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  モバP「アイドルと恋愛なんかありえねえっつの」佐久間まゆ「……」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
Pに絶大な思いを寄せるが故にヤンデレっぽい雰囲気を醸し出しちゃうまゆ様。
でも好きな人を強く思えば誰でもヤンデレっぽくなるものだと思う今日この頃です乙。


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 01:59:51.66 ID:7I76lUWP0

P「Liveお疲れ様、まゆ」

まゆ「うふふ……お疲れ様です、プロデューサーさん。今日のまゆ、可愛かったですかあ?」

P「ああ、最高だったぞ。ファンも大喜びだ」

まゆ「うふ……ファンの皆さんの反応も気になりますけどぉ……まゆは何よりも、プロデューサーさんがどう思ったのか知りたいなあ」

P「ああ……とっても可愛かったしきれいだったよ」

まゆ「うふ……よかったぁ。まゆはプロデューサーさんに可愛いと思ってもらいたいから、アイドルをやっているんですからねぇ」






3:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:02:52.96 ID:7I76lUWP0

P「まゆは可愛いよ、とってもな。だから……そういうことを言うもんじゃない。誰に聞かれてるかわからないんだから」

まゆ「ええ~、どうしてまゆの愛を伝えるのがいけないんですかあ?こんなにもプロデューサーさんのことを想っているのに……」

P「アイドルが愛だの想いだの、軽々しく口にするな。芸能生活が終わるぞ」

まゆ「軽々しくなんてないです。周囲にはちゃぁんと気をつけてるし、心配することないですよお♪」

P「そういうのが一番危険なんだ。頼むからもっと自重するようにしてくれ」

まゆ「はぁ~い」





4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:05:40.61 ID:7I76lUWP0

―――

P「はぁ……」

P(まゆにも困ったもんだ。慕ってくれるのは嬉しいが、あんな風に寄ってこられるのもなあ)

P(どうしたもんかね。ヘタに注意してやる気なくされても困るしな)

P(大体なんだよ一目惚れって。少女マンガじゃねえんだぞ)

P(俺のところに来るために元の事務所やめたっていうんだから、思いの強さは本当なのかもしれないが)

P(本当に俺のこと好きなのか? そういう自分に酔ってるだけなんじゃないのか?)





6:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:09:03.19 ID:7I76lUWP0

P「……あー、やめやめ。今は滞りなく活動できてるし、人気も急上昇中なんだ。現状維持でいけば問題ないさ」

ちひろ「あら、独り言言うなんて、お疲れなんですかプロデューサーさん?」

P「え? ああいや、そんなことないっすよ。何でもないです」

ちひろ「もしお疲れでしたらスタドリでもいかがですか? 今なら何と限定価格で」

P「遠慮しときますよ」

ちひろ「でしたら、こちらのMyエナドリを……」

P「遠慮しときますよ」





7:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:13:27.88 ID:7I76lUWP0

ちひろ「うう~、プロデューサーさんいけずです~……」

P「全く、好機と見れば金を取ろうとするんだから。油断も隙もあったもんじゃない」

まゆ「本当にそうですよねえ♪」

P「おわっ!?」

ちひろ「ひゃあっ、まゆちゃん!? いつの間にそこに!?」

まゆ「ついさっきですよぉ。何だかプロデューサーさんとちひろさんが楽しそうにお話してたからぁ……」ニコォ





10:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:17:34.15 ID:7I76lUWP0

まゆ「それはそうと、何でまゆを見てあんなにびっくりしてたんですかぁ?」

まゆ「もしかしてぇ……まゆが近くいないからって、プロデューサーさんとお近づきになろうとしてたんですかぁ?」

ちひろ「い、いえ何もそんなつもりじゃ……」アタフタ

まゆ「いけませんよぉ、そんなこと考えたら……まゆはヤキモチ焼きだから、何しちゃうか分かりませんからねぇ♪」ニッコリ

ちひろ「は、はひ……」

まゆ「プロデューサーさんも気をつけてくださいねぇ……まゆ以外の女の人と、あんまり楽しそうにお話したらいけませんよ?」

P「……」





11:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:21:09.94 ID:7I76lUWP0

P「……俺が誰とどんな風に話そうが自由だろ」

まゆ「えっ……」

P「何で俺がお前に私生活で制限受けなきゃならないんだ。そうしなきゃいけない理由があるってのか」

まゆ「……それは、まゆがプロデューサーさんを愛してるから……」

P「はん、どうだか。相手のことを自分の思い通りに雁字搦めにして愛って言うのか。便利な言葉だな」

まゆ「ま、まゆはそんなつもりじゃ……」





14:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:25:38.98 ID:7I76lUWP0

P「百歩譲ってそれが愛だったとしてもだ。……俺は別に、お前のことを愛しちゃいない」

まゆ「……………!!」

P「そもそもがおかしいんだよ。アイドルがプロデューサーのことを愛してるだって? ふざけんのも大概にしろよ」

P「ただでさえ恋愛厳禁のアイドルが、よりにもよってそのプロデューサーを? 一緒に破滅させる気か」

P「アイドルと恋愛なんかありえねえっつの」

まゆ「…………………………」





15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:28:12.87 ID:bWK2pt+G0

まゆちゃん死んじゃう





16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:28:16.79 ID:7I76lUWP0

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん、さすがに言い過ぎじゃあ……」

まゆ「…………………………」

ちひろ「まゆちゃん?」

まゆ「……分かりました。確かにまゆは、迷惑だったかもしれませんね」ニコッ

まゆ「今日は、これで失礼します」

スタスタスタ ガチャッ バタン

ちひろ「まゆちゃん……」

P「…………………………」





22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:33:11.83 ID:7I76lUWP0

ちひろ「いいんですか、まゆちゃんのこと放っておいて……」

ちひろ「去り際の笑顔、明らかに無理してましたよ?」

P「……別にいいですよ。いつかは言わなきゃいけなかったことです」

P「そもそも、あいつにプロ意識が欠如してるのが悪いんですから」

P(俺は別に間違ったことは言ってない)

P(ああでも言わなきゃ、まゆの悪い癖は治らない)

ちひろ「大丈夫かな、まゆちゃん……」





24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:36:23.71 ID:7I76lUWP0

―――

まゆ「…………………………」スタスタスタ

まゆ「…………………………」スタスタスタ

(P『……俺は別に、お前のことを愛しちゃいない』)

まゆ「…………………………ぐすっ」

まゆ「ふうっ、えぐっ」ポロポロ

まゆ「うわああああああっ、あああああっ、ああああああああああああん……」

まゆ「あああああん、ぐすっ、ひぐっ、うわあああああああああああ……」





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:41:19.94 ID:7I76lUWP0

-翌朝-

まゆ「おはようございます、プロデューサーさん」

P「……おはよう、まゆ」

まゆ「今日もよろしくお願いしますね。スケジュールを教えてください」

P「ああ、まずは……」

ちひろ(まゆちゃん、もしかしたら今日は来ないかもと思ったけど、とりあえずは大丈夫そうね……)





31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:44:12.56 ID:7I76lUWP0

―――

まゆ「…………………………」

ちひろ「お疲れ様、まゆちゃん。今日も頑張ってたわね」

まゆ「あっ、ちひろさん……お疲れ様です」

ちひろ「昨日のこと……大丈夫?」

まゆ「……大丈夫ですよぉ。気にしてませんから……」

ちひろ「本当に? もし良かったら、相談に乗るわ」

まゆ「…………プロデューサーさんには、言わないでくださいね?」





33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:45:57.53 ID:7I76lUWP0

―――

P「…………」

P(俺は何も間違ったことは言ってないししていない。注意するのは当たり前じゃないか)

(まゆ『確かにまゆは、迷惑だったかもしれませんね』ニコッ)

P(だってのに、何でこんな気分にならなきゃいけないんだ……!)

P「……ん?」

P(あそこにいるのは、まゆとちひろさん? 何話してるんだ?)





35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:48:23.98 ID:7I76lUWP0

まゆ「……本当は、うすうす気がついてたんです。まゆの言動に、プロデューサーさんが苛立ってるって」

まゆ「でも、ちゃんと自己主張しないと、プロデューサーさんがまゆのことを数あるアイドルの一人としてしか見てくれなくなる気がして……」

ちひろ「そんなことないわ。プロデューサーさんは、まゆちゃんのことを大切にしているもの」

ちひろ「昨日は辛らつな事言ってたけど、まゆちゃんのことを心配してる裏返しだろうし……」

まゆ「……心配してくれてるのは、分かってるんです。まゆの言動が、アイドルとしてふさわしくないってことも」





38:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:51:35.58 ID:7I76lUWP0

まゆ「でも、でも、抑え切れないんです。プロデューサーさんを愛してるって気持ちで胸がいっぱいで……他の子たちにも、プロデューサーさんにも迷惑掛けてしまうのに……」

まゆ「きっかけは一目惚れでした。もしかしたら最初の頃のまゆは、恋に恋してるとか、そういう感じだったのかもしれません。でも今は、プロデューサーさんとたくさんの時間をすごして、本当に心からプロデューサーさんを愛してるって言えるまでになったんです」

P(惑わされるな。ここで俺がまゆの気持ちを認めてしまえば、昨日のことが無駄になる)

P(あのままじゃまゆはアイドルとしてやっていけなくなるかもしれないんだぞ)

まゆ「でも、もう我慢することにします。もう、愛してるとか、そういうことは言いません」

P(えっ?)

まゆ「だって、まゆの大好きなプロデューサーさんに、迷惑掛けちゃいけないから……」ニコッ

ちひろ「まゆちゃん……」

P「…………ッ!」





40:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:54:37.21 ID:7I76lUWP0

P「……昨日はすまなかった。言い過ぎた」

まゆ「いいんです。プロデューサーさんは間違ったことを言ったわけじゃないんですから」

P「それでも、ごめん」

まゆ「謝らないでください。プロデューサーさんは悪くないです」

まゆ「まゆこそごめんなさい。まゆの勝手な気持ちのせいで、今まで周りの人をたくさん困らせてきました」

まゆ「だからもう、みんなに……プロデューサーさんに迷惑掛けたりしないって、決めました」





42:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 02:56:51.26 ID:7I76lUWP0

まゆ「だけど……」

まゆ「だけど、まゆの気持ちは、このままでもいいですか?」

まゆ「プロデューサーさんを愛してるって気持ちを持っていることは、許してくれますか?」

P「まゆ……」

まゆ「恋愛シンドロームって言われても、相思相愛じゃなくてもいいです」

まゆ「プロデューサーさんのことが大好きなまゆのままでも、いいですか……」





45:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 03:01:21.13 ID:7I76lUWP0

P「……まゆっ!」ガバッ

まゆ「ぷ、プロデューサーさん?」

P(馬鹿か俺は。抱きしめりゃいいってのか。どれだけまゆを馬鹿にしてるんだ)

まゆ「……ダメですよ、抱きしめたりしたら。また、まゆは気持ちを抑え切れなくなっちゃいます。また、プロデューサーさんに迷惑を掛けちゃいます」

P「我慢したりしなくっていい。迷惑だなんて思わなくていい」

P(こうなったのは俺が原因なんだ。こんなこと言える資格なんてない)

P(だけど……その責任を取ることが出来るのは俺だけだ)





46:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 03:07:06.80 ID:7I76lUWP0

P「あんなこと言っておいて何言ってるんだって思うだろうけど……俺は、無理して笑ってるまゆを見る方が、何倍も辛い」

まゆ「そんな……じゃあ、どうすればいいんですか……」

P「今までみたいに、いつも通りにしてくれればそれでいい。無理する必要なんかない」

まゆ「想いが叶うことはないのに? それじゃまゆ、馬鹿みたいじゃないですか……」

P「……確かに俺は、お前の想いに答えることは出来ない。プロデューサーだから、そんな真似は出来ない」

P「だが俺はお前のことを大切に思ってる。それだけは、信じてほしい」





47:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 03:08:05.59 ID:7I76lUWP0

まゆ「……都合よすぎですよぉ、プロデューサーさん。いくらまゆでも、誤魔化されたりしませんよ?」

P「ああ。自分でも言っててうんざりしてくるよ」

まゆ「本当に、本当にひどい人ですねプロデューサーさんは。まゆがきっと素直に従うって、敵わないって分かってて、そういうことを言ってるんでしょう?」

P「俺は骨の髄までプロデューサーだからな。アイドルをアイドルたらしめるために、手段は選ばないよ」

まゆ「うふふ……こんな人を愛してしまうなんて、まゆもダメな子ですねぇ……」

まゆ「ここまでまゆの気持ちを弄んだからには、まゆのことをきっちりプロデュースしてくださいね?」

P「ああ。約束するよ」

まゆ「よろしくお願いしますね、プロデューサーさん♪」





48:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 03:09:42.07 ID:7I76lUWP0

-数日後-

まゆ「うふふ……プロデューサーさぁん♪」ギュッ

P「おわっ、急に抱きつくな!」

まゆ「いいじゃないですかぁ腕くらい。それに、気持ちを我慢しなくていいって言ったのはプロデューサーさんですよぉ?」

P「ぐ……っ。確かに言うには言ったが……」

P(な、なんか事が全てまゆのいいように運んでいる気が……)

ちひろ「あはは……まあいいじゃないですか、まゆちゃんと仲直りできたんですし」

P「まあ、そうですけど……」





49:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 03:11:33.14 ID:7I76lUWP0

P(俺は、プロデューサーっていう役割をカサに、まゆの気持ちから逃げていただけなのかもしれない)

P(いや、今だって結局は、向かい合えてるとはいえない状態だ)

P(まゆはきっと、いつか答えを出してくれると信じているんだろう)

P(俺はまゆのことを絶対にトップアイドルにしてみせなきゃならない)

P(そうしなければ、俺はまゆの気持ちを本当に無駄にすることになってしまう)





50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 03:13:12.21 ID:7I76lUWP0

まゆ(プロデューサーさんはまゆのことをちゃんと見てくれている。まゆはそれだけで幸せなの)

まゆ(しかも、気持ちを我慢しないでいいって言ってくれた)

まゆ(もう、プロデューサーさんに気兼ねしなくてもいいの。まゆのそのままの気持ちを見せられる)

まゆ(まゆはプロデューサーさんに可愛いって思ってもらうためにアイドルをしているの)

まゆ(トップアイドルになれるほどに可愛くなれば、プロデューサーさんはまゆだけを見てくれますよね?)

まゆ(誰よりもまゆを可愛くしてくださいね、プロデューサーさん。プロデューサーさんが可愛いと思うようなまゆにしてください)

まゆ(そうすれば、まゆはプロデューサーさんを手に入れられるから……)

おわり





51:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 03:14:39.32 ID:dTap/e2R0

ヤンデレないまゆもいいものです






56:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 03:33:50.83 ID:bLj4ejG00

キレイなままゆ





52:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/04/14(日) 03:14:43.06 ID:5K0L/ebl0


まゆはやんでるんじゃなくて、一途にPを思う娘なんですよ
ただ、その思いが強すぎるだけで…?






元スレ:モバP「アイドルと恋愛なんかありえねえっつの」佐久間まゆ「……」

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1365872391





  

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