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  響「猿夢……?」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
悪夢にうなされることは決して珍しいことではありません。皆様も悪夢を見たのは
1回2回ではないことでしょう。でも、それが猿夢であったとしたら・・・もう眠れない乙!


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:25:07.20 ID:47QDBTQb0

響「どうしたんだ?やよい、元気ないぞ」

やよい「……それが……」

響「?」

やよい「あ、やっぱりいいですー……」

響「やよいが元気ないなんて心配だぞ。何でも話してみてよ」

やよい「ううー……、でも……」

響「そんなに大変なことなのか?」

やよい「いいえ、そんなことないです……」






3:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:25:56.39 ID:47QDBTQb0

やよい「それじゃあ……話します」

やよい「あの……最近……怖い夢を見るんです」

響「怖い夢?」

やよい「はいー……」

やよい「家族とか……事務所の皆さんとか……すごく怖い顔で追いかけてくるんですー……」

やよい「追いかけられてるとき、助けて!って思ったら、目が覚めたんですけど……」

響「うわっ、それは嫌だな……。でも夢なんだし、あんまり気にしちゃダメさー」





4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:26:37.78 ID:47QDBTQb0

やよい「それが……」

やよい「昨日見たんです……前の夢の続きを……」

響「……え?」

やよい「あ、続きって言うか、前の夢と同じところからスタートしたんですけど」

やよい「昨日は、あ、これ夢だって、すぐ気づいたんですー」

やよい「だから、起きなきゃ起きなきゃって」

やよい「でも全然起きれなくて……」

響「……」





7:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:27:50.37 ID:47QDBTQb0

やよい「そうこうしてるうちに、千早さんが目の前まで迫ってきて……」

響「……」ゴクリ

やよい「そこで、ふっと目が覚めたんです……」

響「……そ、そう……」

やよい「でも……、最後に……」





10:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:29:37.72 ID:47QDBTQb0

やよい「しゃがれた声で、

 『また逃げるんですかー?次はありませんよー』って声が聞こえたんです……」

やよい「もう私、怖くて怖くて……」

響「や、やよいは気にし過ぎさー!

 最近仕事が忙しくて生活が不規則だからそういう夢を見るんだぞ!」

響「じ、自分とダンスレッスンでもして体動かせばバッチリ快眠だぞ!!」





11:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:32:10.77 ID:47QDBTQb0

やよい「……それも、そうかもですー」

響「それじゃあこれから個人レッスンさー!!」


―帰宅後―

響「ふう、今日は結構張り切っちゃったなー」

響「今日は早めに寝ようかな」

響「……そういえばやよいの話……」





12:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:32:37.80 ID:47QDBTQb0

響「い、いや、何かの偶然に決まってるぞ!」

いぬ美「?」

響「あ、大声出しちゃってごめん……」

響「もう寝よ寝よ」





13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:33:21.05 ID:47QDBTQb0

――――

――



響「……んー……」

響「……ん?」

響「ここ、テレビ局……?」





15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:34:20.93 ID:47QDBTQb0

やよい「うっうー!響さん!」

響「あー、やよい、元気になったんだな?」

やよい「うっうー!私はいつも元気いっぱいですよー!!」

響「とにかく、元気になって良かった」

やよい「響さん、一緒に遊びましょー!!」

響「え?でもここテレビ局だし……」

やよい「大丈夫ですよー!」





16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:35:55.69 ID:47QDBTQb0

響「うーん、ま、いいか」

やよい「それじゃあ、おままごとをしましょう!」

響「おままごとか?何か子供っぽいぞ……」

やよい「それじゃあ、響さんはそこに寝てください!」

響「ここか?」

やよい「私、お母さん役ですっ」

響「うん」

やよい「そして響さんは、食材です」





18:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:37:19.56 ID:47QDBTQb0

響「……へ?」

やよい「響さんは、『食材』です」

響「食材って……」

やよい「私は、お父さんのために、おいしい料理をつくります」

やよい「そのためには、おいしい食材が必要です」

やよい「だから、響さんが食材になります」

響「……」





20:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:38:18.50 ID:47QDBTQb0

やよい「コレで……」

響(包丁……長い……)

やよい「さっくりと首を切り裂いて血を抜いたら、生きたまま内臓を引きずり出します」

やよい「小腸を取り出したら、しっかりと洗って臭みを取ります」

やよい「大腸はちょっと臭いですけど、好きな人は好きなので取っておきます」

やよい「そのまま、腎臓、脾臓、胃、肝臓とおいしい所を……」

響(やばいやばいやばいやばい……)





21:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:39:10.14 ID:47QDBTQb0

やよい「それじゃあ、行きますよー!」サクッ

響「ひいっ!!」

やよい「あー、ダメですよー。逃げたら」

響「く、来るな……」ピチャ

響「な、何……?ピチャって……」

やよい「あー、踏んじゃったー」

響「な、何コレ……?」

やよい「もう一つの食材ですー!」

響(嘘……嘘だろ……)





23:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:40:19.22 ID:47QDBTQb0

響「いぬ美……!」

やよい「とりあえず、血を抜いて、内臓を引きずりだすところまでやりましたー」

いぬ美「ワゥ……」ピクピク

やよい「まだかすかに生きてますねー。イキが良いですー!!」

響「い、いぬ美ィ……」





24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:40:53.84 ID:47QDBTQb0

いぬ美「……ッ」ヒクヒク

響「いやあああああああああああああああああ!!!!!!」

やよい「あー、逃げるんですかー?しょうがないなあ」

――――

――







25:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:42:34.19 ID:47QDBTQb0

響「いやあああああああああああああああああ!!!!」ガバッ

響「はあ……はあ……はあ……」

いぬ美「?」

響「い、いぬ美?……生きてる……良かった……」

いぬ美「わう?」

響「夢……夢だよな……?」





26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:43:36.21 ID:47QDBTQb0

―事務所―

やよい「うっうー!おはようございますー!」

響「ひっ!!」びくっ

やよい「ど、どうしたんですか?」

響「な、何でもないぞ」

やよい「響さん、昨日はありがとうございました」

響「ど、どうってことないさー!!」





28:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:44:25.95 ID:47QDBTQb0

貴音「響……」

P「ふーむ……様子がおかしいな……」

P「俺も気をつけてみてるから、貴音、悩みを聞いてやってくれないか?

 お前が一番仲良いし」

貴音「はい……」





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:46:08.04 ID:47QDBTQb0

貴音「響……」

響「ど、どうしたんだ貴音?」

貴音「何か、困りごとですか?今日は少々元気がないようですが」

響「い、いや、なんでもないぞ……」

貴音「……本当ですか?」

響「……夢が……」

貴音「夢?」





31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:46:43.46 ID:47QDBTQb0

響「……」

響「……ゴメン……」

響「ちょっと言いにくいことなんだ……」

貴音「そうですか……それでは」ぎゅ

響「……」

貴音「わたくしは、いつも響の味方ですよ。話したくなったらいつでも相談してくださいね?」

響「ありがと……貴音ぇ……」ぎゅ





32:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:47:19.89 ID:47QDBTQb0

貴音「わたしくに言いにくいのであれば、社長や、

 プロデューサーに相談するのですよ?」

響「分かったよ、貴音」

響(でも、こんなこと相談するのは……)


P(ふーむ、収穫なしか……)





33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:49:27.81 ID:47QDBTQb0

―数日後―

響「ふー、最近は怖い夢見てないな……」

響「やっぱり気のせいだ」

いぬ美「わん?」

ハム蔵「ヂュ?」

響「気にせず寝るさー」





34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:50:44.58 ID:47QDBTQb0

――――

――




やよい「お久しぶりですー!」

響「ひっ……」

やよい「逃げるなんて酷いじゃないですかー」





35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:51:34.45 ID:47QDBTQb0

響(な、何?続き……?)

やよい「なかなか来ないから、いぬ美ちゃん臭くなっちゃいました」

やよい「もったいないですー」

響「うっ……」

響(酷い……肉が腐って……蠅が……)

やよい「ねー。響さん、酷いよねー?いぬ美ちゃん?」





38:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:55:02.17 ID:47QDBTQb0

いぬ美「ヴヴヴヴヴヴ……」

響「ひっ!」

響「そんな、動くわけ……」

いぬ美「ヴああああああ」

やよい「いぬ美ちゃん?捕まえたら食べてもいいよ」

響「いやあああああああああ!!!」

いぬ美「ヴァアア!!」ズル……ズル……





40:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:57:08.16 ID:47QDBTQb0

響(ここはテレビ局……隠れるところ……隠れるところ……)

貴音「響」

響「うわああああ!!」

貴音「どうしたのですか?そんなに慌てて」

響「た、貴音、貴音なのか?」

響「ここにいちゃ駄目だ!早く逃げないと……」





41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:57:38.82 ID:47QDBTQb0

貴音「逃げないと?」

響「殺されちゃう!!」

貴音「こんな風にですか?」

響「貴音……それ……」

貴音「丁度ネズミを解剖していたところです」

響「ハム蔵ー!!!!」

貴音「響……大人しくしなさい……」





42:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 01:59:43.94 ID:47QDBTQb0

いぬ美「ヴヴヴヴヴヴヴ」ズル……

貴音「さあ、響……」

響「嫌だ!!」

響(こんなの、こんなの貴音じゃない……)

響(遠く……遠く……逃げるんだ……)





43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:01:26.17 ID:47QDBTQb0

―大道具倉庫―

響「このぬいぐるみの中に……」

響「隠れるんだ……」


やよい「響さんー?」

やよい「いるのは分かってるんですよー」

やよい「早く出てきてくださいー」





44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:02:45.92 ID:47QDBTQb0

響「……」


やよい「響さぁーん……」ザクッ

やよい「ここかなー?」ザクッ

やよい「やっぱりこっちかなー?」ザクッ


響(隣の……ぬいぐるみまで……)





45:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:03:24.12 ID:47QDBTQb0

やよい「響さぁあああん」


響(早く、起きろ起きろ起きろ起きろ……)


やよい「あーあ、また逃げるんですかー?次はありませんよー?」


――――

――







46:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:04:48.76 ID:47QDBTQb0

響「……っ!!」

響「はあ……はあ……はあ……」

ハム蔵「ヂュ?」

響「……」

響「もうやだ……」





47:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:05:19.02 ID:47QDBTQb0

―事務所―

P「お、おい、響、どうしたんだ?すごいクマが……」

響「う……うわーん!!」

響「助けて、助けてよ、プロデューサー!!」

P「お、おい……」





48:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:05:59.22 ID:47QDBTQb0

P「落ち着いたか?」

響「うん……何とか……」

P「何があったんだ?」

響「それが……信じてくれないかも知れないけど……」

響「実は……」

……





51:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:07:18.04 ID:47QDBTQb0

P「ふーむ……」

響「……というわけなんだ……」

P「うーん……」

響「やっぱり信じられない……かな……?」

P「俺はそういうの疎いから何とも言えないが……」





52:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:08:04.99 ID:47QDBTQb0

P「知り合いのホラー番組ディレクターに相談してみよう」

P「話を聞く限りだと時間がないからな……」

響「うん……」

P「ちょっとPCに打ち込んでみてくれ。今俺に言った話をなるべく詳しく。

 それを添付してメールで相談してみよう」





53:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:09:34.59 ID:47QDBTQb0

―○×テレビ―

響(ここ……、あのテレビ局だ……)

D「おーい、こっちこっち」

P「いやー、ありがとうございます。まさか当日にお話しできるとは……」

D「いや何、今日ここ改修中でね。道具とか全部運び出してるから

 やることないんだよね」

響「よ、よろしくお願いします……」





54:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:10:52.13 ID:47QDBTQb0

D「で、結論から言えば……」

D「心療内科に行った方がいいんじゃないかな?」

P「がくっ」

響「……」

D「いやね?こういうのはやっぱ精神的なものが大きいんだよね」

D「アイドルって大変でしょ?ストレス多いよね」

D「何かに追っかけられる怖い夢ってのは割とオーソドックスな夢だからね」

P「そ、そうですか……」





56:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:11:42.53 ID:47QDBTQb0

D「って言う真面目な話をしておいてっと」

D「響ちゃんが見てるのは、多分『猿夢』って言われるネット上の怪談だね」

P「猿夢?」

D「こうだっていうハッキリしたのがあるわけじゃないんだけど」

D「大抵、スプラッタみたいな悲惨な夢を3回見るんだ」

D「しかもその夢は続き物になってる」

D「ただ、3回目を見たって言う話は聞いたことがない」





58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:13:29.19 ID:47QDBTQb0

響「……」

D「まあ、同じ事務所の子から聞いたんだよね?

 それで暗示がかかって夢見てる可能性が高いと思うけど」

D「いいかい?舞台となってる場所の地理をしっかり憶えるんだ」

D「で、何としてでも逃げ切る」

D「多分、逃げ切れたら、もう大丈夫」

響「……逃げ切れなかったら?」

D「それは、分からない」





59:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:13:54.00 ID:47QDBTQb0

P「……あんまり役に立たなくてゴメンな……」

響「いや、役に立ったぞ」

響(もう一回、絶対逃げ切るんだ)





61:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:17:22.00 ID:47QDBTQb0

――――

――




響「はっ……」

響(来たな……)

やよい「ひーびーきさんっ」

響「うわっ、な、何で……」

―今日ここ改修中でね。道具とか全部運び出してるから―





62:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:17:58.15 ID:47QDBTQb0

やよい「残念でした。もうぬいぐるみはありませんよ」

響「……」

やよい「また逃げるんですかー?」

ハム蔵「ヂュ……」

貴音「響……」

いぬ美「ヴヴヴうううううう」

響「何もないなら、かえって好都合さー!!」





63:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:18:17.41 ID:47QDBTQb0

貴音「な!?」

響「ほとんど誰も知らないけど、この部屋は出入り口が2つあるんだ!」

響(自分、絶対逃げ切るぞ!!)

やよい「チッ」





65:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:20:03.75 ID:47QDBTQb0

響「はあ……はあ……」

貴音「響ー!!!!」

響「……」ビクッ

響(足速すぎるぞ……もう追いつかれた……)

P「響、こっちだ!」ボソッ

響「プロデューサー?」





66:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:22:05.74 ID:47QDBTQb0

ハム蔵「ヂュ」

P「すまん、ハム蔵」グシャ

P「さ、逃げるぞ!」


響「はあ……はあ……」

響「た、助かったぞ」

P「危なかったな」

P「出口はこっちだ」

響「うん」





67:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:24:29.20 ID:47QDBTQb0

―出入り口―

P「さ、響」

響「プロデューサー……ありがとう……」

響「……」

響「あ、開かないぞ、この扉!!」

P「そりゃそうだろ」

響「……」





68:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:26:29.44 ID:47QDBTQb0

P「今は夜中だ。正面の出入り口なんて開いてるわけないだろ?」

やよい「あはははははははは、やっぱりお馬鹿さんですー」

貴音「惜しかったですね」

いぬ美「ヴヴヴヴヴヴ」


P「さ、観念して、内臓を生きたまま抉り出されてしまいなさい」

やよい「うっうー!!なるべく痛くしてあげますねー!!」

貴音「響の内臓……胸が高鳴ります……」





69:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:27:48.24 ID:xE0N6yyT0

ひい・・・





70:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:29:06.56 ID:47QDBTQb0

響「自分をここまで連れてきたのは失敗だったさー」

P「む?」

響「夜間出入口なんてチェック済みさー!!」

やよい「ぐおおおおおおお!!」

貴音「畜生畜生畜生畜生畜生!!!!」

響「すぐ横に、出入り口がある!!自分は絶対に出られる!!」

P「まてえええええええええええええ!!」





72:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:29:37.97 ID:47QDBTQb0

――――

――



響「はあ……はあ……」

響「生きてる……」

響「ははははは……」

響「生きてるぞー!!!」





73:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:30:12.22 ID:47QDBTQb0

貴音「ど、どうしたのですか?」

響「あれ?貴音?どうして自分の部屋に?」

貴音「何を言ってるのですか?ここは事務所ですよ?」

響「あれ?」

貴音「いつまでも寝ぼけていてはいけませんよ」

響「うん……?」





75:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:32:15.67 ID:47QDBTQb0

貴音「さて……響……」


貴音「生け作り、抉り出し、挽肉、どれがいいですか?」


響「は……?」

貴音「わたくしとしては、挽肉が好みなのですが……」





77:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:35:08.12 ID:47QDBTQb0

貴音「響のお肉を生け作りというのもおつなものですね」

響「……!!」

響(終わってない!!)

響(テレビ局から帰ったら、次は事務所!!)

貴音「やはり予定通り、内臓を抉り出しでしょうかねえ?」

響「どっちも御免さー!!」

――――

――







78:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:36:02.98 ID:47QDBTQb0

響「はあ……はあ……はあ……はあ……」

響「こ、今度こそ……」

いぬ美「うー……」


『あーあ、逃げられましたか……運が良かったですね』


いぬ美「わんっわんっ!!」

響「だ、誰かいるのか?!!」

シーン……





79:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:38:05.83 ID:47QDBTQb0

響「……」

いぬ美「……」

響「ふー……」

響「助かった……?」

響「助かったの……?」

ハム蔵「ヂュ!」





80:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:38:39.17 ID:47QDBTQb0

―エピローグ―

響「はいさーい!!」

貴音「響、近頃調子が良いですね?」

響「ごめん、心配かけたね」

貴音「いえ、良いのですよ。わたくしは元気な響が見られれば」

響「うん……」





83:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:41:01.70 ID:47QDBTQb0

P「……」

小鳥「プロデューサーさん、どうしたんですか?大きなクマ……」

P「いえ……」

小鳥「電話、出られます?」

P「ええ、大丈夫です」

P「お電話代わりました」

「あ、こんにちは。私、○×テレビのDの同僚で……」





84:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:41:41.64 ID:47QDBTQb0

P「え?ええ、お世話になってます」

「その……実は……Dが今朝亡くなりまして……」

P「え……ええ!?」

「そのことをお伝えしておこうと思いまして……」

「告別式などの日程は決まり次第お伝えします……」

P「は、はい」





85:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:43:32.93 ID:47QDBTQb0

「それから……」

「Dの伝言で……3回目が来る……奴らが来る……だそうです」

「死亡現場に伝言が残っていまして……」

「何のことだかわかりますか?」

P「……いえ」

「そうですか……。それでは失礼します」

P「……」





87:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:45:20.22 ID:47QDBTQb0

P(俺も、もう2回見てる……)

P(Dさんも……か……)

P(くそ……死にたくない……!)

P(考えろ……響とやよいは助かって……何でDさんが死んだ……?)





89:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:46:26.61 ID:47QDBTQb0

P「やよい」

やよい「ど、どうしたんですかプロデューサー。凄いクマですー……」

P「響に、夢の話したんだろ?」

やよい「あ、はい。しました」

P「その前に、その話をどこかから聞かなかったか?」

やよい「うーん……」

やよい「あ、聞きましたー!」





91:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:47:48.22 ID:47QDBTQb0

やよい「確か、前に番組で共演した人が、すごく真剣な顔でー」

やよい「とっても怖かったので憶えてますー」

P「そうか……。その話、響以外に話したか?」

やよい「いいえ……どうせ誰も信じてくれないと思って……誰にも……」





93:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:48:58.59 ID:47QDBTQb0

P(決まったな……。この夢は感染するんだ……)

P(そして、誰かに感染させれば助かる……)

P(感染中は、何人に話しても、それだけ感染する可能性がある)

P(響から感染した可能性があるのは、俺とDさん……)

P(しかしDさんは響に関わった時間は短い……)

P(もしかしたらDさんは俺から感染した可能性もある。それなら俺は助かる)

P(Dさんが響から感染していたら、俺は助からない)

P(くそ……誰かに話してしまえればいいが、身近な人を犠牲にするのは避けたい……)

P「……」

P「やるか……」





95:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:50:12.74 ID:47QDBTQb0

P(Dさんとは、夢の核心については何も話していない。メールを送っただけだ)

P(この夢は、文章にして他人に見せても感染するのかもしれない……確証は無いが……)

P(今の俺はやるしかない……俺の中途半端な臆病さが憎い……)

P「出来たか……」


『これは、ある芸能プロデューサーが体験した実話です……』


P「これを○chに……」





99:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:53:33.33 ID:47QDBTQb0

―某所 安アパート―

『これは、ある芸能プロデューサーが体験した実話です……』

俺「ほほう……見たことない怖い話だな……」

俺「酷い文章だが……猿夢っぽいなこれ」

俺「こんな過疎ってる所に貼っても誰も見ないっつーの」

俺「どーれ、一つVIPの『怖いコピペ貼ってけ』スレにでも貼り付けるか」

俺「おー、レスが付く付く」

俺「へへへへへ」


終わり





100:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:53:58.23 ID:C4j1ibli0

リングかよ





101:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 02:55:17.40 ID:Ka2Nl5ds0

なんちゅう、なんちゅうもんを見せてくれはったんや…





111:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 03:13:41.34 ID:47QDBTQb0

読んで下さった皆さん、ありがとうございました
オチは結構迷いました





113:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 03:33:06.36 ID:n00+Hctp0

これでPが誰にも感染させずに逃げ切って生き残れば格好良かったのになwww
乙乙





114:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/09/22(土) 03:56:49.97 ID:FJ/xn+Ta0

これから寝るってのにまったく…






元スレ:響「猿夢……?」

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348244707





  

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