2:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 03:35:50.89 ID:0acGx2pKO
清麿「今日はこんなもんでいいだろ」
ガッシュ「」ドサッ
コルル「ガッシュー!」
清麿(ガッシュも日々の特訓とツボ押しによって大分強くなった)
清麿(やはり一度ガッシュを王へと導いたことによる経験、知識…そしてオレのアンサートーカーによるものが大きいか)
清麿(どういうわけかオレだけが記憶はそのままの状態でタイムスリップし、もう一度魔界の王を決める戦いに参加しているが…)
清麿(前回では本を燃やしてしまったコルルを行き残させ)
清麿(前回も力を貸してくれたキャンチョメ・フォルゴレ組とティオ・恵さん組、更にはブラゴ・シェリー組とも友好的な関係となった)
清麿(すべてがいい方向へと向かっている。さすがアンサートーカーだ)
ガッシュ「コルル…いつか清麿を倒そうぞ」
コルル「お兄ちゃん怖いからやだ」
11:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 03:40:54.72 ID:0acGx2pKO
学校
校長『では、みなさん、有意義な休みを送るよーにしてください』
清麿「ハァ…やっと終わった」
水野「高嶺くん高嶺くーん。やっと夏休みに入ったね。色々予定あるみたいだけど大丈夫?」
清麿「ん?…ああ…大丈夫だ」
清麿(…そう…この夏休み、オレは大事な予定があるんだ…)
ホワンホワンホワーン
ティオ「え?イギリス!?」
清麿「親父から、夏休みに入ったら遊びにこいって葉書がきてね」
ティオ「じゃあ今日聞きたいことがあるってのは…イギリスに行くことと関係あるのね」
清麿「いや、聞きたいことがあるってのは嘘だ」
ティオ「!!」
清麿「今からツボ押しだ。ガッシュ、コルル。ティオを押さえとけ」
ティオ「い、い…いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 03:50:39.57 ID:0acGx2pKO
ティオ「ちょ、ちょっと待って清麿!!」
清麿「なんだ」
ティオ「いいこと教えるから!だから許して!」
清麿「いいこと?」
ティオ「前にイギリスでガッシュに似た子を
清麿「ゼオンだろ。知ってる」
ティオ「が、外見は似てて私もハッと
清麿「どうでもいいから」
ティオ「…………」
ティオ「」グスン
清麿「ガッシュは右腕。コルルは左腕な」
ガッシュ「」ガシッ
コルル「」ガシッ
ティオ「ま、まってよぉ!お願い清麿、それだけは…それだけはっ!!」ジタバタ
清麿「じきに楽になる」
ズブゥ
ホワンホワンホワーン
18:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 03:56:47.13 ID:0acGx2pKO
清麿(とにかく早く旅行の準備をしないとな。三日後には飛行機に乗るんだ!)
清麿「……ん?そういえばなんで水野がイギリスに行くこと知ってんだ?」
水野「え?何言ってるの?夏休みの予定っていえば私達との遊ぶ約束よ!!」
水野「高嶺くん、結構みんなと約束してたよ!まさか忘れてたの!?」
清麿「忘れてたよ!!」
水野「えぇ!?」
清麿「じゃあな!!」
ガッシュ「せっかく友達が誘ってくれたのに断るとは何事だ清麿」
清麿「だってめんどくさいじゃないか」
22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:01:00.19 ID:0acGx2pKO
ガッシュ「またいじめられっこの引きこもり根暗ぼっちに戻ってもよいのか」
清麿「…………」
清麿「」ガタガタガタガタ
コルル(!!お兄ちゃんの弱点を見つけた!!勝てる!!)
清麿「ガッシュ、協力してくれ!!上手くいけばお前も連れてってやる!!」
ガッシュ「ウヌ、本当か!?」
コルル「お兄ちゃん!私は!?」
清麿「コルルはさっき反抗的なこと考えたから駄目だ」
コルル「!!」
25:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:06:19.25 ID:0acGx2pKO
夏休み一日目
山中「悪いな高嶺。部の奴らに内緒で特訓をしたいんだ」
清麿「でも…オレあまり野球できねーぜ」
山中「キャッチボールができればそれでOKだよ!」
清麿「そうか、じゃあとことん付き合うぜ!」
山中「ありがとう。じゃあオレの新兵器…炎の消える魔球が完成するまで付き合ってくれよ!」
清麿「ザケル!」ゴッ
山中「ギャアァァァァ!!」
26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:06:40.98 ID:gwxf8tUS0
おいwwwww
28:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:10:37.80 ID:0acGx2pKO
清麿「燃えた!そして消えた!完成だよ山中!!」
山中「ほ…本当か!?オレには電撃が出たように見えたが…」ガクガク
清麿「それはお前が馬鹿なだけだ!!」
山中「そうか」
清麿「じゃあな!」
清麿「いくぞガッシュ」
ガッシュ「ウヌ、次は山で虫とりだったな!」
「さ、目標はセミ10匹、カブトムシ5匹、蜂8匹だよ!」
清麿「ザケル!」
「ギャアァァァァ!!」
清麿「次は川だ」
ガッシュ「ウヌ、この山の中の川だな!」
「よーし、50匹釣るまでは帰らせねーぞー!!」
清麿「ザケル!」
「ギャアァァァァ!!」
30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:16:14.89 ID:0acGx2pKO
清麿「次はツチノコか…」
ガッシュ「ウヌ!」
金山「ツチノコ捕まえるまでは帰
清麿「ザケルァ!!」
金山「ギャアァァァァ!!」
清麿「次はUFOだ」
ガッシュ「ウヌ!」
清麿「お前そろそろマント操って飛べるくらいは出来るようになったよな」
ガッシュ「ヌ?そこまではさすがにまだできないのだ」
清麿「…………」
ガッシュ「…………」
清麿「ツボ」
ガッシュ「!!!!」ビクビクゥッ
34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:26:16.07 ID:0acGx2pKO
清麿「頭こっちに向けろガッシュ」
ガッシュ「嫌なのだ嫌なのだ!!それはもう嫌なのだー!!」
ズブゥ
ガッシュ「ヌオォォォォォォ!!」
岩島「遅いよー高嶺くん!」
清麿「またせたー」
岩島「さ、一緒にUFOを呼ぼう。ポーズをとって僕と一緒に呪文を唱えて」
清麿「呪文を唱えるんだな!?おう!!わかった!!」
36:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:31:25.68 ID:0acGx2pKO
岩島「アーブダークショーン!!!!」
ガッシュ「」ブーン
岩島「!!あ、あの円盤型の黒い物体は…!!」
岩島「た、たた高嶺くん!早く呪文を一緒に唱えて!!」
清麿「ザケルルルァイ!!」
岩島「ギャアァァァァ!!」
清麿「ど、どうしたというんだ岩島!?」ダッ
37:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:35:50.83 ID:0acGx2pKO
岩島「た…高嶺くん…今あの円盤から…電撃が…」ガクガク
清麿「本物のUFOってことだよ!よかったな岩島!」
岩島「へ、へへ…僕は…やっと…UFOを…!」ガクガク
岩島「」ガクッ
清麿「……見ろよガッシュ。この幸せそうな顔を。岩島は本望だったと思うぜ」
ガッシュ(清麿のほうが幸せそうなのだ。同級生に電撃を撃つのが楽しいのだ。歪んでるのだ。清麿こそが最悪の悪魔なのだ)
清麿「ツボ」
ガッシュ「」ガタガタガタガタ
40:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:41:18.52 ID:0acGx2pKO
夏休み二日目
清麿「今日は水野達とプールか…」
コルル「私もプールいきたい!」
清麿「お前水着持ってるのか?」
コルル「…そういえば持ってない…」シューン
清麿「仕方ない。女児水着売り場まで買いにいくか…」
清麿「通報されたんだが」
ガッシュ「不思議だの」
コルル「不思議だね」
44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:48:54.32 ID:0acGx2pKO
プール
水野「あ、高嶺くーん!」
清麿「…………」
中村「おそいぞー」
清麿「はは、すまない」
ガッシュ「ウヌ!たくさん遊ぶのだ!」
コルル「あそぶー!」
清麿「ハッハッハ。あんまりはしゃぎすぎんなよー」
水野「ウフフフフ、私達もいっぱい遊ぼうね高嶺くん」
清麿「…………」
コルル「お兄ちゃーん!」
ガッシュ「こっちなのだ清麿ー!」
清麿「ワッハッハ。今いくぞー」
水野「…………」ポツン
水野「うん!今日の高嶺くんは比較的優しいな!」
49:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 04:56:16.72 ID:0acGx2pKO
夏休み三日目
清麿「さ、行くぞガッシュ!!」
ガッシュ「ウヌ!」
コルル「私もいく!」
清麿「駄目だ!二人分子守りすんのはダルい!!」
コルル「つれてってくれたら私の分の朝ごはんのデザートのぶどうゼリー食べたの許すの」
清麿「仕方ないなぁ」
清麿「よし!空港に向かう途中に寄ったファミレスにコルルを置き去りにした!」
清麿「頼んでおいたコルルの分のお子様ランチもコルルがトイレ行ってる間にオレが食った!!」
清麿「今のうちに行くぞガッシュ!!」
ガッシュ(私は悪くないのだ。すべて清麿が悪いのだ)
清麿「コルルのお子様ランチ少し食ったろ。共犯だ」
ガッシュ「ヌァァァァァ!プリンを渡されたらそりゃあ食べてしまうであろう!人として!!」
清麿「お前魔物じゃねーか」
52:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:01:22.41 ID:0acGx2pKO
イギリス
清麿「さて、イギリスに着いたが…」
清麿「オレが関わってない事に限っては前回の時間軸と全く同じことが起きる、ということがすでに分かってる」
清麿「つまり…この辺に荷物を置いて放置すれば…」ポイ
セッコロ「…………」ガシッ
清麿「ガキが釣れる、と」
ガッシュ「泥棒なのだー!?」
セッコロ「わぁー!!」ダッ
清麿「ザケル!」ゴッ
セッコロ「うわぁぁぁあ!?」
55:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:07:49.73 ID:0acGx2pKO
セッコロ「」ガクガク
清麿「なんかボロボロだなお前」
ガッシュ「ウヌ、清麿のせいだ」
清麿「さて…親父が教授をしてる大学にいっても親父はいないし…」
ガッシュ「な、なに!?では父上殿はどこにおるのだ!?」
清麿「ここから離れたところにある古城…そこに親父やセッコロ…この泥棒の親が捕らわれている」
ガッシュ「父上殿が…さら、さら、さら、さささささ…」ガタガタガタガタ
清麿「目を覚ませガッシュ!!」バキィッ
ガッシュ「ウグホハッ!!」
56:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:15:18.70 ID:0acGx2pKO
ガッシュ「」ピクピク
清麿「よし」
コォォォ
清麿「新しい呪文が本に出たな。上手くガッシュのツボを押せたぜ」
清麿「さ、行くぞガッシュ。親父を助けるんだ」グイグイ
ガッシュ「」ズルズル
セッコロ「」ズルズル
清麿「ここが…ホーバーク・キャッスル…誰一人帰ってこない悪魔の古城…」
清麿「ガッシュ、よく聞け…」
ガッシュ「ヌ…?」
清麿「この城に入ればもう後戻りはできん。お前のようなアホには何が起こるかも何がでてくるかもわからん…オレにはわかるけどな」
清麿「だが、親父は絶対に助ける!何があってもだ!!」
ガッシュ「ウヌ!もちろんだ!!清麿のようなアホがどうなろうと父上殿は必ず助ける!!」
58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:22:58.63 ID:0acGx2pKO
「…ふ…暴れてる…暴れてる…今度は誰が入ってきた?」
『二人組だよ。一人は子供くらいの大きさ』
「ククク…いい酒の肴ができたぜ。今度の奴はどこまでこれるかな?」
「まぁどうせ最初の部屋でオレの不死身の騎士達にボコボコにされるんだろうがな…」
清麿「ガッシュ、SET」
ガッシュ「ウヌ!」
清麿「ジケルド!!」
ガチャコーン
ガッシュ「ウヌ!?この術は…!」
清麿「あぁ…お前の新たな力だ。磁力の塊をぶつけ、対象を磁石のようにする拘束技…!」
清麿「しかしジケルドはもう二度と使わん」
59:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:27:07.42 ID:82VEXyMo0
おい、まてよ!
どこかで使っただろ!
……あれ?
60:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:28:23.07 ID:MCyEa/q+0
いやまさかそんな馬鹿な………あれ?
61:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:29:15.61 ID:0acGx2pKO
『ステング、奴らが最初の部屋を突破したよ』
ステング「ふん…まあいい…どうせ次の部屋でおだぶつよ…なんせ二百本もの剣が…同時に侵入者に襲いかかるんだからな!!」
『二番目の部屋、突破されたね』
ステング「まだだ!落とし穴の部屋が
『突破されたよ』
ステング「次が
『最後の罠も突破されたよ』
ステング「…………」
コック「フフフフフフフフフフフフフフフ」
ステング「コック!料理がまじいんだよ!!」ビシッ
コック「!」ビクゥ
65:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:37:41.21 ID:0acGx2pKO
ステング「準備はいいな!?バルトロ!!」
バルトロ『もちろんだよステング』
清麿「おっす」
ガッシュ「父上殿はどこだー!?」
ステング「ふ……どうした?やっと罠を抜けてオレのところまでこれたんだぜ…」
清麿「ガッシュ。このデッケェ鎧着た犬は実は偽物なんだ。本体はこいつの中にいる」
ガッシュ「ウヌ」
清麿「こいつの能力は、花をくっつけた物を操る能力。このデッケェ鎧着た犬も操っているだけにすぎん」
清麿「まずは花を見つけろ。そして自力でむしりとれ。オレがツボを押しまくった今のお前ならできる」
ガッシュ「おかげで十円ハゲができたのだ。ところでその間清麿はなにをしてるのだ?」
清麿「お腹すいたからご飯食べるよ」
ガッシュ「ウヌ。大事だの」
67:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:46:52.25 ID:0acGx2pKO
ステング「チッ…このバルトロの巨体を見てびびらねぇとは…気に入らねぇな!ゼベルオン!!」
バルトロ『ルォォォォォ』
ガッシュ「ウヌ…マントをプロペラのようにして飛び…」ブーン
ガッシュ「目標に向かってマントで攻撃…なのだ!」ニョーン
ステング「くっ…!?まさかもうバルトロの花に気付いたのか!?早すぎるぜ!」
清麿「コック!!つまみがまじいんだよ!!」ガン
コック「!」ビクゥ
ステング「ガキがぁ…ならばこれでどうだ!!ゼベルセン!!」ドンドンドンドン
ガッシュ「ヌァァァァァ!?」
清麿「コック!!早く次の料理持ってこい!!」
コック「!」ビクゥ
70:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 05:50:24.54 ID:82VEXyMo0
コwwwwwッwwwwwクwwwww
72:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:03:55.22 ID:0acGx2pKO
ガッシュ「ヌゥ…!さすがにデカイのだ…!」
ステング「ハッ、いいねぇ。お前の必死な反撃も…オレのバルトロには通用しねえんだ!」
ステング「オレに文句を言う奴は警察だろうが、村のクソ親父だろうが…全部力でだまらせられる!」
コック「黙りやがれ!!」
ステング「コック!?」
コック「てめぇ…両親をさらわれた子がどうやって生活してるか知ってるのか!?」
清麿「よし、打ち合わせ通りだコック!」
ステング「チィ!コック!」
74:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:08:54.79 ID:0acGx2pKO
ステング「コック!邪魔すんじゃねぇよ!」
コック「!」ビクゥ
清麿「コック!そこだ!殺れ!」
コック「!」ビクゥ
ガッシュ「ウヌゥ…残りの花はどこなのだ…?」
コック「おーい!ここにも花がついてるよー!!」
清麿「コック!そんなことより腹が減ったぞコック!」
コック「!」ビクゥ
ステング「コラコック!!てめぇからまずはぶっ飛ばす!!」
コック「!」ビクゥ
75:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:12:11.77 ID:0acGx2pKO
ステング「さあこれで最後だーっ!!死ねぇえええええっ!!」
バルトロ『』グォッ
コック「!」ビクゥ
清麿「コック!!!!」
セッコロ「うぁあああああ!!」ダダダダ
ステング「なっ!?ガキがコックを!?」
清麿「チィ!コック!!」
コック「!」ビクゥ
セッコロ「大丈夫かコック!」
コック「わっ」
77:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:18:08.53 ID:0acGx2pKO
セッコロ「な…何が古城の悪魔だ!?もう…てめえらの…てめえらの好き勝手になんかさせるかよ!!」
ステング「だったら死んでから後悔しなーっ!!」ギュオォ
セッコロ「うぉおおおっ!!」
セッコロ(な…なんだよこれ…怖い…怖い…怖い…でも…)
セッコロ「オレだって父さんや母さんを助けるんだーっ!!」ダッ
ステング「調子にのるなーっ!!」
コック「セッコロー!右だー!!」
ステング「な!?」
コック「あの巨人の動きは離れてるオレ達の方がよく見える!オレの声に従うんだ!」
セッコロ「コック!」
ステング「コックテメェ!!」
78:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:24:03.35 ID:0acGx2pKO
ステング「ハッこざかしい!無駄なあがきはやめやがれ!!いくら攻撃をかわせても、お前らのいる場所からはどんどん離れ…」
ステング(ちょっと待てあいつ…どこに行った!?今もそうだ、どこから声をかけてる?)
ステング「まさか!?」
清麿「コックを持って動き回るセッコロに夢中で」
清麿「セッコロに向かって近づいているオレ達には気が回らなかったようだな…」
清麿「よくやった、セッコロ…」
セッコロ「へ…お安いご用だ…」
ステング「こ…コックを取り戻したからなんだ!?まだオレのバルトロは壊れちゃいねえぜー!!」
79:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:32:02.75 ID:0acGx2pKO
バルトロ『』ズズズズ
ステング「なっ!?バルトロの身体が崩れていく!?」
ガッシュ「やっと全部の花を取ったのだ」
清麿「おう、やるなガッシュ。コックとかセッコロとかなんの役にも立たなかったぜ」
バルトロ「」ヒョコッ
ガッシュ「本体が出てきたのだ」
バルトロ「ケケーッ!!」
清麿「うるせぇこのクソ犬!!」バキィッ
バルトロ「グケッ」
清麿「お前だけは許さねぇ!!オレが直々にぶっ飛ばしてやる!!」バキッバキッバキッバキッ
ガッシュ「最初から清麿が戦えばいいのに」
81:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:39:06.92 ID:0acGx2pKO
メラメラ
ステング「うわぁぁぁ!バルトロー!」
バルトロ「グェプ…ゲブェ…オブケブェ…」ピクピク
スウゥ
清麿「よし、城が崩される前にバルトロを始末できたな」
清麿「セッコロ。人命救助とか後はお前がやれ」
セッコロ「えっ」
清麿「任せたぜコック」
コック「わっ」
清麿「親父もどうせ無事だしスルーでいいか」
ガッシュ「清麿ォー!!!!」
84:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:45:26.55 ID:0acGx2pKO
清麿「さて…残るは…そうだな。あの森のイベントを消化しておくか」
ガッシュ「ヌ?」
清麿「行くぞガッシュ」
清麿「この森が…親父がガッシュを見つけた森、ガッシュが死にかけていた森だ」
ガッシュ「ふむ」
清麿「そして…妖精が住む森だ」
ガッシュ「ウヌゥ!?妖精!?」
「ま~~~~~~っ!!!!」
清麿「!出た!ガッシュ、どんなに目を背けたかろうと決して目をそらすなよ!!」
ガッシュ「ウ、ウヌ!」
清麿「」スウゥ
清麿「ザケル!!!!」
85:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:51:23.67 ID:0acGx2pKO
ダルタニアン「」ピクピク
ガッシュ「き、清麿!?誰だかわからぬがただの人間に電撃などと…!」
清麿「妖精だ」
ガッシュ「…………」
清麿「妖精なんだ」
ガッシュ「お、おう」
清麿「忘れるんだガッシュ。そろそろ着くぞ」
清麿「ここがガッシュがいたところだ」
ガッシュ「ス、スマヌ清麿…ふ、震えが止まらぬ」
ガッシュ「わぁあああああああっ!!!!」コォォォ
清麿「よし、イベント回収」
88:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 06:57:47.67 ID:0acGx2pKO
ガッシュ「」
清麿「ガッシュ?」
ガッシュ「」
清麿「ガッシュ…ガッシュ!」
ガッシュ「」
清麿「…………」
ズブゥ
ガッシュ「ヌワァァァァァァァァ!?」
清麿「ガッシュ、大丈夫か!?オレがわかるか!?」
ガッシュ「できれば…わかりたくもないのだ…」ガタガタガタガタ
ガッシュ「…………私はこの森を知っている」
清麿「そうか。まぁ話さんでよし。どうでもよろしい」
ガッシュ「ウヌ。そうだと思った」
清麿「それよりこのイベントを見たことによってあの呪文が出たことが重要だ」
清麿(この術を使いこなすためには…ツボ押しと催眠術が必要だな)
94:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 07:21:04.12 ID:0acGx2pKO
清麿(元々ガッシュには常日頃からツボを押し、感受性を豊かにしている)
清麿(それにより催眠術の効果は増大し、思い込みの力も相まって修行の効率も上がる)
清麿(更に普段からガッシュに対しては辛辣に当たるようにし、感情をある程度抑制する)
清麿(同い年であり、同じ魔物であるコルルを傍に置くことで感情の捌け口を作ることもした)
清麿(その環境に慣れたガッシュは今は感情の捌け口が見つからず、溜め込んでしまう)
清麿(そしてついに感情が爆発したとき、例の呪文のタガが外れるだろう)
清麿(その後のコントロールはガッシュを成長させつつ徐々にやっていけばいい)
清麿(とにかく例の呪文の真の力を引き出すことこそがガッシュの最大の課題だろう)
97:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 07:40:20.44 ID:0acGx2pKO
清麿(本に現れる呪文は魔物の精神的な成長により増えていく)
清麿(また、術自体の効力も魔物が大きな壁を乗り越えた時に上昇する)
清麿(例の呪文を早く使いこなすには前回以上にガッシュの精神的な成長が必要となってくる)
清麿(そのためにもガッシュの自力を上げ、パートナーに頼らずとも魔物と戦えるようにし、精神的な自立をさせる)
清麿(その上で自分の限界を知り、パートナーとの連携の大切さ、絆を学ばせ、深い信頼を結ぶこと)
清麿(今まで対魔物での術の使用率を出来るだけ抑えてきたのもこの時のため)
清麿(必要以上にガッシュを遠ざけ、依存させないようにしたのもすべて例の呪文の為だ)
98:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 07:41:43.89 ID:Z6F3Euc7P
計算だったか
99:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 07:42:23.77 ID:P67HoOw70
ただ辛辣に接していただけかと思ったらいろいろ考えてたのか
101:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 07:45:44.30 ID:WEvPpAmlO
相変わらずの外道っぷりwwww
110:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 08:25:33.38 ID:0acGx2pKO
清麿「…………」
ガッシュ「どうしたのだ清麿?」
清麿「いや…」
ガッシュ「まぁどうせ清麿のことだ。また私に意地悪することでも考えておるのだろう」
清麿「そんなところだな」
ガッシュ「…………ん?」
~♪
ガッシュ「何やら楽しい歌声が聞こえぬか?」
ヨポポイトポポイスポポポーイ
111:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 08:31:36.32 ID:0acGx2pKO
ヨポポ「」ヨポポイトポポイスポポポーイ
ヨポポ「」ヨポポイ
ガッシュ「」ヨポポイ
ヨポポ「」トポポイ
ガッシュ「」トポポイ
ヨポポ「」スポポポーイ
ガッシュ「」スポポポーイ
ヨポポ「」ニッ
ガッシュ「」ニッ
ガッシュ「お主
ジェム「捕まえたーっ!!こいつめ!こいつめ!!」ガンゴン
ガッシュ「ウヌ!ヌォオ!」
ジェム「ヨポポ、とどめを!!」
清麿「…………」ジー
ジェム「ミケル!!」
カッ
ガッシュ「ヌァァァァァ!!」
112:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 08:37:07.09 ID:0acGx2pKO
ジェム「どう!?少しは懲りたかしら!?」
ヨポポ「…………」オロオロ
清麿「……大丈夫かー?ガッシュ」
ガッシュ「ヌゥ…マントが間に合ったのだ…」
ジェム「くっ…まだ倒せてな……!!」
清麿「人違いか?」
ジェム「そ、そうみたい…ごめんなさい…」
ガッシュ「ウ、ウヌ!心配いらないのだ!私は大丈夫だぞ!」
ジェム「えっ…!?な、なんで無事なの!?」
清麿「…ガッシュも魔物だからさ」
ジェム「え…」
113:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 08:44:25.75 ID:0acGx2pKO
清麿「別に構えなくていいぞ。戦う気はないから」
ジェム「そ、そう…」
清麿「しかし君達はそうでもないんだろ?倒したい相手がいる」
ジェム「……え?な、なんでそれをあなたが知ってるの!?」
清麿「気にすんなよ」
ジェム「うん」
清麿「だからヨポポは躍り続けてるんだな…その倒したい相手を呼び寄せるために」
ジェム「そ、そうなの。何から何まで知ってるのね」
清麿「なぁガッシュ。この二人、守ってやらないか?」
ガッシュ「ヌ?」
119:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 08:52:44.18 ID:0acGx2pKO
清麿「この子達は魔物に家や家族を襲われたんだ」
ガッシュ「そうなのか?」
清麿「魔物が家や家族を襲う理由…わかるか?」
ガッシュ「ウヌゥ…なんでかのう…」
清麿「魔物の目的は、同じ魔王候補を減らし、自分が魔王になるためだ」
清麿「魔王候補を減らすにはそれぞれの魔本を燃やす必要がある」
ガッシュ「……つまり本を探すために家を襲ったのだな?」
清麿「そうだ。そして本の在処を吐かせるために人を痛めつけた…」
ガッシュ「…………」
清麿「許せるか?」
ガッシュ「絶対に許せぬ」
120:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 09:02:55.99 ID:0acGx2pKO
清麿「許せなかったらどうする?」
ガッシュ「ヌ?…ウヌゥ…魔王にはさせられぬ…」
清麿「つまり、どうするんだ?」
ガッシュ「…私が倒す」
清麿「そういうことだな」
ジェム「……ヨポポがいない…」
ガッシュ「ヌ?」
ジェム「おねがい!一緒にヨポポを探して!あの子、きっと魔物を見つけたのよ!」
122:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 09:09:59.83 ID:0acGx2pKO
ジェム「バカよ!あの子なんで一人で戦おうとしてるのよ!?」
清麿「ジェムを戦いに巻き込みたくないんだよ…」
ガッシュ「ヨポポはジェムが好きなのだ。危ない目にあわせたくないからヨポポは一人で戦ってるのだ…」
ヨポポ「ヨポポーッ!!」
イギリス紳士「もういいわ!死になさい!!アムド・シザルグ!!」ジャッキン
ヨポポ「!!」
ガッシュ「ヌワァァァァァァァァ!!」ガシッ
清麿「マントでヨポポを引き寄せたか」
ジェム「なんか気持ち悪いわあのマント」
124:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 09:18:04.98 ID:0acGx2pKO
ガッシュ「き、清麿!今のは呪文を唱えるべきであろう!?間一髪であったぞ!」
清麿「ん?知らねーよ」
ガッシュ「なっ…守ってやらないかと言ったではないか!」
清麿「提案しただけでオレもやるとは言ってねーよ」
清麿「相手を倒すこともヨポポ達を守るのも最終的に自分で決めたことだろ」
ガッシュ「ヌゥ…」
清麿「自分で責任持て。オレは一切関知しない」
ガッシュ「清麿の馬鹿者め!そのような場合ではないだろう!」
清麿「」ツーン
142:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 10:27:55.78 ID:0acGx2pKO
清麿「ヨポポーッ!!」
ヨポポ「…ヨポイ?」
清麿「ジェムはガッシュが守る!!奴らがいくら攻撃してこようとケガ一つ負わせねえ!!だから戦え!!」
清麿「後ろを気にせず…呪文の力で存分に戦え!!」
ジェム「ドレミケル!!」ドレドファッ
キクロプ「ルォッ!!」
イギリス紳士「その程度の攻撃じゃキクロプを倒すのに100回は必要ね」
清麿「さて…どっこいしょ」
ガッシュ「清麿!守っておったら攻められぬ!!」
清麿「じゃあ前に出ればいい。代わりにヨポポが危ないが」
清麿「守るか攻めるか。どちらもお前が決めたことだ。どっちを優先するんだ?」
ガッシュ「ウヌ…」
143:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 10:36:35.85 ID:0acGx2pKO
イギリス紳士「アムルセン!!」ドドドド
ヨポポ「ヨポー」ドカッ
ジェム「ヨポポ!」
ガッシュ「き、清麿!ラシルドを…!」
清麿「知らん」
ガッシュ「くっ…ヌオォォォォォォ!!」ブーン
清麿(マントを伸ばし、オレとジェムの前に壁を作って術を弾いたか)
イギリス紳士「ふん…マントが厄介ね…エムルロン!!」
清麿(きた。このままだとジェムに当たる)
ガッシュ「ヌォオ!!」ニュニュッ
清麿(ガッシュもマントで守ろうとするがあれじゃ間に合わん)
清麿(ヨポポもジェムを守ろうと動いてはいるが…本はおそらく守りきれない)
148:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 10:44:27.74 ID:0acGx2pKO
清麿(ここでジェムを守れず、ヨポポが魔界に帰ってしまえばガッシュには重い後悔が生まれる)
清麿(自分がもっと強ければヨポポを守れたのに…という自責の想いをこれから抱き、精神的な成長へと繋がるだろう)
清麿(…………)
清麿(たとえこの場でオレがヨポポを助けたとして、ヨポポが自分たちだけの力でこの先生きのこる可能性は…)
清麿(…………)
ガッシュ「清麿ー!頼む!ヨポポを助けてくれー!!」
清麿「…………」
清麿「嫌だ」
ジェム「キャアアアア!!」ドカァァ
ガッシュ「!!」
ジェム「本が!!」
149:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 10:45:14.92 ID:ffi0rdyv0
まさに外道
152:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 10:50:30.01 ID:TYOlwVEo0
このせんせいきのこれるか
153:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:00:13.83 ID:0acGx2pKO
ジェム「ダメ!ダメ!熱いっ!!ああ、ヨポポが…ヨポポが消えちゃう!ヨポポ!!ゴメン!ヨポポ!!」
ヨポポ「ヨポポイ!」ニコリ
ガッシュ「ぐっ…ウワァァァァァァ!!」
イギリス紳士「ええい!死に損ないが!!とっととくたばりやがれぇえ!!アムド・シザルグ!!」
ガッシュ「ヌグアァ!!」
清麿(まだあの程度の呪文も完全に防げない、か…)
ガッシュ「ぐ…許…さぬ…ぞ、お主達…これ以上あの者達を攻撃したら…絶対に…許さぬぞ…」
コォ
清麿(新しい呪文が出たが…これ以上ガッシュ一人でやっても勝てそうにないな)
清麿「SET」
ガッシュ「!」
清麿「ザケルガ!!」
156:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:06:39.41 ID:0acGx2pKO
ガッシュ「」ジュバッ
イギリス紳士「んなっ!?」
清麿(一直線に走る、一点に力が集中した貫通力のあるザケル)
清麿(オレのアンサートーカーによって最も装甲の薄い部分を狙い打つ)
キクロプ「ガルァアアアア!!」ゴシャアアアア
イギリス紳士「キクロプの鎧が…キクロプの鎧が…」
ジェム「ヨポポーッ!!」
ヨポポ「ヨポイッ!!」
ジェム「ドレミケル!!」
キクロプ「ルォォォォォ!!」
メラメラ
イギリス紳士「許してくれ…許してくれー!!」ダッ
160:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:19:13.50 ID:0acGx2pKO
ジェム「ありがとうヨポポ…大好きよ」
ヨポポ「ヨポポイ!」
翌日
清麿「どうだガッシュ?守るって言ったのに守れなかった気分は」
ガッシュ「……何故助けてくれなかった」
清麿「は?」
ガッシュ「清麿には相手の攻撃を避けられる能力があるではないか!それなのに清麿はジェムの近くにいながら守ろうとしなかった!」
清麿「なんでオレが守らなきゃならん」
ガッシュ「なに…!」
清麿「オレが守ろうが守るまいがお前はジェムを守ると言っておいて守れなかったのは事実なんだ。オレを責めるのは構わんが責任転移はするなよ」
清麿「それが悔しいならもっと強くなったらどうだ。オレの力無しで魔物の相手ができるくらいによ」
ガッシュ「…………」
清麿「それともやっぱり優しい王様はやめるか?」
ガッシュ「やめるわけ…なかろう…」
清麿「まぁいいや。お菓子でも買ってやるから元気出せよ」
165:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:26:45.77 ID:0acGx2pKO
ガッシュ「……」トボトボ
清麿(…あの場でヨポポを生き残らせたってまた別の魔物にやられてた…日本にいるならまだしもイギリスにいるんじゃオレ達が守るわけにもいかんし)
清麿(心苦しいがガッシュの成長のために利用させてもらった…だがそれは今後のガッシュに大きく影響するはずだ。現に第五の術がさっそく出た)
キャンチョメ「…………!」
清麿(ヨポポの犠牲は無駄じゃないんだ。無駄じゃないんだ。うん)
キャンチョメ「……?……?」
清麿「!」
キャンチョメ「あ」
ガッシュ「ヌ」
清麿「おう」
キャンチョメ「見つけたぞ清麿ー!!僕が絶対に倒してやるー!!」
166:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:31:47.68 ID:0acGx2pKO
清麿「いきなりなんだ」
キャンチョメ「なんだじゃない!清麿に受けた恨みは忘れてないぞ!」
清麿「オイオイ、キャンチョメの相手はガッシュだろ」
ガッシュ「清麿を倒すというのなら協力するのだ」
キャンチョメ「お、そうかい!ガッシュも清麿をブッ飛ばしたいんだね?」
ガッシュ「ウヌ!」
清麿「おい」
キャンチョメ「強くなった僕の力を見せてやる!きてー!フォルゴレー!!」
清麿「…………」
ガッシュ「…………」
キャンチョメ「……そういえば僕は今フォルゴレを探しているんだったよ」
清麿「ザケル!」
キャンチョメ「うえーん!!」
167:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:34:23.49 ID:/Y5PueL20
ついにガッシュが敵にまわったwwwww
168:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:35:45.93 ID:Kkijs7jF0
でも清麿に勝てる気がしない
169:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:38:20.15 ID:0acGx2pKO
キャンチョメ「一緒にフォルゴレを捜してくれよ。いいだろ?」プスプス
清麿「一人で捜せるだろ?」
キャンチョメ「僕はフォルゴレがいなきゃなんにもできないよ」
清麿「…仕方ない。友達だもんな。捜してやるよ」
キャンチョメ「いや、友達じゃないよ。清麿は敵」
清麿「…………」
キャンチョメ「まぁガッシュは友達にしてやってもいいぜ!」
ガッシュ「ウヌ!私たちでこの鬼畜生の清麿をボコボコに
清麿「ジェララララァァ!!!!」
キャンチョメ「ひひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
清麿「オレ達友達だもんな」
キャンチョメ「友達だぜ!」
170:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:41:16.49 ID:EOn7N6Uo0
脅迫wwww
172:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:44:27.79 ID:0acGx2pKO
清麿「とにかくフォルゴレがどこにいるかはもう知ってる。病院だ」
キャンチョメ「じゃあフォルゴレはケガを!?」
清麿「あぁ。今からすることになる」
キャンチョメ「」ガタガタガタガタ
清麿「見つけたぞ!ザケル!」ゴッ
フォルゴレ「ん?ギャアアアアアア!!」
キャンチョメ「な、なんで攻撃するんだよー!?」
清麿「フォルゴレを見るとつい」
キャンチョメ「鉄のフォルゴレ~♪」
フォルゴレ「無敵フォルゴレ~♪」スクッ
清麿「ザケル!」ゴッ
フォルゴレ「う、うわぁぁぁぁ!?危ないじゃないか清麿!!」
清麿「つい」
174:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:49:49.77 ID:0acGx2pKO
フォルゴレ「さすが清麿だ!なんて極悪非道な奴だ!こんな奴は許しておくわけにはいかん!行くぞキャンチョメ!」
キャンチョメ「うん!」
清麿「いいかガッシュ。強くなりたきゃ全員を相手出来るようになれ」
ガッシュ「全員…?」
フォルゴレ「ディマ・ブルク!!」ボワン
ワンチョメ「ウオオォォォォ!!」
ツーチョメ「ウオオォォォォ!!」
サンチョメ「ウオオォォォォ!!」
ヨンチョメ「ウオオォォォォ!!」
ゴチョウメ「ウオオォォォォ!!」
ロクチョメ「ウオオォォォォ!!」
ナナチョメ「ウオオォォォォ!!」
ハッチョメ「ハァーハッチョメハッチョメ!」
175:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:50:25.65 ID:cViNaGF80
ワンツーからなんでさんなのか…
176:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:50:41.21 ID:OkhnlFfC0
五丁目ェ
178:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 11:55:39.86 ID:0acGx2pKO
フォルゴレ「やれやれー!そっこだー!」
キャンチョメ「いっけいけー!」
清麿(このディマ・ブルク対ガッシュは半日かかった)
フォルゴレ「ゲッ!コンサートに遅れてる!」
キャンチョメ「なんてこったい!急ごうフォルゴレ!」
フォルゴレ「清麿!今回は見逃してやる!!絶世の美男子、イタリアの英雄、パルコ・フォルゴレさ!!」
清麿「ザケル!」
フォルゴレ「ギャアアアアアア!!」
キャンチョメ「フォルゴレー!!」
清麿「帰れ!!」
182:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:06:23.85 ID:0acGx2pKO
清麿(しかしその甲斐あってガッシュは肉弾戦に目覚め…)
清麿(また新しい呪文も手に入れたのであった)
ガッシュ「清麿!勝負なのだ!」
清麿「またかガッシュ。何度やっても無駄だ」
ガッシュ「今日こそ清麿のアホを這いつくばらせてやるのだ!」
清麿「うるあぁぁぁぁぁぁ!!死ねコラァァァァァァ!!」バキィッ
ガッシュ「グホウベブ!?」
清麿「じゃかあしい!!オレに勝とうなんざ百年早い!!」ゲシゲシ
清麿(ガッシュもこのとおりじゃれてくるようになった。きっとキャンチョメと殴りあったおかげでストレス解消になったのだろう)
ガッシュ(くそう…せっかく覚えた首関節を清麿にぶちこみたいのだが…)
清麿(しかし対術はまだまだだ。もう一度キャンチョメでレベル上げしたいもんだぜ)
清麿「負けた罰ゲームだ。ツボ押しするぞ」
ガッシュ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ
183:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:07:59.23 ID:/Y5PueL20
魔王の息子に素手で勝つ人間wwwww
185:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:14:27.55 ID:0acGx2pKO
ブラジル
アマゾン川流域
ブラゴ「………………」
ワニ「じー…」
ブラゴ「気にくわんな…」
ワニ「ぐるるる…わに!わに!」
ブラゴ「弱ぇクセにオレに牙を向けるんじゃねえ」ドン!
ワニ「痛い!わに!」
ワニ「」パチパチ
ブラゴ「なぜ焼く…?生のほうが力がつくと言っ
シェリー「な、生!?なにが生なの!?生クリームなの!?生チョコなの!?」
シェリー「まさか生キャラメルだったりするの!?」
ブラゴ「シェリー。しばらく甘いもん食ってないからってはしゃぐんじゃない」
シェリー「」ハッ
189:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:21:18.31 ID:0acGx2pKO
ブラゴ「シェリー、お前少し疲れてるだろ?体力つけないと敵と戦う前に倒れるぞ」
シェリー「平気、足手まといにはならないわ!」
ブラゴ「ならいいがな…」
シェリー「休みすぎたわ。急ぎましょう。敵を追い詰めるわよ」
ブラゴ「ふん…」
ブラゴ(無理をしやがって…しかし…なぜこの魔界の王を決め
シェリー「はふぅ…眠くなんかないんだからね」
ブラゴ(……決める戦いはこんな弱
シェリー「お菓子…なんて食べたくないんだから」
ブラゴ(…………弱い人間と組まねば
シェリー「あ、ちょうちょ」
ブラゴ「やかましい!!考え事の邪魔をするな!!」
シェリー「」ハッ
195:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:28:28.22 ID:0acGx2pKO
ブラゴ(まあ、でも…1日に一度寝る人間の中では土曜日と日曜日に夜更かしできるのはマシなほうか…)
ブラゴ(よほどこの戦いを終わらせたいとみえる…)
シェリー(おしっこしたいな…でもそんなこと恥ずかしくて言えないし…)
シェリー(でもこの歳でおもらしなんかしたらみんなに笑われちゃうし…)ウルッ
ブラゴ「シェリー!!」
シェリー「きゃっ!?」ビクッ
シェリー「びっくりさせないでよ!危ないところだったじゃない!」プンスカプン
ブラゴ「敵だ、追い詰めたぞ」
196:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:34:19.59 ID:/Y5PueL20
みんなと言ってもブラゴしかいないだろ
198:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:36:44.52 ID:8E5CDZFnO
週2で夜更かし…ww
199:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:37:26.19 ID:0acGx2pKO
ブラゴ「逃げ回るだけの根性の持ち主だな。どうする?」
シェリー「…知れたことよ。情けは一切かけない!!一気に本を燃やすわよ!!」
シェリー(私の目的はこの戦いを早く終わらせること!!)モジモジ
シェリー「さぁ、おとなしく本を渡しなさい!!渡さないなら力ずくでも奪います!!」
ベリコ「い、嫌だ…誰が…渡すか…僕はこの力でお金持ちになったんだ。これからもお金をかせぐ…僕は…僕はもっとお金持ちになるんだーっ!!ジュロン!!」
シェリー「グラビレイ!!」ズン
ベリコ「」
シェリー「レイス!!」ドゴァア
ベリコ「うぉおおおっ!!」
シェリー「力の差は歴然ね。早く本を渡しなさい」ハァハァ
ブラゴ「!…………」
シェリー(漏れちゃうよ…)ウルッ
203:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:44:29.44 ID:0acGx2pKO
ベリコ「嫌だ…嫌だー!!バルジュロン!!」ズァア
シェリー「きゃっ…!?」ビクッ
シェリー(なにこの木のおじさん達…?恐い…)フルフル
ベリコ「たのむぞ木の戦士!ジュルク!!」ザザザ
シェリー(木々があの子達をおおうように!?)
ブラゴ「チッまた隠れるつもりか?シェリー、今のうちに協力な奴であの一帯ごとふきとばせ!!」
シェリー(だ、だめ…さっきのおじさん達が恐くて…もう…っ!)プルルッ
シェリー「レイシュ…」ドカァァ
ブラゴ「何!?冷酒!?」
204:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:46:46.93 ID:GIIumU+Q0
冷酒wwwww
205:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:47:00.81 ID:/Y5PueL20
ブラゴwwwww
207:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:47:47.36 ID:rV14SCNf0
おいwwwwwwブラゴまでwwww
209:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:53:20.55 ID:0acGx2pKO
ブラゴ「チィイ!!何をしてるシェリー!?なぜギガノ・レイスを使わな…!!」
シェリー「きゅう…」ヘタリ
ブラゴ「シェリー!!…やはり疲れか?肝心なときに…」
シェリー「だ…大丈夫よ…こんな…つらさ…なんてことないわ…」プルプル
ベリコ「なれない密林でへばってるのか?そうだろ?長い鬼ごっこだったもんな」
シェリー(こんなところで…立ち止まってられないわよね…)プルプル
ブラゴ「チッ…奴の位置さえ見つかればこんなうざい戦い…」
シェリー「いいわ…姿が見えなくても…みんな潰しましょう…」プルプル
シェリー「アイアン・グラビトイレ!!」
ブラゴ「何!?」
シェリー「あぅ…間違えちゃった。アイアン・グラビレイ!!」ズドン
210:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 12:55:01.69 ID:/Y5PueL20
グラビトイレwwwwww
214:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:01:30.08 ID:0acGx2pKO
シェリー「力の放出を続ける!!周り全てを一掃しなさい!!ブラゴ!!」シャー
ベキャベキャベキャベキャドン
ベリコ「」
ポッケリオ「」
ブラゴ「フン、生きてるか…不思議だな。あれだけの力を発しながら人や魔物を殺してない…」
ブラゴ「力のコントロールか?それとも何か特別な思いか?」
ブラゴ「……おいシェリー。本を燃やすぞ。火をくれ」
シェリー(悪いわねブラゴ…少し休むわ…)
シェリー(……またやっちゃった……)
ブラゴ「チッ…おやすみの時間か…これしきで倒れやがって…クソ…」
ユサッ
ブラゴ「なぜこの戦いはこんな弱いやつらと組まねばならん…」
ブラゴ「……ん?背中が少し湿っぽいが…汗か。汗だな」
215:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:02:11.11 ID:UJ5uLBRu0
力以外に何を放出してるんですかねぇ
221:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:13:06.32 ID:vhThozDN0
おいブラゴそこ代われ
225:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:26:02.55 ID:0acGx2pKO
清麿「ああ…日本人だ…日本の空気だ!帰ってきたぞ!よし、ガッシュ!家まで一気に行くぞ!!オレをおぶれ!!」
ガッシュ「ウヌ、清麿、荷物を忘れておるぞ!」
清麿「いや、あれはフェイクだ!本物の荷物ならここに」
ガッシュ「ウヌ、さすがは清麿なのだ。まるで犯罪者のような手際なのだ!」
清麿「アッハッハッハ。くたばれ!!」
ハッハッハッハ
ハッハ
ハハッ
ゴンゴンゴンゴン
「…………」
「…………?」
「メルメルメ~メルメルメ~」
「…………」ポツーン
「…………」ショボーン
226:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:26:53.08 ID:cViNaGF80
あぁ…
227:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:27:28.44 ID:EOn7N6Uo0
ウマゴンスルーwww
234:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:43:43.64 ID:0acGx2pKO
水野「わーい高嶺くんおかえりー!!」
山中「どうだった!?イギリスは楽しかったか!?」
岩島「反復横とび得意だよ」
清麿「よう山中、岩島…水…水…水…野…あ、そうだ水野だ」
水野「…………」
水野「よかった。高嶺くん無事帰ってきて」
清麿「…………」
山中「ああ、そうだ。心配したぞ」
岩島「何かあったら僕たち泣いてたよ」
清麿「山中、岩島…ありがとな」
水野「…………」
235:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:46:06.81 ID:Kkijs7jF0
何の恨みがあるんだよ
236:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:48:45.81 ID:82VEXyMo0
スズメはいい子だろ!
いい加減にしろ!
240:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 13:54:56.50 ID:0acGx2pKO
岩山「さあ、宿題を教えてくれ」
清麿「ああ、お前達用にわかりやすいように解説をまとめといた。これ持って帰ってやっとけ」
山中「なんだよー高嶺んちでやろうぜー」
清麿「そうしたいのは山々なんだが…ウチ、時々電撃が降ってくるんだよ」
山中「なにぃ!?電撃!?何故かオレ電撃トラウマなんだよ!!」
岩島「僕もさ!!」
清麿「よし、じゃあ気をつけて帰れよ」
岩山「おう!」
清麿「SET、ザケル!」
岩山「うわぁぁぁぁ!本当に電撃だぁぁぁぁぁぁ!!」
清麿「マズイ、早いとこ逃げろ!!」
岩山「お邪魔しましたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」バタン
245:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:01:27.24 ID:0acGx2pKO
水野「…あ、あの…私は…部屋にいていいのかな…?」モジモジ
清麿「あぁ。水…水……あなたは普通に帰ってくれ。あなた用のまとめ作ってないんだ。ごめんな」
水野「い、いやいや!いいのいいの高嶺くん忙しいもんね!ごめんね突然お邪魔しちゃって!迷惑だったよね!」
清麿「ああ」
水野「…………」
水野「うん!じゃあまたね高嶺くん!」
清麿「また学校でな」
水野(…………学校始まるまで会いにくんなって言われた気がするけど)
水野(うん。今日の高嶺くんは九分九厘優しかったな!)
247:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:04:11.61 ID:5ay1wivB0
すずめちゃんちょろかわいそう
250:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:08:02.61 ID:0acGx2pKO
清麿「よし…水野達は帰した。あとは…」
コルル「」プクゥ
清麿「コルル、ただいまー!」
コルル「」プイッ
清麿「ハハハハ、なに怒ってるんだコルル?」
コルル「」ププイッ
清麿「そうだ。一緒にファミレスでもいくか」
コルル「」プイプイッ
清麿「ココスだぞ」
コルル「!」
コルル「…………!…………っ……………!……………!!………………」
コルル「」プイプイプイッ
清麿「チッ。もうちょっとだったのに」
254:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:16:27.19 ID:0acGx2pKO
コルル「わーい!雪見だいふくー!」
清麿「ふぅ…なんとか機嫌直してくれたか」
コルル「はぷっ…はむはむはむはむ…」
清麿「…………」ジー
清麿「雪見だいふく一個だけくれない?」
コルル「しゃ!しゃしゃしゃしゃー!」
清麿「うわっ!悪い悪い!」
清麿「最近コルルがティオ化してきていかん。あとで催眠術だな」
ピンポーン
清麿「そういうティオがきたか」
ティオ「ごめんくださーい!清麿いますかー?お邪魔しまーす!」ガチャッ
清麿「返事する前から入ってくんな」
ティオ「はっ!清麿!」
256:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:23:20.28 ID:0acGx2pKO
ティオ「清麿の首をしめるには…まず背後から零距離で飛び付き、一気に…」ブツブツ
清麿「本人を前にして暗殺の作戦練ってるんじゃねーよ」
ティオ「ふんだ!いつか倒してやるんだからね!」
清麿「それよりティオ。お菓子があるんだが…」
ティオ「……はぁ?お菓子で私を釣ろうって言うの?子供扱いするんじゃないわよー!!」
清麿「そうか…じゃあここに女の子用のバルカン、バルンルンがあるんだが…」
ティオ「!!」
清麿「右~」ヒョイ
ティオ「あっ!あっ!」ピョンピョン
清麿「左~」ヒョイ
ティオ「よっ!よっ!」ピョンピョン
258:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:27:50.63 ID:8GaeezmA0
やっぱり釣られる魔物の子達
259:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:29:22.78 ID:hLDDrIgBO
かわいい
260:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:30:19.56 ID:0acGx2pKO
清麿「ガッシュー」
ガッシュ「なんだ清麿。喧嘩でもしにきたか」
清麿「ひと昔前の不良漫画みたいなこと言ってんじゃねーよ」
ガッシュ「清麿など人をいじめて楽しむ変態なのだ。変態ときく口などないのだ」
清麿「これを見てもそんなことが言えるか?」
ブリ「」テーン
ガッシュ「ヌッフハホ!!ブリなのだ!ブリなのだ!」
清麿「さぁガッシュ!ブリが欲しければブリダンスを踊ってみやがれ!」
ガッシュ「ブ!リ!ブ!リ!ピッチラピッチラ!!ブ!リ!ブ!リ!ピッチラピッチラ!!」
清麿「ハッハッハッハッハ!さすがガッシュだ!いいアホっぷりだぜ!!」
265:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:35:00.96 ID:0acGx2pKO
「メルメルメ~」パッカラパッカラ
清麿「ガッシュ。あの棄て犬拾ってこい」
ガッシュ「ウヌ!」
「…メ?」
ガッシュ「おーい!お主ー!」
「メルメルメ~!!メルメルメ~!」ガバッ
ガッシュ「オッホホホ!元気のよい者だのう!」
ガッシュ「でも……スマヌ」
「?」
ガッシュ「ブリには……ブリだけには逆らえぬのだ…」グスッ
269:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:42:44.53 ID:0acGx2pKO
高嶺宅
コルル「…………」
ティオ「…………」
ガッシュ「…………」
「メ?メル?メルメルメ?」オロオロ
清麿「さぁ、今日のツボ押しを始める」
コルル「」ガタガタガタガタ
ティオ「」ガタガタガタガタ
ガッシュ「」ガタガタガタガタ
「メル!?」
清麿「安心しろ。ただお前の○○の奥の○○○をほじくりまわして○○○を刺激し、オレの○○○○をお前の○○○○に突っ込んで引っ掻き回すだけだ」
ティルルッシュ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ
清麿「ちゃんと押さえてろよお前ら」
ティルルッシュ「はい!」
「メ…!?メル!?メ、メルメルメ~!!メルメルメ~!!メル、メル、メー!!!!」
271:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:46:23.30 ID:/Y5PueL20
フュージョンしたみたいな名前だな
272:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:49:32.65 ID:0acGx2pKO
ズブゥ
ズブゥズブゥズズブゥ
ガッシュ「」キ
コルル「」ヨ
ティオ「」マ
「」ロ
清麿「こいつら…器用に四当分してダイイングメッセージを残してやがる…」
清麿「つーか大袈裟過ぎるんだよお前らは…」
「メル…メルメルメー!!」ガバッ
ガッシュ「や、やめるのだ!清麿には絶対に敵わないのだ!!」
清麿「カカカカカカカカカ!!」
「メルブォウ!!」
276:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 14:55:49.37 ID:0acGx2pKO
清麿「こいつの名前はウマゴンだ!うちの庭に住むことになった!」
ウマゴン「!?」
ティルルッシュ「ワッー」
ウマゴン「メル!メル!」ブンブン
清麿「なんだ嫌なのか?なにが嫌なんだ、名前か?」
ウマゴン「メルメルメ~!!」
コルル「どっちもみたい」
清麿「わかったよ…じゃあ、ウマゴン、シュナイダーで多数決だ!!」
ウマゴン「!!」
清麿「ウマゴンがいいと思う人!!」
ティルルッシュ「はい!!」
清麿「決定だ!!」
ティルルッシュ「ワッー」
ウマゴン「!?」
278:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 15:01:55.94 ID:0acGx2pKO
清麿「そして…うちに住むのが嫌というが…」
ウマゴン「メル!」コクコク
清麿「知るか!!」
ウマゴン「!?」
清麿「今日の家族会議終了」
ガッシュ「ではさっそくブリの続きなのだー!」
コルル「じゃあパナップたべよっとー♪」
ティオ「ねぇねぇ誰かタンスの上に置かれたバルンルン取ってくれない?」
清麿「…お前には人参やるよ」
ウマゴン「……メル……?」
ウマゴン「」ガリッ
ウマゴン「ブボォォォォォ!!」
清麿「アッハッハッハッハッハッハッハ」
286:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 15:13:27.46 ID:0acGx2pKO
清麿(後にガッシュの相棒とも呼べるほどに頼りになる素晴らしい仲間、ウマゴンと交遊を深めた)
清麿(オレの大親友のキャンチョメ、フォルゴレペアも以前とは見違える程成長していたし)
清麿(修羅の道を歩んでいるであろうブラゴ、シェリーペアももしかしたら前回以上に強くなってるかもな)
清麿(ガッシュの成長については今後は慎重にならざるおえないが、順調と言えば順調だろう。仲良しだし)
清麿「さて、二学期も始まって水…水…水…谷さん?が不良になったりしたけどオレには関係ねーぜ!」
清麿「ガッシュ!必ず優しい王様になろうな!」
ガッシュ「はい」
289:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 15:14:53.76 ID:0acGx2pKO
きりがいいのでとりあえず寝ます
途中で何度か寝てたみたいですいません
293:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 15:17:30.28 ID:/Y5PueL20
乙
すずめちゃん本当に不良になったのかよ
297:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 15:31:30.41 ID:EhRwSCfc0
本気で仲良くなってると思ってるのか清麿ォ・・・
298:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 15:33:46.41 ID:gVmOi9wm0
完全にガッシュの人格かわってんじゃねーか
294:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2013/06/26(水) 15:20:30.36 ID:xzUbWSUs0
ガッシュのゼオン化が始まる乙
元スレ:清麿「ツボ押すからちょっとこいガッシュ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1372185094
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