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  妖狐「ここから出せー!」仙狐「駄目だ」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
狐かわいいよね。見た目ツンツンした性格そうなのに尻尾がモフモフしている事とか。
しかも狐の妖怪って何であんなに可愛く描かれるかね。可愛すぎモフモフモフモフ乙!


4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:01:47.94 ID:9i2+1NFA0

妖狐「こんなちっぽけな神社に私を縛り付けるなー!この縄を解けー!」

仙狐「ああもう五月蝿いな、おまえは罰でここにいると言う事を分かっているのか?」

妖狐「なんだよー、ちっと村でいたづらしただけじゃないかー!」

仙狐「ちっとでも十回も二十回も悪戯していれば当然の報いだ。この山頂の神聖なる社で頭を冷やせ」

妖狐「ケチキツネー!略してきちくー!」

仙狐「何処をどう略せば鬼畜になるこのうつけが!まったく、本当に喧しい奴だ」






8:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:04:59.18 ID:9i2+1NFA0

妖狐「ちくしょーなんで出れないんだよー」

仙狐「だいたいそこの御神木の力だ。これがある限りお前はここから出られない」

妖狐「なんだと!?じゃあこいつを倒してしまえば」

仙狐「たかが尻尾が二本の化け狐ごときに倒せる代物ではない。諦めろ」

妖狐「くっそー!きっと絶対逃げてやるからな!」

仙狐「どっちだ馬鹿者」





9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:08:24.99 ID:9i2+1NFA0

妖狐「…………」

仙狐「木の周りをうろつくな。くるくるくるくる鬱陶しい」

妖狐「どっかに弱点とか無いかなと思って」

仙狐「化け物の類じゃないんだぞ。そんなものあるか」

妖狐「あ、ウロ発見!……だからなんだっちゅーねん」

仙狐「五月蝿いなぁ本当に」

妖狐「リスが一匹いるだけだったよ」

仙狐「低いところに住んでいるなそのリス」





13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:12:06.81 ID:9i2+1NFA0

妖狐「はあ、暇だー」

仙狐「これに懲りたら反省して悪さをするんじゃないぞ」

妖狐「お、その口ぶり。もしかして出してくれるとか?」

仙狐「そんなわけないだろう。そもそも封印したのは私ではなくここの神社の神主だ、私にはそんな決定権は無い」

妖狐「なんだよ、ちょっと期待しちゃったじゃん」

仙狐「ろくに反省していないだろうお前」





14:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:14:23.18 ID:9i2+1NFA0

妖狐「うー、なんか無いの?将棋とか」

仙狐「そんなものを渡して何の徳があるというのだ」

妖狐「私が暇を潰せる」

仙狐「却下。お前は岩に括りつけられてろ」

妖狐「ちぇっ、しょうがないから昼寝でもしようか」





15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:17:57.19 ID:9i2+1NFA0

妖狐「……すー、すー……」

仙狐「もう寝たのか、こいつは」

仙狐「ああ、急にあの男が外から妖気を帯びた狐を捕らえてきたと思ったら、こいつだ」

仙狐「大分悪さをしていたようだが……、一体何をやらかしたかは聞いてないな」

仙狐「後で探っておくとしよう」

仙狐「……む?私も眠くなってきたな。どうせしばらく起きんだろうし、どれ。私も少しだけ……」





17:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:21:23.74 ID:9i2+1NFA0

「……おーい」

「……おきろー……」

仙狐「ん、……なんだ……」

妖狐「起きろっつってんだろこのネボスケ!」

仙狐「のわっ!?い、いきなりなんだ!?」

妖狐「あんた私を監視してるんでしょ?それが三時間も私を放っておいていいっての!?」

仙狐「さ、三時間?しまった、すっかり寝坊したか……くそっ!」

妖狐「しっかりしなさいよね、あまりにも暇だったから顔に落書きしちゃったわよ」





18:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:25:33.25 ID:9i2+1NFA0

妖狐「拳骨は無い、拳骨は」

仙狐「ふん、もうじき日が暮れる。麓に下りたあの男の帰ってくるだろう」

妖狐「あの男っていうと、私をとっ捕まえやがったあの神主さん?やだな私あいつ嫌いだもん」

仙狐「そんなこと知ったことではない。どうせしばらくはここに缶詰なんだ、愛想の一つでも振っておけ」

妖狐「げ、もう参道にいる。しょうがないなあ、普通の狐にもどろっと」





19:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:30:04.10 ID:9i2+1NFA0

神主「ただいま、といっても今は悪戯狐が一匹いるだけだが」

仙狐(…………)

狐「クゥン?」

神主「む、愛想良くしても妖怪には甘くはしないぞ。ほれどいたどいた」

タッタッタッタ

妖狐(……なにあいつー、センのこと見えてないの?)

仙狐(ああ、邪悪なら見えるようだが神聖なものになるとどうも……センとはなんだ)

妖狐(あ、仙狐のセンだよ。なんとなくあだ名で呼びたくなった)

仙狐(……勝手にしろ)





22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:33:04.87 ID:9i2+1NFA0

神主「ほれ、一応食べとけ。神社で捕まえたての奴だ」

鼠「キーッ!キーッ!」

狐「…………」

神主「そんな目で見てもこの酒はやらんぞ。村のものに奉納された神酒だからな」

狐「くぅ……」

神主「よし、それじゃ俺は寝るとするか」

パチッ





24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:38:52.38 ID:9i2+1NFA0

妖狐「うっげー!野良鼠なんて久々に食ったわ!」

仙狐「どうだ?普通の狐も悪くないだろう」

妖狐「あ、センスッゲーむかつく顔してる!この野郎この野郎!」

仙狐「はっはっは!そういきり立つな雑魚妖怪めが!これでも飲んで落ち着け」

妖狐「うわっぷ、なにこれ徳利?……あ、さっきのお神酒じゃん。飲んでいいの?」

仙狐「もう神には渡してある。残った酒はしっかり処理しなきゃな!はっははは!」

妖狐「ふーん、そんじゃお言葉に甘えるわ。お酒はただの狐じゃ味わえないしねー」

仙狐「我ら化けたものの特権だな!はーっはっはっはっはっは!」

妖狐「何?笑い上戸?しかもかなり弱いのねあんた」





26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:42:40.04 ID:9i2+1NFA0

仙狐「頭が痛い。何をしたこの狐めが」

妖狐「落ち着きなさい、それアンタの自爆だから。何も覚えてないの?」

仙狐「あー……そういえばなんか呑んだような呑まれたような……うえっぷ」

妖狐「意外とセンも完璧って訳じゃないんだねー。弱み握った感じ?」

仙狐「くっそー……昼寝といい酒といいどうしてこう私は……あ」

妖狐「吐くなら隅っこでね?あ、駄目駄目ここはまずいって!」





28:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:49:02.41 ID:9i2+1NFA0

仙狐「あーだいぶ楽になった。やはり呑むのは控えんと駄目だな」

妖狐「すごかったんだからね昨夜のアンタ。それはもういつものお堅いイメージが崩れるくらい」

仙狐「なあ、私は何をしたんだ?すまないが本当に覚えていないんだ」

妖狐「!……えー、そんなこと、この私に言わせるつもり?」

仙狐「おいなんでそこで照れるんだなあ私は何をしたんだ答えてくれよ頼むとっても怖いから」

妖狐「いやまあ普通に大笑いしたり私に抱きついたりそのまま寝たりいたって平和な酔っ払いだったよ」

仙狐「なんだ……驚かせやって……ん?」





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 00:56:15.07 ID:9i2+1NFA0

妖狐「最近雨降らないねー」

仙狐「ん、なにやら村の方でも騒いでるようだな。田んぼの方も調子が悪くなってきたとか」

妖狐「あー、旱魃(かんばつ)だっけ?水がないと米育たないものね」

仙狐「うちの神社でも雨乞い祈願などはやっているんだが……所詮は祈願だしなあ」

妖狐「あらあら、いいの?自分の上の人をそんな風に言っちゃって」

仙狐「神は私みたいに直接は干渉できないんだ。祈願を受けてもそれを叶えられるかは村の者次第……」

妖狐「ふーん、大変そうだね。竜神とかがいれば直接ザーッっといけるんだろうけどねー」

仙狐「竜神か……そういえば最近下のほうに竜を祭った小さな神社が建ったらしいな」

妖狐「え、商売敵じゃん。しかも一気に人気もってけるだけの切り札持ってるじゃん。どうすんの?」

仙狐「どうもしないさ。向こうは向こう、こっちはこっちでうまくやればいい。利益が目当てと言うわけではないからな」





31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:02:07.96 ID:9i2+1NFA0

妖狐「うーむ」

仙狐「なんだ、珍しいな。お前が書物を読むなんて」

妖狐「ふっふっふ。反省したのを見せるためには村の者を助けるのが一番だと思ってね」

仙狐「感心な心がけだな、それで?」

妖狐「うん、私の母さんもやる気になりゃ晴れだろうと雪だろうと雨を降らすことができたなって思い出して、そんでね」

仙狐「すごい母親を持ったな。で?」

妖狐「まあ私も雨乞いの術が使えないかなあと思ったわけなんだけど。いやさっぱりでね。神社の書物とかならそんなの書いてあるかなと思ったけど」

仙狐「無かったんだな。まあ別に大丈夫だろう、うちの男も良くやってるし麓の神社もあるからな」

妖狐「うー私の手柄にしようと思ったのにー!」





32:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:08:33.66 ID:9i2+1NFA0

巫女「こんにちはー」

仙狐「む?確か麓の……」

巫女「あ、貴方がここの神社の神使さん?どうも竜宮神社の巫女です」

仙狐「見えるのか、私はこの山狐神社の仙狐と申す。用件はなんだ」

巫女「はい、今回私の方の神社で雨乞いの儀を執り行うことになりまして、それで貴方の所の神主さんを少しお借りしますと伝えにきました」

仙狐「そうか、ご苦労であった。あの男、少々使えぬかもしれませぬが……よろしく願おう。お前のところの神様にもよろしく伝えておいてくれ」

巫女「はい、そうしておきます。神主さんはちゃんとしてますから大丈夫ですよ。それでは」





34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:12:42.65 ID:9i2+1NFA0

妖狐「ほっほう、ちゃんと見える人には見えるんだね」

仙狐「よく隠れていたな。彼女はおそらくお前がここにいる理由を知らぬから顔を出していたら大騒ぎになっていたところだ」

妖狐「それにしても、雨乞いの儀ねぇ。麓でやるってことはやっぱ麓の手柄にされちゃうのかな」

仙狐「そうだろうが……くどいなお前。そんなに自分がやりたかったのか」

妖狐「だってーうー、いっそのこと日照りの儀で妨害を」

仙狐「冗談で済ましておかないと本気で岩にくくりつけるぞ」





35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:17:01.07 ID:9i2+1NFA0

妖狐「セン、あれみて」

仙狐「なんだ……おお!」

妖狐「すごいね、本当に竜がきたよ」

仙狐「しっかり雨雲もひきつれて……これが竜か」

妖狐「あーあ、これで多分三日くらいは雨祭りだ。その間どうするの?」

仙狐「……仕方ないな。囲碁でもして過ごすか」

妖狐「あ、いいね!私は将棋のほうが得意なんだけどね」





36:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:20:51.28 ID:9i2+1NFA0

仙狐「みろ妖狐、上がったぞ。」

妖狐「あら本当、二日間か。随分と早い気がするけど」

仙狐「しかしまだ少し遠くに竜の姿が見える。何回かに分けるのかもしれない」

妖狐「はー、これで村も安泰か。さぞしたの神社は大人気だろうね」

仙狐「そうでもないぞ?ほれ」

妖狐「ん?うわっなにその神酒の山!こっちにも供え物が来たの?」

仙狐「なんだかんだでここも古いからな。うちの神主が出張ったから報酬は半々といったところだろう」

妖狐「人気なんだねーここ」





37:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:28:11.76 ID:9i2+1NFA0

仙狐「月が……綺麗だ」

妖狐「どれ?……なんだ半月じゃないさ」

仙狐「でも、綺麗だ。雨で空気が浄化され、月がとてもよく映る」

妖狐「まだお月見には早いんじゃない?それよりもさちょっとこれ見てよ」

仙狐「ん?これは、祝詞?一体何の」

妖狐「へっへー、多分中身は雨乞いの儀だよ。あいつが神社に帰ってきたときに持ってたんだ」

仙狐「間違えて持ってきてしまったのか?速めに気づかせて返させなければいけないな」

妖狐「ちょいとお待ちよ。どうせなら私が見てからでも遅くないと思うんだ、ちょっと応用利かせれば私の術の糧になりそうだ」

仙狐「あ、こら!ちゃんと返しなさい!向こうも困ってるかもしれないだろう?」

妖狐「大丈夫!今夜中に別の紙に写してさくっと返すからさ!」





39:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:31:27.93 ID:9i2+1NFA0

神主「寒いな……ご馳走様でした」

神主「うう……?なんか落っこちて!?これはあのときの!」

神主「しまった!急いで返しに行かねば!」

タッタッタ

妖狐「よっしこれで大丈夫ね」

仙狐「まったく、それで?役に立ちそうかそれ」

妖狐「うーん、ちゃんと見ないことにはどうにも。でもなんとかなるっしょ」

仙狐「…………不安だ」





41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:34:25.40 ID:9i2+1NFA0

妖狐「まーた雨か、それも強い!嵐じゃないの!」

仙狐「むう、これは一体……?向こうで何かあったのか?」

妖狐「ひゃっ雷!セン、私雷はどうも苦手なのよ!」

仙狐「……これからもっと激しくなりそうだ、お前は早めに寝ておいたほうがいいと思うぞ」

妖狐「ん、それじゃあね!また明日!」

仙狐「ああ、また明日」





42:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:38:50.26 ID:9i2+1NFA0

ドッガァーーン!!

仙狐「うわぁあ!?な、なんだあ!?」

仙狐「外に雷が落ちたのか!?何処だ……!」

仙狐「ば……馬鹿な……ご神木が……!」

仙狐「そ、そうだ!妖狐!妖狐はどうした!」

仙狐「妖狐!よう……居ない、しまった!」

仙狐「あっ火が!神木に火がついた!くそっこんなときに限って雨がやみやがる!」

仙狐「おい、神主!神主起きろ!早くしないと……この神社が!」





43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:41:55.82 ID:9i2+1NFA0

仙狐「…………」

妖狐「……や、やっほう?」

仙狐「逃げたな?」

妖狐「あ、えーと……つい」

仙狐「……もういい。この神社に留める力はない。いや、本社に少し火がつきもはや神社かすらも怪しい」

仙狐「消えてくれ、いやさっさと消えろ!この化け狐!」

妖狐「あ……ああ!じゃあね、セン!多分もう二度と会えない!」





44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:44:34.94 ID:9i2+1NFA0

神主「……俺が起きたときには、もう」

巫女「そう、ですか……」

神主「竜神様の天罰なのか?あれを持ち出してしまった……」

巫女「いえ、そんなはずは無いでしょう。きっと」

神主「俺は……俺はどうすれば」

巫女「……もし、よろしかったら……」





46:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:47:11.81 ID:9i2+1NFA0

仙狐「…………男は去ったか」

仙狐「修復にはしばらく時間がかかる。それに神木の代わりも用意しなければならないしな」

仙狐「その間は向こうの神社にいるのだろう。きっとそうだ」

仙狐「なあ、よう……ふん」

仙狐「なぜ……なぜこんな事に」

仙狐「……くそっ」





47:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:50:19.94 ID:9i2+1NFA0

妖狐「よっし完成っと」

妖狐「へん、この術さえあればあんな奴なんかねえ……ヒヒヒ」

妖狐「……いやあ嫌われたなあ、盛大に」

妖狐「い、いや寂しくないけどね?むしろ楽になったけどね?娑婆の空気美味しいです!」

妖狐「……明日は、満月かあ」

妖狐「仕掛けるには丁度いい、大悪党は月の夜に蘇るのさ」





49:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:53:28.93 ID:9i2+1NFA0

仙狐「満月……相変わらず綺麗だ」

仙狐「だがもうこれを一緒に楽しむものはいないんだ」

仙狐「……ん?これは……」

仙狐「雲も無いのに、雨粒?」


神主「おや、月夜に天気雨が降るとは」

巫女「どこかの狐がまじないでもかけたのかしら、なにも誰にも見られないように……」





51:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 01:58:14.77 ID:9i2+1NFA0

妖狐「これで準備は整った、あとは……」

妖狐「こらぁ竜神!アメフラシ!さっさと私に顔見せろ!」

ゴロゴロゴロゴロ

竜「……貴様か、雑魚妖怪」

妖狐「へん、きたわねオロチさん?あんたなんで神社を撃ったりしたのかな?」

竜「……何の話だ」

妖狐「すっとぼけなさんな!あの時落ちた雷は確かに神威を纏っていた!それに雷が落ちた後あんたの雲が急に消えたんだ!」

竜「……貴様がいたからだ。妖狐」





53:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 02:06:13.44 ID:9i2+1NFA0

竜「貴様が、汚らわしい妖怪が神聖な神域にいるなど言語道断、天罰でも当てようかと思ったのだが……ふ、うまくいかぬものだ」

妖狐「はいはい言ってろカス野郎!アンタの本当の狙いは分かってるんだ!」

竜「面白い……私の真意?言ってみろ、小娘」

妖狐「簡単な事だよ!あんたはあの神社をつぶしたかったんだ!信仰心を一身に受けるためにね!丁度私がいたから上手い事言ったつもりだろうけど、私の目はごまかせないよ!」

竜「フハハハハ……言い逃れ、責任転嫁。見苦しいなあ、ええ?どれも証拠がない妄言ばかりだ」

妖狐「へへ、確かに証拠はない!でもねえアンタが神社を焼ける理由にはなってないんだよ!つかあんた神じゃねえだろ!」

竜「な!何を言う貴様!」





55:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 02:10:14.78 ID:9i2+1NFA0

妖狐「あら?意外とあたりだったりする?もしかして神に成りすましてやってきたただの妖怪とか」

竜「そんなわけあるかあ!さっき貴様が言ったではないか!我がいかづちは神威を纏っていると!」

妖狐「あーあれ嘘。私そんなの見分けつく目もっていません!揺さぶりようの嘘です!ばーか!」

竜「く、私は竜神だ!雨を降らし、雷を操る。これが神の力でなくてなんだと言うのだ!」

妖狐「残念だけどね、その程度」

九尾「私にだってできるんだわ、意外と」





60:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 02:12:55.73 ID:9i2+1NFA0

仙狐「!?」

仙狐「な、なんだこの妖気は?鬼でも来たというのか!?」

仙狐「場所は向かいの山か、すぐに向かわねば!一体何が起こっているんだ!」


神主「いま……雷落ちませんでした?雲も無いのに」

巫女「…………いえ、何も聞いておりません」





62:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 02:17:39.60 ID:9i2+1NFA0

仙狐「あれは……竜神か?」

仙狐「……いや違う!あれは何か力を持った蛇の妖怪だったのか!」

仙狐「ではこの妖気は奴の……いやその目の前にいる小さな妖怪」

仙狐「まさか、まさかまさか!あいつは……妖狐!」

九尾「よう、来たかセン。みてよこの醜い妖怪」

竜「私は、神だ!神なのだ!だから他の神など要らんのだ!」

九尾「こいつが大体の犯人だ。ちょいと手を貸しなさい!」

仙狐「は?な、何がどうなってるのか良く分からないが、分かった!」





65:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 02:23:57.99 ID:9i2+1NFA0

竜神「その必要はありゃりゃんせ」

竜「ぬっ!?ぐっ!ああああああああああああああああああああああ!!!!」

九尾「はあ?え、終わり?折角いいとこだったのに!」

仙狐「あ、あなたは……まさか本物の?」

竜神「おうともよー俺が竜神だーちょっとだけ力奪われてたけど元気だぞーごめんな九尾ちゃんー出番貰ったー」

妖狐「ええーなんで今になって来るかなーもー」

仙狐「あの、未だに私にはよく状況が分からないのですが、ありがとうございました。竜神様」

竜神「いいのよいいのよーそれよりもさーうちの巫女ったらアンタのとこの神主と結婚したいとか考えててさー、最近やたら緊張してるしどうなのー!てかんじー」

仙狐「へ?は?え?」

妖狐「気にしないほうがいいと思うわ、ちょっとボケてるみたい」





67:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 02:28:33.61 ID:9i2+1NFA0

竜神「なんか俺の姿借りてる奴が迷惑かけたなー神社は俺が不思議パワーで直しておいてやるよーそんじゃなー」

仙狐「……文字通り嵐のようなお方だったな」

妖狐「ちくしょーまた出番取られたー!せっかく犯人捕まえて仲直りの手土産にしようと……あっ」

仙狐「……へ?な、仲直り?」

妖狐「あー……いや、あの時つい好奇心で外に出てごめんねーとか、いろいろ。やっぱ忘れて!山に帰るわ!」

仙狐「あっちょ、ちょっと待ってくれ!」





69:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 02:34:11.01 ID:9i2+1NFA0

妖狐「な、何かな?私は今からでもここから消え去りたいんだけど!?」

仙狐「えーと……なあ。もし良かったらだが、あの神社にもうちっとだけいてくれないか?」

妖狐「ちょっまた監禁ですか?そればっかりはご勘弁」

仙狐「いや、そうではない。ほら、あそこ……本来神使二柱いるはずなのに私一人だろ?もう長いこと一人なんだ!だから、そのー」

仙狐「……話し相手になってくれると、私が嬉しい」

妖狐「は、早い話が私にもう一柱になれと?え、隣にずっと一緒にいてくれと?」

仙狐「嫌ならそれでいい。ただ……」

妖狐「急な話だなぁ。うーん……よし!」





70:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 02:38:21.07 ID:9i2+1NFA0

妖狐「へへ……一緒に居させて貰うよ」

仙狐「……あ、ありがとう!今度こそ絶対逃がさないからな!」

妖狐「え、そりゃ簡便して」

おわれ





72:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 02:42:57.52 ID:lYTCOr4P0







76:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/02/02(木) 03:12:02.36 ID:Pz3Q7Rrt0

おつー








  

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