*・゜゚・*:.。..。.:*・゜ SS 総評 ・*:.。. .。.:*・゜゚・*
【まおゆー@管理人】
特に月曜日と木曜日。この二日が無気力気味になってしまうというか。
体のだるさは休めばいいですが、気持ちのだるさはどうしたら解消されるのでしょうか乙。
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 22:13:28.04 ID:QexbddIh0
P(…ダルイ…風邪…ではなさそうだ。)
P(二日酔い?…いや、そもそも、飲んでないし… それに、今日が初出勤日だし)
P(初日から遅刻する訳にはいかないし、起きるか…)
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社長「いや~君ぃ、おはよう!はやいね。」
P「おはようございます!社長!」
社長「うんうん。やる気に満ちてるね。では早速、君にプロデュースしてもらう娘を紹介するよ。」
社長「入ってきたまえ。」
ガチャ…
社長「天海春香君だ。」
春香「天海春香です!よろしくお願いします!プロデューサーさん!」
P「こちらこそ、よろしくお願いします。天海さん。」
春香「春香でいいですよ。プロデューサーさん。」
P「そうか…なら、これから二人三脚で頑張ろうな!春香!」
春香「はい!」
社長「うんうん、仲良くやっていけそうで安心したよ。では、今後の打ち合わせもかねて、ミーティングをお願いするよ。」
二人「はい!」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 22:19:43.76 ID:QexbddIh0
(それから俺たちは、色々話した。今後の方針、最初の目標、最終の目標、そして、春香の事、俺の事…)
春香「それでですね!プロデューサーさん!---!」
(他愛のない話をした。久しぶりに笑った気がする。春香と居るといつも笑顔になれる。)
(それに、トップを目指す自信と漠然とした確信も出来ている。)
ーーーー?
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数日が経ち
P「今日は作曲家の先生に挨拶にいくぞ。春香の良さも、もう伝えているよ。」
春香「はい!…でも「私の良さ」って何ですか?」
P「ん?俺の勝手なイメージだが、一言で言うと「太陽」かな?」
春香「太陽?」
P「そう、一緒にいるだけで、笑顔になるし、ぽかぽかする… だから、そう言う事を反映できるようにお願いしているよ。」
春香「…そうですか。…太陽か…エヘヘ///」
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P「今日が、初めてのオーディションだな。この前に言った所に気を付ければ、必ず受かるよ!」
春香「そうでしょうか…」
P「ああ、、間違いない!俺は、春香を一番近くで見てきたんだ!俺と自分の力を信じて精一杯やって来い!」
春香「!はい!」
(そう…確信があった…春香の実力なら…)
ーーーー?
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 22:22:30.62 ID:QexbddIh0
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数ヵ月後
俺は、春香以外にもプロデュースする事になり…
律子「プロデューサー、ちょっと良いですか?」
P「ん?…ああ、ユニットの事か?」
律子「!?…なんでわかったんですか?話してましたか?… まだ思案段階で、社長にも話していなかったのに…」
P「う~ん。そうだったか…?まぁいいじゃないか。」
P「で?」
律子「あ、はい。こういうのなんですが…」
P「ふんふん。伊織・亜美・あずささんで『竜宮小町』か…」
P「バランス良いユニットだな。」
律子「ありがとうございます。」
律子「それで…他の娘の事なんですが…」
P「ああ、そうだな。例えば…美希・貴音・響だろ。千早・真・雪歩で、春香・真美・やよいでどうだ?」
律子「う~ん。この分け方には理由はあるんですか?」
P「全体のバランスを考えての結果だよ?」
P「響はダンス。貴音は演技と歌。美希はオールラウンダー。」
律子「…」
P「千早はもちろん歌。真はダンス。雪歩は演技。」
P「真美はダンスも歌も上達してきたし、やよいはダンスや演技の幅も広くなったし、春香は…美希と同じかな。」
律子「…なるほどですね。たしかにそうですね。この分け方だと、ユニット同士の対決モノとかもおもしろそうですね!」
P「だろ?皆も色々と有名になってきたしな。」
P「それぞれに合った曲や番組ができるだろうし…」
律子「では、早速詰めていきましょうか!」
P「お!やる気満々だな!」
律子「私!もっともっと頑張りますよ!」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 23:54:27.49 ID:QexbddIh0
P「---と言うわけで、ユニットを組もうと思う。」
P「律子には伊織達を見てもらう。」
貴音「ですが、それでは、あなた様の負担が大きいのでは?」
千早「そうね…。これ以上プロデューサーに…」
律子「もちろん、プロデューサーが手一杯の時は、ちゃんとお手伝いします。」
P「ああ、だから俺の事は心配をしなく良いよ…。でも貴音、千早…ありがとうな…。」
千早「…いえ…。」
貴音「…あなた様がよろしいのでしたら…」
P「それに、ユニットを組んだからって、自分のユニット以外の人と一緒に仕事をしない訳でないからな。」
P「良し!これで、もっと上のステージに行けると思う!皆!がんばろうな!」
全員「はい!」
P「では、今日は解散!」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/23(日) 01:46:14.86 ID:6J8GCoZl0
ガヤガヤ
P「春香。」
春香「はい?」
P「ごめんな。最近現場に顔を出せなくて…お前のプロデューサーなのに…」
春香「…」
P「でも、春香の頑張りは、ちゃんと見ているから。」
P「それに、この件でもっと現場にいけると思うし… 俺も春香に負けないぐらい頑張るから、もっともっと輝こうな!」
春香「はい!」
P「いい返事だな!」ナデナデ
春香「エヘヘ。///」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/23(日) 02:26:35.76 ID:6J8GCoZl0
P(春香の…夢を見る。)
P(春香と出会った時の事)
P(春香と一緒に衣装を考えた時の事)
P(春香と一緒に…)
P(俺は、春香に入れ込んでいる…それは、俺が春香のプロデューサーだから)
P(俺は、春香に依存している…それは、俺が春香の…)
P(俺は、春香に…)
P(俺は…)
P(目覚める前の春香は…いつも泣き叫んでいる…)
P(春香は泣き顔は似合わない…笑ってほしい…)
P(俺は春香を笑顔に出来ないのか?)
P(春香…何で泣いてるんだ…?)
ジリリリリリリリ・・・
P「だから…いつも目覚めが悪い…」
P(早く春香に会いたい…)
P(会って安心したい…)
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/23(日) 15:41:23.06 ID:6J8GCoZl0
P「春香!真美!やよい!良くやったな!」
P「4グループ同時シングルで、お前達が1位取ったぞ!」
やよい「うっうー!やりました!」
真美「んっふっふ~。真美達のジツリキだよー。」
春香「がんばりました!」
P「今度出すシングルの事なんだが・・・」
やよい「765プロ全員で歌うやつですね!」
P「ああ、でだ、メインをお前達に任せたい。」
春香真美やよい「!」
P「そして、各グループのミニアルバムを作ろうと思う。」
P「その後に765プロのアルバムも出す予定だ。」
P「学校や出演番組で、忙しいと思うけど、頑張ってレコーディングしよう!」
春香真美やよい「はい!」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/23(日) 20:57:12.59 ID:6J8GCoZl0
P「まだ、お前達には言ってない事なんだが・・・」
真美「?、何?」
P「まだ思案中で、社長や律子、音無さんとしか打ち合わせしていないんだが・・・」
P「ライヴツアーをしようと思う。」
春香「ツアーですか・・・?」
P「ああ。」
P「全国のファンの方々に、笑顔と輝きを届けたいと思ったんだ。」
春香「本当ですか!?やったー!!」
P「決まり次第発表するよ。ああ、このことは、番組とかで言うなよ?」
真美「何で何で?早く発表しようよ~。」
やよい「やっぱり、確定しないとマズいですよね。」
P「そう言う事だ。いらぬ混乱を招いたりするだろ?」
真美「ううっ。わかったよ。兄ちゃん。」
P「よし!お前達もこれで上がりだろ?メシ食いに行こう!」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/23(日) 21:16:26.11 ID:6J8GCoZl0
真美「えっ!?兄ちゃんの奢り?ヤッター!」
P「やよいは、兄弟達も連れて来ていいぞ?」
やよい「えっと・・・本当に良いですか?」
P「ああ。大丈夫だ。タクシーも手配するし、店も個室を予約してるしな。」
やよい「ありがとうございます!早速電話してきます!」タッタッタッタ
春香「ありがとうございます。プロデューサーさん。」
P「よし。用意して15分後出発だ。」
真美「やよいっちにも言って来るね~」タッタッタッタ
P「春香。」
春香「どうしました?プロデューサーさん。」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/23(日) 21:54:17.65 ID:6J8GCoZl0
P「春香…今、幸せか?」
春香「はい。とっても幸せです。」
春香「765プロの皆やファンの皆が笑顔で居てくれる…」
春香「私の夢に近づいてる事が実感できてます。」
P「…そうか…頑張ったな!」
春香 フルフル
春香「それも、プロデューサーさんのおかげです。」
春香「あなたが居てくれたから、頑張る事ができました。」
P「!…ありが…とう。」ウル
春香「もう。泣くには早いですよ。」
春香「お互いにもっともっと頑張って、ツアーを成功させましょう!」
P「そう…だな!まだまだやらなくちゃいけない事が沢山あるのに、感傷に浸るには早かったな!」
春香「そうですよ。・・・これからもプロデュースお願いしますね!」
P「ああ!」
P(そうだ!あれは、夢なんだ!)
P(気にしちゃダメだ!)
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/24(月) 22:18:53.68 ID:Aqod+DwC0
数ヵ月後
埼玉、名古屋、大阪、福岡、のアリーナライヴを成功させた!
横浜アリーナ最終日
P(やっとここまで来た!)
P(でも相変わらず、あの夢はまだ見ている…)
春香「765プロー!ファイトー!」
全員「オー!」
P(俺は何を不安になることがある?)
P(俺には765プロの皆が居る…そして春香が居る…)
P(何を…)
ズキッ!
P(!?)
P(視界が…)
クラ…
P(ん…)
P(!?)
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/26(水) 06:18:15.70 ID:gRAz6NrS0
P(視界が…)
クラ…
P(ん…)
P(!?)
P(誰も居ない?いや、正確に言うと、広いアリーナの中に一人…)
P(春香!)
P(!?、声が出ない!?)
P(春香!)
P(くそ!なんなんだ!)
春香「---?」
P(えっ?)
春香「思い出しましたか?」
春香「私が何で泣き叫んでいたのか…」
P(!?、やめろ!お前は「春香」じゃない!)
春香「そう私は「春香」じゃない…でも、あなたが知っている「春香」です。」
P(これも夢なんだろ?)
春香「そうこれは「夢」です。そして「終着点」です。」
P(どういう事だ?訳がわからない…)
春香「あなたはずっと「違和感」を感じていました。」
春香「あなたは「今回」で初めて「違和感」に気づきました。」
P(…)
春香「おめでとうございます。」
春香「ここまで来れたのも「初めて」です。」
春香「思い出せないあなたにプレゼントです。」
春香「ここで「選択肢」をあげます。」
春香「私が泣き叫でいる理由を「知りたい」ですか「知りたくない」ですか?」
P(俺は…)
P(俺は…春香を笑顔にしたい!幸せにしたい!!)
P(だから…)
春香「わかりました。では始めましょう「夢の終演」を…」
P(…!!!)
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/26(水) 23:00:39.18 ID:gRAz6NrS0
???
P(ん…ここは…?)
ガヤ!センセイ!バタバタ…!!
P(知らない天井だ…視界もぼやけてる…)
P(手足の指は少し動くが…体が動かせない…)
P(それにさっきの人は…?)
バタバタ
???「ほ…本当だ…目を…目を醒ましてくれた…」ボロボロ
???「う…うう……っ」ボロボロ
P「あ、あなたは…?」
春香「は…春香ですよ…プロデューサー…さん…」ボロボロ
P(!?、そんなバカな!)
春香「ああ…そうですよね…わかんないですよね…」ズズッ
春香「あれから5年も経っているんですから…」
P(5年!?意味が…)
春香「目が覚めたばかりですし、ゆっくり…お話しましょうね。」
春香「そうだ。私、皆に連絡してきますね。ちょっと待っててください。」タッタッタッタ
P(…ぼんやりだが、思い出してきた…)
P(…そうか…あのツアーの最終日の帰りに俺は…車に撥ねられたんだ。)
P(そして、最後に見たのが、駆け寄って来た春香の…)
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/26(水) 23:18:14.40 ID:gRAz6NrS0
春香「相手は酒気帯びだったみたいです。」
P「そうか…ごめんな…心配かけたな…春香。」
P(それから、春香は色々話してくれた。)
P(社長が無理をして、病気になりそのまま隠居した事)
P(律子が社長の後を継ぎ、代行している事)
P(伊織は、親や兄に頭を下げ、律子のサポートをする為に猛勉強をしている事)
P(千早は、プロデューサーを立てずに、歌手として成功している事)
P(美希は、モデルと女優を兼業し、ハリウッド映画に出た事)
P(貴音と真と雪歩は、主に映画と舞台の主演をし、全国公演をした事)
P(響は、CS番組と動物番組の冠番組を持っている事)
P(亜美とあずささんは、ドラマの主演やバラエティに引っ張り凧との事)
P(真美は、ミュージカルの主演や音楽番組の冠番組を持っているとの事)
P(やよいは、お昼の顔として帯番組をしている事)
P(そして、一番驚いたのが音無さんが結婚した事)
P(俺に悪いと迷っていたらしいが、皆の説得で決断したらしい。)
P「春香は、どうなんだ?」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/26(水) 23:21:39.16 ID:gRAz6NrS0
春香「私も色々と仕事させて頂いてますよ。」
P(春香は、冠番組はラジオだけにして、マルチに活動しているとの事)
春香「声優の仕事もしましたし、年に一回ソロライブもさせて頂いてるんですよ。」
P「そうか…頑張ったな。」
春香 フルフル
春香「皆が、あなたが目を覚ますまで、この仕事を頑張るって」
春香「それが、ここまで導いてくれたあなたへの恩返しだって…」
春香「…それが、あなたとの絆だって…」ウルッ
春香「お帰りなさい。プロデューサーさん…」ポロポロ
P「ああ、ただいま。」
P(あの「春香」がくれたチャンス…無駄にはしない。)
P(今度こそ、皆を、春香を幸せにしてみせる。)
P(見ていてくれ、「春香」)
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/27(木) 22:16:16.16 ID:eECPhU0s0
後日談
P(長いリハビリを終え、我が家に帰ってきた。)
P(社長が社宅として借り上げていてくれた。)
P(そして、週一で春香が掃除もしていてくれていた。)
P(お見舞いに来てくれていた人に挨拶参りをした。)
P(初めて、社長や黒井社長の涙を見た。)
P(765プロに戻り、今は、新人のアイドルをプロデュースしている。)
P(皆のおかげで仕事が出来ている。本当に感謝している。)
P(そして…)
???「ん、う~ん…おはよう…ございます。」
P「おはよう。春香。」
P(俺は、今、本当に幸せだ。)
P「なぁ、春香…今、幸せか?」
おわり
ありがとうございました。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/11/27(木) 22:38:27.31 ID:gSSo8McLo
乙
元スレ:【アイマス】P(…ダルイ)
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【 関 連 記 事 】
わざとならすごい
素なら気持ち悪い