*・゜゚・*:.。..。.:*・゜ SS 総評 ・*:.。. .。.:*・゜゚・*
【まおゆー@管理人】
そうでした。親元を離れて暮らしていたんでしたっけ。中学生から一人暮らしとは、
親もさぞかし心配でしょうね。当の本人は自由で気楽?な生活かもしれませんが。乙。
1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 14:45:17.67 ID:/jvzNetuP
ほむら「うんうん。元気でやってるよ…え?」
ほむら「と、友達?…」
ほむら「え!違う違う!大丈夫!いっぱいいるって…え?ほんとほんと!」
ほむら「うん…うん…。え…?あー…」
ほむら「え?いや…うん。分かった…近い内ね…」
ガチャッ
ほむら「…はぁー」
12:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 14:58:07.78 ID:/jvzNetuP
学校
ほむら「はぁ…」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「!…ま、まどか!」
まどか「あ…ごめん、驚かせちゃった?」
まどか「…ため息ついてたから、どうしたのかなって」ウェヒヒ
ほむら「な…なんでもないわ。あなたがキュゥべえにまた唆されてないか心配だっただけよ」
まどか「うぇひ…」
ほむら「ほら、美樹さやかが来たわよ。…先に行くわね」ファサッ
まどか「あっ…ほむらちゃん」
13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 15:12:07.05 ID:/jvzNetuP
教室
ほむら「…はぁ」
ほむら(…友達…かぁ)
回想
ほむ母『ほむらちゃん…そっちの学校はどう?お友達とは仲良く出来てる?』
ほむ母『あら…もしかして、まだ出来てないの?』
ほむ母『え?たくさんいるの?…良かったわー。お母さん心配だったのよ』
ほむ母『あ、今度家に帰ってらっしゃい!お友達も連れて。ね!お母さん美味しいもの作るから♪』
ほむら「…」
ほむら「…何であんな約束しちゃったのかしら」
16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 15:20:05.01 ID:/jvzNetuP
ほむら(…友達…友達…)
ほむら(…友達ってどうやったら…)
ツギノモンダイ…アケミ!コタエテミロ
ほむら「…分からないわ」
ン…?メズラシイナ
ほむら(…今更、友達の作り方なんて…)
まどか(ほむらちゃん…やっぱりいつものほむらちゃんじゃないよ)
19:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 15:27:26.64 ID:/jvzNetuP
昼休み
まどか「あの…ほむらちゃ「暁美さん!」
ほむら「…何かしら?」
女子「たまにはさ、お弁当一緒に食べない?皆暁美さんも誘えってうるさくって」
ほむら「え?…えぇ。そうね…良いわよ」
まどか「!」
ほむら「?…まどか?どうかした?」
まどか「うぇひ!?ううん…何でもない」
まどか(…ほむらちゃん、お昼誘いたかったな)
20:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 15:34:52.29 ID:/jvzNetuP
ほむら(…まどか、何か話しでもあったのかしら)
女子「ねぇねぇ、暁美さん!前の学校って~…」
ほむら「え!…えぇ…ふふ」
ほむら(…こうして誰かとお昼を一緒にするって久しぶりだわ)
ほむら(…友達って、こういう感じなのかしら)
ほむら(でも…)
ほむら(何かしっくりこないような…)
21:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 15:45:27.26 ID:/jvzNetuP
屋上
まどか「…」
さやか「まどか~?さっきから箸が進んでないけど」
まどか「うぇひっ?あ…」
さやか「せっかくパパさんが作ってくれた美味しいお弁当が泣いてるぞー?」ヒョイ…パクッ
さやか「んーっ!美味し!」
仁美「さやかさん、はしたないですわ」コホン
まどか「うぇひひ…」
仁美「そういえばまどかさん、先ほど暁美さんに何かお話しがあったみたいでしたけれど…」
まどか「えっ」
さやか「え、そうなのまどか?」
23:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 16:07:15.62 ID:/jvzNetuP
まどか「う、うん…」
まどか「ほむらちゃん、朝から様子がちょっと変っていうか…だから、お話し聞いてみようかなって…」
さやか「はぁ~、まどかって本当良いやつだよねぇ…」
まどか「さ、さやかちゃん…」
さやか「だってさぁ、あんな奴の心配までするなんてさ」
まどか「…ほむらちゃん、きっと悪い子じゃないよ?話せばきっと…ね?」
さやか「ん~…」
27:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 16:30:19.48 ID:/jvzNetuP
さやか「でもさぁ…」
まどか「ん?」
さやか「まどかにはそうかもしれないけど、あたしに対しては敵意むき出しっていうか…」
まどか「…それはさやかちゃんもでしょ」ウェヒヒ
さやか「でもさ!まどかにはほむらちゃん♪なんて呼ばせてる癖にさ、あたしがそう呼んだ時はガン無視だったし…」
さやか「昨日抱きついた時なんかぶん殴られたし」
まどか「えっ」
さやか「まどかが同じ事してもきっとそんな事しないよね~」
仁美「さやかさん…」
まどか「さやかちゃん、もしかして…」
31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 16:48:54.70 ID:/jvzNetuP
さやか「ん?」
まどか「ほむらちゃんと仲良くなりたいんじゃ…」
さやか「え」
さやか「…何言ってんの!あんな素直じゃない奴、どうしたって仲良くなれる訳ないじゃん!」
さやか「…ったく、壁ばっかり作ってくれちゃってさ…」
まどか「…うぇひひ。さやかちゃんも中々素直じゃないね」
さやか「え~…だから違うってー。何言ってんのまどかぁ…」
まどか「ねぇねぇ、さやかちゃん…」
さやか「ん?」
32:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 16:56:25.74 ID:/jvzNetuP
放課後
ほむら「…疲れた…」
ほむら(友達付き合いってこんなに大変なものなのかしら…)
ほむら(…まどかといる時はそんな事なかった気がするけど)
女子「ねぇねぇ暁美さ~ん、喫茶店寄らない?」
ほむら「!…あ、ごめんなさい…今日はちょっと」
女子「そっかぁ、残念…じゃあまたね」
ほむら「ふぅ…さすがに放課後まであの雰囲気は耐えられないわ…」
「あ、ほむらちゃん!良かったら一緒に…「ごめんなさい。今日はちょっと」
ほむら(良い加減一人になりたい…)
まどか「あ…うぇひひ…!うん…そっか…」
ほむら「!?」
ほむら(ま、まどか!?)
33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 17:10:24.03 ID:/jvzNetuP
ほむら「あ…あの、まどか」
まどか「うぇひひ…ほむらちゃんにも予定があるよね…仕方ないよ」
ほむら「!」
まどか「じゃ、じゃあまた明日…」
ほむら「…ま、待って!」
まどか「うぇひっ?」
ほむら「えっと…や、やっぱり大丈夫よ」
まどか「え?」
ほむら「…一緒に帰りましょう」
39:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 17:33:06.94 ID:/jvzNetuP
ほむら「…」
ほむら「…あなたもいたのね」
さやか「ほらっ、見てよまどか!こんな風に邪見に扱われてますよ!」
ほむら「…9割方あなたに原因があるのだけれど」
さやか「…やっぱあんたと仲良くなれそうにないわ」
ほむら「あら、珍しく意見があったわね」
さやか「うふふ…」
ほむら「ふふふ」
まどか「…」
まどか「…二人とも何気に仲良いよね」
ほむさや「「それはないわ」」
41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 17:50:00.05 ID:/jvzNetuP
まどか「てぃひひ。でもほむらちゃんがそういう態度取れる人、中々いないんじゃない?」
ほむら「…確かにあまり気を遣わない相手ではあるけれど」
さやか「…ほぅ」ニヤニヤ
ほむら「!…ち、違うわよ!意味はないわ!」
さやか「ふんふん。慌てちゃって可愛いなぁ。ほむらちゃんは」ニヤニヤ
ほむら「その呼び方はやめなさい。…気持ち悪い」
さやか「なっ!まどかは良くってあたしは何で駄目なのさー!贔屓だー!不公平だー!」
ほむら「さやかちゃん」
さやか「へっ…?」
ほむら「さやかちゃん」
さやか「…な、何?」
43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 17:58:54.11 ID:/jvzNetuP
ほむら「どう?…私からそう呼ばれるの、気持ち悪いでしょう?美樹さやか」
さやか「…」
ほむら「分かったら、もうその呼び方は「悪くないかも…」
まどか「!」
さやか「いや、あんまり悪くないかも…えへへ」
ほむら「…」
さやか「って、ん~?何黙っちゃってんの?…ほむらちゃ~ん?」
ほむら「き…」
さやか「ん?」
ほむら「気持ち悪い」
さやか「酷い!」
44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 18:11:12.34 ID:/jvzNetuP
さやか「ほらまどか!やっぱり仲良くする気ないよこの転校生」
まどか「うぇひひ…さやかちゃん、ほむらちゃん」
ほむら「クスッ…」
まどか「!」
さやか「おっ…」
ほむら「え…?ハッ…あ、違っ///」バッ
さやか「笑った…?」
まどか「…笑ったね」
ほむら「…き、気のせいよ」コホン
さやか「ふーん…笑うと結構可愛いじゃん?転校生」
まどか「だね」
ほむら「気のせいだって言ってるでしょう!それとかわかうのはやめなさい!美樹さやか」
さやか「うぇっ!何であたしだけ?」
46:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 18:20:24.89 ID:/jvzNetuP
まどか「うぇひひひ。…ちょっとは元気になったかな?ほむらちゃん」
ほむら「え?」
さやか「…ていうか、別にいつも通りじゃん。まどかの勘違いだったんじゃないの?」
ほむら「…何の話し?」
さやか「いやー!まどかの奴、転校生が朝から元気ないって心配しててさー」
ほむら「!…そうなの?まどか」
まどか「うぇひひ…うん。ほむらちゃん、朝ため息ついてたでしょう?力になってあげられないかなって…」
ほむら「まどか…」
まどか「あ…でも、私の勘違いだったかな」ティヒヒ
ほむら「…」
ほむら「ありがとう…まどか」
さやか「あたしは?」
48:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 18:29:16.48 ID:/jvzNetuP
ほむら「あの…こういうの…言いづらいんだけど…」モジ…
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「…」モジモジ
まどか「?…ほむらちゃん、何だって聞くよ?だから…ね?私で良かったら話してみてよ」
まどか「…って言っても、聞くくらいしか出来ないかもしれないけど」
ほむら「…まどか」
ほむら「あの…」
さやか「うんうん」
ほむら「…」
まどか「…さやかちゃん」
51:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 18:35:13.34 ID:/jvzNetuP
ほむら「…友達…」
まどか「え?」
ほむら「友達って…どうやったら作れるのかしら…?」
まどか「!」
さやか「と、友達?」
ほむら「///」モジモジ
ほむら「わ、私…そういうの得意じゃないのよ」
ほむら「どうしたら、上手く人付き合い出来るのかしら…///」カアァ
まどか「そ、そんな事で悩んでたの?ほむらちゃん…」
55:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 18:47:00.59 ID:/jvzNetuP
ほむら「そ、そんな事って…!そりゃ、まどかは色んな人に好かれるだろうけど…」
ほむら「私には簡単な事じゃ…「違うよ!ほむらちゃん」
ほむら「…?」
まどか「…友達ってね、無理して作るものじゃないよ?」
ほむら「…」
まどか「…あのね、これは私が個人的に思う事なんだけど」
まどか「この人と一緒にいたいなぁって思ったら、多分、その時点でもう友達なんだよ……だから」
まどか「…だからほむらちゃんは、私のお友達だよ!」
ほむら「!」
まどか「ほむらちゃんの事、もっと知りたいな!うぇひひ」
ほむら「…ま、まどか」
さやか「あたしもあたしも!」
58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 18:57:12.20 ID:/jvzNetuP
ほむら「…」
ほむら「…私も、まどかともっと一緒にいたい…まどかの事、もっと知りたいわ」
まどか「!…ほむらちゃんっ」
ほむら「まどか…っ!!」
さやか「ほむらっ!」
ほむら「…美樹さやか…」
さやか「…最後までブレない!」
まどか「うぇひひっ!今度のお休み、皆でお出かけしようか」
ほむら「良いわね。…本当はまどかと二人が良いんだけれど」
さやか「…泣くよ」
ほむら「クスッ…冗談よ。…さやか」ボソッ
さやか「え!転校生…いや、ほむら?今…」
ほむら「…何の事?美樹さやか」
さやか「ぅぐぐ…」
まどか「うぇひひひ♪」
59:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 18:59:57.17 ID:/jvzNetuP
ほむホーム
ほむら「…あ!もしもしお母さん?」
ほむら「ふふっ。うん…うん」
ほむら「あ、あのね…今度、友達連れて行くから…え?うん」
ほむら「…まどかと、さやかっていうの」
おわり
60:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 19:00:42.97 ID:CasObsWr0
乙
61:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2014/02/19(水) 19:01:49.89 ID:HrPDoPTN0
おつ
元スレ:ほむら「…あ、もしもしお母さん?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1392788717
【 関 連 記 事 】
心臓の病気抱えてる子1人で暮らさせてるってのがなんかアレだけどここではそうでもないのかね