4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:00:03.42 ID:L5unwfZb0
あかり「わぁい灯油あかり灯油だいすき」ドボドボ…
京子「ちょ、やめろってあかり!灯油!かけるのやめて!」
あかり「え、なんで」
京子「だ、だって…その…あかり!私のこと、燃やそうとしてるでしょ!?」
あかり「うん」ニコッ
京子「灯油かけたら、よく燃えるようになるじゃん!」
あかり「うん、そうだけど?」
京子「や、やめて!」」ジタバタ
あかり「…わぁい怯える京子ちゃんあかり怯える京子ちゃんだいすき」」バッ
京子「えっ、あっ、あか…ぁ…」ドサッ
あかり「…えへへ。今のお腹キックはちょっとききすぎちゃったかな?」ニコッ
京子「ぁ…か…」
あかり「でもまあいいや。灯油かけるよぉ」ドボドボ…
2:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 21:55:50.19 ID:s+cdYsGd0
不覚にもスレタイでワロタ
5:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:02:23.24 ID:y25YuN+10
まさか立て逃げじゃなかったとは
7:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:04:08.68 ID:s+cdYsGd0
あかり・・・
8:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:05:41.66 ID:L5unwfZb0
あかり「わぁい、わぁい」ドボドボ…
京子「あ…、あかりぃ…」グスン
あかり「…」ジィッ
京子「や、やめて…ほんとやめて…。火つけるのだけは…やめて…」
あかり「…わぁいチャッカマンあかりチャッカマンだいすき」カチャカチャ
京子「やめ…やめ…。な、なんでもするからさぁ…」グスン
あかり「…今なんでもするって言ったよね?京子ちゃん」
京子「な、なんでもするから!」
あかり「えへへ。じゃあ京子ちゃん、今日はあかりといちゃいちゃしてほしいなぁ」ナデナデ
京子「お、おう…」グスン
あかり「…涙目の京子ちゃん、かわいいよっ」ナデナデ
京子「あ、ありがと…」デレデレ
あかり「えへへ」
京子「(こ、こんなのでいいのかなぁ…)」
13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:10:08.35 ID:eDPPsX5o0
あかり「なんでもするの?」
京子「何でもする!だから、チャッカマン置いて、ね?」
あかり「・・・」
あかり「そうだ!じゃあ自分で着火してよ!」
京子「えっ・・・」
あかり「たまには他人の放火を傍観するのもいいかと思って」
京子「それ、私、やっぱり燃えちゃう・・・」
あかり「・・・」カチッカチッ
あかり「何でもするって言ったよね」ボォォ
京子「・・・」
15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:10:37.72 ID:L5unwfZb0
あかり「えへへ。京子ちゃん、かわいい!」ナデナデ
京子「う、うん…」
あかり「…でもなんか灯油のにおいがするよぉ。京子ちゃんくさいよぉ…」
京子「…さっきあかりが無理矢理私に灯油かけたからだろ…」ボソッ
あかり「ん?今なんか言った?京子ちゃん。わぁいチャッカマンあかりチャッカマン」カチャカチャ
京子「…!わ、わかった!ごめん!今すぐなんか拭くもんとってくるから!」
あかり「えへへ。頼むよぉ」ニッコリ
京子「…」ビクビク
17:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:11:29.20 ID:1FeJ1w1j0
京子ちゃん逃げて・・・!
19:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:12:32.66 ID:+t5L54B00
こえええよ
25:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:17:50.98 ID:L5unwfZb0
京子「…と、とりあえずぞうきんで…ふ、ふくよ…」フキフキ
あかり「…はやくしてよぉ京子ちゃん。あかり灯油まみれの京子ちゃんきらい」カチャカチャ
京子「!」ビクッ
あかり「…」ジィッ
京子「…ふ、ふけたよ!」
あかり「…うん。じゃあそのぞうきんちょっと貸して」
京子「うん…」
あかり「…燃やすよぉ」
京子「…えっ?!」
あかり「えへへ。わぁい不審火あかり不審火だいすき」
京子「(や、やめろって…!!!ごらく部の部室畳だから不審火でまじで全焼じゃん…!)」ビクビク
27:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:17:54.13 ID:eDPPsX5o0
あかり「じゃあ、はい!」ポイ
あかりの転がしたチャッカマンは灯油で水浸しになった廊下を滑り、
へたれこんだ京子の膝元に当たり止った
京子「・・・」
あかり「はやくはやく!あかり京子ちゃんが燃えるのはやく見たいな!」
京子「・・・」
京子は転がったチャッカマンを手に取り、着火口が若干生暖かくなっているのを肌で感じた
オイルタンクが備えてあるであろう図太い手持ち部分から対照的に細長い着火口まで、転がった床の灯油で滴っている
あかり「はやく!はやく!」
こんな物、トリガを引けばすぐさま灯油に引火してしまう
あかりはそれを見越してわざと手渡さず、一歩手前に引いて転がして渡したのだろう
京子「あかり・・・」
先程のあかりの蹴りは私の腹部に突き刺さり、鈍く鋭い痛みが突き刺さる
下半身に力が入らない
28:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:23:00.87 ID:eDPPsX5o0
京子「ねえ、あかり、こんな事したら、私、死んじゃうよ?」
恐怖のあまり声が引き攣る
今の私に出来る事は、命乞い位だ
あかり「・・・」
あかりが表情を変えた
いや・・・「戻った」と言う表現が適切だろうか
あかり「京子ちゃん」
あかりは恐らく私がこのまま燃えると予想していたのだろう
冗談じゃない、死にたくない
あかり「聞いてる?」
私はまだ死にたくない。死んでたまるか。
こんな所で、殺されてたまるか
京子「う・・・」
あかり「・・・」
京子「うわああああ!!!」
29:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:23:28.15 ID:L5unwfZb0
京子「…や、やめろって!とにかく火つけるのはやめよ、な?な?」
あかり「え、なんで」
京子「だ、だってさ…、火つけたら、燃える…じゃん?部室」
あかり「燃えるけど、それがどうかしたの?」
京子「…部室燃やしたりなんかしちゃ駄目だ!」
あかり「えっ。なんで」
京子「えっ」
あかり「…燃える部室が悪いよぉ」ニッコリ
京子「」
あかり「わぁい不審火あかり不審火だいすき」カチャカチャ
京子「(やばい…あかり…ガチで燃やす気だ…逃げなきゃ…)」アセアセ
あかり「腹ぱん」バシッ
京子「ぁ」
30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:25:05.48 ID:UCvc7GSD0
不審火大好きってwww
34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:29:48.31 ID:L5unwfZb0
あかり「あっ」
京子「…な、なに?あかりぃ」
あかり「…わぁい腹パンたまにお腹にキックあかり腹パンたまにお腹にキックだいすき」バシッ バシッ
京子「ぁ…」
あかり「あっ。京子ちゃん、うずくまってるよぉ…かわいそうだよぉ…のど渇いてる?京子ちゃん?」
京子「の、のどは…その…ちょっとかわいて…る…かな?」
あかり「…じゃあ灯油飲ませてあげるよぉ」ニッコリ
京子「!!!!!!!!!!!!!や、やめ!!やめて!!」
あかり「えへへ」
36:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 22:33:36.11 ID:L5unwfZb0
あかり「あっ」カチャッ ボォッ
京子「っ! あ、あつっ!」
あかり「ごめんね京子ちゃん。あかり、ちょっとチャッカマンさんで京子ちゃんの指に」クルッ
あかり「火つけちゃったよぉ…。あつかったのに、ごめんね?ごめんね?」グスン
京子「あ、う、うん…」
あかり「…燃やすよぉ」
京子「?!」
あかり「ぞうきん…」ボォッ
京子「わっ?!あ、あかり!なにぞうきん燃やしてるの!!?」
あかり「…京子ちゃん、はやくしないと畳に燃えうつっちゃうよ?火、消さなきゃ」
京子「と、とりあえず…み…水…水…かけなきゃ」アセアセ
あかり「…」ニコォ
56:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 23:02:06.42 ID:L5unwfZb0
あかり「ねぇ京子ちゃん。水ならここにあるよぉ」
京子「ん?」
あかり「…つばで消火してよぉ…」
京子「えっ、あ、うん。お、おう…」
あかり「はやくやって」カチャカチャ
京子「う、うん…」ペッペッ
あかり「…火、消えないね」
京子「うん…」
あかり「…」
京子「…」
57:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 23:08:08.75 ID:L5unwfZb0
あかり「ねぇ京子ちゃん」
京子「な、なにあかり」
あかり「心頭滅却、火もまた涼しってことわざ…知ってる?」
京子「な、なにそれ」
あかり「…気のもちようで火も涼しく感じるって話だよぉ」
京子「へ、へー…そうなんだ…」ビクビク
あかり「…ようは気のもちようじゃないかな」
京子「…う、うん」
あかり「…ねぇ京子ちゃん、火の中、頭突っ込んでみてよ。あ。足でもいいよ?」
京子「えっ、あっ、そ、それは…その…」
あかり「…気のもちようだし、大丈夫だよ!京子ちゃん、ね?ね?」
京子「」
あかり「…はやくしないと燃やすよぉ」カチャカチャ
京子「や、やめて!そ、それだけは!」
あかり「えへへ。じゃあやってね」ニッコリ
58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 23:12:19.71 ID:L5unwfZb0
あかり「…やれっていってるんだよぉ!!」ガシッ(お腹にキック)
京子「ぁ…う…」
あかり「…うずくまる京子ちゃんだいすき!えい!!」ガシッ
京子「…?! あ、あつ!!」
あかり「わぁい火の中に頭を突っ込む馬鹿な京子ちゃん、あかり火の中に頭突っ込む馬鹿な京子ちゃん」
あかり「だいきらい。死ねばいいよぉ」ニッコリ
京子「!」
あかり「えへへ」グリグリ
京子「あつ!あつ!や、やめ!!やめてえええあかりいいい!ああああああ」
あかり「やめないよぉ」
67:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 23:30:29.61 ID:L5unwfZb0
京子「あつい!あつい!あつい!」ジタバタ
あかり「…じたばたしないでよぉ」チューゥ
京子「?!」
あかり「わぁいお注射あかりお注射だいすき」
京子「ちょっ、あ、あかり?!今なんの注射…」
あかり「えへへ。なんか知らないけど危ないお薬だよぉ」ニッコリ
京子「?!」
あかり「…どのみちここで死ぬ運命だったんだよ」ボソッ
京子「?!」
68:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 23:38:00.97 ID:L5unwfZb0
あかり「…あかりは京子ちゃんの臓器がほしい」
京子「えっ…?」
あかり「…あかり、京子ちゃんの心臓だいすきだよぉ」ニタァ
京子「ひ、ひぃ!」
あかり「…でも、さすがに生きたまま心臓をとるわけにもいかなかったから」
あかり「こうやって…京子ちゃんを殺すしかなかった」
京子「ひ、ひぃ」
あかり「えへへ。つまりは、そういうことだよぉ。京子ちゃんの心臓ほしいよぉ」
京子「」
70:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 23:43:19.58 ID:L5unwfZb0
あかり「…それでなんであかりが京子ちゃんの心臓がほしかったかっていうと…」
京子「うん…」
あかり「…食べたかったからだよぉ」
京子「…!」ゲロッ
あかり「…心臓、おいしそうだよぉ。テレビで医療番組みてから、すっごく食べたくなって…」
あかり「その…その…」ニタァ
京子「あ、あかり…あかり頭おかしいよ…」
あかり「」カチン
京子「わ!ご、ごめんあかり!やめて!やめて!頭に火!やめて!」
あかり「やめないよぉ」
72:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 23:48:22.01 ID:L5unwfZb0
あかり「…それで…京子ちゃんを殺して、すぐに心臓を食べる方法…」
京子「」ゲロゲロ
あかり「それが…放火だと思ったんだよぉ!焼いたら多分、心臓も食べれるよね?」
京子「」ビクビク
あかり「わぁい焼肉(人肉)あかり焼肉(人肉)だいすき!」ニコッ
京子「」
あかり「…ってわけで、そろそろ薬がきいてきたかな?京子ちゃん」
京子「」
あかり「…白目むいてるよぉ。きいてきたんだよね」ニッコリ
あかり「…わぁい。パーティのはじまりだよぉ」
73:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 23:53:35.30 ID:qzI+yutV0
なんてこったい
74:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/24(月) 23:55:48.36 ID:L5unwfZb0
~後日談~
―えっ?はじめにあかりが京子の心臓を貪る姿をみたとき、どう思ったって?
そりゃあ単純に、驚いたよ。だって私のだいすきなあかりは、そんな残虐なことを
するだなんて絶対にしないって思ってたからね。でも、京子の心臓…いや、京子の内臓を
食べたいという気持ちは、少しわかる気がするけどね。
―火の中で口元を真っ赤にしながら、京子の心臓を貪り食うあかり…
確かに、モラル的には問題があるかもしれない。でも、その食べる姿がなんというか…
思いっきりハンバーグを口にほおばっているみたいで、なんだか微笑ましかった記憶
75:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/25(火) 00:01:05.69 ID:tRaszDpR0
で、それで火の中のあかりを私は必死になって助けたわけだが…
問題は後処理だったんだね。京子は焼死、心臓はえぐられていて、これは警察にみつかれば
間違いなく事件として捜査がはいるだろうし、第一ごらく部の部室は完全に焼失しちゃったわけだし、
こればっかりはごまかしがきかないからね。だから私は、この町で最も大きい権力を持つ私のお父さんに
この件をごまかしてくれるように頼んだんだ。いや、正確には頼み込んだんだ。
で、結果はというと…ごまかしてくれた。
これで第一発見者の私とあかりはつかまらずにすんで、京子は単なる火の不始末による焼死として処理され、
ごらく部の部室の焼失も京子の火の不始末のせい…だと無事にごまかすことができたのだ。
もちろん、家に警察すらこない。
あ、でも全校集会でごらく部の部室と京子の焼死についてはふれてたかな?
まあ、今更京子のことなんてどうでもいいんだけれども。
76:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/25(火) 00:03:05.17 ID:tRaszDpR0
~後日談2~
あかり「わぁい、わぁい!結衣ちゃんだいすき~!」ギューッ
結衣「か、かわいいなぁあかりは」ナデナデ
あかり「結衣ちゃんもかわいいよぉ」
結衣「///」
あかり「///」
結衣「…京子がいなくなって、ほんと生きやすくなったよな」
あかり「うんうん。京子ちゃんは邪魔だよぉ」
結衣「うんうん!いざ、あかゆい世界へ!」
あかり「えへへ。結衣ちゃんうまいよぉ」
おわり
77:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/25(火) 00:04:23.80 ID:Rv5qIh/xi
お、乙
78:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/25(火) 00:05:10.80 ID:1iHMnX090
京あかと思ってたら結衣あかだったでござる
79:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/25(火) 00:05:51.13 ID:qPti9Bte0
乙乙
なかなかやったで~
81:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/25(火) 00:08:27.52 ID:YDikEwtr0
ひっでぇラストだ
83:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/25(火) 00:12:29.97 ID:KQnsHfZp0
マジキ…いや、なんでもない
とりあえず乙
85:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/25(火) 00:20:22.21 ID:rIsK84+G0
なにこれ怖い
元スレ:あかり「わぁい放火あかり放火だいすき」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348491319
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