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  ばいきんまん「今日も殴られに行ってくるか……」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜   SS 総評   ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

       

【まおゆー@管理人】
君は愛と勇気と希望をくれるアンパンマンが好きかい?じゃぁ、今すぐ回れ右だ!!
これはひどい。ステマなのかアンチなのか・・・ アンパンすら食べれなくなりそうだ乙・・・


1:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 09:55:56.53 ID:5uUB5qou0

ドキンちゃん「ばいきんまん……最近顔色悪いけど大丈夫?」

ばいきんまん「えっ? だ、大丈夫なのだ!」

ドキンちゃん「……無理しちゃ駄目だよ」

ばいきんまん「無理なんてしてないのだ! じゃ、行ってくる!」

***

ばいきんまん「ハヒ……」
      (……そんなに分かり易かったかなあ)

アンパンマン「あっ! ばいきんまん!」

ばいきんまん「!!」
      (しまった!)

アンパンマン「そんなところで何やってるんだ!」

クリームパンナ「また悪い事やってるんだなぁ!」

ばいきんまん「くそ……っ」
      (何もやってないのに!)






6:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:04:49.93 ID:5uUB5qou0

ばいきんまん(……でも、これもドキンちゃんたちが健康に暮らせる為……)
      (俺たちの一連の出来事は全部外部に漏れていると、その外部が俺たちの商品を買って
       そして俺たちにお金が回るシステム……)
      (でも収録事にしょっちゅう殴られるのは、そして非難されるのは辛い……)

アンパンマン「そこで何をやっているんだ! ……?」

ばいきんまん(こんなシステムを利用してるのはアイツ……アンパンマン側もそうだ)
      (パン屋の経営の為に強制的にさせられてるらしいが……給料は俺より高い)

アンパンマン(おい……ばいきんまんの台詞だろ……、怒られるのはこっち側なんだから早くしてくれないと)

ばいきんまん「!」ハッ
      (しまった!)

ばいきんまん「は! 何だアンパンマン!」ブチブチブチッ!
      「草むしりだよくーさーむーしーりー!」
      (……! ごめんな植物……)

クリームパンナ「木から葉っぱをとるのが、どこが草むしりだ!」

アンパンマン「アーンパーンチ!」

バイキンマン「……!」
      (いつもより力が強い……!)





4:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 09:59:09.48 ID:qlLR2FvO0

哀しい運命





8:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:06:13.38 ID:Xw/YVoH0i

この時点ですでに泣いた





9:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:06:34.36 ID:Fwc9KGpI0

もうアンパンマン見れん





21:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:11:28.61 ID:5uUB5qou0

アンパンマン「ぼーっとしてないで早く台詞を言ってくれよ」ボソッ

バイキンマン「っ、バーイバーイキーン!」キラン

アンパンマン「はーっ、危なかったあ」

クリームパンナ「……」

アンパンマン「……どうしたんだい、クリームパンナちゃん?」

クリームパンナ「……、あの、……何でもないよ!」
       「アンパンマンのお陰で、今日も平和だね!」

アンパンマン「ありがとうクリームパンナちゃん。そう言ってもらえると嬉しいよ」

アンパンマン(ああ……本当に、僕は幸せものだ)
      (強制的とはいえ、僕はこの生活に満足している。
      (皆から向けられる好意の視線、バイキンマンと戦っても決して負けない肉体、
       ……いや、何より)

アンパンマン(バイキンマンを殴るのが、楽しい)





23:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:14:21.51 ID:EvB8l+JiO

何かいろいろ間違えてる…





24:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:15:30.24 ID:oQUO+Lh50

ばいきんさん・・・





26:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:19:06.11 ID:5uUB5qou0

クリームパンナ「……あ! 僕ちょっと用事があるんだった! じゃあねアンパンマン!」

アンパンマン「じゃあねクリームパンナちゃん、気を付けてね」

クリームパンナ「……」タッタッタッタ

クリームパンナ(最近のばいきんまん…妙にもの静かというか、衰弱してるというか…)
       (気のせいかなあ? ……それに、殴られた瞬間かなり苦しそうな顔してたし、
       (悪さをしたのも慌ててしたみたいだったし……)

クリームパンナ(……なんちゃって。くだらないこと考えちゃったよ)
       (いつも悪さするのはばいきんまんなんだから、これくらいの制裁はあって当然だ)

クリームパンナ(それに……アンパンマンは僕らの「正義」なんだから)

***

ばいきんまん「……ハフ……クソっ!」

ばいきんまん「台詞が遅れたからってあんな痛くしなくてもいいのに……」

ばいきんまん「…………いたい……」
      (泣いちゃ駄目だ)

ばいきんまん「…………」

ドキンちゃん「ばーいきんまん♪」





30:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:25:32.90 ID:5uUB5qou0

ばいきんまん「ドキンちゃん……?」

ドキンちゃん「ばいきんまん、最近ちょっと疲れてるわよ」

ばいきんまん「そ、そんなことないのだ!」

ドキンちゃん「朝もそういうこと言ってたわよ……、はあ、もう、全く世話が焼けるわね……」

ばいきんまん「……ごめんな」

ドキンちゃん「……ハァ……」

ドキンちゃん「泣きたいなら泣いた方がいいわよ、悩みがあるなら相談ぐらいしなさいよ」

ばいきんまん「……!」

ドキンちゃん「昼ご飯の支度してくるから、お風呂入ってなさいよ」

ばいきんまん「わ、分かったのだ!」

ドキンちゃん(……もう疲れきってるわよねえ……)
      (朝から調子悪そうだったし、さっきもいつもより腹部が痛そうだった)

ドキンちゃん(下手なことしたらクビにされちゃうのかな)

ピンポーン♪

ドキンちゃん「!!」





33:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:32:23.03 ID:5uUB5qou0

??「あのー!! 誰かいますかー!!」ドンドン

ドキンちゃん「あ、はーい」タッタッタッタ

ドキンちゃん「どちら様?」ガチャリ

クリームパンダ「へへ……、あ、ドキンちゃん」

ドキンちゃん「え……、クリームパンダちゃん?」
      (この子が家に来るなんて予想外だわ)

ドキンちゃん「あの、どうしたの? ばいきんまんなら今お風呂だけど……」
      (あ!! しまった!!)

クリームパンダ「お風呂って……、ちょっとこの袋持ってて下さい!」ヒョイ

ドキンちゃん「あ、クリームパンダくん!」

ばいきんまん「ううぅぅ~、体が萎む~」

クリームパンダ「ああ~! もう石鹸流して! ほら!」バシャッ

ばいきんまん「ううぅ~、ありがとうクリームパンダぁ~……」ムクムク

ドキンちゃん「私としたことが……、ごめんねばいきんまん。クリームパンダちゃんも、ありがとうね」





37:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:39:17.42 ID:5uUB5qou0

クリームパンダ「……」

ドキンちゃん「クリームパンダちゃん?」

クリームパンダ「お風呂入って、って言ったんですか?」

ドキンちゃん「……うん……うっかりしてたわ……」
      (生死の問題なのに……しっかりしなくちゃ、私)

クリームパンダ「ばいきんまん、何で入ろうとしたの? お風呂、死んじゃうかもしれないんだよ」

ばいきんまん「へ……? ああ、そうだな……、ぼーっとしてた……」

クリームパンダ「……はぁ……、疲れてるんじゃないの?」

ばいきんまん「え!? そ、そんなことないのだ! ほら、この通り元気!」スック

クリームパンダ「そういうのならそうかもしれないけど……、あ、そうだ」

クリームパンダ「ドキンちゃん、ちょっとその袋貸して」

ドキンちゃん「え? ああ、はい」

クリームパンダ「良かったらだけど……、クリームパンをあげるよ」スッ

ドキンちゃん「ええ!? こんなに!?」

クリームパンダ「こんなにって……、そこまで多くないよ、二個しかないじゃん」
       (あんまり食べ物がないのかなあ)





39:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:46:34.34 ID:5uUB5qou0

ドキンちゃん「ハッ! そうよね、いや、うん、でも有り難いわ」

ばいきんまん「有り難うな、クリームパンダくん」
      (本当はもっと一緒に痛いし、この心優しい少年を撫でてもあげたいけど……)

ばいきんまん「……言い辛いけど、これ以上一緒にいたら健康を害するかも知れないから……」

クリームパンダ「えっ!? そんなことないよ、そんなこと……」

ばいきんまん「それに、俺らみたいな奴らとつるんでいると知れたら、あんまり良くないと思うぞ」
      「皆に嫌われてしまうかもしれない」

ばいきんまん「……アンパンマンは皆の人気者、だしさ」

クリームパンダ「……う……」
       (本当はもっと一緒にいたいけど……、ばいきんまん、泣きそうな顔してるし…)

クリームパンダ「僕はもっと一緒にいたいから、また来るよ、じゃあね!」ガチャ

ドキンちゃん「……あ……、袋忘れちゃってる……」

ばいきんまん「こっちからコンタクトをとっても、クリームパンダくんに迷惑が掛かるかもしれないしなあ……」

ドキンちゃん「それはひとまず、ほら、クリームパン食べてみましょうよ」ヒョイ

ばいきんまん「あ、そうだな」サッ





41:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 10:54:21.85 ID:5uUB5qou0

ドキンちゃん「はむはむ……! おいっしーい!! 何これ、こんなの食べたことないわ!」

ばいきんまん「こんな美味しいものがあるなんて、思いもしてなかったぜ!」モグモグ

ばいきんまん「はむはむ……ん? 何だこれ?」
      (紙……? 間違って入っちゃったのかな)

ばいきんまん「……何か書いてあるぞ」

ドキンちゃん「えー? なになに、見せてよ~」ズイッ

ばいきんまんへ

さいきんつかれてそうだけど、だいじょうぶ?

ぼくはばいきんまんのみかたです。

なにかあったらいってね。

しょうじきにいうと、ともだちのまえでてがみをかくとすごくいやそうなかおをされるんです。

ちょっとこわかったけど、でもパンのなかにかくしたからとられることはないとおもうよ。

ドキンちゃんにも、ぼくはきみたちのみかただとつたえておいてください。

クリームパンナより


ばいきんまん「……いい奴だな、だから迷惑を掛けるのは余計やだな」

ドキンちゃん「ええ、そうね……」

ばいきんまん・ドキンちゃん(出来ればこんな世界じゃなくて、普通の世界で会っていたかったな)





43:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:03:28.33 ID:5uUB5qou0

次の日

クリームパンダ「おっはよー!」

周囲の人達「おはよー!」

クリームパンダ「ふ~、今日は何の授業があるんだっけ」

カバおくん「クリームパンダちゃん今日僕と遊ばない?」

ウサ子ちゃん「えー!私も遊ぶ」

ピョン吉くん「僕も僕も~!

クマ太くん「来週、遊園地行かない?」

ザワザワ アソボーヨーアソボーヨー

クリームパンダ「えっえっ?」

クリームパンダ「困ったなあ……」
       (袋をばいきんまんの家に忘れたからとりに行こうと思ったんだけど……)

クリームパンダ(それに、食べ物をあげようとも思ったのに……)





46:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:14:08.54 ID:5uUB5qou0

ちびぞうくん「え~!? 遊べないの~?」

カバおくん「遊べるでしょ? 遊べない理由なんてないもんね?」

クリームパンダ「あ……え……」
       (ここで「ばいきんまん」という単語を少しでも口から出すと、
        ばいきんまんに嫌なことが起こる気がする……)

クリームパンダ「あ、遊べるよ!」
       (どうしよう……そうだ!)

ザワザワ ヤッターヤッター ドヨービニチヨービゲツヨービカヨービスイヨービモクヨービキンヨービアソボーネー

クリームパンダ「ちょっとしょくぱんまんに用があるから、じゃあね!」タッタッタッタ

***

しょくぱんまん「……一仕事終えたし、学校でも見てあるこうかな」

クリームパンダ「……」タッタッタッタ

しょくぱんまん「……? クリームパンダ?」

クリームパンダ「しょくぱんまん!」

しょくぱんまん「おお、クリームパンダか、何か用かな?」





49:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:24:38.31 ID:5uUB5qou0

クリームパンダ「……あの、その、ちょっと屋上まで一緒に来てくれませんか?」

しょくぱんまん「人前では話せないことなのかな? いいよ」

***

クリームパンダ「……その、馬鹿なこと言ってるとは思いますけど…、パタコさんやおむすびまんとかの、いいことをやってくれる……力のある味方っていうのかな」

クリームパンダ「そういう人達と学校の皆……、戦ったりしない普通の人達って……何だか、違うと思いませんか?」

しょくぱんまん「……」

クリームパンダ「戦う人達の中でも特に異質なのは……アンパンマンとばいきんまんだと思うんです」

クリームパンダ「アンパンマンもばいきんまんも、何だか何処か冷めてる感じがすると言うか……」

しょくぱんまん「……私からはなにもいえないよ……、だけど」

しょくぱんまん「戦う側と、戦わない側では何かが違うというのは、それは分かります」

しょくぱんまん「戦わない側は……アンパンマンに……、何でもないよ」

クリームパンダ「……」

しょくぱんまん「もう鐘がなるよ、教室へ戻った方がいいんじゃないかな」





50:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:32:31.67 ID:5uUB5qou0

***

クリームパンダ「は~、ただいま~」

クリームパンダ(あれから結局二週間毎日遊ばされて、バイキンマンにあう暇がなかったな……)
       (あんなにぶっ続けで遊んだことないし、それにばいきんまんと親しくなった途端にアレだもんなあ)

クリームパンダ(操られている様に見えるのも、無理はないかな)

クリームパンダ「今日はもう疲れた……寝よう」

***

ばいきんまん「週休0日で毎日戦わされるとは思わなかったぜ……」

ドキンちゃん「いくらなんでも酷いわ……」
      (クリームパンダちゃんが家に訪ねてきたからこうなったってことは)

ばいきんまん「何だかもう頭が回らない……」ヒューバタン

ドキンちゃん「あっ! ばいきんまん!」

ばいきんまん「……」スースー

ドキンちゃん「眠らせておこう……毛布くらい掛けておきましょ」
      「おやすみ」





54:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:40:24.12 ID:5uUB5qou0

??「……いきんまん! ばいきんまん!」

ばいきんまん「ん……?」

ドキンちゃん「二日眠ったんだからもう大丈夫かな? 戦闘しにいけって」

ばいきんまん「おう……、ちょっと堪えるが……行ってくるぜぃ……」

ドキンちゃん「夕ご飯作って待ってるからね、無理しないでよ?」

ばいきんまん「……行ってくる」ガチャバタン

ばいきんまん「今日も殴られに行ってくるか……」

***

アンパンマン「あっ! ばいきんまん!」

ばいきんまん「はっはは~、はっひっふっへほ~♪」

アンパンマン「元気で羨ましいなあ、僕なんか手が凄く痛いんだよ」ぼそっ

ばいきんまん「……はっひっふっへほ~」





55:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:42:28.83 ID:Prr2W5rQ0

これは…





57:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:44:28.80 ID:hjiwiElZi

かわいそうになってきた





58:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:44:36.54 ID:5uUB5qou0

ちょうど同じ頃

ピンポーン♪

ドキンちゃん「はい~」ガチャ

クリームパンダ「こんにちは!」

ドキンちゃん「クリームパンダ!?」

クリームパンダ「へへ……、ばいきんまん居ますか?」

ドキンちゃん「……いないわ。あの、最近何か忙しかった?」

クリームパンダ「へっ? 何で分かったんですか!?

ドキンちゃん「……」
      (まさか……、クリームパンダとばいきんまんを会わせない様に)

クリームパンダ「ドキンちゃん?」

ドキンちゃん「……あ、あの人に用があってきたのよね。何? 伝えておくから」

クリームパンダ「……はい、あの……これを……、もし良かったら……」





61:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:52:38.48 ID:5uUB5qou0

ドキンちゃん「クリームパン……? いいの? また貰っちゃって……」

クリームパンダ「あと、しょくぱんまんに食パンを貰ってきました。ジャムおじさんからジャムも……」

クリームパンダ「安心して食べれますよ」

ドキンちゃん「そんな……どうして……、そんなことしなくてもいいのに」

クリームパンダ「今ばいきんまんと僕が会えないのも、多分会わさない様にしてるんじゃないんですか?」
       「それは勿論ドキンちゃんのせいなんかじゃない」

クリームパンダ「誰がそうしてるのか知っている人はアンパンマン側にいると思うんです」

クリームパンダ「だからドキンちゃんたちばいきんまん側の人がアンパンマンから何かを買ったら……!」

ドキンちゃん「あんまり深く考えても意味はないと思うわ」

クリームパンダ「……あ……あ……、アンパンマンたちは君達を殺すなんてことはしないんだ……」

ドキンちゃん「……え? 何? 何を言って……」

クリームパンダ「……あ……何でも、ないです」





62:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 11:59:02.79 ID:5uUB5qou0

クリームパンダ(多分、今の考えはあっていると思う)
       「何はともあれ、このパン美味しいから食べてね!」

ドキンちゃん「……勿論食べるわよ。ありがとうね、クリームパンダちゃん」

クリームパンダ「じゃあね!」ガチャッバタン
       (ばいきんまんは殺されない……けど)

クリームパンダ(多分、バレない程度には痛めつけられるだろう)

ちょうど同じ頃

ガンバレーアンパンマーンガンバレガンバレー

ばいきんまん「……はっはっは~はっひっふっへっほ~ん♪」
      (御免よアンパンマン……、握るレベルは低くしてあるから痛くない筈だけど……」

アンパンマン「ばいきんまんの言う通りにはさせないぞ!」バッ

アンパンマン「アーンパーンチ!」

ばいきんまん「ば~いば~いき~ん……」キラン
      (最後の方上手く言えなかった……)





63:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:05:15.44 ID:5uUB5qou0

ばいきんまん「あーっ、ガラスが刺さって……痛いな」

ばいきんまん「何で俺……こんなことしてんだろ……?」

ブーン

ばいきんまん「何の音だ……?」

アンパンマン「やあ、ばいきんまん」

ばいきんまん「……っ、な……アンパンマン……?」

アンパンマン「……僕個人としては、凄く心が痛くなるんだけど……でもこれも命令だからね」ドンッ

ばいきんまん「……何で殴るんだい?」

アンパンマン「演技があまりにも下手だからクリームパンダちゃんが疑っちゃうじゃないか」ドンッ
      「あの子は押さないから感情を隠すのが下手だ」

アンパンマン「あんなのが外部に漏れたら……僕の人気はどうなるんだ?」ドンッ

ばいきんまん「……下がる、な」





64:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:08:28.40 ID:PRDQvc6V0

涙が





66:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:11:40.38 ID:5uUB5qou0

アンパンマン「そうだろう? 僕の人気はそれ即ち外部の商品の売上にも繋がるんだ」
      「君が演技下手なせいで、他の沢山の人間に迷惑が掛かるんなんてそんなの駄目に決まってる」ドンッ

アンパンマン「只の戒めだよ」ドンッ

ばいきんまん「……その傷は治せなくなるかもしれないぜ?」

アンパンマン「はははっ、確かに、悪いことをする奴が痛めつけられてもいいが、あまりにも酷いと目に悪いからね」スッ
      「これくらいにしといてあげるよ」

??「ゃぁね!」ガチャバタン

アンパンマン「!?」

ばいきんまん「あ、クリームパ……!?」

アンパンマン「声を出さないで」

ばいきんまん「……!!」
      (窒息する……!)

クリームパンダ「ん? 今何か声が聞こえた気がするけど……?」

クリームパンダ「気のせいかな? うん、そうだよね。かえろーっと」





68:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:16:28.60 ID:5uUB5qou0

アンパンマン「ふぅ……帰った……」

ばいきんまん「んー!! んー!!」

アンパンマン「ん? ああ、苦しいの?」

ばいきんまん「……!」コクコク

アンパンマン「ふふふ、僕目が悪いからどっちに振ってるか分かんないや」

ばいきんまん「いーう! いーう!!」

アンパンマン「ああ、死ぬ? そうだね。
       いくら何でも登場人物が途中で死ぬ子供向けアニメなんて売れないもんね」パッ

ばいきんまん「ハア……ハア……」

アンパンマン「そうしたら外部の人間にも迷惑が掛かる」
      「僕は君みたいに迷惑を掛けたがる性格じゃないから、そんなことしないよ」

ばいきんまん「…………」

アンパンマン「そうだ、良い事を考えたぞ」





70:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:23:35.79 ID:5uUB5qou0

アンパンマン「殴ると跡が残るよね?」

ばいきんまん「…………」
      (な……まさか……)

アンパンマン「そうだな……鼻も口も塞いでやれば、そうとう苦しいよなあ」

ばいきんまん「……それだけは……勘弁してくれ……」

アンパンマン「僕の機嫌が悪くなるとね、外部の人間にも迷惑が掛かるんだよ」
      「だからきっと許してくれるさ、ね」

ばいきんまん「……頭が上手く回らなくなるんだ……そうすると、俺も周りに迷惑を掛けてしまう……」

アンパンマン「ん? じゃあ君を傷つけない様にすればいいんだね」

ばいきんまん「そういうことじゃ……」

アンパンマン「君の家に通ってるクリームパンダちゃんがくれたパンを、僕が全て捨ててあげるよ」





71:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:28:12.54 ID:5uUB5qou0

ばいきんまん「!!!」

アンパンマン「別にそんな場面は編集段階でカットされるよ、誰に迷惑を掛ける訳でもない」
      「これが一番の善処だよ?」

ばいきんまん「……な……そんな……」

アンパンマン「それとも、君は他の人に迷惑を掛けたいのかな?」

ばいきんまん「……」フルフル

アンパンマン「じゃあ決まりだね」スクッ

アンパンマン「ほら、行くよ、君の家に」
      「君が貰ったパンを捨てる為に。目の前で見ていてね」

ばいきんまん(泣いちゃ駄目なんだ)
      「……」グスッ

ばいきんまん「……ふっ、く、う、うう……」グスグス





74:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:31:56.41 ID:5uUB5qou0

アンパンマン「ほら、行くよっ」グイッ

ばいきんまん「う……うぅ……」

アンパンマン「因にクリームパンダはまた遊びの用事が詰まっていると聞いてるよ」
      「君と会わせない為に」

ばいきんまん「……っ」グス

アンパンマン「ほらほら、入って入って」ガチャ

ドキンちゃん「ばいきんまん!? あ、アンパンマンも!?」
      「どうして……?」

アンパンマン「ちょっとさっき貰ったパンを、貸してくれませんか?」

ドキンちゃん「え……?」オズオズ

アンパンマン「ありがとう」パシッ





76:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:35:18.38 ID:5uUB5qou0

アンパンマン「……」

ばいきんまん「な……!」
      (踏みつぶすなんて……そんな……)

アンパンマン「はっ、随分不味そうだなあ」フミフミ

アンパンマン「ぼうっとしてないで、それを持ってくれません?」

ばいきんまん「あ、え……? うん」サッ

アンパンマン「便所はどこ?」

ドキンちゃん「え……こっち……ですけど……う……ひっぐ……ぐす……」

アンパンマン「ほら、じゃあこっちに来て」





77:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:39:17.72 ID:5uUB5qou0

アンパンマン「ははは、じゃあ投入するよ」

ジャアアアアアア

ばいきんまん「ひっく……う……、ぐ、……うぅううぅ……」

アンパンマン「便所さんが食ってくれたよ、ほら、お礼しなさい」

ばいきんまん「う、うう……ひっ、う」

アンパンマン「お礼」

ばいきんまん「くっ、て、……ひっ、ぐす、くれ、て、あ、ありが……とう……」
      (ごめんなクリームパンダ)

アンパンマン「ふふっ! あはははははははっ!!!」

アンパンマン「茶番が見れて僕はもう大満足だよ」
      「じゃあね」ガチャ

ドキンちゃん「あ……あの……」ボロボロ

アンパンマン「不潔」ガチャバタン

ドキンちゃん「……うっ、うぅ、……ふうう……」ボロボロ





79:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:39:26.77 ID:qlLR2FvO0

アンパンマン氏ね





80:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:40:43.94 ID:oNi7S3C6i

あかん…これはあかんで…





83:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:44:43.31 ID:5uUB5qou0

次の日

カバおくん「今日遊ばな~い?」

ウサ子ちゃん「遊ぼ~」

ピョン吉くん「どこで遊ぶ~?」

クリームパンダ「ごめんね、遊べないや」
       (ごめんねばいきんまん)

カバおくん「何で? 遊べない理由なんて……」

クリームパンダ「ごめんね……家の用事で……」

ちびぞうくん「はああ~つまんないの~」

クリームパンダ「ごめんね」

***

ドキンちゃん「行ってらっしゃい……」

ばいきんまん今日も殴られに行ってくるか……」ガチャ

ドキンちゃん「ごめんね、変わってあげられなくて」

ばいきんまん「謝るなよ……こちらこそごめんな」バタン





85:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:48:48.52 ID:5uUB5qou0

クリームパンダ「こんにちは!」

ばいきんまん「!?」

クリームパンダ「どうしたの~? 浮かない顔しちゃって」

ばいきんまん「いや……今から仕事だからさ……」

クリームパンダ「何の仕事?」

ばいきんまん「!!」ギクッ
      「あ、いやいや、何でもいいだろ。それより何でここにいるんだ?」

クリームパンダ「その……昨日ドキンちゃんに渡しておいたんだけど、パン、おいしかった?」

ばいきんまん「え? ああ! 美味しかったぞ!」
      (泣くな泣くな泣くな)

クリームパンダ「じゃあさ、全部食べたんだね?」

ばいきんまん「うん! とっても旨かったぞ!」





86:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:53:12.62 ID:5uUB5qou0

クリームパンダ「……話は変わるけど、僕、前ね、プレゼントされたものを捨てられちゃったんだ」

ばいきんまん「……そうか」
      (俺も昨日……そうだったなあ)

ばいきんまん(泣くな俺)

クリームパンダ「でさ、それって……いじめ、だよね?」

ばいきんまん「……ああ」

クリームパンダ「いじめって、よくないよね?」

ばいきんまん「……勿論だ! お前みたいな良い奴がいじめられて良い筈がない!」
      「俺はどうだっていい、でも、お前がそんな目になんてあっちゃ駄目だ!」

クリームパンダ「……ありがとう」

クリームパンダ「で、持ってきてよ」

ばいきんまん「……え?」





90:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 12:58:50.15 ID:5uUB5qou0

クリームパンダ「はあ……昨日パンの間にはさんでおいたんだけどなあ……」

ばいきんまん「ああ! アレか! ちょっと待ってろ!」
      (やばい……食ってないから……ない)

ばいきんまん(前に貰った手紙……アレを代わりに……)
      「ほら! これだろこれ!」

クリームパンダ「違うよ」

ばいきんまん「……いや、これパンの中にはさんであったんだけど」

クリームパンダ「それはもっと前にあげたやつでしょ? 食べたんならあるでしょ?」

ばいきんまん(やばい……)
      (これだとバレるかもしれないぞ……)

ばいきんまん「あ~、間違えて飲み込んじゃったな」

クリームパンダ「厚紙って飲み込めるのかなあ?」

ばいきんまん「あ~、ゴミかと思って捨てちゃったんだった! 厚紙に何か書くとは思えな」

クリームパンダ「厚紙っていうのは嘘だよ」





92:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 13:04:55.48 ID:5uUB5qou0

ばいきんまん「……ハフ……」

クリームパンダ「食べてないのか……」

ばいきんまん「御免な……、ついうっかり食べたって言っちゃったけど……」

クリームパンダ「ついうっかり……、もうさ、正直に言った方がいいんじゃないのかな?」

ばいきんまん「何の事だか分からねえぞ」

クリームパンダ「僕も詳しくは知らない、けどね」
       「大体の予想はついてる」

ばいきんまん「大体の予想って何だ?」

クリームパンダ「僕のクリームパンを誰も食べていない事だよ
        誰かが食べていたら、そのパンに挟まれている紙を絶対に君に渡すだろうからね」

クリームパンダ「それは良心的、又はそうしないと都合が悪いから」

ばいきんまん「……」





98:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 13:12:52.62 ID:5uUB5qou0

クリームパンダ「だったとしたらさ、捨てたんだろう……誰かが」

クリームパンダ「ばいきんまんはそんなことをする様な性格ではないと思うよ」

ばいきんまん(ごめんなクリームパンダ……こんな嘘はつきたくないが)
      「お、俺が捨てたんだよ! 俺が!」

ばいきんまん「前に食ったおまえのパンが、あまりにも不味いから!」

クリームパンダ「……」

ばいきんまん「こんな糞みたいな奴の近くにいたら糞がうつる……ぞ……」
      「だから……ひっ、……さっさ、と……うぅっでて、ううっ……い、け……」

クリームパンダ「……泣きながら悪口なんて……言わないでおくれよ……」グスッ

クリームパンダ「こっちが泣きたくなってくるだろ……」

ばいきんまん「そんなこと……いうな……、ううっ、出ていけよ、早く、早く!!」
      「……ごめんな、ごめん、ごめんなクリームパンダ!!」





99:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 13:15:08.29 ID:5905Aahr0

ばいきんまん・・・





100:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 13:16:14.27 ID:+gsROWJYi

アンパンマンを嫌いになっていってしまう





101:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 13:19:26.20 ID:5uUB5qou0

??「下らない、昼ドラの真似事はよしてくれないかな?」

クリームパンダ「えっ? な」

アンパンマン「泣いて顔が醜くなっていてそれは滑稽で楽しいけどね」

ばいきんまん「……な……」

アンパンマン「前まではクリームパンダちゃんに正体を明かすのは駄目だったけど……それももう大丈夫になった」
      「それは僕個人の感情じゃないよ。外部が決めたんだ」

クリームパンダ「……え………?」

アンパンマン「もう君たちの代わりは出来たってことだよ」

ばいきんまん「……え……、そ……それって……」

アンパンマン「今しがた戦ってきたところだ。君たちよりもは優れていたな」

クリームパンダ「え……? なにそれ……? ばいきんまん、これってどういう意味……?」





102:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 13:25:21.88 ID:5uUB5qou0

アンパンマン「はーっ、君たちももの分かりが悪いな」

アンパンマン「まあいいや、君たちは只の僕のストレス発散に使われるだけだからね」

ばいきんまん「…………まさか…………」

クリームパンダ「…………え……」

アンパンマン「これからは『殴られに行ってくる』じゃなくて、『殴られる毎日』が始まるんだよ」

アンパンマン「宜しくね」ニコッ

END

支援ありがとう。
アンパンマン、ばいきんまん、クリームパンダ、他色々な人御免。
様々な会社とは全く関係ないよ。





103:以下、魔王にかわりまして勇者がお送りします:2012/04/22(日) 13:26:27.59 ID:69655bDy0

おい
















おい








  

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このエントリーをはてなブックマークに追加 [ 2012/04/24 17:59 ] SS:その他 評価:【B】 | TB(0) | CM(1)
やなせ大儲けwww
[ 2012/04/24 18:35 ] [ 編集 ]
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