・・はーっ使えないわねー」

男「え」

女「救急車呼んでここに来たってことは」

女「あなたがあたしの家にあんな深夜にいたってことばればれじゃない・・・」

男「あ」

女「あーあ、今頃病院中に広まってるわね・・・はぁ」





91:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:50:54.13 ID:/E3pO/wS0

女「あなた、一ヶ月間うちに出入り禁止ね」

男「え そんな、そんな長い間・・・」

女「んーしばらく忙しそうなのよねー」

男「え」

女「他に調教予定の奴らが七人ほどいるのよ」

男「」





92:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:52:04.72 ID:/E3pO/wS0

女(退院したらすぐにあの子達出してあげよう)

女(しっかし・・・あんなひどいことばかりしてたあたしをあの子達よく許してくれたわねー)

女(まあ、どS幼女だったあたしの仕打ちに耐え抜いたってことは)

女(・・・どМね。どМだわ。間違いないわ。)

女(あの子達、現実世界でも動けるのかな、ト○ストーリーみたいに)

女(まあ、夢の中で調教ってのもちょっと面白そうね)

女「・・・クスッ」




おわり





93:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/12(水) 02:53:35.24 ID:/E3pO/wS0

おそくまでありがとうございました。

それではお休みなさい






元スレ:アナウンス「次は挽肉~挽肉です~」

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347382909





  

【 関 連 記 事 】


幼少期の女が面白すぎるわw
[ 2012/09/18 16:37 ] [ 編集 ]
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