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  女強盗「初強盗です。よろしく」 男「……えっ?」 

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
ほのぼのとしてて良い雰囲気だた。あと、女強盗が非常におバカかわいい!!!
このときめきはどうしてくれる。強盗来い!作者様乙。このSSを忘れず悶え過ごしください。


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 18:38:58.82 ID:O3iA8Had0

女強盗「いっちょ思い切って強盗に来てみました」

男「……えっ?」

女強盗「人生初強盗&初犯罪中です。よろしくおねがいします」

男「……えっ?」

女強盗「よろしくおねがいします」

男「……あ、あのぉ」

女強盗「よろしくおねがいします」

男「……よ、よろしくおねがいします」

女強盗「それでは、こちらの袋にお金をつめて下さい」

男「……えっ?」

女強盗「……」






9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 18:42:55.37 ID:O3iA8Had0

女強盗「こちらの袋にお金をつめてください」

男「……いや、あのですね」

女強盗「……なんですか?」

男「ここは、あの~……銀行とかそういう場所じゃなくてですね?」

女強盗「はい」

男「ただの一軒家なんですけども」

女強盗「……? はい」

男「いや、だからですね……え~っと、なんて言えばいいのかな。
  そ、そんな大きな袋に入るほどお金ないでしょ? どう考えても」

女強盗「……これはうっかりしていました。何せ私初強盗なもので。
    すみません。うっかりミスです」

男「……いや……うん」





10:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 18:46:38.56 ID:O3iA8Had0

女強盗「……」

男「……」

女強盗「……」

男「……えっ?」

女強盗「えっ?」

男「いや、……何してるの?」

女強盗「……あ、どうしようかなと考えていました」

男「……その、質問なんだけど」

女強盗「なんですか?」

男「拳銃とかそういうの持ってる?」

女強盗「まさか。初強盗ですよ?」

男「いや、そんなのは知らないけど」





15:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 18:49:27.01 ID:O3iA8Had0

男「じゃ、じゃあ何を持ってるの?」

女強盗「袋です」

男「えっ? それだけ?」

女強盗「はい」

男「……よーし、通報しちゃうぞー」

女強盗「待って下さい」

男「……なんでしょう」

女強盗「財布を出して下さい」

男「嫌だよ」

女強盗「なんでですか?」

男「武器ないし体格はこっちの方が良いし恐れる心配がないじゃん」

女強盗「……」

男「……」

女強盗「……がおーっ!」

男「いや、何してんの?」





22:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 18:54:04.91 ID:O3iA8Had0

女強盗「……」

男「……」

女強盗「……」

男「……」

女強盗「……」

男「……」

女強盗「……助けて下さい」

男(ええええええっ!!)

男「い、いや、知らないよ……自業自得でしょ」

女強盗「助けてくれないとこの袋にあなたを詰めようと努力しますよ?」

男「……べ、別にいいけど……」

女強盗「……お願いです」

男「なにこれ……」





24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 18:58:30.85 ID:O3iA8Had0

女強盗「初強盗だったんです。誰でも初めはミスがあります」

男「全然言い訳になってないから……」

女強盗「……」

男「……」

女強盗「……」

男「……さ、携帯携帯っと」

女強盗「……」

男「……かけるよ?」パカッ

女強盗「……待って下さい」

男「……何?」

女強盗「袋をさしあげますので」

男「」ピポパ

女強盗「待って下さい!! 待って下さい!!」





26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:01:00.18 ID:O3iA8Had0

女強盗「あ!! 食器がたまってますね!!」

男「は?」

女強盗「部屋もこんなに散らかってます!!」

男「いやいや……えっ?」

女強盗「洗濯ものまで!!」

男「ちょ、おい」

女強盗「よーし! ぱぱっと終わらせちゃいますかー!」ニコッ

男「ちゃいますかー! じゃねぇよ!!」

女強盗「……だって」

男「……なんだよもう」





31:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:10:50.50 ID:O3iA8Had0

女強盗「お願いします奉仕させてくださいそしてできれば見逃して下さい」

男「魂胆見せびらかしちゃったよ」

女強盗「お願いします本当にお願いします」

男「……はぁ」

女強盗「……お願いします」シュン

男「……わかったよ、もう」

女強盗「!!」

男「反省してるんだよな? な?」

女強盗「はい……」

男「はぁ……じゃあもういいよ。見逃してあげるから早く出ていってくれ」

女強盗「ほ、本当ですか!?」

男「ああ、ああ、もう、うん」

女強盗「ありがとうございます!」ペコリ

男「うん、じゃあね」

女強盗「はい!!」





35:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:14:04.47 ID:O3iA8Had0



女強盗「良い人でよかったです……」

女強盗「それにしても強盗って難しいんですね……もう2度としたくないです」

女強盗「とりあえず……助かってよかったぁ……」ホッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


男「……なんだったんだよホント」

男「……はぁ、なんかどっと疲れた……」

男「……ちょっと早いけど、もう寝よう」





38:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:18:12.24 ID:O3iA8Had0

次の日

男「……ねぇ、これは一体どういうつもりなの?」

女泥棒「……じ、人生初泥棒です」

男「……在宅中に来ても意味ないよね? ね?」

女泥棒「……うっかりミスです」

男「……しかもなんでチャイム鳴らしたの?」

女泥棒「……うっかりm」

男「研究しろよ!!!!!」

女泥棒「」ビクゥ

男「……って、なんだよこの説教……研究すんなよ……犯罪上手くなんなよ……」

女泥棒「……へっくしゅ!」

男「……はぁ」





42:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:29:02.46 ID:O3iA8Had0

男「なんでこの寒い中へそなんて出してるの」

女泥棒「……その方が泥棒っぽいかなって思ったんです」

男「うん……まあ……確かに」

女泥棒「で、ですよねですよね!」パァ

男「でも技術が皆無じゃあな……」

女泥棒「……は、初挑戦だったので……」

男「というか昨日反省したとか言ってなかった?」

女泥棒「……はい、その結果、強盗はもうだめだという結論に至ったんです」

男「それで今度は泥棒に挑戦したの?」

女泥棒「……はい」

男(あれ? この子バカなのかな?)





48:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:34:47.96 ID:O3iA8Had0

男「で、なんでまた俺の家に来たの?」

女泥棒「……へ、部屋の間取りとかそういうの知ってるのここの家だけなので」

男「……い、一応まともな理由があったんだな」

女泥棒「成長してますか?」

男「う、うん……まあ、してほしくないけど」

女泥棒「へへっ、やったぁ!」ニコッ

男「……」

女泥棒「あ、すみません……」

男「いや、いいけど……どうすんの?」

女泥棒「え?」

男「だから……もう俺に見つかっちゃってるわけだけど、泥棒さんはどうするつもりなの?」

女泥棒「……」





52:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:39:42.72 ID:O3iA8Had0

女泥棒「一つ頼んでもいいですか……?」

男「……何?」

女泥棒「泥棒させて下さい」ペコリ

男「……いやいや」

女泥棒「練習だと思って」

男「いやいや! それ得するのそっちだけだからね!?」

女泥棒「一人の人間の成長を手助けするチャンスですよ?」

男「別にそんなの目指してないから……」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……おじゃまします」

男「いやいやいやいや!!」





54:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:43:20.80 ID:O3iA8Had0

家の中

女泥棒「いただきます」ズズッ

男「……なんでこうなるの」

女泥棒「お茶一杯ならいいって言ってくれたのはそちらですよ?」

男「だってそうしないと帰ってくれそうになかったんだもん。
  本当に一杯飲んだら帰ってね? ね? こちとら仕事終わりで疲れてるから」

女泥棒「はーい!」ニコッ

男「……はぁ」

女泥棒「……」ズズーッ

男「……」

女泥棒「これ、おいしいですね」

男「あぁ……ありがと」





57:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:48:01.14 ID:O3iA8Had0

女泥棒「お仕事何されてるんですか……?」

男「そこらの中小企業だよ……お金なんて持ってないぞ。
  というか名前なんていうの」

女泥棒「女泥棒です」

男「……聞いといて言うのもなんだけどさ、あっさり言っちゃっていいの?」

女泥棒「……」ズズーッ

男「……」

女泥棒「……」コトッ

男「……」

女泥棒「……油断してました」

男「……ダメだこりゃ」





60:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:54:25.27 ID:O3iA8Had0

女泥棒「ごちそうさまでした。カップは洗っておきます」

男「いいよ、別に」

女泥棒「いえ、洗わせて下さい」

男「……まあ、そんなに言うなら洗えばいいけど」

女泥棒「はいっ」

男「……」

女泥棒「……」カチャカチャ

男(……なんで盗みなんてしてるんだろう)

男(……容姿はいいんだから、男でも作って寄生してりゃいいのにさ)

女泥棒「……終わりました!」ニコッ

男「ああ、ありがと」

女泥棒「それでは私はおいとまさせていただきますわ! おーほほほっ!」





63:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 19:57:04.84 ID:O3iA8Had0

男「……」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……」

男「……なんなのそれ」

女泥棒「いっ、いやっ! あ、あのっ、そのっ! い、一度は泥棒っぽいセリフをどうしても言ってみたくて……」

男「……」

女泥棒「……」モジモジ

男(……くそっ! なんかかわいいじゃねぇかなんだこれくそっ!)





64:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:01:40.25 ID:O3iA8Had0

女泥棒「きょ、今日はあなたの家からお茶を一杯盗みました!」

男「盗んだって言えるのか……まあ、うん」

女泥棒「ど、泥棒としてこの家に来て対価なくお茶を飲んだんですから!
    そ、それは泥棒したってことなんですよ!!」

男「……はいはい。それで?」

女泥棒「あ、明日はもっとすごいものを盗んであげるわ! 覚悟してなさい!」シャキーン

男「……えっ?」

女泥棒「……えっ?」

男「いや……明日も来るつもりなの?」

女泥棒「……ダメなの?」

男「……何言ってんの?」





68:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:07:24.78 ID:O3iA8Had0

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……何時頃いますか?」

男「言わないよ」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……でも他の家だと通報されちゃう」

男「知らないよ」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……この薄情者っ!」ダッ ガチャバタン

男(えええええっ!?)





69:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:10:07.81 ID:O3iA8Had0

次の日

ピンポーン

男「……なんかすごい嫌な予感がする」

ピーンポーン

男「……はぁ」

ガチャ

女泥棒「はっはっは! あなたが家にいる時間はもう完全に把握s」

バタン

男「……」

女泥棒「ちょっと!! ちょっと!!」





71:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:16:22.04 ID:O3iA8Had0

男「……なんで在宅時間分かったの」

女泥棒「私の泥棒スキルが上がっている証拠ですっ!」

男「……」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……出てくれるまで何回か訪れてチャイム鳴らしてました」

男「まじかよ」

女泥棒「だって!」

男「というか俺がいないときに来てるならそのまま泥棒しちゃえばいいじゃん」

女泥棒「……ハッ!」

男(やっぱダメだこの子)





80:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:32:27.12 ID:O3iA8Had0

女泥棒「でもちょっと実はあなたに会うためにってこともあったりして……」

男「……はっ?」ドキッ

女泥棒「な、なんてねっ! はい今あなたのハート盗みました!」

男「……」

女泥棒「……お、お茶よりすごいもの……」モジモジ

男「……ベタだな」

女泥棒「う、うるさいっ!」

男「まあでもちょっと……盗まれたかも」

女泥棒「……へっ?」

男「なんでもないです」





84:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:36:50.79 ID:O3iA8Had0

女泥棒「じゃ、じゃあ……おじゃまします」

男「え?」

女泥棒「え?」

男「……いや、もう盗んだじゃん。今日の目的達成! おめでとう!」

女泥棒「わぁーい! って!!」

男「いや……えっ?」

女泥棒「え?」

男「……え、何? 家に上がるつもりなの?」

女泥棒「……えっ?」





87:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:43:15.87 ID:O3iA8Had0

男「……」

女泥棒「いただきます」ズズッ

男(俺のバカ!!)

女泥棒「びっくりしました。あなたが家に上げてくれないかと思いました」

男「上げるのが当然みたいになっちゃった」

女泥棒「心配しなくてもこの一杯でおいとまさせていただきますから」

男「俺のハートとやらで十分じゃん……」

女泥棒「あなたのハートとお茶が同価値だったら困るので。念のためですよ念のため」

男「俺のハート安っ!」

女泥棒「ふんふんっ」ズズーッ

男「はぁ……」





90:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:49:44.84 ID:O3iA8Had0

女泥棒「そういえばご飯はいつもどうしてるんですか?」

男「どうって……コンビニ弁当とかばっかだけど」

女泥棒「そうなんですか……身体大丈夫ですか?」

男「泥棒に身体の調子を尋ねられるとは」

女泥棒「……作りましょうか?」

男「……何言ってんの?」

女泥棒「……料理、作りましょうか?」

男「え、何本気なの?」

女泥棒「……」





91:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:56:12.14 ID:O3iA8Had0

男「……お茶一杯飲んだら帰るんじゃないの?」

女泥棒「まだ半分くらい残ってます」

男「それ許容したら永久にここに居られることになっちゃうよね」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……」ニコッ

男「そんな笑顔しても誤魔化されないからね?」

女泥棒「……わかりましたよーだ。飲んだら帰りますー」ズズーッ

男「急にふてちゃった……」





92:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 20:59:18.53 ID:KvcW1kWV0

かわいい





93:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 21:00:33.63 ID:cm3f+Y7K0

可愛いね





94:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 21:01:20.92 ID:kpheXYyFO

可愛いのぉ





97:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 21:05:51.47 ID:9MsfVfd80

ちょっと家中の鍵という鍵を開けてくる





98:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 21:06:49.07 ID:O3iA8Had0

男「……」

女泥棒「……」チビッ

男「……」

女泥棒「……」チビッ

男「……」

女泥棒「……」チビッ

男「……」

女泥棒「……あ、あの」

男「……ん?」

女泥棒「……やっぱりなんでもないです」

男「……なんだよ」

女泥棒「な、なんでもないです……」

男「……んー、そうか……」

女泥棒「……」チビッ





103:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 21:14:24.09 ID:O3iA8Had0

女泥棒「……あ、あの!!」ガタッ

男「だ、だからなんだよ」

女泥棒「し、質問しても良いですか……?」

男「し、質問?」

女泥棒「は、はい!」ゴクリ

男「……何?」

女泥棒「あ、あの……あの……あなたって……その」

男「……ん?」

女泥棒「……か、かの……か、彼女! ……って、……い、いるんですか?」

男「なっ!?」ドキッ

男「んで、……そ、そんなこと聞くの?」

女泥棒「…………は、はっはっは! つ、ついでにも一つあなたのハートを奪うことに成功したのであーる!」

男「なっ……」

女泥棒「な、なんちゃって……へへっ」カァ





105:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 21:19:27.60 ID:O3iA8Had0

女泥棒「え、えとっ! えとっ!」ストンッ

女泥棒「……えっと……」モジモジ

男「……」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……」

男「……えーっと……」

女泥棒「……」チビッ

男「……」

女泥棒「……」





108:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 21:24:59.54 ID:O3iA8Had0

男(なにこれどうしようやばい心臓が鳴り止まないんですけど)バクバク

女泥棒「……」チビッ

男(うわあああなんかやばいかわい……いやいや!)

女泥棒「……」

男(えーーーーーーっとなんだこりゃあどうすればいいんだろう全然わからない
  なにこれ想定外)バクバク

女泥棒「……あっ」

男「……んっ?」

女泥棒「……お、お茶! な、無くなっちゃいました」

男「あ、ああ! ……そ、そっか」

女泥棒「……」

男「……えーっと」





116:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 21:42:35.44 ID:O3iA8Had0

男「……に、二杯目……いる?」

女泥棒「!!」

男「な、なんつって」

女泥棒「……い、いえ……や、約束ですから。一杯で、おいとまさせていただきます」

男「お、おう! そうか!」

女泥棒「そ、それじゃあ!」

男「あ、うん!」

女泥棒「……」タッタッタ、ガチャバタン

男「……」

男「……これはまずいな……非常にまずい」





121:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 21:50:52.76 ID:O3iA8Had0

次の日・外

男「ハァ……今日も仕事疲れたな」スタスタ

男(今日も来るのかな……)

男「って、何考えてんだろ……ハァ」

男「……こりゃ本当にハート奪われたかもなぁ……」

男「」ブルッ

男「うわっ、何気持ち悪いこと言ってんだ一人で」

男「……ハァ」スタスタ





127:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 22:01:43.61 ID:O3iA8Had0

玄関前

女泥棒「あ、おかえりなさい」

男「……お、おう」

女泥棒「きょ、今日も盗みに来ました。よろしくおねがいします」

男「……よ、よろしく」

女泥棒「……」

男「……な、何盗むの?」

女泥棒「わ、私の目標は泥棒スキルを磨くことです!」

男「……えっ?」

女泥棒「昨日より大きな何かを!」

男「この小さい家のどこにそんなものが……」

女泥棒「ま、いいからいいから入って入って!」

男「なんで女泥棒の家みたいになってんの」





131:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 22:05:12.57 ID:O3iA8Had0

女泥棒「ハッ!!」

男「ん?」

女泥棒「はっはっはー! この家の所有権w」

男「渡すかっ!!」

女泥棒「……ですよね」

男「……ま、とりあえず入るか。って本当に招き入れるのが普通みたいになっちゃってる……」

女泥棒「まぁまぁ! 気にせずに入りましょう!」

男「くっ! ……まぁ、いいけど」ガチャ





143:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 22:36:48.04 ID:O3iA8Had0

男「……あっ」

女泥棒「どうされました?」

男「ごめん、お茶っ葉切れてるわ」

女泥棒「……そ、そうですか」

男「うーん、今日はお茶を盗むのはあきらm」

女泥棒「は、はーっはっは! あなたの時間を奪ってみせましょう!」

男「……はい?」

女泥棒「……そ、その……か、買いに行かない?」

男「……へっ?」





146:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 22:40:15.09 ID:O3iA8Had0

女泥棒「き、昨日より大きなもの! それは……あなたの時間!」

男「……ま、まあ……確かに貴重なものだけど」

女泥棒「じゃあ決まり! 一緒にコンビニに買いに行きましょう!
    というか私に時間を盗まれたあなたはついて来ざるを得ないのよー! おーっほっほ!」

男「……」

女泥棒「……コホン。そ、それでは……」

男「疲れないか?」

女泥棒「!! と、とっても楽しいです!!」

男「あ、そ、そう? ならいいんだけどさ」





150:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 22:44:24.84 ID:O3iA8Had0

夜道

女泥棒「風が気持ち良いですねっ!」ニコッ

男「あ、ああ……」

女泥棒「なんだかワクワクします!」

男「ただのコンビニだぞ?」

女泥棒「だってあなたとお出かけ……ハッ!」

男「え、なに?」

女泥棒「な、なんでもないです!!」

男「まあまあ距離あるんだよな~コンビニまで」

女泥棒「なんのその!」

男「俺から距離という概念を奪ってよ」

女泥棒「……な、なんのその!」

男「いや、無理って分かってるから……」





153:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 22:49:55.34 ID:O3iA8Had0

ウィーン

男「お茶の葉って結構高いんだよな……」

女泥棒「でもいつものがあってよかったですね」

男「まあな……さ、帰るかー」

女泥棒「は、はい!」

男「ああまたこの道を歩くのかー」

女泥棒「わ、私が距離という概念を奪ってみせるわ!」

男「……どうやって」

女泥棒「た、楽しい会話です。楽しい会話は、距離を忘れさせてくれます」ニコッ

男「お、おう」ドキッ





160:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 22:54:27.18 ID:O3iA8Had0

女泥棒「それでは早速!」

男「ああ……」

女泥棒「……コホン」

男「……」

女泥棒「……あの」

男「ん?」

女泥棒「……まだ、昨日の答え、聞かせてもらってないです」

男「えっ!?」ビクッ

女泥棒「……私、実は、すごく気になってるんです」

男「えっ……」ドキッ

女泥棒「……お、教えてくれませんか?」ドキドキ

男「か、彼女、か……」





165:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 23:00:57.80 ID:O3iA8Had0

女泥棒「……」

男「……い、いないよ。毎日家に来てるから、大体予想はついてると思うけど」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……い、いないんですかっ!?」

男「えっ?」

女泥棒「ほ、ホントにホントですかっ!?」

男「えっ!? えっ!?」

女泥棒「本当にいないんですかっ!?」

男「ど、どうしたの!? い、いないよ! 本当に!」

女泥棒「……」

男「……ど、どうしたの?」

女泥棒「……い、いえ……なんだか、すごく安心しちゃって……」

男「あ、安心?」

女泥棒「あ、い、いえっ! なんでもないんです! えへへっ!」ニコッ





168:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 23:08:36.84 ID:O3iA8Had0

男「……」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……」

男「……あのさ」

女泥棒「……は、はい?」

男「……いや、やっぱりなんでもない」

女泥棒「な、なんですか?」

男「……」

女泥棒「……言ってくれませんか?」

男「……じゃあ、言うけど」

女泥棒「……はい」

男「俺……勘違いしても……いいんだよな?」

女泥棒「……えっ?」





181:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/21(木) 23:22:46.58 ID:O3iA8Had0

男「いや……何言ってんだろ」

女泥棒「……えっ? えっ? どういうことですか?」

男「な、なんでもない……忘れてくれ」

女泥棒「……あ、あの!」

男「……はぁ」

女泥棒「……な、なんかよくわからないですけど!」

男「……ん?」

女泥棒「か、勘違いしてもいいですよっ! そ、その! あなたがしたいなら!」

男「……ぷっ」

女泥棒「え?」

男「な、なんだよそれ! あはは!!」

女泥棒「えっ? えっ?」アタフタ

男「ははっ……うん、ありがと」ニコッ

女泥棒「」ドッキーン
女泥棒「あ、あの、あふ、た、あの」カァ

男「え、何、どうしたの!?」





215:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 00:41:19.42 ID:B4sur21n0

女泥棒「わ、私のハート! ハ、ハートがっ!!」

男「えっ?」

女泥棒「ぬ、盗ま、盗まれました!!」

男「……いやいや」

女泥棒「……ハッ! わ、私は一体何を……!」

男「だ、大丈夫か……?」

女泥棒「だ、だいじょぶ! 大丈夫です!」

男「……」

女泥棒「……」





222:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 00:46:58.60 ID:B4sur21n0

男「そ、そんじゃ! い、家ももうそろそろだし、がんばるか」

女泥棒「は、はいっ!」

男(……な、なんだよなんだよハートが盗まれたってどういうことだよ!
  そういう意味なのか? そういう意味だよな? 期待していいんだよな!?)

女泥棒「……」トコトコ

男「……」

女泥棒「……うっ」カァ

男「ん? ど、どうしたの?」

女泥棒「な、なんでもないです! なんでも!」





224:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 00:54:33.58 ID:B4sur21n0

家の中

女泥棒「い、いただきます」ズズーッ

男「お、おう」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……」

男「……」

女泥棒「……あ、あの、突然ですけど……わ、私、気付いてしまいました」

男「……えっ? 何に?」

女泥棒「……あ、あなたの時間を奪って、一緒に外を歩いて、色んなことがあって、気付いてしまいました……」

男「……う、ん?」

女泥棒「……あ、あの」

男「……何?」





228:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:02:59.95 ID:B4sur21n0

女泥棒「あ、あの……私の中にある、あなたに対する感情の形を知ってしまったといいますか……」

男「え? えーっと……ど、どうして?」

女泥棒「そ、その……あ、あなたの笑顔を見た瞬間に! な、なんかこう……」

男「え、笑顔?」

女泥棒「は、はい! そ、それで……それで……」

男「ん?」

女泥棒「あ、あの! わ、私! 多分! 明日……その、すごく大きなものを盗みにくると思います!」

男「お、大きなもの?」

女泥棒「は、はい!! そ、それで……」

男「な、何?」

女泥棒「き、きっと……それが、私がこの家に泥棒しに来る、最後の日になっちゃうと思うんです」

男「……えっ?」





231:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:09:52.37 ID:B4sur21n0

男「ちょ、ちょちょ、ちょっと待って!? え? どういうこと!?
  最後って何!?」

女泥棒「さ、最後は……最後です」

男「も、もう来ないの……?」

女泥棒「……」

男「え? ……いやいや」

女泥棒「……あ、あのっ」

男「な、何?」

女泥棒「お、お茶! ごちそうさまでした!!」

男「え!? ちょ、ちょっと!!」

男「ま、待ってって!!」

男「……い、行っちゃったぞおい……」

男「な、なんだ……ど、どういうことなんだ……?」





234:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:14:11.25 ID:B4sur21n0

そして次の日

ピンポーン

男「き、きたっ!!」









ガチャッ

女泥棒「あ、あなたを盗みに来ましたああああああああ!!!!!」

男「……えっ?」





238:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:16:26.92 ID:B4sur21n0

男「えっ!? 何!? どういうこと!?」

女泥棒「この家で最も大きなもの! それはこの家の持ち主であるあなた!! だ、だからあなたを盗みにきました!!」

男「い、いやいや! 盗むって!? はっ!?」

女泥棒「わ、私は!! あ、あな、あなたを!! あなたが!!」

男「えっ!? な、何!?」

女泥棒「あ、あなたの!! あなたが!! す、すき、好きです!!!!!!」

男「……えっ?」

女泥棒「え、えっと!! ……そ、その! だから!!」

男「えええええええっ!?」





242:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:18:31.92 ID:B4sur21n0

男「き、気付いた事ってそれ!?」

女泥棒「は、はい!! そ、そうです!!」

男「で!? 何!? 俺を盗みに来たの!? え!? 告白!?」

女泥棒「は、はい!! あ、あなたを、ぬ、盗みに来ました!!」

男「もう最後ってのは!?」

女泥棒「こ、これで成功しても失敗しても、もう泥棒はやめます!!」

男「あっ、そ、そういうこと!?」

女泥棒「は、はい!」

女泥棒「そ、それで!!」

男「は、はい!?」

女泥棒「あ、あの!! へ、返事の方は……」

男「へ、返事!?」





243:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:18:42.40 ID:kURiDovi0

いろんな意味で期待してる





245:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:19:42.31 ID:tQ8lJgw70

なんか悔しいw





246:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:20:35.65 ID:3JuMIPC50

なんだこの胸の高鳴りは…





253:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:26:03.75 ID:B4sur21n0

女泥棒「へ、返事です!!」

男「そ、そんなの!!」

女泥棒「は、はい!」

男「お、俺も好きに決まってるだろ!!!」

女泥棒「……えっ!?」

男「お、俺はなぁ!! と、とっくにお前にハート盗まれてんだよ!!!! ちくしょう!!!!」

女泥棒「えっ!? えっ!? ほ、ホントなんですか!?
    私、盗めてたんですか!? 嘘じゃないですよね!?」

男「ああホントだ!!!! 俺はお前が好きだ!!!! 大好きだ!!!!」

女泥棒「や、やった……やった!!!! 私!! 泥棒として一人前になれたんですか!?」

男「いやそれは違う」

女泥棒「えっ?」





272:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:34:21.26 ID:B4sur21n0

男「お前はな!! 泥棒としてはダメダメだ!! 人が家に居る時ばっかり来るし!!
  何度も家に来るのに家の合い鍵盗もうともしないし!!
  形あるものはお茶しか盗まないし!! 盗みに来る日を宣言しちゃうし!!」

女泥棒「そ、それは……あ、あなたといると居心地が良かったから……」

男「そう!! それだ!!」

女泥棒「え?」

男「お前が一人前なのはな!! それなんだよ!!」

女泥棒「えっ!? えっ!?」

男「泥棒なんてやめちまえ!!!!! そんで、そんで……」

女泥棒「な、なに!?」

男「お、俺の彼女になれ!!!!!!」

女泥棒「……か、かの、かの、彼女!?!?」





275:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:37:35.80 ID:B4sur21n0

男「そうだ!!!!! 彼女だ!!!!」

女泥棒「……」ダッ!!

男「え!? ちょ、ちょっと!? どこいくんだ!?」

女泥棒「ま、待ってて!!」

男「えっ!? えっ!? 返事は!?」

女泥棒「や、やり直したいから! あなたとの出会いを、誇れるものにしたい!」

男「ど、どういうことだ!?」

女泥棒「そ、そこにいて!!」

タッタッタッタ ガチャッ





281:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:41:02.88 ID:B4sur21n0

ガチャッ
















女「わ、私にとって初恋人です!! よ、よろしくおねがいします!!」ペコリ

終わり



キョウェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエwwwwwwwwwwww
黒歴史確定wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
俺今日は犯人と違う部屋で寝ますwwwwwwwwwwwwwwwww
またwwwwwwwwwwww





293:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:43:18.08 ID:b2h0Kpba0

たいそうおつであった





295:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:43:52.65 ID:YeZL05Pb0

乙であった





298:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:45:08.82 ID:HxBOrcMY0

非常に乙でありました





300:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2011/07/22(金) 01:46:02.41 ID:/m9HKhdb0

お疲れ。
いつまでも今日1日を振り返って足をバタつかせてくれ









  

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