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  後輩「少しずつタメ口を混ぜて先輩の反応を見る」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
日本人として礼節を守るのは当然であり、人生の先輩は敬わなければならない・・・
って管理人、先輩から教わっていたヨ!これは先輩の罠だったのか・・・?敬われたこと無いヨ乙・・・


68:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 10:15:47.13 ID:qr4MMSqjO

後輩(……まさか後友との賭けに負けた罰ゲームが)

後輩(『先輩にタメ口』とはな……あの人、美人だけど怖いんだよ……)

後輩(さて、いきたなりタメ口かましたらどうなるかなんてわかってる)

後輩(だから……少しずつタメ口を混ぜて先輩の反応を見る!)






71:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 10:22:32.35 ID:qr4MMSqjO

後輩「あ、先輩じゃないですか!奇遇ですね!」

先輩「同じ部活で、必要な用具を取りに来て何が『奇遇』だ?」

後輩「あ、え、いや……せ、先輩が用具を取りにくるなんて珍しいなぁなんて」

先輩「ほう、私は下級生をいいように使い自分は働かないダメ人間だと思われていたか」

後輩「そういうわけじゃないですけれど……」





72:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 10:30:24.08 ID:qr4MMSqjO

後輩「いや、それでもわざわざひとりでなんて珍しいですよね?どうしたの?」

先輩「ん、なに少し……おい?」

後輩「は、はい!なんでせう」

先輩「……いや、何でもない」

後輩「はははー、先輩ったらおちゃめさん☆ミ」

先輩「…………」

後輩「すいませんなんでもないです睨まないでください怖いです」





74:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 10:44:17.67 ID:qr4MMSqjO

後輩(いきなり踏み込みすぎた……死ぬかと思った……!)

後輩(罰ゲームの『先輩にタメ口』はタメ口で会話を往復2回)

後輩(まともにやれば1回目の時点で無言の拳が飛んで来かねない)

後輩(だから、先輩の警戒心をほどいて普通の女子のように会話できるようになるんだ)

後輩(普通の……女子……の友達……いねぇや……)





75:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 11:00:03.94 ID:qr4MMSqjO

後輩「気を取り直してですね、先輩?」

先輩「……ん、まぁいい。キミのアレなところは今に始まったわけじゃないしな」

後輩「そうですね、俺のアレ……アレ!?なんですかそれ……」

先輩「驚いた、キミ……自覚なしか?」

後輩「キョトンとしないでください。俺どんなキャラだって言われてるんですか……」





77:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 11:13:53.19 ID:qr4MMSqjO

先輩「さて、ボールを出すか」

後輩「わかりました。じゃあそっち持ってー」

先輩「あぁ……いいか?」

後輩「段差こえます、せーのっ」

後輩(よし、成功だな!この調子だ)

先輩「そういえば、今回私が直々に用具を出している理由、だったか」

後輩「あ、そういえば聞きそびれてました」

先輩「女子部員達にストをおこされてね」





78:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 11:27:55.37 ID:qr4MMSqjO

後輩「え」

先輩「実質今は私1人か。練習がキツい、と……」

後輩「でも先輩、女子って県大会にもいったぐらい強いんじゃ」

先輩「あぁ、確かに実力はついた。だが慢心してはいけないだろう?」

後輩「それでメニュー増やして反感買ってちゃしょうがないでしょうに」





79:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 11:32:48.50 ID:qr4MMSqjO

先輩「練習メニューも特に変えていないさ。ただ各部員を私が見て、効率の悪い動きなんかは指摘したが」

後輩「自分は何もしないで指示ばっかりするお山の大将だと思われたと」

先輩「……確かに部員達にしめしをつけてこれなかったのは私の責任なんだが、悔しい……」

後輩「甘ったれめ」





80:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 11:39:02.99 ID:qr4MMSqjO

先輩「なっ……!」

後輩「キチンと説明したのか?どうすれば良くなる、って」

後輩「ここが悪いって指摘しただけじゃないのか」

後輩「そりゃモチベーションも下がるね、自信だってなくなる」

後輩「『やってみせ、言って聞かせてさせて見せ、ほめてやらねば人は動かじ』……っていうしな」





81:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 11:50:38.73 ID:qr4MMSqjO

先輩「キミに何がわかる!……私はそこまで上手いプレイヤーじゃない」

先輩「だから、皆に上手くなってもらうしかないんだ」

先輩「私がコートに必要ないぐらい、強く、上手く!」

先輩「私は、部長だ……」





84:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 12:33:19.64 ID:qr4MMSqjO

後輩「あ……いっちゃったか」

後輩「先輩……ちょっと泣いてたか?」

後輩「説教ならタメ口でも普通だしいけると思ったけど……」ユーガッタメール

後友『惜しかったな。1往復で立ち去られたか……期限は後4日』





86:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 13:05:18.65 ID:qr4MMSqjO

後輩「……どうするんだこれ。先輩からの印象は最悪になるし」

後輩「らしくもないこと言ったから罪悪感もすごいし……」

後輩「……あー、もう嫌だ……」ユーガッタメール

後友『m9^Д^)』

後輩「うぜぇ」ユーガッタメール



後輩「……あぁ、そうかもな。ちょっとは真面目にやるか……」





88:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 13:25:20.75 ID:qr4MMSqjO

先輩「……私は、間違っていたのかな」

先輩「でも、部活は……みんなは……」

先輩「」

後輩「あ、お邪魔してます」

先輩「……よくもまぁ顔を見せられたものだね」

後輩「あぁ、やっぱり嫌われちゃいました?」

先輩「少なくとも昨日の今日で顔を見せる気にはならない程度に拒絶の意思を見せたつもりだが」





89:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 13:39:12.58 ID:qr4MMSqjO

先輩「それに、今は私1人とはいえ女子部室に男子が侵入とは……」

後輩「いえ、許可は貰ってますよ?」

先輩「は?」

後輩「よし、『今だ』!」





90:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 13:44:58.14 ID:qr4MMSqjO

部員G「部長~!話は聞きました!裏でずっと素振りしてたって!」

部員B「私達の欠点指摘って嫌がらせじゃなかったんですね!信じてましたよ!?」

部員C「いやね、私は止めたんですけどBがね!?」

ワーワーキャーキャーアーデモコーデモオンドゥルルラギッタンディスカキャーキャー

先輩「……」

先輩「……静かにっ!」





91:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 13:52:21.38 ID:qr4MMSqjO

先輩「……私の指導が、言い方が悪かったせいで誤解を与えた。すまなかった」

先輩「だが、部を強くしたい気持ちは本当だ!……少なくとも私より強くならなくては頼りないと思っている」

先輩「だから……毎日私と、勝負しよう」

先輩「勝ったもののいうことをなんでもひとつ聞く」

先輩「私に勝てないうちは、私の指導をうけてもらう」





93:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 14:43:53.89 ID:qr4MMSqjO

先輩「……どうすれば良くなるのか一緒に考える」

先輩「だから……部活に戻ってきてください」

部員D「なんでも……ほほう……」

部員E「部長って……コスばえしそうですよね……素敵」

先輩「……その、返事は……」

後輩「実は俺部員Aから相談うけてたんです」

後輩「『部長とお互い後にひけない感じで喧嘩しちゃってどうしよう』って」





94:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 15:27:11.44 ID:qr4MMSqjO

後輩「だからほんのちょっとだけお手伝いさせてもらいました」

先輩「じゃあ……」

部員s「もちろんです、こちらこそよろしくお願いします!」

部員A「その、部長が私達のことを思って言ってくれてるのに……」

部員F「ぶちょー!私がかったらこの胸ください!胸!」

先輩「ば、ばかっ!どこ触って……!」

後輩(眼福眼福……ハッ)





96:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 16:03:09.01 ID:qr4MMSqjO

後輩「先輩、これで貸し1だぜ?」

先輩「……」

後輩「あ、すいませんそんな冷たい目でみないでください調子乗ってごめんなさい」

先輩「……いや、なに。昨日から時々やたらなれなれしく振る舞ったのも作戦のうちなのかとね」

後輩「……ふっ、それはどうかな子猫ちゃん?」

先輩「調子にのるな」

後輩「いてっ」





97:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 16:09:43.23 ID:qr4MMSqjO

後輩「まぁそれは……内緒にしときます」

先輩「キミは本当に生意気だね」

先輩「でも……結構嫌いじゃないよ」

後輩「ほれてもいいんだぜ?」

先輩「調子にのるな」

後輩「あいたっ」

先輩「それに、人の恋人を奪う趣味はないさ」





98:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 16:18:13.98 ID:qr4MMSqjO

後輩「怖じ気づいた?」

先輩「だから調子にのるな」

後輩「いてっ」

先輩「……おおかた後友ちゃんと賭けでもして負けたんだろう?」

先輩「それで罰ゲームが『私にタメ口きいてこい』とかそこらへんじゃないのか?」

後輩「……そのとおりです」

先輩「そのうち痛い目みるよ?相手は選ぶべきだ」

後輩「先輩は大丈夫でしたよ」





99:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 16:20:22.15 ID:qr4MMSqjO

先輩「それは結果論だろうに……」

先輩「まぁいいさ、おかげで部員みんなとうまくやっていけそうだからね」

先輩「今回限りは許してあげよう」

後輩「ありがとうございます……」

先輩「だが、キチンと礼節は守るべきだぞ」

後輩「は、はい……」





100:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 16:24:40.68 ID:qr4MMSqjO

先輩「……あの説教だけは別の理由からだった気もするが」

後輩「えーっと、それは……」

先輩「話したくないならべつに構わないさ、あれで目が覚めたんだから感謝してるよ」

後輩「あ、ありがとうございます……あれは一応、本心ってことで」

先輩「本心に一応も二応もないだろうに、キミは……」

後輩「ほら、ひねくれ者ですから……」





101:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 16:29:11.89 ID:qr4MMSqjO

後輩「ってわけでミッションコンプリート」

後友「やり遂げるとは思わなかった……」

後輩「さて、今日は何賭ける?」

後友「……厳選なる抽選の結果、『ヤンキーくんをパシらせる』に決定」

後輩「……こりゃ負けられないわ」

後友「また口八丁でまるめこめば?」

後輩「いやだよ怖い」

お わ れ





102:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 16:33:48.18 ID:qr4MMSqjO

正直いろいろすまんかった
スレタイとはえらくずれたけど、初SSだけど楽しかったぜ

あと、女後輩ちゃんはすごくNTRが似合いそうだなって思った
たまにはいいもんよね
男後輩と男先輩でも考えたがろくなことになりそうにないから投げる





103:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 16:35:46.22 ID:TYph5c0b0







104:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/10(火) 16:41:28.02 ID:f3gnX8gL0


部員Fと先輩の絡みをもっと見たかったぜ








  

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