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  ジャイアン「バンド?おもしれえじゃねえか!!」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
ジャイアンといえば音波攻撃歌手で有名だが、今もそのスタンスは変わっていないのかな?
ドラえもん出演陣の友情は異常。大山のぶ代ドラえもんしか知らない管理人でした乙。今度見よう。


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 04:32:16.86 ID:lh8ixxjs0

ジャイアン(あれから俺は高校生、あれからみんな変わっちまったなぁ・・・。)
ジャイアン(昔みたいにガキ大将なんていねえし野球もしねえ、みんなインターネットだのゲームだの)

ジャイ母「たけし!またボーッとして!お鍋の火をみなさい!」
ジャイアン「わりい・・・」
ジャイアン「母ちゃん・・・。」
ジャイ母「なんだい?」

ジャイアン「ごめん、なんでもねえ。ジャイ子に飯持ってくわ。」






10:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 04:39:09.23 ID:lh8ixxjs0

ジャイアン「ジャイ子~、飯だぞ~」
ジャイ子「あ、兄ちゃんちょうどいいところに来た。これ着てみて~」
ジャイアン「また、漫画のモデルかよ・・・しゃーねえな・・・」

ジャイ子「うんうん、こうなるのか・・・ありがとう!兄ちゃん!」
ジャイアン「おう・・・。」

ジャイアン(あいつ・・・、楽しそうでいいなぁ・・・それに比べて俺は・・・。)





13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 04:47:38.30 ID:lh8ixxjs0

―学校

スネオ「~♪」
部員A「スネオのベースはマジでいい音だすよな~」
スネオ「まあね、特注品だよ。」
部員A「でも、俺じゃあお前にはついていけないわ;;ごめんな!他あたってくれよ!」
スネオ「そっかぁ・・・」

スネオ(ピッ・・・)
スネオ(みんな僕のベースについていけない・・・、ボーカルもドラムすらいない・・・、これじゃバンド組めないなぁ・・・。)
スネオ「ん?ジャイアン?まだメアド入ってたんだ・・・出木杉も・・・」

スネオ「あいつら、どうしてるかな~」





15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 04:53:33.90 ID:lh8ixxjs0

スネオ「悪いね。急に呼び出して。」
しずか「ううん、全然平気・・・どうしたの?」
スネオ「いや・・・ジャイアンとか最近どうしてるかなって思って・・・お前同じ学校だろ?」

しずか「あ、たけしさん?最近ずっとボーッとしたまんまよ。クラスにもあんまり馴染んでない気がするわ。」
スネオ「え!?あのジャイアンが!?」
しずか「うん・・・、ほら“アレ”があってから・・・」

スネオ「あ・・・」





22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 05:06:33.58 ID:lh8ixxjs0

スネオ(アレ・・・その言葉を聞くだけで、あの時の事が嫌でも思い出す。すべては2年前・・・中2の頃だ・・・)

スネオ語り:2年前、ジャイアンはかなりの暴れん坊になっていた。
飲酒、喫煙、暴行、学校の窓ガラスを次々と割るなどの奇行。昔の仲の僕らでは手がつけられないくらい。
そんなとき、のび太の頼みでジャイアンを慰めに、ドラえもんがジャイアンの家に尋ねに行った。

ドラえもん「最近のキミはおかしいよ・・・」
ジャイアン「ああ?俺は今も昔も一緒だよ!用がねえんなら帰りな!」
ドラえもん「昔のキミは、もっと優しかった・・・。小学6年のときにした約束忘れたのかな?」

ジャイアン「・・・」
ドラえもん「こんな物騒な物は僕が預かるから・・・」(ナイフをポケットに入れようとする)

ジャイアン「おい!触るんじゃねえ!!」
ドラえもん「キミに必要な物はナイフでも、タバコでもないんだよ!!」
ジャイアン「返せ!!!」
ドラえもん「あ、ちょ、危な・・・」

グサッ





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 05:20:11.40 ID:lh8ixxjs0

ジャイアン「おい・・・なに止まってんだよ・・・動けよ・・・おい!おいってば!!」


しずか「のび太さん!!しずかです!!」
のび太「どうしたの?しずかちゃん?」
しずか「ドラちゃんが!!」
のび太「え?」

のび太「ドラえもん・・・返事してくれよ・・・僕らずっと一緒じゃなかったのかよ・・・」
ジャイアン「俺は知らねえぞ・・・」
スネオ「でもジャイアンが・・・」
ジャイアン「黙ってろ!!裏山に捨てに行くから手伝え!!そこどけ!のびた!」

のび太「ドラえもんは・・・毎日ジャイアンが殴った人たちの手当てをしてたんだ・・・」
ジャイアン「うっ・・・」
のび太「そのたびに・・・ジャイアンは本当は良い人なんだ・・・って何度も頭下げて・・・」

出木杉「みてみたけど、やっぱりダメだよ・・・のび君・・・。脳の役割を果たすコンピュータの部分がもう機能してない・・・。」
のび太「そう・・・」





31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 05:21:32.89 ID:6f+diXfG0

あの石頭を貫いたのか・・・





35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 05:22:23.54 ID:dD76p1+T0

こりゃ中の原子力発電釜が炉心融解しちゃうな





41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 05:30:15.00 ID:lh8ixxjs0

スネオ(あの時からジャイアンは学校に来なくなった。高校は僕のコネでなんとか入れたけど・・・もう全然昔の面影はないなぁ・・・)
スネオ「そうえばのび太は?引きこもってなかったっけ?」
しずか「うーん、ママから自動車整備工場で働いてるのを見かけたって話聞いたけど・・・」

スネオ「あれ、あいつ高校行ってないの?」
しずか「無理もないわ。学校にすら行ってなかったもの。」
スネオ「だよなぁ・・・あ・・・そうだ・・・」

スネオ「のび太ってピアノ弾けなかったっけ?」
しずか「アハハッ、あれはまぐれみたいな物じゃない。ドラちゃんの道具のおかげよ?」
スネオ「それと、ジャイアンも歌好きだったよな?」
しずか「スネオさん・・・まさか・・・」

スネオ「さんきゅっ!また会おうぜ!!」





47:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 05:37:18.16 ID:lh8ixxjs0

スネオ(どうせやるなら出木杉も入れるか・・・)ピンポーン
出木杉「はーい・・・ってキミは!」

出木杉「久しぶりじゃないか!あれから何やってるんだい!?」
スネオ「ん、あれから音楽はじめてよぉ」
出木杉「おお!いいじゃないか!なんか楽器とかやってるのかな?」
スネオ「まあ、そうだけど。いきなりだけど、出木杉ってドラムできない?」

出木杉「ドラム?んー」
スネオ「いくらなんでも難しいかぁ・・・」
出木杉「できないことはないな。1週間くらい時間をくれないか?」
スネオ「げえ、まじで」





53:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 05:44:19.15 ID:lh8ixxjs0

スネオ(なんだよ・・・、こんな簡単に人って力になるもんだな・・・)
スネオ(ジャイアン・・・俺と会ってくれるかな・・・あれ・・・?)

ジャイアン「コンビニ行ってくるわ・・・」
ジャイ母「もー、ウチだって剛田商店なのよ?セブンイレブンなんかで買っても仕方ないじゃない!」
ジャイアン「うるせえなぁ~ジャンプも置かないくせによ~・・・あっ・・・」

スネオ「うっす」





58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 05:54:19.24 ID:lh8ixxjs0

スネオ「ジャイアン久しぶりだな・・・」
ジャイアン「お、おぉう・・・」(目を逸らす)
スネオ「コンビニ行くの?俺もついてくよ。」
ジャイアン「え、あ、ああ」



スネオ「それでさ~アイツがさ~」
ジャイアン「ああ・・・」
スネオ「・・・。」
スネオ「なんかジャイアン、元気ないね。」
ジャイアン「おう・・・」

スネオ「歌とかもう歌わないの?音楽とか何聴いてる?」
ジャイアン「・・・・」
スネオ「ブッハハ おいおい!なにか喋ろうぜ!」
ジャイアン(目を逸らして引きつった笑い)

スネオ「・・・」





67:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 06:08:49.22 ID:lh8ixxjs0

スネオ(ジャイアンを戻すには時間が要りそうだな・・・)
スネオ「あ、じゃあ俺、これ買ってもう行くわ」
ジャイアン「ああ・・・」

ジャイアン(あいつも楽しそうな顔してんな・・・)


―翌日

スネオ「ここだよな~のび太の働いてるとこって・・・」
「すいませんっ!」
スネオ(あのおっさん、めちゃくちゃ謝ってるなぁ・・・)

スネオ「ごめんくださ~い・・・」
整備士「お前、次は許さねえからな、覚えとけよ。  は~い、今いきま~す。」

整備士「どうしました?修理の依頼ですかね?」
スネオ「あの・・・、ここに“野比のび太”って名前の人いませんか?」
整備士「申し訳ございません!!!野比がまた何かしましたでしょうか!? おい!こっちこい!!野比ぃ!!」

のび太「ハイ・・・」
スネオ(あれ・・・、このおっさん、のび太だったの・・・。)

整備士「あれだけミスはすんなつったろうがよぉ!!」
スネオ「いや!違うんです!ただこの人に用があるだけなんで!」





70:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 06:17:19.91 ID:li6uSuVGO

…社会に出ると、急に老け込んだヤツとかいたもんなぁ。





71:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 06:18:39.61 ID:lh8ixxjs0

整備士「あ、あれ?野比に用?珍しいなぁ~」
整備士「おめえも独りじゃねえな!野比! そっちの事務所貸すんでゆっくりしてってください。なんにも無いですけど。」

スネオ「ありがとうございます。」
のび太「・・・」

スネオ「久しぶりだな!のび太!」
のび太「えっと・・・」
スネオ「あれぇ?忘れちゃった!?俺だよ!スネオ!」
のび太「え、ええ!スネオかぁ!久しぶり!顔とか大人っぽくてわかんなかった!髪型は相変わらずだけど!」
スネオ「お前もなんだよ!その髭面!おっさんかと思ったわ!」

のび太「アハハッ んで、どうしたんだよ?」
スネオ「ん、おう」





74:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 06:25:54.38 ID:lh8ixxjs0

スネオ「お前、あれからジャイアンに会った?」
のび太「・・・いや全然会ってないわ。しずかちゃんにも出木杉にも会ってない。」
スネオ「やっぱりか・・・なんでいきなり働きだしたんだよ?」

のび太「話しても信じてもらえるかなぁ・・・」
スネオ「なんだよ、言えよ。」
のび太「ああ・・・」

のび太「実は、あの後、ドラえもんからの手紙が届いていたんだよ。」
スネオ「ドラえもんから?なんで?」
のび太「ドラえもんは、未来で俺になにかよくない事が起きるのを知っていたらしい」
のび太「何が起きるかっていうのがそこで分岐点だったみたいなんだよ」

スネオ「え?」





86:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 06:42:24.59 ID:lh8ixxjs0

のび太「あの日は、俺もいつもみたいにゲームに夢中になっててさ、そこでママから買い物を頼まれてたんだ。」
のび太「その時に急にドラえもんは俺に話をふってきた『ジャイアンともう遊ばないのかい?』ってさ」

のび太「そっから、いつもの調子の俺だから結局ドラえもんに任せっきりだったんだよ」
スネオ「・・・」
のび太「当然俺らは喧嘩したんだ。それで『僕が、ジャイアンと話してくるから!』って言うもんだから行かせたんだよ。」
のび太「そしたら案の定、あんな風になったわけ。『どうすればいいか悩んだ末自分が死ぬことを選んだ』と手紙には書いてあった」

スネオ「どういうことなんだよ・・・」
のび太「ドラミちゃんにもう一つの別の未来を見せてもらったらさあ・・・。俺、買い物行ったらジャイアンの仲間にリンチされてんだよね。」
のび太「それで、俺は死んでるはずだった。だけどドラえもんは未来を変えたんだよ。」





93:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 06:51:42.07 ID:lh8ixxjs0

スネオ「働くことになんの意味があるんだ?」
のび太「俺にもわかんないけどさ。」
のび太「でも、もしかしたら修理してやれるのかな~とか考えてるのかもww」

スネオ「・・・笑い事じゃねえよ。」
のび太「ごめん・・・。」
スネオ「笑い事じゃねえけど、もう一度あの頃みたいに、ツルんだりしたいよな~。」
のび太「そうだな・・・。」

整備士「おーい、野比、そろそろ戻ってこーい。」
のび太「ごめん、じゃあ行くわ。」
スネオ「のび太さぁ、俺の家に来てよ。」
のび太「え?なんで?」

スネオ「なんか変えられるような気がする。今の状況を。いつでもいいから来てよ。」
のび太「アハハー時間できたら行くわ!じゃーな!」





101:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 07:03:49.65 ID:lh8ixxjs0

―後日

のび太(本当に来てしまった・・・、髭も一応剃ったけど・・・。でも、大丈夫かなー。)ウジウジ

スネオ(あ~あれから・・・進展なしか~)テフテフ
スネオ(あれ?のび太?)

のび太(帰ろう・・・、どうせ飯買いに行った帰りに通っただけだし・・・。)
スネオ「のび太!!」
のび太「あっ」

スネオ「いや~来てくれてうれしいわ。上がれ上がれ。」
のび太「おじゃましゃーす・・・。」

スネオ「今日はコレを見てもらいたくてな」
のび太「あれ?それって・・・ギター?」
スネオ「まあベースなんだけど、俺たちでさぁ、バンド組もうぜ!」
のび太「バンドぉ?無理無理無理無理!俺がダメ人間なの知ってるだろ!?」

スネオ「お前はダメ人間じゃねーよ。今までもただやらないだけだったじゃねーか。小学校のときも100点とったときもあるしよ」
のび太「でもよぉ・・・」
スネオ「ドラえもんだって、お前が生きる未来を作ってくれたんだろ?ならバンド組むことは運命だよ!」
のび太「そうなのかぁ?でも何するんだよ?俺」





112:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 07:11:21.65 ID:lh8ixxjs0

スネオ「キーボードかなぁ、あれ?でもギターが足らねえなぁ・・・」

スネ吉「お前らっ誰か忘れてないかぃ?」

スネオ「スネ吉兄さん!!そうか!スネ吉兄さんはロックが得意だったな!」
のび太(似合わねぇぇぇ・・・)

スネオ「うしっ!決まりだな!これで役者はだいたいそろったな!」
のび太「ヴォーカルがいなくないか?」
スネオ「ヴォーカルはもちろんジャイアンだよ!!」

のび太「え・・・、えええええええええ!?」





127:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 07:24:49.25 ID:lh8ixxjs0

スネオ「・・・もしもし?出木杉か?ドラムはもう大丈夫?・・・まじか!じゃあ今から行くわ!」
のび太「本当に昔のメンバーのバンドなんだな」
スネオ「まあなぁ、古いダチって大切にするもんだな。」

スネオ「スネ吉兄さん!車を頼む!」
スネ吉「わかってるよ~」


―出木杉宅

出木杉「や~、早いんだね~」
スネ吉「僕の6気筒エンジンのスープラだもの!そりゃ速いさ!」

のび太「出木杉・・・よぉ!!」
出木杉「やあ!野比くんじゃないか!元気にしてたかい?」
のび太「まあな」
スネオ「紹介・・・はいらないか・・・。とりあえずのび太はキーボードやるから。」

出木杉「そうなのかい?キミの弾くピアノは人の心を穏やかにするからね!」
のび太「言い過ぎだってば・・・」
スネ吉「じゃあとりあえずみんな乗れよ」

スネオ「みんなでジャイアンの家に突撃だ~!!」





136:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 07:34:45.76 ID:lh8ixxjs0

ジャイアン「ジャイ子の作品も終わりか~つってもほとんど俺がモデルやってたしネタバレ知ってたようなもんだな」
ジャイアン「だいたい、ジャンプで恋愛物書くのが浅すぎるわ。」

ジャイアン(そして今日も・・・つまらない1日を過ごす・・・)
ジャイ母「たけし~あんたに友達よ~」
ジャイアン(友達?そんなんもういねえけどな~・・・)

ジャイ母「あなた達久しぶりね~元気にしてた?」
スネオ「まあ、色々とありましたかね~」
ジャイ母「なにか楽しそうなことがありそうね~!今日ご飯食べていきなさい!」
スネオ「お世話になりま~す」

ジャイアン「かーちゃん、余計なこと言うんじゃねえよ・・・。」
ジャイ母「友達がせっかくきたんだから、楽しい顔しなさい!」

スネオ「よ!」
ジャイアン「・・・」





142:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 07:44:03.84 ID:lh8ixxjs0

スネオ「あれからどうしてた?毎日暇してるだろ~?学校も冬休みだし、今日はゲストがいるぜ!」

出木杉「やあ!剛田君!ちょっとゲッソリしてるね。また前みたいに笑っておくれよ!」
スネ吉「キミとは結構会ってなかったね~またドライブに連れていってあげるよっ!」

ジャイアン(相変わらずな奴らだな・・・)

のび太「よ、よお・・・ジャイアン・・・」

ジャイアン「・・・」(目を逸らす)





144:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 07:52:58.20 ID:lh8ixxjs0

スネオ「ジャイアン、歌好きだよな!突然だけどバンドやろうよ!!」
ジャイアン「え・・・」
のび太「・・・」

スネオ「昔のことは忘れてさ!楽しくやろうよ!」
ジャイアン「でも・・・」

のび太「じゃ、ジャイアン!」
ジャイアン「え・・・」(挙動不審になりながらチラ見する)
のび太「話したい事があるんだ。いつもの空き地に行こう。」
ジャイアン「うっ・・・」

―空き地

のび太「僕は・・・キミに毎日意地悪されてきた・・・でも・・・」
ジャイアン「・・・」
のび太「キミは・・・不器用だから・・・」
ジャイアン「・・・」
のび太「だから・・・僕への友情を・・・この空き地でのコンサートに招くしかできなかったんだ・・・」





146:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 08:01:38.16 ID:lh8ixxjs0

のび太「キミは僕を『心の友』と言ってくれた・・・」
ジャイアン「・・・」
のび太「ドラえもんは・・・もう戻らないけど・・・キミがまた元気になって、僕らが仲良くなれば・・・ドラえもんも喜ぶと思うんだ・・・」

ジャイアン「俺は・・・お前から大事なもん奪ったじゃねえか・・・」
のび太「でも・・・また得るものができたし・・・仲間が・・・」

スネオ「のび太も、もう許してるみたいだぜ。ジャイアン」
スネ吉「いつまでもクヨクヨするのはよくないよ Boy」

出木杉(あの事を言うのは・・・落ち着いてからにしよう・・・)





154:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 08:09:16.10 ID:lh8ixxjs0

ジャイアン「そっか・・・、ドラえもんも・・・大切なもんを最後にくれたもんだな・・・。」

ジャイアン「そんで?バンドだっけ?スネオ?」
スネオ「おう!もうマイクとか防音設備は整ってる!」
ジャイアン「そうと決まれば練習だな。ジャイアンズの再結成だ!」
のび太「その名前は・・・」

スネオ「細かいことはいいじゃねえか!」
出木杉「またなんか活気が戻ってきたね!うれしいよ!」

スネ吉「気合い入れていくぞ!」





161:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 08:19:13.82 ID:lh8ixxjs0

スネオ「モヤモヤはもう解消されたし。各自それぞれ、音合せからか?」

出木杉『♪!! ♪!! ♪!!』
スネ吉『~♪~♪~』
のび太『~♪♪♪♪~』

スネオ「やっぱ練習してきてるな~ジャイアン!あれ行こう!」
ジャイアン『お~れ~はジャイア~ン ガ~キだいしょ~!』

スネオ「ジャイアン上手くなってるんだな!歌!」
ジャイアン「時間あったからボイトレしまくってたんだよ。」





167:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 08:26:45.39 ID:lh8ixxjs0

―1ヶ月後

スネオ「そんなわけで、今バンド組んでるんだよ。」
しずか「へえ~、スネオさん、なんかかっこよくなったね///」
スネオ「からかうんじゃねえよ。これ、今度ライブやるから来てよ」(チケットを渡す)

ジャイアン「あいつら!!いつの間にデキてやがったんだよ!!ムカつくな!!乗り込んでやろうか!!」
のび太「だめだってば!!ジャイアン!!」
スネ吉「恋は美しいねえ~」
のび太「そういや、出木杉がいない・・・」
ジャイアン「また作曲だのやってるじゃねーの?」





178:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 08:37:12.84 ID:lh8ixxjs0

出木杉『~♪♪♪~♪♪♪~』
出木杉「どうかな?ジャイ子ちゃん、今度のライブでこの曲をサプライズで披露しようと思うんだよ。」
ジャイ子「すごくいいと思うわぁ!!出木杉さんは音楽でも完璧ね!!」
出木杉「それと、ジャイ子ちゃん。ライブが終わったらさ・・・ものすごく大事な話があるからいつものところに来てよ・・・。」
ジャイ子「え!?/// うん!!絶対行く!!/// 槍が降ってきても行く!!///」


・着実にライブの準備とそれぞれの思い、物語の終わりが見えはじめていた。
物語の終わりが、メンバーを、仲間をバラバラにすることだと知らずに・・・。





185:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 08:52:11.16 ID:lh8ixxjs0

―ライブ当日

ジャイアン「なんか、すげえ人入ってるなぁ・・・」
のび太「いつもより人多いなぁ・・・」

スネオ「ごめん・・・、うちのママが色んな人にライブやるって言いふらしたらしい・・・。」
スネオ「しかも、色んな音楽事務所に『ウチの息子を見ろ』って言いまくったんだ・・・スカウトマンがいるんだよ・・・」
ジャイアン「スカウトマンに腕前披露したいが為に、この街じゃ有名所のアマチュアバンドが集まったわけか」
のび太「出木杉は張り切ってチューニングずっとやってるし、スネ吉さんはそっちで震えてるし・・・」

スネ吉「ガタガタガタガタ」





186:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 08:59:29.52 ID:lh8ixxjs0

ジャイアン「ビビってても仕方ねえ、こんだけ人がいるんだ。派手にやって思い出に残そうぜ!」
スネオ「そうだな!終わったらパーッと焼肉するか!」
のび太「全力でやろう!そしてまた明日!」
スネ吉「お、お、お、俺たちはこれからだよよよよ」

出木杉「チューニング完了!全力で行こうじゃないか!」
一同「おう!」





189:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 09:08:27.36 ID:lh8ixxjs0

出木杉『♪!!♪!!♪!!』
スネオ&スネ吉『♪~♪~♪』
のび太『~♪♪♪~』
ジャイアン『お~れ~はジャイアーンガーキダイショー』


ジャイアン「ここでオメエらに新曲を披露するぜ!」(みんなにアイコンタクト)
出木杉「コクッ」
スネオ&スネ吉「コクッ」
のび太「コクッ」
ジャイアン「いくぜぇ!『夢を叶えてドラえもん!!!』」

のび太『♪っ♪っ♪っ』

ジャイアン『シャラララーラ歌をうたーおーう みんなでさっ かがやく~ゆ~め~』

ジャカジャンッ!!

観客「ワー!!フー!!」





192:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 09:15:32.73 ID:lh8ixxjs0

ジャイアン「あ~終わったぜぇ~」
のび太「最高だったよ」
スネ吉「思い出に残ったね。宝物だよ。」

ジャイアン「って言いだしっぺのスネオがいねえじゃねえかww抜け駆けだなww」
のび太「俺らで先に焼肉屋かな」



スネオ「どうだった?ライブ」
しずか「うん!よかった!やっぱりみんなドラちゃんのことわすれてなかったんだね」
スネオ「あいつは忘れたくても忘れられないさ、変な奴だったな。まあロボットだけど」




出木杉「僕の曲どうだったかな?」
ジャイ子「とても素敵だったわ!」
出木杉「それで・・・、話なんだけど・・・」
ジャイ子「は、はい!」





196:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 09:28:26.23 ID:lh8ixxjs0

出木杉「僕たち付きあおうか、今まではお兄さんに内緒で絵の書き方のコツとかアシスタントをしていたけど。」
出木杉「もう助手と先生だけの関係じゃ、嫌なんだ。」
ジャイ子「はい!もちろん!」
出木杉「よかった・・・あともう一つやっておくことがあるんだ。ジャイ子くんは先に帰っててくれ。」
ジャイ子「わかりましたわ!」


のび太「あれ~?出木杉のやつどこ行ったかな~?」
出木杉「野比くん!こっちこっち!」
のび太「出木杉ぃ~幹事がどっかいってどうするんだよ~」
出木杉「コレをみてくれ」(被ってる布を取る)

のび太「・・・ドラえもん・・・あの時廃棄にしたはずじゃ・・・」
出木杉「悪いね。僕がこっそり持って行ってたんだ」
出木杉「あれから結構年月が経った、僕はインターネットで未来のことを調べたのだよ。」
のび太「調べるって・・・」
出木杉「ドラえもんのことさ、もちろん未来の機械だからバックアップはもちろんとってあったんだよ。」
出木杉「そして、キミのお友達のドラミちゃんがね。バックアップデータをタイムメールで送ってくれたんだ。拡張子とかめちゃくちゃだし、ロックも何重にかかってたけどね。」

出木杉「あとは、尻尾のスイッチだけさ・・・」





199:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 09:36:00.42 ID:lh8ixxjs0

ジャイアン「みんな、どこ行っちまったんだ~?」
???「キミいい声してるよね~」

ジャイアン「あれ?あなたは!!サブちゃん!!」
北島三郎「キミ演歌に向いてるよ~私がプロデュースするからすぐに準備しなさい!出発は深夜だ!」
ジャイアン「えええ?でもよ、かーちゃんが・・・。」
北島三郎「お母さんの許可はとってある“私がマネジメントするのが条件”だそうだ。君たちのようなダイヤの原石は是非僕のファミリーに入ってもらいたい!」

ジャイアン「そうか・・・おれら・・・」
ジャイアン「今から準備します!!」





210:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 09:51:33.98 ID:lh8ixxjs0

そして・・・長い年月が経った、スネオは元の頭の良さや、人をまとめるリーダーシップが認められ、めでたくスネ吉の元で管理や営業の仕事をしている。
あと しずか との間に新しい命が誕生したっけな、まだ顔は見てねえけど、しずかちゃん似の女の子だそうだ。幸せそうでなによりだ。

出木杉はジャイ子とめでたく入籍した、俺は反対したけどな。しかし出木杉の無精子症が発覚したそうだ、治療をしてるんだと。
ジャイ子が出木杉とのことを本にするんだってさ、100冊ぐらい買わなきゃな・・・。

そしてのび太だ・・・、あいつはなんも変わらねえ。
ドラえもんに起こされながら毎日喧嘩して勉強したり仕事したりらしいぜ。大検とるって張り切ってるわ。
大検とって、出木杉に負けないくらいの学者になるんだってさ。ロボットの。


ディレクター「剛田さん、そろそろ本番です。お願いします。」
ジャイアン「よーし、行くか。」
ジャイ母「気合いいれるのよ!」
ジャイアン「わーってるよ かーちゃん、またあの時みたいな日がくるかな?」
ジャイ母「あんたさえ望めば、いつかやってくるわよ!行動が大事だけどね!」
ジャイアン「おう!」


【完】








215:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 09:53:32.09 ID:ss+D8Pz3O

いいね、ハッピーエンドはいち乙!





218:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 09:57:00.01 ID:lh8ixxjs0

わかってる人なら脳内再生はバッチリだと思うけど一応エンディング貼っとく




原作をオール無視だったけど、シリアス大好きな俺がやりたい放題やるSSでした。
俺も書きながら、中学の時とか、高校の時のダチって大切だとシミジミ思いました。
乙でした。味噌ラーメン食いに行ってきます。





237:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/01/06(金) 10:36:05.96 ID:dsktzvB10











  

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