5:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 11:38:15.23 ID:I02tC5Yz0
ゴーレム「ちょwwww隊長生き返ってるwwwwパネェwwwwww」
土「うっすwwww久しぶりwwwwwww」
ゴーレム「流石っすねwwwリビングデッドパネェっすwwwwww」
土「だろwwwwwwwパネェんだよ俺wwwww」
グール「むしろ不死の魔物なくせに復活に50年もかかったことを反省してください」
土「辛wwwww辣wwwwwwwww」
グール「うるせぇ」
6:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 11:43:49.86 ID:I02tC5Yz0
土「でwwwww現状www産業でwwwwww」
グール「魔王様が倒れてから50年経って人間達は平和な世界を手に入れました」
土「ちょwwwww魔王死んだのかよwwwwwww」
グール「それどころか四天王を始めとする優秀な指導者は軒並み倒れました」
土「マジかwwwざまぁwwwww火の四天王ざまぁwwwwwww」
グール「我々、魔族は50年間隠れ潜んで生きなければなりませんでした」
土「把握wwwwwちなみにwww旧魔王軍って今どんだけいんのwwwwww」
グール「私達だけですよ」
土「ちょ」
7:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 11:47:54.21 ID:I02tC5Yz0
グール「正確には隊長、私、ゴーレム、オークだけですね」
土「4人パーティwwwwwテラ王道wwwwwww」
グール「というのも人間の残党狩りで旧魔王軍はほとんど狩られるか特攻を仕掛けて自爆しましたし」
土「マジかwwwwwww」
グール「そりゃ各地に隠れ潜んでいる魔物達はいるでしょうが、殆どはもう魔王様のことなんて忘れてますよ」
土「詰んでるじゃねぇかwwwwwwwww」
グール「だから正直今更隊長に生き返られても『何しにきたのあんた』って感じなんですが」
土「サーセンwwwww不死でサーセンwwwwwww」
8:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 11:51:41.40 ID:I02tC5Yz0
土「だからお前らこんな暗い洞窟で暮らしてんのかwwwwww」
グール「まあ…ていうよりは暗い洞窟の方が元来好みですが」
ゴーレム「それに俺ら食料いらないんでwww隠れて暮らすとか楽勝なんすよwwww」
グール「もっとも、オークだけは食料を必要としますがね」
土「んでwwwwそのオークって今何してんのwwwwww」
グール「畑でイチゴでも収穫してるんじゃないですか」
土「菜食主義とかwwwwwwおまwwwww」
オーク「ただいまーっす、あ、隊長久しぶりっす」
土「うっすwwwwお帰りwwwwww」
9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 11:56:45.20 ID:I02tC5Yz0
オーク「みかんうめぇ」 めりめり
土「みかんうめぇwww俺腐ってるから味覚無いけどwwww」 めりめり
土「ていうかおまwwww魔物なんだから肉とか食えよwwwwww」
オーク「ここらで人間食ったりしたらすぐ目つけられますもん、それに野菜うめぇ」
土「昔は女騎士孕ましたり壊れたら食ったりしてたくせによwwww」
オーク「昔は昔じゃないすか、ていうか50年も経てば俺だって変わりますよ」
土「女騎士もうさらわないのかよwwwwwww」
オーク「いや、俺も歳取ったせいか最近はすっかり」
グール「エロトークやめろ」
13:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:01:31.84 ID:I02tC5Yz0
土「さてと、んじゃいっちょ人間でも襲うかwwwwww」
グール「はあ?」
土「だっておまwww俺魔王軍四天王だものwwwwwww」
グール「ここ最近の人間がどれだけ調子付いてるか知らないんですか、無謀ですよ」
土「大丈夫大丈夫wwww俺死んでも生き返るからwwwwww」
グール「その割に復活に50年もかかってるじゃないですか」
土「だって勇者の奴蘇生呪文唱えてくるんだぜwww危うく成仏しかけたわwwwww」
グール「そのまま天に召されればよかったのに」
14:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:06:12.30 ID:I02tC5Yz0
土「いいから一番近い村教えろしwwwwwwww」
グール「はあ…ここから山を降りれば田舎の村がありますよ」
土「サンクスwwww行って来るわwwwwww」
ゴーレム「あwwwんじゃ俺も行くっすwwww」
オーク「なんだ、珍しいな」
ゴーレム「いやあwww隊長がいりゃ大丈夫かなってwwwww」
土「そうだろそうだろwwwwwうはははwwwwww」
グール「……アレがいればいざとなっても身代わりにして逃げられるって意味ですかね」
オーク「トカゲの尻尾切りってやつか」
15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:09:55.64 ID:I02tC5Yz0
田舎の村
牛「ンモー」
土「やべぇwwwテラ田舎wwwwwwwww」
ゴーレム「隊長先行って下さいよwwwww」
土「おまwwwww普通こういうのは下っぱからだろwwww」
ゴーレム「まあまあwww体のリハビリもかねてwwww」
村人A「ウワー!魔物だー!魔物がいるぞー!」
村人B「きゃー!こわーい!」
土「つーかバレてたわwwwwwお前デカいんだよバカwwwwwww」
ゴーレム「サーセンwwwwwwwww」
16:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:15:46.09 ID:I02tC5Yz0
土「へへっwwwそれじゃピーピーうるせぇヒヨコどもに挨拶してやるとするかなwww」
騎士「待て魔物どもめ!ここから先には一歩も進ませんぞ!」 チャキ
ゴーレム「なにそのセリフwwwかっけぇwwwwww」
土「かっけえwwwww久々に戦闘って感じwwwwww」
騎士「私は国王よりこの村の守護を任されるもの!さあかかってこい!」
土「おkwwwwくらえ毒攻撃wwwww」 ブシュゥゥ
騎士「むっ…魔法か…この煙はっ…ごほっ!ごほっ!」
ゴーレム「ちょwww地味wwwwwwwww」
土「うっせぇwwwwww」
20:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:20:18.15 ID:I02tC5Yz0
騎士「だが…この程度の攻撃が……この私に効いてたまるか!」 ダッ
土「ちょwwww毒効かないとかwwwwww」
騎士「ずああっ!」 ズバンッ
土「うはwwwww腕取れたwwwwゴーレムたのm」
ゴーレムは にげだした!
土「あいつ逃げてるwwwwワロエナイwwwwwww」
騎士「何か言い残すことはあるか…魔物!」 ジャキッ
土「ちょwwwwタンマタンマwwwwww少しまっ」
ザンッ
土「 」
21:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:23:21.22 ID:I02tC5Yz0
洞窟
土「ただいまーwwwwwww」 モコモコ
グール「うわあ、生きてた」
土「不死ですからwwwwwそれよかゴーレムこっちこいwwwww」
ゴーレム「サーセンwwwwちょっとうんこしたくなってwwww」
土「ゴーレムがうんこしてたまるかwwwwwww」
ゴーレム「まあ生きてたんだからいいじゃないすかwwwwwwwww」
オーク「少しぐらいは反省しとけよ、一応」
22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:24:24.67 ID:LrRwZ6r4O
四天王なのに弱いなw
23:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:29:39.30 ID:I02tC5Yz0
グール「というか病み上がりとはいえ旧魔王軍四天王が田舎の守護騎士に瞬殺とか」
土「やめてwwww豚を見るような目で見ないでwwwww」
オーク「まあ隊長は四天王の中でも最弱だからな」
土「おまwwww事実だけどwwww事実だけどwwwww」
土「つーか俺が弱いんじゃないんですwwwwwあいつが妙に強いんですーwwwwww」
グール「言い訳はみっともないですよ」
土「言い訳じゃないですーwwwww事実ですーwwwwwww」
24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:34:51.50 ID:I02tC5Yz0
土「マジであいつ勇者よか強かったからwwwwマジでwwwww」
グール「まあ隊長が負けたんならそうなんでしょうね」
オーク「隊長が殺られてからも勇者レベルアップしまくってたけどな」
土「そういやそうだわwwww勇者って今何してんのwwwww」
グール「さあ、国に戻ってから姫と結婚したって話ぐらいしか」
土「もっと情報集めとけよwwwww使えねぇwwwwwww」
グール「隠れて住んでるのに人間の情報なんて集めようがないじゃないですか」
土「ですよねwwwwwwwww」
グール「腹立つこいつ」
26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 12:54:07.74 ID:I02tC5Yz0
土「とにかく今度リベンジしに行くわwwwwwwwww」
グール「明日も行くんですか?」
土「あたり前田のクラッカーwwwwwwwww」
オーク「やめとこうぜ、どうせ勝てないんだろ」
土「うっせwwwww魔王軍再興はあの村から始まるんだよwwwwwww」
ゴーレム「かっけえwwww隊長そこまで考えてたんすかwwwwww」
土「当然よwwwwんじゃ行って来るわwwwwwww」
グール「今から行くんですか」
オーク「殺した相手がすぐに戻ってくるんじゃ相手も気が休まらないな」
29:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:09:00.68 ID:I02tC5Yz0
田舎の村
土「ちーっすwwwwwwww」
騎士「性懲りも無くまた現れたな魔物め!今度こそ完全に消し去ってくれる!」
土「まあまあ待てってwwww今度は正々堂々と勝負しようぜwwwww」
騎士「魔物が正々堂々だと…どういうつもりだ!」
土「俺がまだ名乗ってないだろwwwww俺は旧魔王軍、土の四天王wwwww」
土「いざ尋常に勝負wwwwwwwww」
騎士「なっ…四天王!?なぜこんなところに!」
31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:13:07.15 ID:I02tC5Yz0
土「いいからいいからwwwお前も名乗れよホラwwwwww」
騎士「む…確かに相手に名乗られてはこちらも礼儀を重んじるをえまい」
騎士「我が名は騎士!国王からこの村の守護を命じられ」
土「スキありぃぃぃっwwwwwwwww」 ズゴゴゴゴ
騎士「うおっ!地面が…うわあっ!!」 ボコボコボコ
土「ざまあwwww土で閉じ込めればどうしようもないだろwwwwww」
騎士「ぐ……」
土「うはwwww俺TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEwwwwwwwww」
グール「汚いですね」 コソッ
オーク「あいつ汚いなあ」 コソッ
34:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:18:16.84 ID:I02tC5Yz0
騎士「貴様……」
土「うははwwwそこで見ているんだなwww俺がこの村を滅ぼすのをwwww」
騎士「汚い戦法で騎士の戦いを汚し…その上そのようなこと……させてたまるかああっ!!」 ボゴンッ
土「ちょwwwww土壊すとかwwwwwどうやってんwwwww」
騎士「はああああっ!!」 ダンッ
土「やべぇwwwwwこれ詰んd」
ザンッ
土「 」
グール「あー」
オーク「あーあ」
35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:22:13.44 ID:I02tC5Yz0
グール「お疲れです」
オーク「お疲れー」
土「ただいまっすwwwwwあいつやっぱ強いわwwwwwww」
グール「勇者ばりの無茶っぷりでしたね」
土「見てたのかよwwwww助けろよwwwwww」
オーク「何で隊長の為に俺らが死ななきゃなんないんだよ」
グール「死ぬなら1人で死んで欲しいですね」
土「血も涙も無ぇwwwwwwww」
グール「アンデッドですから」
36:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:30:20.12 ID:I02tC5Yz0
騎士「はあ…全く、あの魔物め……まあ良い運動にはなったな」
兵士A「おや、騎士様また鍛錬ですか」
騎士「うむ、今日も魔物が出たことだし、鍛錬を怠るわけにはいかんだろう」
兵士B「はあ、そりゃ立派なことで」
騎士「ああ、では」
兵士A「はあ…こんなド田舎で頑張ったところで出世も何も無いだろうに」
兵士B「とことん真面目な人だよなあ」
兵士A「ていうか固いんだよなあ」
騎士「固くて悪かったな」
兵士A「ちょwwwサーセンwwwwwww」
40:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:36:35.64 ID:I02tC5Yz0
翌日・田舎の村
土「うーっすwwwwwww」
騎士「性懲りも無くまた来たか」 チャキ
土「勘違いしないでよねwwww別にあんたに会いにきたわけじゃないんだからwwwww」
騎士「黙れ」
土「冗談の通じねえ奴だわwwwwwwwwwww」
兵士A「禿同wwwwwwwww」
騎士「兵士A!貴様!」
兵士B「気軽な上司っぽくて羨ましいなあ……」 コソッ
グール「真面目な上司みたいで羨ましい……」 コソッ
41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:44:16.63 ID:I02tC5Yz0
兵士B「はっ…ま、魔物!」 バッ
グール「人間!」 バッ
兵士B「何の用だ…そこのゾンビの仲間か!?」
グール「一応そこの腐れゾンビの部下です、ていうか私もゾンビです」
兵士B「そうか……でもあんた可愛いな…魔物なのに」
グール「…………」
グール「……は?」
兵士B「よかったら付き合ってくれませんか」
グール「黙りなさい、殺しますよ」
兵士B「君のような美しい人に殺されるなら本望さ!」
グール「腹立つこいつ」
44:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:49:59.27 ID:I02tC5Yz0
グール「貴様は人間だろう!何のつもりだ!」 ブンッ
兵士B「美しいものは何であろうと愛でるべきだと思うよ俺は!」 ガキィッ
グール「やかましい!元来人間と魔物との間の溝は埋められぬものだろう!」
兵士B「ぶっちゃけ魔物とか大していない時代に生まれた俺には関係無かった!」
グール「黙れ若造め!」
兵士B「俺は熟女でも問題なくいけます!!」
グール「やかましい!」
47:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:55:00.06 ID:I02tC5Yz0
騎士「ぜああっ!!」 ズバンッ
土「やべぇwwww達磨プレイとかwwwwwテラ猟奇的wwww」
騎士「黙れ、貴様はこのままにしておいてやる、どうせ殺しても復活するからな」
土「放置プレイだとwwwwwwwww」
騎士「やかましい、兵士!縄か何かを……」
兵士B「腐ってる君でも愛してる!あと青い肌って結構オイシイと思うの俺!!」 ガキィッ
グール「やかましいわ人間め!!」 ゴォンッ
兵士A「あの子つええwwwwwwwww」
ゴーレム「いやいやwwwあっちも人間にしては中々wwwww」
騎士「……」
騎士「おい」
48:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 13:58:28.23 ID:I02tC5Yz0
騎士「正座!」
兵士A「把握wwwwww」
兵士B「俺にとってはご褒美です」
土「正座する足がないwwwwww」
ゴーレム「石だから正座してても疲れないんですがwwwwwww」
グール「黙って座っててください腐れ脳味噌共」
騎士「貴様も腐れ脳味噌だろう、物理的に」
グール「黙りなさい人間、殺しますよ」
土「おいおいwwwww仲良くしろよお前らwwwwww」
騎士「どの口が言うか」
50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 14:06:23.08 ID:I02tC5Yz0
騎士「いいか、魔物というものは元来人間とは相容れぬものだ!」
騎士「人を襲い、人を食らい、人を嬲り、人を滅ぼす魔性のもの!」
騎士「それが魔物であり、人間は彼らを打ち倒さねばならない!」
グール「それを言うならこちらこそです、人間は自らの欲望の為に魔物を狩る」
グール「それに魔物が人を食らうのは自然の摂理です、鳥が虫を食べたとて虫が滅ぶわけではないでしょう」
グール「昔から人間はいつも自分達が世界の頂点だと思い込んでいる、だから私は人間が嫌いなんです」
騎士「……その台詞は捨て置けんな、貴様、そんなに斬られたいのか」
グール「私は事実を述べたまでです、一方的に喧嘩を売っているのはそちらでしょう」
土「お前らんとこの大将えらい真面目だなwwwwwww」
兵士A「あんたの部下こそwwwwwwwww」
兵士B「グールさん可愛いなあ」
52:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 14:13:46.32 ID:I02tC5Yz0
グール「はあ…とにかく今日は帰ります、行きますよゴーレム」
ゴーレム「おkwwwwwwwww」
土「ちょwwww俺はwwwwwww」
グール「はい足、勝手にくっつけて戻ってきてください」
土「うちの部下ひでぇwwwwwww」
兵士A「うちの隊長も似た様なもんだよwwwwwww」
兵士B「あ、グールさん!よかったら今度一緒にお茶でも」
グール・騎士「「 黙れ!! 」」
55:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 14:29:12.34 ID:I02tC5Yz0
洞窟
グール「はー…近頃の人間は何なんでしょうかね…あれは…」
オーク「いいじゃねえか、話聞いてると楽しそうで」
グール「ううー…違うんですよ…人間と魔物はもっとこう殺伐っていうか…血で血を洗うような関係じゃないと」
オーク「古参はこれだから、それは俺達が人間よりも上回ってた時代だろ」
グール「今だって魔物は人間よりも優れた種族であることは変わりありません!」
オーク「実際負けてんだから仕方ないだろ、きっと今の若い人間は魔物の怖さを知らねぇんだよ」
グール「はあ……これだから人間は……」
56:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 14:32:48.31 ID:I02tC5Yz0
騎士「全く、貴様らというのは魔物共と馴れ合いおって!」
兵士B「つったって俺まともに魔物見たのなんて始めてだし」
兵士A「いざ会ってみたらそこまで悪い奴っぽくもなかったしな」
騎士「しかし魔物は人間の敵だ!それは変わらん!」
兵士A「はいはい、やっぱ固いなあ隊長」
騎士「固くて結構!これが私なのでな!」
兵士B「可愛けりゃ何でもいいと思うけどなあ俺」
兵士A「同意せざるを得ない」
57:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 14:39:44.37 ID:I02tC5Yz0
翌日・田舎の村
騎士「ふう…稽古終わりと…今日は奴は来なかったようだな、まあその方が望ましいが」
騎士「おい兵士、戻ったぞー……」 ガチャ
兵士A「んでよwwwそん時Bの奴がよwwwwww」
土「ちょwwwwマジかwwwwwww」
ゴーレム「リア充爆発しろwwwwwww」
騎士「……おい」
兵士A「あwwwwお帰りーっすwwwwお疲れっすwwwww」
土「毎日稽古かよwwwwご苦労様だわwwwwwww」
騎士「なぜ魔物と馴れ合っているのか3行で説明しろ」
兵士A「気が合った」
騎士「1行ではないか」
59:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 14:51:54.42 ID:I02tC5Yz0
騎士「そこになおれ魔物共!たたっ斬ってやるわ!」
土「斬られても復活しますしwwwwwwwww」
騎士「やかましい!」 ジャキッ
ゴーレム「まあまあ、落ち着いて」
騎士「これが落ち着いていられるか!貴様は魔物のボスだろう!」 ズバン
土「そうだけどwwwwwつーか何でお前そんな魔物嫌いなのwwww
騎士「魔物の残虐非道さは我が祖父から繰り返し聞かされている!決して相容れぬ物だとな!」
土「じゃあお前自身は魔物に何かされたのかよwwwwwwww」
騎士「……いや、魔物と出会ったのは先日、貴様と会ったのが初めてだが」
土「おまwwwwwww」
61:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 14:57:31.42 ID:I02tC5Yz0
騎士「だが我が祖父が言うことに間違いは無い、貴様らは悪だ!私はそう教えられてきた!」
土「自分の経験も無いのに勝手に悪人呼ばわりwwwwwww」
騎士「そうだろう、現に貴様らは何人も人間を殺したはずだ!」
土「そりゃ殺したわwwwwあの頃は戦争だったものwwwwww」
騎士「ならば…やはり貴様らは悪だ!我らとは相容れぬ!」
土「でも魔物だって山ほど人間に殺されたんだぜwwwww俺もだけどさwwwwww」
騎士「人間が生き延びる為だ、仕方あるまい」
土「じゃあ俺らが生き延びるのに人間殺すのも許せって話だよwwwwwww」
騎士「く……」
64:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 15:02:00.92 ID:I02tC5Yz0
土「つまりアレだwwwwお前www経www験www不www足wwwww」
土「当の勇者なんてさwwwタンスから物漁ったりしてよwwww汚い奴だったんだぜwwwww」
騎士「我が祖父を侮辱するか貴様!」
土「えっ」
ゴーレム「えっ」
兵士A「あ、隊長って勇者…ていうか国王の孫なんすよ、言ってませんでした?」
土「聞いてねぇwwwwwwwwwwww」
ゴーレム「お前そういうこと最初に言えしwwwwwwwwww」
兵士A「サーセンwwwwwwwwwwwwww」
騎士「やかましいわ!!」
65:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 15:08:50.66 ID:I02tC5Yz0
土「とにかく俺ら悪くねーしwwwwはい論破wwwwwwwww」
騎士「悪くないということはあるまい、でなければ祖父も貴様らを打ち倒さなかった筈だ」
土「戦争だったのに良いも悪いもねーよwwwwwwバーカwwwwwwww」
ゴーレム「むしろ残党の魔物狩りとかwwww人間のが悪辣だわwwwwwwwww」
騎士「貴様ら……いや…もういい……今日のところは帰ってくれ……」
土「あれwwww言い返せないんすかwwwwwww」
ゴーレム「論破完了wwwwwwwww」
ズバンッ
騎士「帰れと言った」
土「」
82:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 16:52:57.19 ID:I02tC5Yz0
洞窟
兵士B「だからだな、俺はこう魔物娘というジャンルはもっと広めるべきだと思うんだよ」
グール「はあ」
兵士B「なんでも昔の戦争の時にはもっと色々な種類の魔物娘がいたらしいじゃないか」
グール「はあ」
兵士B「だからさあ、魔物を殺すっていうのはそういう意味でも損失だと思うんだよ俺は!」
グール「はあ」
兵士B「中には金でサキュバスだのを買って肉便器扱いしたりする金持ちもいるっていうけどまるで分かっちゃいないね」
兵士B「そりゃレイプとか肉便器とかも憧れるよ?ただそれは人道的にフィクションの中で留めておくべきだ」
兵士B「愛だよ、重要なのは愛だ、そう思うだろう?」
グール「はあ」
兵士B「だから結婚してくれ」
グール「お断りします」
85:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 17:01:44.85 ID:I02tC5Yz0
オーク「何だかんだでお前も馴染んでんじゃねえか」
グール「誰がこんな人間と」
兵士B「ツンデレですね分かります」
グール「……」 ゲシゲシ
兵士B「痛っ!やめてください!足を蹴らないで下さい!」
グール「全く、大体結婚したところで私は子供も生めませんし歳も取りませんよ」
兵士B「永久に年を取らない若妻とか最高じゃないか」
グール「そんなに食べて欲しいんですかあなたは」
兵士B「性的な意味でなら是非!」
グール「ああもう」
86:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 17:09:40.91 ID:I02tC5Yz0
それから数日後・田舎の村
土「うーっすwwwwwwwww」
村人A「おお、四天王さん」
村人B「騎士さんなら食堂にいたよー」
土「うはwwwサンクスwwwwwww」
村人A「ははは、なんか学校とかで散々魔物こえーって話聞いたけど、案外そうでもないんだな」
土「平和だからそうなだけだしwwwwww戦争とかだったら人とか余裕で殺すわwwwwww」
村人B「でもそれは人も同じだからねぇ」
オーク「結局あんま変わんねーんだよな、みかん食うか」
村人B「おいしい」 めりめり
オーク「そうか」
88:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 17:16:58.64 ID:I02tC5Yz0
土「うーっすwwwwwww」
騎士「何の用だ魔物め」
土「暇だったから来たわwwwwwwwww」
騎士「やることは無いのか貴様は」
土「魔王軍復興したいなーwwwとは思うけどメド立たねーしwwwwww」
騎士「……もし本気でそのようなことをするのなら、私は貴様を斬るぞ」
土「今まで何度も斬っておいて今更何言ってんだお前」
騎士「やかましい」
89:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 17:23:35.87 ID:I02tC5Yz0
道具屋
兵士B「ヒューヒュー!似合うぜグールちゃん!」
兵士A「うはwwwwテラカワユスwwwwwww」
グール「……このような服、別に必要ありませんが」
兵士B「とか言いながら着てくれてるグールちゃんマジツンデレwwwwww」
グール「……物を与えてくれるというのなら、受け取るのも礼儀でしょう」
兵士B「かわええwwwwwww」
土「次メイド服着てもらおうずwwwwwwwww」
兵士A「その次スク水なwwwwwwwwwww」
グール「そんなに殺されたいんですか」
92:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 17:28:37.00 ID:I02tC5Yz0
騎士「はあ……いかんな……すっかり奴らと打ち解けてしまった」
騎士「今のところ危険な雰囲気は見当たらないが、それでも奴らは魔物だ」
騎士「このまま放っておくわけにはいかん……!」
?「失礼、この村の人ですか?」
騎士「はい、そうですが何か……」
?「いえ、ここらに魔物が出現したという噂を聞いたもので」
騎士「ふむ、それは確かにそうですか…あなた達は?」
狩人A「失礼、私は魔物狩りを生業としている狩人というものです」
騎士「……ほう」
95:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 17:35:03.63 ID:I02tC5Yz0
狩人A「各地に潜んでいる魔物を捕らえるのが私達の仕事です」
騎士「……魔物を、ですか?」
狩人B「はは、魔物の皮なんかは高く売れるんですよ」
狩人C「たまにいる女性型の魔物なんて金持ちに高値で売れるんだぜwwww」
狩人A「魔物が消えて人は安心、私達は魔物を売って生活が潤う、と、良い事ずくめですよ」
騎士「魔物を売るとは…それは……」
狩人B「なに、家畜やペットなんかも取引されているでしょう、同じようなものですよ」
騎士「……」
96:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 17:40:12.30 ID:I02tC5Yz0
騎士(彼らの言い分は間違ってはいまい)
騎士(魔物は人間の敵、それを倒すのは人として当然だ)
騎士(だがしかし……)
狩人A「そうだ、例の魔物の巣のようなところを知りませんか?」
騎士「……さあな、そこらの森か山でも探ったらどうだ」
狩人C「おいおい、何だよその態度、喧嘩売ってんのか」
狩人A「まあまあ、お言葉に甘えて周辺を探索しましょう」
狩人B「今度の奴はこないだのより骨があると良いんですけどねwww」
騎士「……」
98:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 17:48:28.94 ID:I02tC5Yz0
騎士「そうだ、別に私は奴らがどうなろうと知った事ではない」
騎士「せいぜい殺されて、毛皮を剥がれて、変態に売り飛ばされてしまえばいいのだ」
土「うーっすwwwww騎士さんうーっすwwwwwww」
兵士A「あwwww隊長じゃないすかwww隊長も一緒にお茶どうすかwwww」
兵士B「グールちゃんそれ似合うよ!だから今度はウエイトレスとか挑戦してみ」
グール「よっぽど消されたいようだな貴様は」
オーク「みかんうめぇ」 めりめり
村人B「みかんうめー」 めりめり
騎士「……貴様ら何をのんきに喫茶店でダラダラしとるか!!」
土「何でそこでキレるんだよwwwwwwwwwww」
103:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 17:57:04.62 ID:I02tC5Yz0
騎士「はあ…もういい、帰れ」
土「いきなり来て帰れとかwwwwwww」
グール「言われなくてもそろそろ帰ろうと思っていたところです」
兵士B「俺も行っていい?」
騎士「駄目だ」
オーク「んじゃまた明日な」
村人B「明日もみかん持ってきてね」
騎士「……おい、魔物」
土「なんすかwwwwwww」
騎士「……いや、なんでもない、早く帰れ」
土「ちょwwwwテラ意味深wwwwwwwww」
111:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:14:46.50 ID:I02tC5Yz0
洞窟
グール「はあ、人間共の相手は疲れますね」
オーク「そう言いながら嬉しそうに見えるが」
土「ツンデレ乙wwwwwwwww」
グール「そんなんじゃ……」 ザンッ ゴロンッ
オーク「グール!」
狩人C「うはは!一匹仕留めたぜ!」
狩人B「何してるんですか、せっかくの女性型だったのに首を飛ばしちゃったら売れないでしょう」
狩人C「なあに、体だけでも喜んで買ってくれる変態はいるってな!」
オーク「人間…!」
113:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:20:34.58 ID:I02tC5Yz0
狩人A「やっぱりここが巣穴でしたか、大当たりですね」
オーク「貴様ら…」
狩人A「オークにアンデッドに…ああ、でもアンデッドはあまり使えませんね」
狩人B「どっちかっていうとオークの毛皮の方が価値が出るんじゃない?」
オーク「金目的か…これだから人間は…!!」
狩人C「まあ覚悟しとけよwwwお前らみたいな魔物なんて生きてたとこで……」
ブチンッ
狩人C「 」
狩人A「C!?きっ、貴様何を!?」
土「サーセンwwww首もいじまったわwwwwwww」
114:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:21:11.13 ID:dRaFh1g10
強いじゃねえかwwwww
115:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:21:50.05 ID:k1Ky5Rzs0
強いのかよwwwwww
118:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:22:42.85 ID:9s95QsnYO
さすが四天王の一角!
121:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:24:32.05 ID:Ud8bbk2L0
やっぱり腐っても四天王か
123:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:27:15.57 ID:I02tC5Yz0
土「やっぱアレwww四天王なんでwwwwこれくらばしっ」 ドスドスドス
狩人A「よくもCを殺ってくれましたね…あなたは許しません!」
オーク「こっちだってグールを殺られてるんだ、おあいこだな」
狩人A「黙れ魔物め!くらえ!火炎魔法!!」 ボゥッ
土「あっつうううwwwwwwwww」 ゴォォォォ
狩人A「ふん、チリ一つ残さず焼き尽くしてやりましたよ」 パチパチ
狩人B「アンデッドは火に弱い…それが常識さ!後はオークだけだ!」
土「と思うじゃん?wwwww生き返るんだなこれがwwwwww」 ボコボコ
狩人A・B「!!?」
126:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:30:31.08 ID:I02tC5Yz0
狩人A「な……くっ…もう一度です!くらえ!」 ボウッ
土「あっつうううううううううううううwwwwwww」 ゴォォォォォォォ
狩人A「こ…これで……」 パチパチ
土「はい復活wwwwwwwwwwww」 ボコボコ
狩人A「なっ…な……」
狩人B「くっ…こ、これでどうだ!聖水をくらえ!!」 バシャッ
土「ぎゃああああああああwwwwwwwwwww」 ブシュウウウウ
狩人B「へへ、そのまま成仏し……」
土「四天王は死なぬwwwww何度でも蘇るさwwwwwww」 ボコボコ
狩人A・B「ひいいいいいい!!」
131:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:32:39.54 ID:iUaUspiM0
この土うぜえええええええええ
132:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:33:07.92 ID:KXS47MXz0
これは強く無くてもウザい系のボスwwwww
133:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:35:26.68 ID:I02tC5Yz0
土「そこらのアンデッドと一緒にされちゃ困るんですけどwwwwww」
狩人B「ひ…ひいっ!」 ダッ
狩人A「あっ、B!待ちなさ……」
ゴーレム「どっせいwwwwww」 グシャアアッ
ゴーレムの のしかかり! きゅうしょに あたった!
狩人B「」
土「おまwwww留守番頼んだのにいねーと思ってたらwwwwww」
ゴーレム「サーセンwwww岩の一部のフリしてましたwwwwwww」
オーク「ビビッて隠れてたのか」
ゴーレム「そう言わないでくださいよwwwwwwww」
135:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:37:06.58 ID:V2cUnVPJ0
っていうか聖水ぶっ掛けるだけで一回死ぬんかこいつwwww
138:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:41:58.55 ID:I02tC5Yz0
土「さてwwwwあとお前だけだけどwwwwwww」
狩人A「あ……あ……た、助け……」 ガクガク
土「選択肢が3つありますwwwwww①このまま死ぬwwwww」
土「②アンデッド化させるwwwwwwwww」
土「③強制労働してもらって生かすwwwwwwwww」
土「どれがいいすかwwwwwwwww」
狩人A「さ…③……お願いします……死にたく…死にたくない……」 ガクガク
土「おkwwwwwwじゃ早速強制労働いこうかwwwwww」
オーク「人間の相手は久しぶりだな」 ズン
狩人A「え……」
土「よく知らんけどよwwwwオークと人間って子供産めるんだってなwwwww」
狩人A「い…いや……いやああああ!!殺してええええ!!!」
土「以下省略wwwwwwwwwwww」
150:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:46:57.42 ID:I02tC5Yz0
数日後・田舎の村
騎士「……はあ」
兵士A「なんか最近隊長元気ねーな」
兵士B「四天王さんが来ないからじゃねーのwwww」
騎士「それは貴様だろう」
兵士B「ああ…グールちゃんにもう一度会いたい」
グール「そうですか」
兵士B「うん、もう一度あの美しくかつトゲのある言葉で傷つけられ……グールたぁぁん!!」 ガバッ
グール「だっ、抱きつかないでください気持ち悪い!」 ゴスッ
兵士B「オフゥ…そ、そういうところがもう素敵で俺は……」
兵士A「つーか久々っすねwwww何かあったんすかwwwwww」
グール「少しの間死んでただけです」
兵士A「なにそれこわい」
153:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 18:53:55.29 ID:I02tC5Yz0
グール「後はまあ、ちょっとオークの子供が生まれちゃって」
兵士B「なにそれもっと怖い」
グール「頑張ればもう3、4匹ぐらいは生まれると思いますけど、でももう限界ですかね」
騎士「……一体なにがあったんだ?」
グール「なに、人間に襲撃されて返り討ちにしただけです」
騎士「殺したのか」
グール「当然でしょう、襲ってきたのはあちらですよ、最も1匹はまだ生きてますが」
騎士「まあ、な、しかし……いや、何でもない」
グール「……では私はこれで、しばらくは洞窟に近寄らないでくださいね」
騎士(……やはり、相容れないな、奴らとは)
157:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 19:03:15.49 ID:I02tC5Yz0
更に数日後、田舎の村
オーク「家族ができました」
狩人ゾンビ「……よろしくお願いします」
仔オークら「「「ブヒ「ブヒィィ「ブゴー「ブギ」ブ」ヒィィン」」」
村人A「どういうことだってばよ……」
土「ついでになwww洞窟からこの村に移住することにしたわwwwww」
騎士「面白い冗談だな貴様」 チャキ
土「いやいやwwwこんな沢山の奴と一緒にあんな狭いとこいられるかよwwww」
騎士「貴様あの仔オークはどうやって生ませた、あの新しいゾンビは何だ」
土「おおむね予想ついてんだろwwwwwwwww」
騎士「む……」
土「まあ安心しろよwwwwよっぽどのことがねー限り村人には手出さねーからwwww」
騎士「むう……」
162:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 19:12:06.35 ID:I02tC5Yz0
狩人ゾンビ「ま、なにはともあれよろしくお願いします」
騎士「……貴様は、言葉にするのも汚らわしい程のことをされたのではと察するが」
狩人ゾンビ「されましたし、死にたいと思ってましたけどね」
狩人ゾンビ「一度体が壊れてゾンビになったらもう何もかもどうでもよくなりました」
騎士「……だが、貴様が奴らに殺された事実は変わらんだろう」
狩人ゾンビ「まあ、それはそうですが……もう良いんですよ、私ももう魔物ですから」
狩人ゾンビ「いっそのこと騎士さんもアンデッドになっては?気楽でいられますよ」
騎士「遠慮しておく」
171:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 19:30:06.33 ID:I02tC5Yz0
兵士B「ふふ、魔物カップル成立となっては…これはもう俺達も結婚するしかないなグールちゃん!」
グール「なぜそうなるんですか」
兵士B「いいじゃんか二人で暮らしてさあ、白い新築の家を建てて庭には犬を飼って」
兵士B「そして子供は息子が2人!娘が1人!完璧だろ!?」
グール「残念ながら私は子供が産めませんよ」
兵士B「残念なんだ?」
グール「……別にそういうわけじゃ…ないですけど…」
兵士A「B爆発しろ」
ゴーレム「オークもげろ」
土「リア充死ね」
オーク「貴様ら」
179:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 19:39:19.07 ID:I02tC5Yz0
兵士A「やべえええ!!売れ残る!!!!」
ゴーレム「ちくしょおおおお!!俺も幸せ家族計画したいよおおおおお!!!」
オーク「いっそ売れ残り同士でくっついたらどうだ」
兵士A「ブチ殺すぞてめぇ」
ゴーレム「隊長ぉぉぉ!俺も可愛いゴーレム娘とイチャイチャアンアンしたいよぉぉぉ!!」
土「これ以上リア充が増えるとかマジ勘弁wwwwwwwww」
ゴーレム「おいこら腐れ脳味噌てめぇ!」
土「お前と同種のゴーレムだったら腐るほど作ってやんよwwwwwwwww」
ゴーレム「うおおお……鬼畜めぇぇ……!!」
狩人ゾンビ「散々鬼畜の所業しておいて今更何を言っているんでしょうか」
騎士「貴様が言うと妙に説得力があるな」
181:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 19:46:44.50 ID:I02tC5Yz0
騎士「しかし、だ、ここに暮らすと言ってもな、家はどうするつもりだ」
村人A「だな、いくらあんたらっつっても金も無くちゃ家は建てねぇぞ」
兵士B「まあグールちゃんは俺の兵舎に一緒にいてくれていいけどな!」
グール「そうですか」
土「まあ住む場所はもう作ってあるから気にすんなよwwwww」
騎士「……と言っても、見たところ貴様らが暮らせるような新居は見当たらんが」
土「ああ、んじゃ一応説明しとくけどよwwwwまずあそこの井戸あるだろwwwwww」
騎士「絶対にやめろ」 チャキ
土「まだ何も言ってねぇwwwwwwwwww」
185:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 19:59:08.68 ID:I02tC5Yz0
そんなこんなでそれからまた数ヶ月、兵士宿舎
ざわ…… ざわ……
グール「ん……外が騒がしいですね……」
兵士B「なんか国から役人が来てるみたいだな」
グール「……私は隠れていた方がいいですね」
兵士B「んー…まあ一応……」
土「じゃあ俺もここに隠れさせてもらうぜwwwwwww」 バタン
ゴーレム「うーっすwwwwwwwww」
兵士A「お邪魔しゃーっすwwwwwww」
兵士B「夫婦の新居に乱入してこないでくれるかな!?」
グール「まだ結婚してません」
189:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 20:10:51.09 ID:I02tC5Yz0
役人「……以上、騎士様にはこれより前線での任務が与えられます」
騎士「は…承知しました」
土「おーうwwwwどういう話だったんwwwwwww」
騎士「戦場での前線行きの指令だ」
土「ちょwwwwここって戦争してたのかよwwwwwww」
騎士「ああ、私が生まれる前から隣国と戦争を続けていたんだ」
土「マジでかwwwwwつーかお前強いのに今まで前線行かなかったとかwwwwww」
騎士「私は志願したさ、だが父上が認めてくれなかったんだ、私は父上に嫌われているからな……」
土「ほほうwwwwww」
ゴーレム「kwskwwwwwwwww」
兵士A「wktkwwwwwwww」
騎士「真面目に聞け」
195:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 20:18:53.39 ID:I02tC5Yz0
騎士「私はそもそも勇者の血を引いてはいるが、母親は決して身分が高いわけではなかった」
騎士「父の若い頃の過ちで出来た子、望まれずに生まれてきた子供だ」
騎士「当然、我が父はそんな私よりも愛する息子達の方が大切だ、戦場で活躍させたい」
騎士「だが言っては何だがボンクラ息子達よりも私の方が圧倒的に強いからな」
土「自分で言うかwwwwww事実だけどよwwwwww」
騎士「だから、邪魔な私は平和な村に左遷され、無能な息子共が現在戦場に立っているわけだ」
土「んで戦況悪くて呼び戻してちゃ世話ねーなwwwwwww」 ズズズ
兵士A「我が国ながらアホだわなwwwwwww」 ボリボリ
ゴーレム「煎餅うめぇwwwwwww」 ボリボリ
騎士「貴様らはもう本当にもう」
201:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 20:25:38.28 ID:I02tC5Yz0
土「勇者の野郎は何か言ってねーの?wwwwwww」
騎士「……祖父は正直なところよく分からん、戦争に関しては将軍である父に任せきりだ」
騎士「昔はしばしば目をかけてもらったが……今の祖父は、何を考えているのか……」
土「まあ王様の大変さを味わえばいいわなwwwwwwwww」
兵士A「んでwwwwww隊長どうするんすかwwwww」
騎士「とりあえずは指示に従うさ、我が国の為に戦うというのは望むところだ」
兵士A「おkwwwwんじゃ俺も付いて来ますわwwwwww」
土「じゃあ俺もwwwwwwwww」
ゴーレム「じゃあ俺もwwwwwwwwwww」
兵士B「俺はグールたんとラブラブアンアンしたいからパス!」
兵士A「ははは、爆発しろ」
205:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 20:29:40.58 ID:I02tC5Yz0
騎士「というか魔物共を連れて行くのは無理だろう、常識的に」
土「四天王舐めんなしwwwこう華麗に変身魔法でwwwwww」 ボンッ
土「きゃっぴーんwww幼女戦士にへーんしーん☆wwwwwwってなwww」
騎士「気持ち悪い」
ゴーレム「媚びるとこ間違ってますよ隊長」
兵士A「幼女なら何でも許されると思うなよ」
土「何でお前ら急に素に戻るの」
208:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 20:35:52.30 ID:I02tC5Yz0
土「じゃあこんな感じでいくわwwwwテーマはイケメン剣士wwwww」 ボンッ
グール「隊長はみすぼらしいナリのくっさい老人魔法使いぐらいでいいと思います」
土「ひでぇwwwwwいいよwww分かったよwwwそれでいくよwwwwww」 ボンッ
兵士A「あー、いいっすね、脳味噌ド腐れうざジジィって感じ」
土「どんなイメージだよwwwwwwwwww」
ゴーレム「隊長www俺も俺もwwwwwwww」
土「おkwwwwwwくらえ変身ビームwwwwww」
ゴーレム「ウギャーwwwwwww」 ボンッ
土「どうよwwwゴーレムらしく無骨なおっさんにwwwwww」
兵士A「そこは怪力美少女だろ、分かってねえな腐れジジィ」
土「どんなこだわり持ってんだよお前」
騎士「いいから早くしろ」
210:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 20:42:46.09 ID:I02tC5Yz0
ゴーレム「ねんがん の 女体化ボディ を てにいれたぞ」 ボンッ
兵士A「突き合ってください、性的な意味で」
土「お前それ魔法で誤魔化してるだけだから中身まで変わんねーぞwwwwww」
兵士A「見た目が可愛ければ何でも良し!!」
ゴーレム「俺もそう思う!!」
グール「うわあ……」
ゴーレム「やめてください!そんな目で見ないで下さい!」
兵士B「まあ俺も見た目が可愛ければそれでいいと思うけど」
グール「つまりBさんは私の見た目の可愛さにだけ惹かれたと」
兵士B「はは、見た目に惹かれたからって性格に惹かれないわけじゃないんだぜ?」
グール「……あなたはそれでいいですよ、もう」
兵士A「解せぬ」
221:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 20:51:36.69 ID:I02tC5Yz0
騎士「……ふむ、あれが例の戦場の砦のようだな」
土「しょべぇwwwwwwww」
兵士A「ボロいwwwwwwwww」
ゴーレム「砦の状態でもうボロ負け状態なのが分かるわwwwwwww」
騎士「…それはそうだろうな、負け戦だからこそわざわざ私を呼んだのだろう」
騎士「それと貴様ら、名目上は全員私の部下になるのだ、話し方には注意しろ」
土「うーっすwwwwwww」
ゴーレム「おkwwwwww把握wwwwwwww」
兵士A「まあ一応気をつけるわwwwwwwww」
騎士「貴様は元から部下だろうが」
223:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 20:58:59.57 ID:I02tC5Yz0
長男「おお騎士よ!来てくれたか!」
次男「待っていたぞ!」
騎士「は、兄上達もお元気なようで何よりです」
長男「早速だが我々はこれより王都に戻る、砦の守りは任せたぞ!」
次男「うむ!兵もいくらか連れていくので残りの兵でしばしの間、頑張ってくれ!」
騎士「は…今からお帰りとは……し、しかし私は戦況もまだ……」
長男「知らん知らん!小難しい事は兵士長に聞け!」
次男「では失礼するぞ騎士よ!我々は忙しい身なのでな!!」
騎士「く……」
225:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:02:21.40 ID:I02tC5Yz0
土「思ったより腐れきってたわwwwwwwwww」
ゴーレム「体腐ってる人が何言ってんすかwwwwwww」
土「やかましいわwwwwwwww」
騎士「やかましいのは貴様らだ」
兵士A「んで、どうするんすか」
騎士「……言いつけ通りにするしかあるまい」
土「言いつけ通りにしたら『せいぜい時間稼いで死ね』ってことになるけどなwwwww」
騎士「……とにかく兵士長から戦況を聞こう、話はそれからだ」
228:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:10:32.70 ID:I02tC5Yz0
兵士長「私が兵士長です」
騎士「騎士です、折角ですが戦況はどのような」
兵士長「……見れば分かるとは思いますが、良くはありません」
兵士長「その上、あの二人が兵を連れて行ってしまったので……残りの戦力は44人程度です」
土「不吉な数字だなwwwwwwwww」
兵士長「……申し訳ありませんが笑いを止めて下さい、不謹慎です」
土「サーセンwwwwwwwwwww」
兵士長「貴様っ……!」 ジャキッ
騎士「申し訳ありません、気持ちは分かりますがこらえてください」
兵士長「くっ……」
233:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:22:37.23 ID:I02tC5Yz0
騎士「で、敵の数は」
兵士長「400程度です、奴らの兵は殆どが別の戦場に向かってしまったようなので」
兵士長「向こうこれをもはや戦とは思っていません、奴らにとって最早この戦場ですることは害虫駆除のみなのです」
騎士「その程度の仕事に回すのはせいぜい400程度で良いということか」
土「もう駄目だなwwww砦捨てて逃げた方が早いわwwwwww」
兵士長「だから笑うなと……ぐおっ」 ドカッ
土「話が進まねーんだよwww悪いけどちょっと眠ってろwwwww」
兵士長「ぐ……ぅ……」 ZZZ
243:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:36:49.81 ID:I02tC5Yz0
騎士「……で、だ、打開策は何か無いのか?」
土「ねーよwwwwwwwさっき行ったろwwwww」
騎士「だが……しかし……」
土「無理だってwwwwさっさと逃げて村に戻ろうずwwwwwww」
騎士「駄目だ、これは私の任務だ、私の仕事だ、それを放棄する事は騎士の名に傷がつく」
土「おまwwwwww何でそこまで無茶すんのよwwwwwww」
騎士「…私はただ平和を欲しているだけだ」
土「戦争で頑張っといて平和も何もねーわwwwwwwwww」
騎士「やかましい」
土「まあいいやwwwww俺は勝手に何かやるからwwwwwwwんじゃwwww」
騎士「……ああ」
247:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:40:14.29 ID:I02tC5Yz0
戦場
土「うはwwwww超転がってるwwwwwwwww」
ゴーレム「どうするんすか隊長」
土「決まってんだろwwww俺は別にどっちでもいいけどよwwwwww」
土「あいつが勝たないとマトモに帰れないからなwwwwwwwwwww」
ワァァァァァァァァァ……
土「あっwwwwほら見ろ丁度良く敵進軍してんぞwwwwwww」
土「んじゃいっちょwwwwwいけっwwwゾンビ共wwwwwww」
兵隊ゾンビ「「「「アアアアアアアアアアア」」」」
251:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:45:35.71 ID:I02tC5Yz0
ドロドロドロ……
指揮官「ははは、さてまあ、ササッと砦を落として戻るとするかのwww」
敵兵「し、指揮官!!」
指揮官「なんぞ?」
敵兵「た、大変です!な、なんだかよく分かりませんが…敵が……死体が……」
指揮官「ん?何をわけのわからん……なにぃぃっ!!?」
ゾンビ兵「アアアアアアアアアアアアアア」 ザッ ザッ
ゾンビ兵「アアアアアアアアアアアアアア」 ザッ ザッ
ゾンビ兵「アアアアアアアアアアアアアアアア」 ザッ ザッ
敵兵「な、なんだこいつら!斬っても斬っても…うわあああ!!」 バリバリ
敵兵「ぎゃあああああ!!助け……」 バリボリ
指揮官「な…なんぞこれ……」
256:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:48:00.88 ID:CabhgkLW0
さすが四天王wwwww
258:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:48:20.41 ID:dRaFh1g10
増えたああああああああああああ
259:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:48:38.63 ID:K58o1tkZ0
敵からすればホラー映画そのものだなwww
262:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 21:53:09.21 ID:I02tC5Yz0
ゴーレム「ゾンビ兵TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!」
土「うははwwww敵が倒れるたびに自軍が増えるわwwwwww」
土「そのうえこっちは死なねぇ減らねぇっとwwwww楽な勝負だわなwwwwwww」
指揮官「て、撤退だ!撤退ー!!」 ジャーン ジャーン
敵軍「ウワアアアアアアアー!!!」
土「ちょwwwwワロッシュwwww逃げ切れるわけねえだろwwwwwww」
騎士「魔物!これはどういうことだ!」
土「おwwwwほれ見ろwww敵軍撤退させたぜwwwwwww」
騎士「このっ……貴様という奴はっ!!」 ザンッ
土「オゴフwwwwwwwww」
271:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:01:01.74 ID:I02tC5Yz0
土「なにすんだよwwwwwまあ生き返れるけどwwwwww」 ボコボコ
騎士「死者をなお愚弄するなどと…貴様は…貴様は命を何だと思っている!!」
土「じゃあさwwww生き残りの兵全員で特攻して死ぬのが良かったかよwwwwww」
土「そりゃお前はいいだろうよwwww騎士の誇り(笑)を守れるんだからよwwwwwww」
土「でも付き合わされる兵士は無駄死にだずwwwww命を愚弄してるのはどっちだかwwwww」
騎士「くっ……」
土「どうしたよwwww何か言い返せしwwwwwww」
騎士「うるさい……貴様のやり方は正しかった、おかげで犠牲は出さずに済んだ、それは私だって分かっている!!」
騎士「だが……だがしかし……」
土「wwwwwwwwwwwwww」
騎士「笑うなぁっ!!」
273:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:02:20.31 ID:cEUDIPnz0
やったねゾンビちゃん!仲間がふえるよっ!
276:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:03:16.23 ID:gYiaD7cO0
ブレねえなコイツwww
280:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:08:30.50 ID:I02tC5Yz0
土「平和を守りたいつってこれだもんよwwwwwそりゃ笑うわwwwwww」
騎士「貴様……!」
土「じゃあ聞くわwwwwなんで平和守るのに戦争すんのよwwww戦わない方が平和だろうよwwwww」
騎士「……世界を平和にするには全ての国をまとめなければいけないだろう」
騎士「その為に……世界をまとめるために……戦って……勝って…………」
土「ちょwwwwお前の言ってるそれ何ていうか知ってるかwwwwwwwww」
土「それなwwwww『世界制服』って言うんだぜwwwwwww」
土「お前も魔王と同じだなwwwwww結局やってんのはそういうことだわwwwwww」
騎士「違うっ!私は……わたっ…私は……うぐっ……ぅっ……」 ボロボロ
283:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:09:13.22 ID:6ElDgS4T0
土イケメン杉
284:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:09:27.26 ID:c7W1WhfU0
マジ四天王
286:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:10:04.45 ID:IAaV2A8w0
騎士たん・・・
291:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:13:36.97 ID:I02tC5Yz0
ゴーレム「あーっ!隊長ってば騎士さん泣かしたー!」
兵士A「いーけないんだ!いけないんだ!」
土「サーセンwwwwwめんごめんごwwwwwww」
土「まwwww敵兵の半分ぐらいは減らしたからよwwwwww」
土「後は自分でやってみろよなwwwwwまあ俺はもう帰るけどwwwwww」
土「……じゃあな」 ヒュンッ
騎士「あっ……」
騎士「…………」
兵士A「……えーっと、一応俺は隊長に従いますけど」
ゴーレム「えー…じゃあまあ俺も…まあ、うん一応」
兵士A「まあ何ていうか…ドンマイ!」 ビッ
騎士「…………」
ゴーレム「ツッコミが無い…だと……」
297:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:20:27.57 ID:I02tC5Yz0
土「うはwwwwあいつ甘っちょろすぎだろwwwwwww」
土「全くアレだwwww今まで戦場行ってないからかもしれんけどwwwwww」
土「命を大切にしない奴なんて大ッ嫌いだ!(キリッ)」
土「だっておwwwwwwwwwww」 バンバン
土「つーかwwwwいのちだいじにっつってもなwwwwwww」
土「今まで俺が何回死んでると思ってんだっつーのwwwwwwwww」
土「食ったパンの枚数より余裕で多いわwwwww俺メシ食わねーしwwwwww」
土「はあー」
土「いい加減、死にてぇなあ」
315:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:26:51.52 ID:I02tC5Yz0
騎士「……敵の戦力は急激に減った、残りはせいぜい200人程度だ」
兵士長「私が寝ている間にそのような…しかしなぜ急に?」
騎士「……さあな」
兵士A「隊長元気ねーなー」
ゴーレム「あそこまで完全論破されちゃったらなあ」
騎士「……兵士長、すまんが頼みがある」
兵士長「なんなりと」
騎士「砦中の弾薬を集めてくれ、それと残りの兵は全員撤退だ」
兵士長「なっ!?」
騎士「どうせ最早役には立たぬ砦ならば、吹き飛ばしてしまえば良いのだ」
兵士A「きが くるっとる」
343:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:38:37.04 ID:I02tC5Yz0
戦場
兵「 」
へんじがない ただの しかばねの ようだ
指揮官「……ど、どうやら今日は大丈夫なようだな」
敵兵「ですね、昨日の事態は一体何だったのか……魔物の仕業でしょうか?」
指揮官「おいおい、けったいなことを言うな、これほどの技が使える魔物が今だ残っていてたまるか」
敵兵「は、申し訳ありません」
指揮官「まあよい、ともなれば障害は最早何も無いのだ!突撃!」
ウオオオオオオオオオオ……
356:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:43:53.87 ID:I02tC5Yz0
指揮官「うはは!何だ、何の抵抗も無く中へ侵入できてしまったではないか!」
敵兵「指揮官殿!砦の中には敵兵が1人も見当たらないそうです!」
指揮官「やはりな、奴らめ我が軍に恐れをなして逃げたのだ!フハハハハ……」
騎士「……いけぇっ!」
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`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ ←砦
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´
361:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:46:02.77 ID:CabhgkLW0
どんだけ弾薬あったんだよwwww
362:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:46:05.47 ID:Q/j5+knk0
焦 土 作 戦!!
372:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:51:53.63 ID:I02tC5Yz0
指揮官「なん…だと…」
敵兵「ほ、報告致します!砦が崩壊し約50名の兵が……」
指揮官「そのようなこと見れば分かるわ!どういうことだ!敵は砦を捨てたというのか!?」
敵兵「し、信じられませんがそのようで……」
騎士「だあああああっ!!」 ザシュウッ
敵兵「ぎゃあああああああああ!!」
指揮官「なっ、き、貴様は、なっ」
騎士「私はこの砦の守護を任された騎士!ここから先の大地には一歩たりとて入れさせん!!」
兵士A「同じく兵士A!」
ゴーレム「同じくゴーレ…ゴ、ゴーレム娘!」
兵士A「お前ゴーレムはまずいと思ったんだろうけど…お前……」
ゴーレム「うるさいだまれ」
377:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:53:29.50 ID:lyqmkKBHO
ゴーレムかわええww
387:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:56:48.42 ID:I02tC5Yz0
騎士「だあああっ!!」 ズバッ
兵士A「せいやっ!」 ゴルバッ
ゴーレム「どっせい!」 クロバッ
敵兵「指揮官!ここは危険です!早く撤退を!」
指揮官「あ、慌てるな、これは孔明の罠だ、そんなことは無理だ」
敵兵「指揮官!」
ゴーレム「おりゃっ!!」 ドゴーム
敵兵「うげぁ」
騎士「逃がすか!その首貰い受けるぞ!!」
指揮官「ひいいっ!」
390:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:58:31.24 ID:/LO6QTlw0
>>387
何故最後ドゴームww
394:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:59:34.17 ID:pO14PPmt0
>>387
進化しとるwww
388:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 22:57:49.71 ID:6ElDgS4T0
進化すんなwwwwww
405:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:02:22.56 ID:tCOTZrBj0
ポケモンかよwwww
409:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:03:52.64 ID:I02tC5Yz0
兵士A「隊長!」
騎士「えっ…うわっ!」 ドンッ
弓兵「ちぃっ!外したか!」
兵士A「ごほっ…は、外してねーよバカ……」
騎士「兵っ……!」
弓兵「へっ!今度こそくらえ!これで俺も大金星だ!!」
ゴーレム「させるかぁっ!光子力ビーム!!」 ビーッ
弓兵「うべあっ」 ボンッ
騎士「兵士!大丈夫か!?なあ!」
兵士A「はは……なぁーに、腹に矢が刺さった程度で死ぬ俺じゃねーですしおすし」
兵士A「それよか指揮官だ!隊長!さっさと仕留めちまえ!」
騎士「あっ…ああ!分かった!」ダッ
415:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:05:51.53 ID:lyqmkKBHO
ビーム撃ちおった
416:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:06:05.58 ID:2q76x47C0
最近のゴーレムはすごいな
417:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:06:19.30 ID:Erp96dMFO
光子力www
435:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:11:14.08 ID:I02tC5Yz0
騎士「待て指揮官!」 ダッ
指揮官「ひいいっ!」
副官「させるか!ここから先は……」
兵士A「悪いけど通してくれねーかな!!」 ギンッ
副官「うぬっ…貴様っ!」
指揮官「ひい!お、お前ら!わしを守れぇい!!」
ゴーレム「させるかっ!ゲッタァァー!トマホーク!!」 ザンッ
雑魚ら「ぎゃああっ!」
兵士A「今だ!いけぇっ、隊長!!」
騎士「っだああああああ!!」
ザンッ
453:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:17:11.36 ID:I02tC5Yz0
騎士「はっ…敵将討ち取ったりっ!!」
副官「なっ!指揮か…うごああっ!!」 ズンッ
兵士A「へへ、副官討ち取ったりーっつってな!」
敵兵「うわあああ!引けーっ!引けーっ!」
兵士A「うっし!こっちも引くぞ隊長!」
騎士「ああ……なあ兵士」
兵士A「ん?」
騎士「……これで良かったんだよな」
兵士A「良いんじゃねえの、『拠点を守れ』って指令は果たしたんだ」
ゴーレム「拠点がこれじゃあしばらく攻めてこないだろうしなwwwwww」
兵士A「拠点っていうよか更地だからなwwwwwwww」
騎士「ははは、こやつめ」
482:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:27:55.34 ID:I02tC5Yz0
兵士A「おっ…と……」 ガクンッ
騎士「兵士!」
兵士A「あてて…ちょっと無理しすぎたな……ワロスwwww」
ゴーレム「背中貸してやんよwwwwww」
兵士A「うはwww女の子におんぶとかwww俺リア充wwwwww」
騎士「馬鹿なことを言わずに休んでろ、近くの町に着いたらすぐに治療してやる」
兵士A「うはwwww隊長デレまくりんぐwwwwww」
騎士「ふん……やかましい」
兵士A「へへ…なあ……村に帰ったらさあ……また喫茶店でよ…ダベってよぉ……」
兵士A「んで……Bのノロケ話聞いたり…隊長にしかられたりよ……へへ……いい…よ…なあ……」
ゴーレム「ああ、そんで俺とお前でリア充爆発しろーっつってなあ…なあ……あれ…?」
兵士A「…………」
騎士「……兵士?」
483:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:28:42.92 ID:ll3JhF+w0
ばかな…
485:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:28:53.43 ID:k1Ky5Rzs0
嘘だろ……?
488:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:29:31.92 ID:sDF0BEMz0
うわぁぁぁぁぁぁ!!
489:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:29:45.67 ID:CabhgkLW0
兵士ぃぃぃぃぃぃっっっ!!!!!
501:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:34:43.33 ID:I02tC5Yz0
近くの町
医者「毒……ですな……恐らく矢に毒が塗ってあったんでしょう」
騎士「……」
ゴーレム「マジか……昨日まで風俗行きてーなーとか、そんな話してたのにな……」
騎士「はは、お笑い草だ、誰も死なない戦にしたいとか言っておいてな」
騎士「私は結局……どうしようもない……どうしようもない……バカ…だ……」 ボロボロ
騎士「くっ…ぅ…ぅぇっ……」 ボロボロ
医者「……ご遺体は、どうなさるおつもりで?」
ゴーレム「ん…村に埋めてやろうと思うんだけど……いいよな?」
医者「ええ、勿論……」
ゴーレム「お前もさ…それでいいよな、兵士……」
兵士A「 」
へんじがない ただの しかばねのようだ ……
516:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:41:40.42 ID:I02tC5Yz0
それからのことはよく覚えてない
とりあえずドン底に沈んでる騎士を連れて
あのド田舎の村に戻る事にした、勿論兵士Aも一緒だ
村に着いたら兵士Aを弔ってやって、そんで、もう奴はいないけど
みんなで喫茶店に集まってダベってグダグダするつもりだった
村人Aさんと世間話して、兵士Bに嫉妬して、グールさんに蔑まれて
んでオークとか狩人ゾンビに仲裁されて、村人Bちゃんが笑って
最後は隊長がウザッたいのを騎士さんが一蹴してっていうのをさ、やるはずだったんだよ
そうなんだよ、そうするつもりだったんだけどさあ、ははは
だって予想なんかできるわけないじゃんな
戻ったら村が壊滅してるなんて
528:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:47:49.31 ID:I02tC5Yz0
田舎の村
狩人ゾンビ「戦場になったんですよ、この村が」
ゴーレム「あー……」
騎士「……」
狩人ゾンビ「本当はここより東の平原で戦ってたんですけどね」
狩人ゾンビ「将軍の息子…指揮を取っていた長男・次男の敗戦後です」
狩人ゾンビ「彼等はあろうことか、敵軍に背を向けて、一目散にこちらへと逃げてきました」
狩人ゾンビ「そして……」
ゴーレム「……もういい、見れば分かる」
狩人「……でしょうね」
騎士「……」
537:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:52:34.78 ID:I02tC5Yz0
ゴーレム「別の戦場っつってたの、こっちのことの方だったんすね」
ゴーレム「……ちなみに生き残りは?」
狩人ゾンビ「私と村人2名、以上です」
ゴーレム「……グールちゃんは隊長がアレすりゃ生き返るだろうけど、なあ」
ゴーレム「なあ、帰ってきたら相棒まで死んでたってどう思う?」
兵士A「 」
へんじがない ただの しかばねのようだ
騎士「……ははは」
ゴーレム「……もう泣かないんすか」
騎士「もう……笑うしかないだろう……」
543:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/08(火) 23:59:49.14 ID:I02tC5Yz0
土「うーっすwwwwwwwwwwww」
騎士「……魔物、貴様は」
土「言っとくけど俺のせいじゃねえしwwwww帰ってきたらこうなってたしwwwwww」
騎士「貴様は…どうして……こんなっ……こんなことがあって……笑ってられるんだ!!」
土「さっき言ってただろうがwwwwww笑うしかねえんだよwwwwwww」
土「ちょっと昔話してやんよwww俺ってばこれでも魔王軍で一番の古株だったんだけどよwww」
土「ここで問題wwwww果たして俺はいつからいたんでしょうかwwwwwww」
騎士「……知らん」
土「だろうなwwwwwww正解はwwwwwww」
土「1万年とwwwww2千年前からwwwwwwwww」
騎士「……は?」
土「あwwwwいwwwしwwwwwてwwwるwwwwwww」
騎士「黙れ」
547:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:00:53.16 ID:3FEO6wkI0
おい土www
548:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:01:13.49 ID:m6iKxk8V0
土wwwwwwwwwww
549:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:01:27.78 ID:LS6QOQJR0
草の安心感wwwwwwwwwwwww
552:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:02:10.37 ID:C9an9bWC0
ほんとぶれないwww
561:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:05:43.55 ID:3eTKl5yQ0
土「1万年と2千年前になwwwww不死の術を完成させた魔王がいたんだよwwwwwww」
土「んでwwww世界制服したんだよなwwwwww」
土「理由はwwwww世界平和wwwwwwwww」
土「スゲー真面目なのにwwwww馬鹿馬鹿しくてwwww甘ったりーんだわwwwwww」
騎士「……まさか、貴様」
土「あwwww俺はちげーよwwwwwww俺は初代魔王様の不死の術の実験台wwwwww」
土「元はただの童貞ヒキオタキモニートだからwwwwwwwww」
ゴーレム「童貞のまま1万と2千歳wwwwwwwwww」
土「マジでwwwwww賢者とか超越してるわwwwwwwwww」
騎士「……続きを話せ」
572:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:10:15.44 ID:3eTKl5yQ0
土「んでまあwwwwww初代魔王が死んでwwwww」
土「それを倒した勇者も死んでwwww戦争起こってwwwwwww」
土「また魔王が生まれてwww死んでwwww勇者が死んでwwww魔王が生まれてwwwwww」
土「でも俺死なねーのwwwwwww不死だからwwwwwwww」
土「これでも惚れた女とかできたのになwwwww死なねーの俺wwwwwww」
土「気の合う奴とかwwwwww部下とかwwwwみんな死ぬのにwwwwwww」
土「俺だけずっと死なねーのよwwwwwwwwwwww」
土「だからもうwwwこんなんなっても俺全然平気wwwwwいや平気じゃないけどwwwwww」
土「そりゃこの村好きだったけどwwwwでももう何度も起こったことだからよwwwwwww」
土「つまりアレだwwwwwwwwwwww」
土「無限ループって怖くね?」
騎士「ここまで引っ張ってソレは無いわ」
574:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:11:08.91 ID:jfxNhUhU0
無限ループKOEEEEEEEEEEEEEE
582:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:17:44.75 ID:dveTiv9f0
1億生きて来て童貞ってすげぇ
586:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:19:46.62 ID:3eTKl5yQ0
土「んで本題入るわwwwwまあ俺は別にどうでもいいんだけどさwwwww」
土「俺こいつら生き返らせられるわけよwwwwwww」
騎士「……!」
土「まあゾンビとしてだけどwwwでも問題無いのは狩人ちゃん見りゃ分かるっしょwwwww」
狩人ゾンビ「……」
土「どうするよwwww死者を弄ぶかwwwwww騎士の意地を貫くかwwwwwww」
騎士「私は……」
土「みんなをゾンビにするっつーならwwwwそりゃもうwwwみんな魔物だwwwww」
土「ついでにwwwそんな選択をしたお前も十分魔物だわなwww見た目とかが違ってもよwww」
土「さあてwwwwwwどうすんのwwwwwwwwwwww」
騎士「……」
597:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:24:24.88 ID:3eTKl5yQ0
騎士「私は、みんなを生き返らせたい」
ゴーレム「えっ」
土「えっ」
騎士「えっ」
土「えー……っと……あー……ファイナルアンサー?」
騎士「はい」
ゴーレム「はいじゃないっすが」
土「えー、ちょ、いやいいけど……えー……えぇー……?」
騎士「待て、何だ貴様らその反応は」
土「いやだって、絶対もっと何やかんやでグダグダすると思ってた」
騎士「私はそのように見られていたのか」
ゴーレム「いやだってそうじゃないすか」
604:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:32:59.99 ID:3eTKl5yQ0
騎士「だがその前に頼みがある」
土「ktkrwwwwwどんなことっすかwwwwwwww」
騎士「私を国王陛下の前に連れて行け」
土「ちょwwwwwwおまwwwwwwwww」
騎士「私は祖父に会って話したいことがある、さあ連れて行け魔物め」
土「らめぇwwww俺また浄化されちゃうwwwwwww」
騎士「いい加減に死にたいのだろう、良いではないか」
土「そうっすけどwwwwwそりゃそうっすけどwwwwwww」
騎士「ならば行くぞ、早く連れて行け」
土「ちょwwwなんかお前さwwwww急に吹っ切れたなwwwwwww」
騎士「……貴様のおかげで私のやるべきことが決まったのでな」
土「わけがわからないよwwwwwwwwwwww」
騎士「なに、すぐに話すさ…さあ!全速力で王城へ連れて行け!!」
611:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:38:07.37 ID:3eTKl5yQ0
王城
騎士「私だ!道を開けろ!」
衛兵「えっ、ちょ、ちょっ!」
土「くらえwwwwwねむりごなwwwwww」 ボフンッ
衛兵「あばばば」
ゴーレム「しびれごなじゃないんすかアレwwwwwwww」
土「正確には毒の粉だわwwwww麻痺系のwwwwwww」
騎士「おじいさま!」 バンッ
長男「むおっ!」
次男「うおっ!騎士!?」
国王「……」
618:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:42:34.73 ID:3eTKl5yQ0
国王「久しいな……姫……それに……」
土「うーっすwwwwwwwww」
国王「……本当に久しいな、生きていたのか」
土「不死なんでwwwwwwwwww」
国王「ふはは、かつての敵とはいえ懐かしいものだ、歓迎しよう」
騎士「おじいさま、単刀直入に言います、戦争を止めて下さい」
国王「できぬ」
騎士「でしょうね」
土「おまwwwwwwwwwwww」
ゴーレム「何の為の質問すかwwwwwwwwwww」
630:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 00:52:32.19 ID:3eTKl5yQ0
国王「仮にこちらから侵略をせずとも、敵は侵略してくるだろう」
国王「お前は我らに座して死を待てと言うつもりか?」
騎士「そんなことを言うつもりはありません、自らの国の為に戦うのは至極当然です」
国王「ならば何故そのようなことを申すのだ」
騎士「世界平和の為です」
国王「……ほう?」
騎士「50年前までは今のような人間同士の戦争は無かった筈です」
国王「無かったわけではないがな、だが魔王がいたおかげで大規模にはならなかった」
騎士「人間ではない、異種族の介入があったから、だから同族同士で殺しあう暇は無かった」
国王「ふふふ……姫よ、お前は、どうするつもりだ」
騎士「それで人の世が平和になるのなら、私は、魔王になるつもりです」
土「ちょwwwwwwwおまwwwwwwwww」
639:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 01:03:13.29 ID:3eTKl5yQ0
土「勝手に決めてるwwwwww別にいいけどwwwwwww」
ゴーレム「つーかwwwwそれってwwwwwおまwwwww」
国王「はは、分かっているのか、それは人の世の争いを無くす為に、魔物を犠牲にするということだぞ」
騎士「構いません、誰かさんのおかげで私は元々魔物が嫌いです」
土「痛烈なカミングアウトwwwwwwwwwwww」
国王「実に我侭だ、女らしい、だからお前は真に騎士にはなれんのだ」
国王「魔物とて人とさして変わらんぞ、そんな連中を貴様は騙して死地に送る事ができるのか」
騎士「……できるだけ戦は避けたいですが、やらねばならぬのなら、私はやります」
国王「ふむ、しかし人と人との戦争が無くなったとて犠牲者が出ぬわけではあるまい、戦が無くとも魔物に襲われ人は死ぬぞ」
騎士「……人が死ぬのはやむをえません」
国王「偽善者にすらなれんのか貴様は、最低だな」
653:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 01:14:18.93 ID:3eTKl5yQ0
土「また論破されてるwwwwwwダセェwwwwww」
騎士「う、うるさい……私は!」
国王「ああ、分かっとる、お前は馬鹿で優しい最低な子だ、まるで昔のわしのようにな」
騎士「え……」
国王「王というのは貴様の想像以上に重いぞ、魔王といえどもそれは変わらん」
国王「正直わしは王になってから魔王の気持ちが分かるようになってきた」
国王「貴様は人間を救いたいというがな、魔王になり、魔物に祭られてからも果たしてその心を持ち続けていられるかな?」
騎士「……分かりません」
国王「で、あろうな……と、さて…あとは分かっておるな、魔王よ」
騎士「……はい」
国王「わしは勇者だ、勇者というものは魔王を打ち倒さねばならん、そういうものだ」
国王「そして、目の前に生まれた新たな魔王を無視できるものではない!」 チャキッ
騎士「うん…分かってる……さあ……かかってこい!勇者よ!!」 チャキッ
658:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 01:19:44.93 ID:3eTKl5yQ0
田舎の村
騎士「……はあ、疲れた」
土「マジで勇者より強いとかwwwww騎士さんマジパネェっすwwwwww」
ゴーレム「俺行った意味なかったwwwwwwwww」
騎士「……おじいさまも現役では無かったからな、仕方ないだろう」
土「まあなwwwwんじゃwwww改めて色々生き返らせてやっかwwwwww」
騎士「待て、その前にやってほしいことがある」
土「まだあんのかよwwwwwwいい加減にしろよwwwwww」
騎士「私を殺せ」
ゴーレム「なんとwwwwwwwwwww」
土「斜め上wwwwwwwwwwww」
662:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 01:25:13.67 ID:3eTKl5yQ0
騎士「貴様はゾンビであろうと生前と変わらんと言ったが、私は貴様の言うことをまるきり信じられん」
騎士「第一、自然の摂理に逆らうようなことをして復活させた皆に怒られてはたまらん」
土「おまwwwwww真面目ってレベルじゃねーぞwwwwwww」
騎士「いいからやれ」
土「おkwwwwwwwちょっと痛いけど我慢しろよwwwwwww」
騎士「ああ」
土「安心しろってwwww魔王に相応しい最高のリビングデッドにしてやんよwwwwww」
騎士「ふふ、そうしてくれ、ではさよなら魔物」
土「さよなら、人間」
ザンッ
681:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 01:40:49.63 ID:3eTKl5yQ0
昔々、小さな村がありました。
小さな村では村人達がのんびり平和に暮らしていました。
ある日突然、どこかの騎士と兵士の人がやってきました。
騎士の人は真面目な人で、いつも鍛錬に励んでいます。
兵士さんは軽い調子で、いつもおどけて笑っています。
もう1人の兵士さんは、女の子が大好きで、かっこいい素敵な人です。
ある日突然、村に魔物がやってきました。
腐った体の不死の魔物は、いつも笑っておどけています、そして少しうるさいです。
大きい石でできた魔物は、やっぱりいつも笑っています、だけど愉快ないい人です。
腐った体の女性の魔物は、いつも不満で怖い顔、だけど本当は優しい人です。
豚みたいな怖い魔物は、果物好きな真面目な人です、本気を出すと少し怖い。
それから村にはもっと人が増えて、みんなで平和に過ごしてましたが。
ある時、その村はパッと消えてしまいました。
それからいくつか時が経って。
村は大きな黒いお城に変わりました。
690:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 01:49:52.48 ID:3eTKl5yQ0
黒いお城の魔王様、人間達に言いました。
「私は魔王だ、私は人間達を滅ぼすぞ」
人間達は大慌て、どうしようかと困っていました。
そんな状態がいくらか長く続いたところで、正義の勇者が立ちました。
勇者は土を司る不死の魔物を倒しました。
勇者は風を操る狩人の魔物を倒しました。
勇者は水を蓄えた豚の魔物を倒しました。
勇者は火を操る石の巨人を倒しました。
勇者はとうとう魔王の城へ辿り着き、聖なる力で不死の魔王を打ち倒しました。
それから勇者はお城へ戻り、姫と結ばれ、見事な王様になりました。
これは、そんな勇者の物語の、ちょっと前の魔王になった人の話。
706:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 01:57:09.59 ID:3eTKl5yQ0
魔王城・場内喫茶
ゾンビB「お茶が入りましたよー」
魔王「ありがとう、さて……と、そろそろ勇者が毒の池に着く頃かな」
側近A「勇者つええwwwwはぇぇwwww」
魔王「うむ、対抗策を考え……おい側近B、会議中にどこに行く気だ」
側近B「サーセンwwwww俺ちょっと家内と買い物いかなくっちゃwwwww」
火の四天王「これだからリア充はwwwwwwwwwww」
側近A「リア充爆発しろwwwwwwwww」
水の四天王「お前らもうくっつけばいいのに」
風の四天王「ですよね」
側近A「嫌だわこんなダイナミックプロ娘wwwwwwwww」
火の四天王「最近ファンネル出せるようになったんすよwwwwwwwww」
グール「うわあ……」
火の四天王「やめてwwwwその何とも言えない濁った目で見るのやめてwwwwww」
720:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 02:03:50.81 ID:3eTKl5yQ0
魔物「で、毒の池には誰がいたんだったか」
ゾンビA「彼じゃないんですか?」
ゾンビB「あの人だった気がしますけど」
側近A「確かあいつだったよなあ」
側近B「これでまた50年ぐらい死ねるっつって張り切ってたよな」
グール「アレは前回もそう言って出撃してましたよ」
火の四天王「じゃあ俺ちょっと戦闘後に『奴は我々の中でも最弱』って言ってくる役やるわwww」
水の四天王「くだらないことばかり思い付くな貴様は」
風の四天王「むしろ今頃自分でそう名乗ってるんじゃないですか?」
魔王「……やってそうだな、ふふ」
725:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 02:09:33.45 ID:3eTKl5yQ0
毒の池
土の四天王「ふははwwwwwよくぞ現れたな勇者wwwwwww」
土の四天王「俺は魔王軍四天王が1人wwwwww不死の魔物wwwwwww」
勇者「こいつが…魔王軍四天王!」
土の四天王「さあ回復してやろうwwwww全力でかかってくるがいいwwwwwww」
戦士「ふん…敵を回復させるとは……って、うん?」
僧侶「回復……してます?」
魔法使い「いや?」
土の四天王「カッコつけたかったから言っただけに決まってんだろバーカwwwwwww」
勇者「よし、みんな!こいつ殺そう!!」 チャキ
726:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 02:10:33.26 ID:KSMaTdkT0
よかったいつもどうりのつっちーだ
730:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 02:16:27.02 ID:kVu/BW26O
回復してないクソワロタ
731:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 02:17:06.13 ID:3eTKl5yQ0
土の四天王「ぐふうwwwwwww」
勇者「よし!倒したぞ!みんな!」
土の四天王「残念wwwバックアタックだwwwww」ボコボコ
勇者「しまっ…くあっ!」 バキィッ
魔法使い「気をつけて!こいつ強いわよ!」
土の四天王「ふははwww一ついいことを教えてやろう勇者よwwwwww」
土の四天王「俺は四天王でも最弱wwwこの俺すら倒せなければこの先の四天王は倒せまいwww」
僧侶「なっ…こ、この魔物で最弱だなんて……」
勇者「ふん……上等だ!いくぞおおおおおおおおお!!」 ジャキィッ
土の四天王「さあ来いwwwwww勇者wwwwww」
勇者「まそっぷ!」
勇者の勇気が世界を救うを信じて!
土の四天王「生き返ったら魔王死んでたwwww」・完
ご愛読ありがとうございました!
732:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 02:17:46.53 ID:dYtShOq10
乙!面白かった!
733:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 02:18:09.61 ID:bR2I79uz0
面白かったよお疲れ様
735:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 02:18:28.37 ID:sOzv7S040
乙!すごくたのしかった!
741:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 02:19:15.94 ID:7cwp7qiV0
最初から最後まで楽しかった!おつ!
814:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/11/09(水) 07:16:33.65 ID:f1Au7kd20
久々に良作SSだったな。次回作にも期待するわ
乙!!!
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