4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 17:35:17.40 ID:mTfBUhhT0
雪歩
7:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 17:41:33.48 ID:JrUBKeCZ0
P「よし、雪歩に決定だな」
P「苦手なことも多くて、泣き虫だけど、
気合いと根性で毎日誰よりも頑張ってくれてる子だ」
P「雪歩はえーっと……この時間、レッスンをしてるな。待ってろよ~!」タタッ
……
レッスンスタジオ
雪歩「コスモスコスモス飛び出していく~♪」
P(雪歩が歌を練習しているレッスンスタジオにやってきた。可愛いなぁ)
P(さてと……まずはどうしようかな?)
1 突入して抱きつこう
2 差し入れの飲み物でも買ってこよう(何の飲み物かも指定)
3 その他
>>9
9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 17:44:20.66 ID:5Z/7O8TB0
3
バラの花束
11:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 17:50:14.85 ID:JrUBKeCZ0
P「……!」ティン
P「飲み物を差し入れする、なんて甘いこと言ってちゃダメだ。
俺は今日、雪歩に感謝の気持ちを伝えにきたんだから」
P「時間は……まだあるな。よーし……」
タッタッタ……
……
先生「……今日はこのくらいね。お疲れ様、雪歩ちゃん」
雪歩「はい! ありがとうございましたぁ!」
【ロッカールーム】
雪歩「えへへ……先生に褒められちゃった。今日はなんだか調子がいいですぅ!
えっと、このあとは……着替えたらまず事務所に寄って、それからそれから……」
ガラッ
P「雪歩!」
雪歩「え」
P「レッスン、お疲れ様!」
雪歩「ぷ、ぷぷ、プロデューサーっ!!?」
13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 17:56:41.14 ID:JrUBKeCZ0
雪歩(あ……ありのまま今起こったことを話します)
雪歩(ロッカーで着替えてたと思ったらバラの花束を持っているプロデューサーが現れました。
しかもなぜか、タキシード姿で……)
雪歩(……な、何を言っているかわからないと思いますけど、私にもさっぱりで……)
雪歩「な、なな……!?」ガクガク
P「?」
P(雪歩が震えている。どうしたんだろう?
最近は昔と違って、俺には普通に接してくれるようになったんだけどなぁ)
P(よしここは、雪歩の心をリラックスさせるために、こう言ってみよう!)
1 結婚しよう
2 いつもありがとう、雪歩
3 その他
>>15
15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 17:58:32.84 ID:7dVCpwti0
2
18:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:05:30.35 ID:JrUBKeCZ0
P「……いつもありがとう、雪歩」
雪歩「え……」
P「俺、雪歩に感謝の気持ちを伝えたくて……ほら、これ買って来たんだ」
ファサッ
雪歩「バラ……プロデューサーが持ってる、そのバラ、私に……?」
P「ああ。真っ白なイメージの雪歩には、こんな綺麗な赤色のバラが映えると思ってさ。
まぁでも……、ちょっとキザすぎたかな? へへっ……」
雪歩「プロデューサー……」
P「受け取ってくれるか?」スッ
雪歩「……はいっ!」ギュッ
P(下着姿の雪歩がバラの花束を抱きしめている。とっても喜んでくれているようだ)
P(……ん? あれ?)
P(下着姿?)
19:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:06:01.69 ID:PW0KlrzA0
は?
20:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:09:32.98 ID:JrUBKeCZ0
P「!」
P(ま、マズイ! 喜んでくれたはいいけど、
ちょっと場所とタイミングを間違えてしまったみたいだ!)
P(……しかし雪歩、以外と良い身体して──じゃなくて!)
雪歩「良い香りですぅ……」
P(雪歩は今、俺がここに現れたことなんかより、
バラの花束に夢中になっているみたいだ)
P(ここは……)
1 携帯で写真を撮ろう
2 「ご、ごめん!」と言って退室しよう
3 今ならいける! 抱きしめよう
4 その他
>>22
22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:10:42.36 ID:PW0KlrzA0
4記念撮影
24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:18:14.26 ID:JrUBKeCZ0
P「……雪歩」
雪歩「どうしたんですか? えへへ……」
P「今の雪歩、とても良い顔をしてるよ。
雪歩はやっぱり、泣き顔もかわいいけど、笑顔が一番素敵だ」
雪歩「えっ、ええ!? きゅ、急に何を……」カァァ
P「だからさ……俺と一緒に、写真、撮らないか?」
雪歩「写真?」
P「ああ。今日この日を、記念日にしよう」
P「雪歩の笑顔をハッキリとした形に残すことで……決して、忘れないようにするために」
雪歩「……で、でも写真なんて……」
P「こんなこともあろうかと、ちゃんとカメラは持ってきてある。ほら、行くぞ!」
雪歩「ちょ、ちょ……わ、わかりましたから、その、せめて着替──」
P「ハイ、ターッチ!」
雪歩・P「いぇい!」
パシャッ!
26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:21:30.13 ID:JrUBKeCZ0
──────
────
──
ペラッ
雪歩「……ふふ」
P「ん? 雪歩、何を見てるんだ?」
雪歩「これですよ。思い出の写真……」
P「写真? ああ……あの時撮ったあれか」
雪歩「えへへ……懐かしいですぅ」
ペラッ ペラッ……
P「……ふふふ。あれから、もう十年か」
雪歩「あっと言う間でしたね……」
27:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:24:31.75 ID:QrMJn7o5P
!?
28:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:26:20.53 ID:JrUBKeCZ0
雪歩「あなたったら、私が下着姿なのも関係なく、無理矢理……」
P「ハハハ……いやぁ、あのときは俺もちょっと、気が動転しててな」
雪歩「……でも、そのおかげで、今の私達があるんですよね」
P「……ああ、そうだな」
P(十年前のあの日──)
P(あのあとふと我に返り、状況を理解した雪歩は、
もうこれでもかというくらい泣きじゃくってしまった)
P(そんな雪歩に対し、俺は……)
『下着を見てしまった責任は取る。雪歩、結婚しよう』
P(──と、言ったのであった)
30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:33:00.98 ID:JrUBKeCZ0
P「なぁ、雪歩……」
雪歩「なんですか?」
P「君を、写真に撮っていいかな?」
雪歩「え? でも、別に今日は、記念日でもなんでも……」
P「今の雪歩の顔、とても綺麗だよ。それだけで、写真を撮る理由としては十分だろ?」
雪歩「はぅ……」カァァ
P「ほらほら、行くぞ! 笑って笑って!」
雪歩「も、もう……いつも強引なんですから……」
雪歩(……でも私は、そんなあなただからこそ……)
P(……こんな風に、毎日を写真に撮っていこう。
君の笑顔を、一瞬たりとも見逃さないように……)
P「ハイ、ターッチ!」
雪歩「ふふ……イェーイ!」
パシャッ……
HAPPY END
31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:33:37.18 ID:B0euYJTqO
さあ次だ
33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:35:53.52 ID:JrUBKeCZ0
~リスタート~
P「あーあ。いつも頑張ってくれてるアイドル達に何かご褒美をあげたいなぁ」
P「でも俺センスないからな……ということで、安価に頼ろう」
P「とりあえず、次は>>35がターゲットだ!」
>>35
※765プロの女の子でお願いします
35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:36:11.30 ID:2DeU2o8N0
真美
37:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:41:27.36 ID:JrUBKeCZ0
P「よしっ、真美にしよう!」
P「いっつも亜美と一緒になってイタズラばっかりしてる真美だけど、
影で色んな努力をしていることを、俺はちゃんと知っているぞ」
P「えっと、この時間なら……真美が事務所にやってくるまでもう少し、ってところだな」
P「フフフ……驚かせてやろう」
……
ガチャッ
真美「おっはよーだぴょーん!」
P(きた……っ!)
P(まずは先取攻撃だ。真美に何をしてみよう?)
1 後ろから抱きしめる
2 実はイタズラをしかけてあったのさ(イタズラの内容も指定)
3 その他
>>40
40:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:42:22.62 ID:0iWmA1Lg0
3
感謝の正拳突き10回
44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:46:55.56 ID:JrUBKeCZ0
P「シュッ!」
真美「へ?」
P「シュッシュッ!」
真美「……兄ちゃん、何やってんの?」
……プロデューサー 2X歳 冬
己の肉体と武術に限界を感じ悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果(さき)は……
P「見ればわかるだろ?」
シュッシュッ!
P「正拳突きだよ……っ!」
真美「うあうあー! それは見ればわかるよー!」
感謝であった……!
自分自身を育ててくれたアイドル達への限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
一日十回 感謝の正拳突き!!
48:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:51:13.02 ID:JrUBKeCZ0
P「コォォ……!」
気を整え 拝み 祈り 構えて 突く
P「シュッ!」シュッ
一連の動作を一回こなすのに当初は5~6秒
十回突き終えるまでに初日は18時間以上を費やした
突き終えれば倒れる様に寝る
起きてはまた突くを繰り返す日々
真美「……」
P「……シュッ!」
アイドルプロデュースを始めて1年が過ぎた頃 異変に気付く
十回突き終えても 日が暮れていない
齢2Xを越えて 完全に羽化する
真美「……んっふっふ~! 真美もやる!」
P「おお、そうか! よしこい!」
51:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:52:39.33 ID:rsTn6bFe0
時間の法則が乱れるw
49:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:52:09.80 ID:0iWmA1Lg0
回数と時間が何かおかしい
50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:52:33.44 ID:YVNqxAVQ0
細かいことは気にするな
53:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:55:37.27 ID:JrUBKeCZ0
P「シュッ!」
真美「しゅっ!」
感謝の正拳突き 1時間を切る!!
かわりに 祈る時間が増えた
P「あーあ。金持ちになりてぇなあ」シュシュシュ
真美「そだね~」シュシュシュ
P「それにしても、腹減ったな。なんか食べにいこうか。奢ってやるぞ」
真美「いいの? やったぁー!」
事務所を出た時 Pの拳は
音を……置き去りにした
──パシィィィン……!
P(……まぁ、そんなわけで、心身ともに鍛え心地よい汗を流した俺達は、
何か食べにいこうってことになった)
P(真美は>>56を食べたいらしい。さっそく行くぞ!)
54:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:56:53.69 ID:0iWmA1Lg0
Pの童●
57:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 18:57:01.45 ID:/mMncE9t0
>>54
60:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:01:25.21 ID:JrUBKeCZ0
テクテク……
P「さーて、真美。それで、何が食べたいんだっけ?」
真美「んっふっふ~! それはね……」
P「ふんふん」
真美「……──てい、だよ」ボソッ
P「え? ご、ごめん、よく聞こえなかったんだけど……」
真美「さー行くぞ兄ちゃ~ん!」タッタッタ
P「お、おい!? どこに行くんだ!?」
……
【Pの家】
P「って、ここは……俺の家?」
真美「うん!」
P「こんなところに来て、一体何を食べるっていうんだ?」
真美「……いいから、はいろ?」ニコッ
P「あ、ああ……」
65:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:10:24.62 ID:JrUBKeCZ0
P(気が付けば、俺の部屋の中で真美とふたりっきりになっていた)
P「そもそもなんで真美は、俺の家の住所を知っていたんだ?」
真美「兄ちゃんのことなら、真美、なんでも知ってるよ」ニタァ
P「そっかそっか! あはは、こりゃあプロデューサー冥利に尽きるなぁ!
P(……ここに連れてきたってことは、きっと真美は、
俺の手料理が食べたいってことなんだろう。よぉし、そうと決まったら……)
P「よし、それじゃあ、さっそく作るよ」
真美「作るって、ナニを?」
P「ナニって……まぁ、チャーハンとか?」
真美「チャーハンなんて、真美、いらないよ?」
P「チャーハンは好みじゃないのか? それじゃあ……」
真美「……真美はね」
ガシッ……
P「え」
真美「真美は……」
P「ま、真美? どうした、目が怖いぞ……」
69:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:19:14.65 ID:JrUBKeCZ0
真美「兄ちゃん……」グイッ
P「……!」
トサッ
真美「真美はね、もう……中学生になったんだよ?」
シュルシュル……
パサッ……
P(突然俺の上に馬乗りになったかと思うと、
真美は、頭を結んでるゴム紐を外し、髪をおろした)
P(真美の頭から垂れるさらさらの髪が、俺の鼻に当たってくすぐったい。
それに、なんだか良い香りがする……)
P「あ、ああ……そうだな、もう小学生じゃ、ないんだよな……」
P(──真美の身体は、とても軽かった。それに力だって、決して強くはない。
だから振り払うことは簡単だろう)
P(でも……このときの俺は、
吸い込まれそうになる真美のブラウンの瞳を見るのに夢中で)
P(他のことは一切、何も考えられないのであった……)
71:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:26:35.39 ID:JrUBKeCZ0
真美「……兄ちゃん。真美はね……──が、食べたい」
P「え……?」
真美「兄ちゃんの……童●が、食べたいんだ……」
P「!」
P(……そう言った真美の身体は、少し、震えていた)
P(真美の本心はわからない。それはつまり、俺とわっほいをしたいという意味か?
普段はそんな気を見せないけれど、真美は、俺に対して、好意を持っていたんだろうか?)
P(それとも……ただ、そういうことに興味を持っただけ?
だから、身近にいる大人の男性である俺に、こんなことを……)
P(──いや、そんなことはどうでもいい!)
P(目の前で真美が震えている。それが、今の俺にとって、一番の問題だ!)
P(俺は……!)
1 抱きしめる
2 振り払う
3 その他
>>74
74:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:28:42.47 ID:lqzzpx1K0
3.吸い込みからのスクリューパイルドライバー からの和解
77:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:35:56.93 ID:JrUBKeCZ0
P「真美、俺は──」
ザンギエフ「待てい!!」
P・真美「!?」
ザンギエフ「お前達、そこで何をやっている!」
P「あ、あなたは……?」
ザンギエフ「オレのことなどどうでもいい!
見たところ、女はまだガキのようだが……?」
P「くっ……」
ザンギエフ「むぅぅん? しかしお前……なかなか素晴らしい肉体をしているな!」
P「あはは、まぁこれでも、一日十回の正拳突きを欠かしていませんからね」
ザンギエフ「ううむ、すばらしい肉体だ! オレの筋肉に勝るとも劣らん!」
P「……ふふ。いいでしょう。真美と俺のジャマをするなら……容赦はしません」
ユラァッ……
ザンギエフ「そうこなくてはな! ではいくぞ!」
────ファイッ! カーン!
78:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:40:03.17 ID:0iWmA1Lg0
いみふ
79:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:42:02.92 ID:FPc6wCan0
ちょっと訳がわかりません
80:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:42:22.32 ID:JrUBKeCZ0
ザンギエフ「ウォォ!」ガシッ
P「──ッ!?」
ザンギエフ「ふんぬらばっ!」
ドガァァン……!
P「カハッ……!」
P(なんてことだ……あの距離からスクリューパイルドライバーを決めてくるなんて。
まさに、吸い込まれるようだ……)
P(ぐ……肋骨が二、三本、持ってかれた……!)
真美「兄ちゃん!」
P「──来るな、真美っ!」
真美「っ!」
P「これは……俺の戦いだ。真美は黙ってみてろ!」
真美「う、うん……」
ザンギエフ(この男……)
83:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:49:29.78 ID:JrUBKeCZ0
──────
────
──
ザンギエフ「どぉぉりゃああっ!」
P「ウーワウーワウーワ……!」
カンカンカーン!
ザンギエフ「ダァァァ! ロシアンレスリングは世界ィィィ!」
P「ゲホッ……ゴホッ……」
真美「兄ちゃん!! だ、大丈夫!?」
P「……コー……ホー……ま、まみ……無事、か……?」
真美「うんっ、うん……! 真美は、元気だよ……!」ポロポロ
ザンギエフ「……よくぞ最後まで立ち続けた! お前の心は肉体よりもずっと強い!」
ザンギエフ「お前とは、またどこかで戦いたいものだな!」ザッ
真美「行っちゃった……」
86:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:56:27.93 ID:JrUBKeCZ0
P「ま、み……よか、った……」
真美「! ま、真美のことなんてどーでもいいよ! はやく病院に行かないと……!」
P「イヤ……俺はもう、ダメだ……」
真美「……!」
P「はは……十回じゃ、足りなかったのかな。せめて──ゴフッ!」
真美「兄ちゃん!」
P「一万回はやらないと……ネテロ会長のよう、には……」
真美「もう、いい……もういいよっ! しゃべらないで、兄ちゃん……!」
P「あぁ……もう、ダメ、だ……目の前が、暗く……」
真美「……兄ちゃん!! 兄ちゃぁぁん!!」
P「……真美、最後にひとつ、聞いて……くれ。俺は、これを真美に言うために……」
真美「え……?」
1 抱きしめさせてくれ
2 いつも、ありがとう
3 その他
>>88
88:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 19:57:14.76 ID:9NOvG/wA0
名前を…名前を読んでくれ…
94:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 20:03:39.74 ID:JrUBKeCZ0
P「名前を……名前を、よんでくれ……」
真美「名前……?」
P「ああ、俺の、名前……」
P「兄ちゃん、じゃなくて……真美に名前を呼んでもらえることが、
俺の……最大の夢、だったから」
真美「……うん、わかった……!」
P「あ、あはは……」
真美「……────」
P(……意識が暗闇に包まれる最後の瞬間に、俺が見たものは……)
P(真美が、涙を流しながら、口をパクパクと動かしている姿だった)
P(きっと、俺の名前を呼んでくれているんだろう。
残念ながら、もう耳も聞こえないけど……)
P(でも、俺は……それだけで──)
「……兄ちゃぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
95:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 20:08:38.45 ID:JrUBKeCZ0
──────
────
──
真美「……兄ちゃん、久しぶり」
真美「ごめんね! 最近忙しくて、あんまり時間がなかったんだ」
真美「えっと……そうそう、真美達ね、こないだIUって番組に出たんだよ」
真美「そんで、社長が言ってたんだけど、
これでもう、真美達もトップアイドルの仲間入りだって……」
真美「……んっふっふ~! 兄ちゃんも見に来てくれればよかったのに!」
真美「……」
真美「……え、えへへ」
真美「でも、そんなの……無理だもんね」
真美「ごめんね、兄ちゃん。真美、またワガママ、言っちゃった……」
真美「……」
97:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 20:13:32.28 ID:JrUBKeCZ0
ミーンミンミン……
ミーンミンミン……
真美「……そんじゃ、真美はもう行くね。
ずっとサボってるってバレたら、また律っちゃんに怒られちゃうから」スック
……真美 ……──とう
真美「え?」
ミーンミンミン……
ミーンミンミン……
真美「……今、兄ちゃんの声が……ありがとう、って……」
真美「気のせい、かな……」
真美「……」
真美「……バイバイ、兄ちゃん……」
TRUE END
98:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/03/19(火) 20:16:40.27 ID:JrUBKeCZ0
お腹減ったので、以上でおわりです
お付き合いありがとうございました
元スレ:P「安価でアイドルに感謝の気持ちを伝えよう」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363681871
【 関 連 記 事 】
どういうことなの・・・