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  メリー「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
私の背後を簡単に取るとは・・・!?で有名なメリーさん。気配を消すのが上手いのか、
そういう特性を持っているのか・・・。ゴルゴ13と対決したらどっちが勝つの?・・・っと乙。


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:16:28.68 ID:eFRJAoN60

男「うわっ!!」ビクッ

メリー「……見ないで」サササ

男「えっ、ほ、ほんとにメリーさん!?」

メリー「うん」

男「『家の前にいるの』とかは!?」

メリー「めんどくさいから省いたの」

男「ただビックリするだけじゃないか!」






2:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:18:45.52 ID:eFRJAoN60

男「……あれ?じゃあ今から俺殺されちゃうの?」

メリー「ううん」

男「……じゃあ何しに来たの?」

メリー「あなたの顔を見に来たの」

男「後頭部しか見えてないよね?」

メリー「さっきチラッと見えた」

男「メリーさん可愛いね」

メリー「そんなことないの」





4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:20:45.15 ID:eFRJAoN60

男「しかし……今から俺学校なんだけど」

メリー「私もついてく」

男「でも……その格好は目立つよ」

メリー「こっち向いちゃダメ」グイッ

男「うーん……」

男「じゃあ着替え取ってくるからちょっと待ってて」

メリー「わかった」





5:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:22:43.95 ID:eFRJAoN60

男「……ついてきてるね?」

メリー「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」

男「待っててって言ったじゃん」

メリー「常に後ろにいるのがポリシーなの」

男「……」

メリー「もっと可愛い服は無いの?」

男「あいにく男物しか無いの」





7:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:24:45.41 ID:eFRJAoN60

男「これなら細めのズボンだし大丈夫だろ」

メリー「ウエストがゆるゆるなの」

男「ベルトで締めろ」

メリー「丈が長いの」

男「捲れ」

メリー「切っていい?」

男「ダメだ」





11:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:29:36.30 ID:eFRJAoN60

男「上は……このセーターを着て」

メリー「これだけじゃ寒いの」

男「わかってるよ……革ジャンでいいか?」

メリー「私こういうの初めてなの」

男「ふわふわした格好ばっかりしてそうだもんな」

メリー「あれしか持ってないの」

男「洗濯してる?」

メリー「してる」





13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:32:16.89 ID:eFRJAoN60

男「どんな感じになったか見ていい?」

メリー「ダメ」

男「ちょっとだけ!」

メリー「少しだけなら」

男「やった!おお意外と似合う!!」

メリー「もうおしまい」グイッ

男「スキニーパンツに革ジャンのメリーさん……いいなぁ」

メリー「ちょっと嬉しいの」





15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:34:24.46 ID:eFRJAoN60

男「メリーさん朝御飯食べた?」

メリー「まだなの」

男「よし、じゃあ一緒に食べよう!」

メリー「そ、そんな、悪いの」

男「勝手に上がり込んどいてそこは遠慮するの?」

メリー「社交儀礼なの」

男「図太いね」





16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:37:21.21 ID:eFRJAoN60

男「……後ろにいるなら何か手伝ってくれない?」

メリー「じゃあ男にはキッチンに背を向けてもらう必要があるの」

男「そしたら俺が料理できない!」

メリー「ジレンマなの」

男「……でもメリーさんの手料理食べてみたい」

メリー「私料理にはちょっと自信があるの」

男「今度お願いします」

メリー「らじゃ」





19:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:39:32.97 ID:eFRJAoN60

男「できた!」

メリー「おいしそう」

男「では!いただきまーす!」

メリー「あ、ちょっと待って」

男「何?」

メリー「お茶碗と箸をこっちに持ってきて欲しいの」

男「でもここは俺が座ってるよ?」

メリー「だから私はあなたの後ろで食べるの」





21:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:42:24.65 ID:eFRJAoN60

メリー「……お醤油取って」

男「……やっぱ食いにくいよ。向こう側行かない?」

メリー「嫌」

男「だってそこからじゃ目玉焼き届かないよ」

メリー「お茶碗に乗せて」

男「はいはい……」

男「……髪の毛がくすぐったい」

メリー「自慢の金髪なの」





22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:44:51.02 ID:eFRJAoN60

男「ごちそうさまでした」

メリー「ごちそうさまでした」

男「どうだった?」

メリー「目玉焼きとベーコン炒めなんて失敗しようがないの」

男「辛口だね」

メリー「確かにベーコンはちょっと辛すぎたかも」

男「ちょっと失敗してるじゃん!」

メリー「これくらいなら成功の範囲内なの」





23:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:47:03.51 ID:eFRJAoN60

男「じゃ、歯磨きと洗顔だ」

メリー「私歯ブラシ持ってきてないの」

男「新しいのがあるからそれやるよ」

メリー「ありがとう」




男「……」シャカシャカシャカ

メリー「……」シャカシャカシャカ

男「……顔、見えてるぞ」

メリー「鏡に映る分には問題ないの」





24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:49:51.87 ID:eFRJAoN60

男「……」バシャバシャ

男「ふぅー……じゃ、次メリーさんどうぞ」

メリー「後ろ向いててね」

男「はいはい」

メリー「……」バシャバシャ

メリー「……タオルを貸して欲しいの」

男「はい」

メリー「ありがとう……」

男「……今向き合ってるぞ」

メリー「私が顔を拭いてる間に回れ右して欲しいの」

男「はい」





27:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:53:06.40 ID:eFRJAoN60

男「じゃ、すっきりしたし学校行きますか!」

メリー「うん」

男「いってきまーす!」

メリー「いってきまーす」




男「……」テクテク

メリー「……」テクテク

男「……メリーさんはどうしてうちへ来たの?」

メリー「……秘密なの」

男「そう……」

メリー「……」

男「……」





29:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:56:08.00 ID:eFRJAoN60

男「あ……ICカード持ってる?」

メリー「何それ?」

男「あー……じゃあ切符買わなきゃな」

メリー「いくら?」

男「180円」

メリー「ちょっと待ってて」





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 02:58:53.21 ID:eFRJAoN60

メリー「お待たせ」

男「普通に前から来たな」

メリー「だって後ろから来てもわからないでしょう」

男「そりゃそうだ」

メリー「行こ」

男「うん。メリーさんの改札はあっちな」

メリー「後ろについてっちゃダメなの?」

男「切符飲み込んでくれないぞ」

メリー「そうなの……」





31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:00:04.80 ID:eFRJAoN60

メリー「できた」

男「うん」

メリー「行こう」

男「うん」

メリー「人が多くてはぐれそうなの……」

男「しっかり後ろついてきてな」

メリー「うん」





32:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:02:21.35 ID:eFRJAoN60

男「メリーさん大丈夫?」

メリー「て、手を貸して欲しいの……」

男「は、はい」

メリー「離さないでね?」ギュッ

男「う、うん」

メリー「人が多い……」





34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:03:55.88 ID:eFRJAoN60

男「メリーさん電車は初めて?」

メリー「あまり乗ったことないの」

男「いつもはどうやって移動してるの?」

メリー「徒歩」

男「……大変だね」

メリー「足腰には自信があるの」





36:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:05:00.04 ID:eFRJAoN60

男「着いた。降りるよ」

メリー「うん」




男「メリーさんの改札はあっち」

メリー「行ってくる」



メリー「できた」

男「よくできました」





38:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:08:11.01 ID:eFRJAoN60

男「じゃ、学校へ出発!」

メリー「うん」



男「……」テクテク

メリー「……」テクテク

メリー「あっ、猫」

男「え?どこ?」

メリー「こっち向いちゃダメ」グイッ

男「えぇ……俺も見たい」

メリー「じゃあ私が男の回りを回るからそれに背中を向けるようにして」

男「めんどくさいな!」





40:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:10:18.63 ID:eFRJAoN60

男「あ、いた」

メリー「可愛いね」

男「メリーさん猫好きなんだ?」

メリー「割りと」

男「他には何が好き?」

メリー「背中に乗れる動物」

男「あぁ……」





41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:15:20.18 ID:eFRJAoN60

男「着いた。学校だ」

メリー「大きいね」

男「うん。はぐれるなよ?」

メリー「うん」

男「メリーさん携帯は?」

メリー「持ってる」

男「だよね。番号教えて?」

メリー「じゃあ今から男の携帯にかけるからそれ登録して」

男「なんで俺の番号知ってるんだよ……」

メリー「私メリーさん」





43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:17:51.16 ID:eFRJAoN60

──
───
────

男「……あの」

メリー「何?」

男「後ろに立ってるとものすごく目立つんだけど」

メリー「じゃあしゃがむことにするの」

男「それでも目立つよ!周りにジロジロ見られてるよ!」

メリー「平気」

男「俺が辛い!頼むから隣に座ってくれ!」

メリー「……わかった」





44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:19:28.77 ID:eFRJAoN60

男「……」カリカリ

メリー「……」ソワソワ

男「……どうした?」

メリー「……落ち着かないの」

男「あと30分だ。これで今日は講義無いから頑張れ」

メリー「頑張る」





48:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:23:19.97 ID:eFRJAoN60

男「終わった。お疲れさん!」

メリー「疲れた……」

男「やっぱり後ろに行くんだね」

メリー「ここが一番落ち着くの」

男「どうせなら並んで歩かない?」

メリー「い……いい……」

男「残念」





50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:25:53.32 ID:eFRJAoN60

男「ちょっと早いけどお昼御飯にする?」

メリー「男の後ろに座れるレストランってあるかな」

男「そんなもんは無い」

メリー「う……」

男「じゃあハンバーガーでも買って公園で食べるか!」

メリー「……ありがとう」





52:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:28:53.09 ID:eFRJAoN60

男「チキンフィレオ一つとシャカシャカチキン一つとコーラS一つ。メリーさんは?」

メリー「私チキンクリスプ一つください」

男「それだけでいいの?遠慮しなくていいんだよ?」

メリー「え、奢ってくれるの?」

男「マックくらいどれだけでも!」

メリー「えっと……じゃあQooのSを追加で……」

男「たった200円かよ」





53:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:31:33.15 ID:eFRJAoN60

男「ん、ここにしよう!」

メリー「わぁ……綺麗な公園」

男「天気良いし、ベンチよりそこの原っぱでいいかな?」

メリー「うん」

男「んじゃ、紙袋の中身を出して……」ガサゴソ

メリー「何してるの?」

男「はい!メリーさんはこの紙袋の上にどーぞ!」

メリー「あ……ありがとう……」





54:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:33:48.80 ID:eFRJAoN60

男「久々だなぁ……こうやって外で食うの」

メリー「美味しい」

男「このまま倒れこんで膝枕してもらってもいい?」

メリー「いいよ」

男「えっ!?いいの!!?」

メリー「うん。ポジション的には後ろだから」

男「え……いや、やっぱやめとく」

メリー「どうして?」

男「ごめんなさい、覚悟が足りませんでした」





57:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:37:20.68 ID:eFRJAoN60

メリー「ごちそうさまでした」

男「ごちそーさまでした!」

メリー「この後はどうするの?」

男「そうだなぁ……天気も良いししばらくここでのんびりしよっか?」

メリー「うん」

男「何か温かいもの飲む?」

メリー「ううん。Qooでお腹いっぱい」

男「そっか……」





58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:39:04.00 ID:eFRJAoN60

男「……カラスがいっぱい来た」

メリー「カラスは嫌い」

男「どうして?」

メリー「私の食べ物を、盗っていく」

男「……どんくさいなぁ」

メリー「背後に回られるのは苦手なの」





60:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:42:55.99 ID:eFRJAoN60

男「あ、噴水」

メリー「……浴びたら寒いだろうなぁ」

男「当たり前だ」

メリー「今日は日差しが暖かいね」

男「そうだな……」

メリー「……」

男「……」





62:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:45:23.85 ID:eFRJAoN60

──
───
────

男「……いかん、寝てた」

メリー「……おはよう」

男「……ずっと起きてたの?」

メリー「うん」

男「ごめん、ほったらかしちゃって」

メリー「ううん、いいの。楽しかったから」

男「何してたの?」

メリー「寝顔見てた」

男「……」





63:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:48:51.71 ID:eFRJAoN60

男「もう夕方だ……寒くない?メリーさん」

メリー「ううん。平気」

男「じゃ、帰ろうか……ってメリーさんの家どこ?」

メリー「無いよ」

男「えっと……どうしよう」

メリー「男の家に住んじゃダメ?」

男「えっ……!いや、それは……!」

メリー「迷惑なら行かない」

男「……うち来なかったらメリーさんどうするの?」

メリー「ぶらぶらしてる」





64:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:51:28.64 ID:eFRJAoN60

男「……それはダメだ」

メリー「でも今までもそうしてきた」

男「……仕方ない。俺んちに来なさい」

メリー「いいの?」

男「もし俺が変なことをしそうになったら思いっきりぶん殴ってくれ」

メリー「変なこと?私殴らないよ」

男「そういうことを言うな。絶対全力でぶん殴れ」

メリー「そう……わかった」





65:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:53:24.57 ID:eFRJAoN60

男「何か食べたいものある?メリーさん」

メリー「男が食べたいものを食べたい」

男「そうきたか……じゃあハンバーグにするか」

メリー「私が作る」

男「え?いいの?」

メリー「うん」

男「やったぁ!」

メリー「腕を振るっちゃうの」





67:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:55:47.16 ID:eFRJAoN60

──
───
────

メリー「じゃあ男は後ろでテレビでも見てて」

男「何か手伝うよ?」

メリー「隣に並ばれると困るの」

男「そ、そうか……」

メリー「すぐ作る」





68:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:57:53.95 ID:eFRJAoN60

メリー「できたの」

男「おおっ!うまそう!!」

メリー「召し上がれ」

男「いただきまーす!」

メリー「いただきます」

男「!! 美味しい!!ふわっふわ!!」

メリー「氷を入れると柔らかくなるってテレビで観たからやってみたの」

男「どこでテレビなんて観たんだ」

メリー「山田電機」





69:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:59:09.16 ID:TvSOt6Ly0

ヤマダ電機だっつの





70:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 03:59:34.87 ID:eFRJAoN60

男「あれ?メリーさんが前にいる」

メリー「食事中くらいは頑張ってみるの」

男「そっか……」

男「……可愛い」ボソッ

メリー「我ながら会心の出来だと思うの」

男「う、うん!全くだな!」





71:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:02:45.73 ID:eFRJAoN60

男「ふぁー美味かった!ごちそーさまでした!」

メリー「お粗末様でした」

男「じゃあ先にお風呂どーぞ」

メリー「……ついてこないでね」

男「メリーさんじゃあるまいし」

メリー「じゃあお先に失礼します」

男「はいいってらっしゃい」





72:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:05:04.28 ID:eFRJAoN60

メリー「良いお湯だったの」

男「ジャージ姿もいいなぁ……」

メリー「じゃあお次どうぞ」

男「うん。でもちょっと今立てない」

メリー「どうしたの?どこか痛い?」

男「今近づかないで、逆効果。……もうしばらくしたら治る」

メリー「? ……そう」





73:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:07:00.02 ID:eFRJAoN60

男「……よし。入ってくる」

メリー「いってらっしゃい」

男「ついてこないでね?」

メリー「我慢する」

男「暇ならDVD観ててもいいけど一番下の段は開けないでね」

メリー「? わかった」





74:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:10:05.08 ID:eFRJAoN60

──
───
────

男「じゃ、そろそろ寝るか」

メリー「まだ話し足りないの」

男「明日に響く。寝るの」

メリー「わかった。おやすみなさい」

男「あ、ソファーは俺だよ!」

メリー「でも私は居候の身なの」

男「そんなの関係ないの!メリーさんはあっち!」

メリー「……ありがとう」





75:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:12:16.47 ID:eFRJAoN60

男「あ、一応壁向いて寝るけど寝返りうったらごめんね」

メリー「……そこまで気にしなくていいの。好きに寝返りうって」

男「背後じゃなくなるよ?」

メリー「そんなの関係ないの。ソファーだけどできるだけ快適に寝てね」

男「……ん、ありがとう。おやすみ」

メリー「おやすみなさい」





76:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:15:25.06 ID:eFRJAoN60

──
───
────

男「……今日はクリスマスイブだ」

メリー「メリークリスマスなの」

男「メリークリスマス、メリー」

メリー「韻を踏んでるの」

男「もううちにメリーさんが来てから半月も経つのか……」

メリー「早いね」

男「可愛いね」ボソッ





77:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:18:58.51 ID:eFRJAoN60

男「……あ、いた」

女「や、男君!待ってたよ」

男「ごめん、今日はちょっと先に帰っててくれる?」

メリー「え……」

男「ちょっと用事があって。すぐ帰るよ!」

メリー「う、うん……わかった……」





79:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:22:01.84 ID:eFRJAoN60

メリー「今の人……誰だろう」テクテク




メリー「もしかして……」

メリー「恋人……かなぁ……」

メリー「今まで図々しく居候してたけど……」

メリー「もしかしたら……私のせいで……男は……」



メリー「……嫌だなぁ」





80:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:24:42.02 ID:eFRJAoN60

──
───
────

メリー「ただいまー……」

メリー「……」

メリー「……寂しい」

メリー「……私は…………いちゃいけないよね」

メリー「……今さら過ぎなの」





84:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:26:45.73 ID:eFRJAoN60

メリー「……あの人が恋人であろうとなかろうと」

メリー「やっぱよくないよね」

メリー「大丈夫、会えなくなるわけじゃない」

メリー「今まで通りだ」

メリー「書き置きを残して……」





メリー「さようなら」





86:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:30:28.06 ID:eFRJAoN60

──
───
────

男「ただいまー」

男「……あれ?ただいまー!」

男「……おかしいな。メリーさーん?」





男「? ……メモだ。出掛けてるのか?」

男「……!」

男「なんだこれ!!なんでこんな急に……!!」

俺「メリーさん……出てくれっ」プルルルルル





88:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:33:12.80 ID:eFRJAoN60

男「……早く…………」プルルルル




『私メリーさん』




男「出た!!メリーさん!今すぐ……」

『今電話に出ることが出来ないの。ピーッとなったらお名前とご用件を……』

男「……くそっ!」

男「メリーさんっ……!」





90:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:35:00.40 ID:eFRJAoN60

──
───
────

男「メリーさーん!!どこだ!!」



男「メリーさーん……!!返事をしてくれ!!」



男「くそっ!!ここにもいないか!!次はあそこだ!」

────
───
──





92:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:37:00.93 ID:eFRJAoN60

──
───
────

メリー「……寒いの」

メリー「……今日はカラスがいないの」

メリー「もう霜が下りてて座れないの……」

メリー「男……今あの人と楽しくしてるのかなぁ……」





94:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:38:47.18 ID:eFRJAoN60

メリー「……男、今どこにいるのかなぁ?」



男「今あなたの後ろにいるの」



メリー「!?」

男「やっと捕まえた!何で急に出てったんだよ!!」

メリー「ど、どうしてここが……?」





95:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:41:44.21 ID:eFRJAoN60

男「行きそうな場所なんてわからなかったよ!だからとりあえずメリーさんと一緒に行ったことのある場所を回ったんだ!」

メリー「そ、そうなの……」

男「で、なんで出てったの?」

メリー「そ、それは……」

メリー「急に……男の家に居座ってるのが迷惑なんじゃないかって思って……」

男「はぁ……そんなことあるはずないだろ!」

メリー「だ、だって……」





96:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:44:56.74 ID:eFRJAoN60

メリー「私がいたら……女の人も家に呼べないし……」

男「何それ? ……もしかしてさっきの子のことを言ってるの?」

メリー「……うん」

男「そっか……。あのね、あれはあるものの注文を手伝ってもらってたの」

メリー「あるもの?」

男「初めてのことだったからね……」

メリー「何を注文してたの?」





98:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:47:09.82 ID:eFRJAoN60

男「んーと……恥ずかしいな」

メリー「?」




男「……どうか、受け取ってください!」パカッ




メリー「……指輪!?」

男「俺は、キミのことが」

男「好きなんだ!」





100:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:50:58.19 ID:eFRJAoN60

メリー「え、えぇ!?」

男「毎日キミと接して、キミのことが大好きになった」

メリー「あっ、えっ、あ、あのっ!」

男「キミとこれからも一緒に過ごしたい」



メリー「わっ、私も!!キミのことが大好きです!!」



男「えっ?」

メリー「あ、えっと……!」





103:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:54:54.21 ID:eFRJAoN60

メリー「お、男の部屋に初めて行く前から……好きでした!!」

男「え、えぇ!?」

メリー「昔……一度会ってるの!」

男「ど、どこで!?」

メリー「どこかで!!忘れたの!」

男「えぇ!?」

メリー「そこで、道に迷ってた私に声をかけてくれたのが、男なの」





105:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:58:01.66 ID:eFRJAoN60

男「……それだけで?」

メリー「金髪の私に声をかけてくれる人なんていなかった。男だけが声をかけてくれたの」

メリー「とても、とても親切に」

男「……」

メリー「それが……かっこよかったの」

男「……」

男「照れる」





106:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 04:59:59.05 ID:eFRJAoN60

メリー「一緒に暮らせるようになって、すごく嬉しかった」

メリー「それで、たくさんたくさん、男の良いところを見つけられた」

メリー「もっともっと好きになったの……」

男「……」

男「超嬉しい」





107:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 05:01:46.46 ID:eFRJAoN60

男「……」

メリー「……」

男「……噴水だ」

メリー「……本当だ」

男「……せっかくだからあの前まで行こう」

メリー「え?」

男「ムードムード!」





109:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 05:04:46.72 ID:eFRJAoN60

男「……では!」

メリー「は、はい!」



男「Marry me!」




メリー「……え、えええええ!!?」

男「結婚を前提にお付き合いしてください!!」

メリー「え、嘘、ほんと!?」

男「大マジ!指輪、受け取ってください!!」





112:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 05:09:05.17 ID:eFRJAoN60

メリー「あ、あの……///」

メリー「よ、よろしくおねがいします!!」

男「こちらこそよろしくおねがいします!!」




男「……正面から向き合うのも、いいものでしょ?」

メリー「……うん…………」




メリー「……私メリーさん。これからはキミと、並んで歩きたいの」

男「……うん!さ、帰ってパーティーやろう!」

メリー「うんっ!!」



fin





113:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 05:10:06.67 ID:vxrre6VT0

うむ






114:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 05:11:26.75 ID:mg8gQvol0







116:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 05:13:12.19 ID:3eK1FZe20







118:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 05:16:39.57 ID:hIRlb2Aj0

萌えた





120:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 05:35:16.31 ID:sjJNuMVj0

まあ乙
普通にかわいかった





121:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 07:16:30.36 ID:ITCY4khm0

メリーさんの絵浮かんだわ





124:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/12/09(日) 08:33:06.90 ID:5K+yJW+c0

ありきたりだがいい!






元スレ:メリー「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354986988





  

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